○ビー玉ラバーズ○
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#21 [向日葵]
それから2ヶ月くらいが経った時だった。
私は先生から呼び出しをくらった。
「失礼します。」
「おー。入れ入れ。」
あれ?珍しい。今日はタバコ吸ってないんだ。
先生はヘビースモーカーらしく、タバコを吸ってない姿は初めてみた。
デスクにもたれた先生は、じっと貫くぐらい鋭い目つきで私を見つめた。
その目に、私の足は床にくっついて離れなくなった。
:07/10/13 10:59
:SO903i
:☆☆☆
#22 [向日葵]
:07/10/13 11:01
:SO903i
:☆☆☆
#23 [向日葵]
「大原……付き合わねぇ?」
―――――
――――――……
あー私って幸せ者だなぁ。なんて思いながら、放課後になったので保健室へ行く。
ガラガラ
「失礼し……っ。」
思わず言葉を飲み込む。
何故かって?
先生の機嫌が何故か最高潮に悪いからだ。
灰皿には山盛りになったタバコがそれを物語る。
「おー…。気にすんな。別にお前に対して怒ってんじゃねえからよー……。」
:07/10/13 22:38
:SO903i
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#24 [向日葵]
「は、はぁ……。」
例え原因が私でなくてもなんだか気が引けた。
「さてと。」
先生はそう言いながら座ったまま椅子をクルリと回して私の方を向いた。
「今度の日曜、出かけようか。」
「えっ?」
唐突な事に私はすっとんきょんな声を出してしまった。
「出かけようっつってんの。OK?」
「いいですけど……どうして?」
:07/10/13 22:42
:SO903i
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#25 [向日葵]
「ま、別にいいか。お前の友達に言われたんだよ。たまにはどこか連れて行ってやれって。」
「やよちゃんが……。」
先生は立ち上がって私に近づくと私の頭を撫でながら目線を合わせた。
「ゴメンナ。長い間どこにも連れて行ってやれなくて。」
申し訳なさそうな顔をする先生に、その心遣いが嬉しくて笑顔で首を振る。
「私全然何とも思ってませんよ。でもどこかに行けるのは、先生と1日一緒にいれるのは嬉しいです!」
:07/10/13 22:51
:SO903i
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#26 [向日葵]
すると先生はにこぉっと笑って自分の胸に私を寄せた。
触れた瞬間先生が着ていた白衣からタバコの匂いがした。
私も遠慮がちに先生に腕をまわした。
本当に幸せで、大切にしてもらってるのが分かった。
でも、荒波は徐々に近づいていた。
私はそれに、まだ気づかずにいた。
――――――……
「明日何着ていけばいいかなっ?」
:07/10/13 22:55
:SO903i
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#27 [向日葵]
※訂正
初音「明日〜」 ×
「明後日」 ○
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明後日なのに、私の頭の中は初デートの事で頭が一杯だった。
そのせいで今日は先生に怒られてばっかりだったけど……でもそんなのへっちゃら!
「あまり顔緩みっぱなしになっちゃうと周りにバレちゃうよ?」
やよちゃんの言葉にハッとして、手で顔をグニグニしてしゃっきらさせるけど、やっぱりヘニャアとしてしまった。
:07/10/13 23:01
:SO903i
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#28 [向日葵]
「駄目みたいね……。」
と苦笑いでやよちゃんに言われた。
ザワザワザワ
「「ん?」」
やよちゃんと顔を見合わせて、なんだか騒がしい事に気づく。
主に騒いでるのは男子だ。
その視線の先には……
「わぁ……。」
校門に、何だかまごまごしている綺麗なそれでいて可愛い女の人がいた。
女の人は私と目が合うとニコッと微笑んだ。
私は微笑まれてドキッとする。
:07/10/13 23:07
:SO903i
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#29 [向日葵]
女の人は私に駆け寄って来た。
私はいきなり美人に駆け寄られて半ばパニックになっていた。
「こんにちは……。私、平塚麻(ひらつかあさ)って言います。」
「え?あっ!こんにちは!大原初音ですっ。」
「えと、矢田光弥って人ここにいるかな?」
遠慮がちにかきあげられた髪の毛から、とてもいい香りが私の鼻まで伝わってきた。
あぁ。この人も大人なんだぁ……。
:07/10/13 23:13
:SO903i
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#30 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あ、ここです。保健医なんですよ先生。」
麻さんはまた綺麗に微笑んで頷いた。
どうやら知ってるみたい。
ガラガラ
開けた途端タバコの匂いがした。先生がいる証拠だ。
「失礼します。先生?お客さんです。」
「客?一体誰……。」
「……こんにちは。」
私は何回か2人を交互に見た。
そして何回かに分かってしまった。悟ってしまった。
:07/10/13 23:17
:SO903i
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