○ビー玉ラバーズ○
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#425 [向日葵]
「何?どうかした?」
どうしたもこうしたも!
「え、あ、えぇっ!」
パニックな私をよそに、珊瑚君は私の方に歩み寄ってきた。
嘘でしょ?!だって下には皆いるし……っ!!
「……っさ、珊瑚君待って!!」
「え?腹でも減った?ってか食べたら眠くなるぞ。なんてったって友姫が嫌いな数学だからなぁ……。」
あ、……あれ?
私は首からおでこの生え際まで真っ赤になっていくのが分かった。
:07/11/18 11:54
:SO903i
:☆☆☆
#426 [向日葵]
勘違い!
私の頭にでかでかとその3文字が出現する。
馬鹿だよ私っ!
私こそ本当のスケベかもしれないよぉ―――!!
「友姫?何してんだ?早く始めるぞ。」
「あ……ハイ……。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「で、この公式をここに当てはめるわけ。」
珊瑚君の教えにより、順調に問題を解いていく私。
珊瑚君は教え方上手いのか、学校の先生よりも理解しやすい。
:07/11/18 11:57
:SO903i
:☆☆☆
#427 [向日葵]
「……で、こう?」
自信満々でノートに書いた答えを指差した。
その答えをチェックしていた珊瑚君は、段々と眉間にシワを寄せて、最後にはハァァ……と大きくため息を吐いた。
「あのさ友姫……なんで8+3が21になってんだよ……。かけ算になってるし。」
またしても計算ミス。
あまりの凡(?)ミスに机に顔を突っ伏してしまった。
「本当……申し訳ありません……。」
ダメだ……こんな事じゃ絶対次の追試も不合格だよぅ……。
:07/11/18 12:04
:SO903i
:☆☆☆
#428 [向日葵]
「ハァァ……休憩でもするか……。」
珊瑚君は椅子から立ち上がり、部屋を出ていった。
呆れられちゃった……。
私は自分の頭をワシャワシャ乱暴にかき回した。
しっかりしなくちゃ。
珊瑚君にまで協力してもらって、父さん母さんを説得してここにいるんだから。
赤点なんか……取ってる場合じゃ……。
――――――……
ガチャ
帰ってくると、友姫は机に顔を付けたままだった。
:07/11/18 12:08
:SO903i
:☆☆☆
#429 [向日葵]
友姫の事だからまたいらん心配でもして落ち込んでるんだろう……。
「友姫。」
名前を呼んでも返事がない。
オイオイ……そこまでショックだったのか?
俺はただ単にトイレへ行って、その後飲み物でもと思って下に行っただけなんだが……それがなんかいけなかったか?
「友姫?どうした?」
友姫に近づいて、肩を揺すってみると……
スー……スー……
:07/11/18 12:12
:SO903i
:☆☆☆
#430 [向日葵]
え……。寝てるのか……。
「たく……。友姫、寝るなら布団いけ。風邪引くぞっ。」
「ぅんんー……。」
駄目だ。
なんとかして友姫を抱き上げてから、俺のベッドに横たわらした。
布団をかける時、ふと友姫の顔を見ると、目元がなんだか濡れていた。
「泣いたのか?」
指先で濡れている辺りを拭ってやる。
:07/11/18 12:16
:SO903i
:☆☆☆
#431 [向日葵]
……なるほど。
「俺が呆れたと思ったって?」
答える筈もない友姫の寝顔に穏やかな声で問う。
「本当お前は……。」
苦笑いしながら、友姫の瞼に唇を触れた。
「おやすみ。」
そう言って部屋の電気を消した後、俺は部屋を出て行った。
リビングではまだあの6人がワイワイ騒いでいる。
俺の姿が再び見えると、6人は一気に俺を見た。
:07/11/18 12:20
:SO903i
:☆☆☆
#432 [向日葵]
さっき水を飲みに来た時もだが、この6人はやけに俺をきらきらした眼差しで見るんだが……
「一体何……?」
「あー駄目だ!珊瑚普通通りだ!」
暁が面白くなさそうに床に倒れ込む。
「アンタホントに男な訳?」
石垣が腕組みしながら俺に寄って来る。
小さな背からは考えられない程強い眼光は、少し呆れて見えた。
「何を期待してるんだお前らは……。」
:07/11/18 12:25
:SO903i
:☆☆☆
#433 [向日葵]
佳苗がにこっと笑ってエライ発言をした。
「だって珊瑚君、友姫ちゃんとはまだでしょ?」
後ろの壁に後頭部を思いっきし打った。
佳苗はある意味恐ろしい。
そんなフワフワした雰囲気を漂わせておきながらそんな発言をするなんて……。
「あのね寛和君……友姫ってあー見えてお子様なトコあるからその気になるまで我慢してね?」
「真野……哀れんでるのか手を出すなと言ってるのかどっちだ。」
:07/11/18 12:29
:SO903i
:☆☆☆
#434 [向日葵]
「「両方?」」
一同が面白そうな顔で首を傾ける。
こめかみ辺りに瞬間的な青筋が出来た気がする。
「ナイト様……仲間仲間……。俺だってさ……律が……律がぁぁ!!」
と泣き真似をしながら俺に抱きつく千歳。
若干うんざりしながらされるがままになる。
「あら直。力づくでもいいのよ?」
「どうせその後往復ビンタ10回くらいして2ヶ月は俺を放置するんだろ?」
「よく分かってるじゃない。」
:07/11/18 12:34
:SO903i
:☆☆☆
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