○ビー玉ラバーズ○
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#52 [向日葵]
――――――――――

今日はここまでにします

>>22に感想板がありますんで、良ければ感想お聞かせ下さい

⏰:07/10/17 00:43 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#53 [向日葵]
訂正だけしときます

※訂正

>>48

車をお料理×
車を降りよう○

車料理してどうするんでしょうね

⏰:07/10/17 09:15 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#54 [向日葵]
先生の優しい、でも真剣な目が、私を射抜く。
射抜かれた私は、体のあちこちがなんだか痛い気がした。

「今日、何で放課後来なかった?」

「……。約束なんて、してませんよね。私だって……毎日暇してませんから。」

まるで拗ねた言い方。
どうして昨日遅れたくせに私は貴方の都合で振り回されなきゃいけないんでしょうと、言外に私だけそう聞こえた。

でもこれはちゃんと目を見てないから話せる事で、目を見て喋ってしまえば、私はお口にチャック状態だろう。

⏰:07/10/17 16:08 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#55 [向日葵]
「靴箱。……見たんだろ?」

「……。だからなんですか?靴履き替えますから当たり前」

「文句があんならこっち見て言えよっ!!」

言葉を遮られて、先生は急に怒鳴った。

私はビクッとさっきより震えて、更に先生を見れなくなった。
そして怒鳴られて驚いたせいで、涙がじんわり滲み出した。

泣かまいと我慢して、歯をギュッと食い縛った。

「なぁ。言えよ。俺に不満があんだろ?」

⏰:07/10/17 16:13 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#56 [向日葵]
私はブンブンと首を横に振るので精一杯だった。

私は顔を少し傾けて先生を視界から消した。

「大原。」

先生の怒った声が耳に響く。

この空間から逃げ出したいっていう思いだけが私の頭を一杯にした。

しばらくして、滲んだ視界に先生の大きな手のひらが出現して、私の頬を包んだかと思うと、先生の方へ向かされた。

と同時に、口の中に、タバコの匂いが吐息と共に微かに流れてきた。

今……私は先生と唇を重ねてる。

⏰:07/10/17 16:21 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#57 [向日葵]
離れて先生の目を見た時、堪えれきれなくなった涙が頬をつたった。

それは決して嬉し涙なんかじゃない。

「何で……?何でキスするの?!聞き訳がないから機嫌治しとでも思ってるんですか?!」

「は?!落ち着けよ。何言ってるんだ。」

「私……っ貴方の玩具じゃないんです……っ。」

先生にとったら私はまだまだ子供で、考え方も体も、何もかもが未熟。

でも誰かを好きって気持ちに、年齢なんて関係ないでしょ……?

⏰:07/10/17 16:26 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#58 [向日葵]
「昨日……私がどんな気持ちで待ってたか、先生ご存知ですか……?」

先生と、好きな人との初めてのお出かけは、予想もしない形で裏切られた。
まるで1人で舞い上がっていた私を嘲笑うかの様に。

「私……っ……私は先生の何ですか……?」

そう言って私はうつ向いた。先生はきっと私をフるだろう。この苦しい雰囲気から、早く私を解放して欲しかった。

そんな私を、先生は優しく長い腕の中に収めた。

そして背中をさすってくれる。

⏰:07/10/17 16:33 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#59 [向日葵]
「何って……大切な人に決まってんでしょうが……。俺の事嫌いになったの?」
先生は優しい声で私に話しかける。

「違……っ。だってあの日……麻さんと……。」

「やっぱり見てたか……。遅れたのもアイツのせいだよ。待ち合わせの駅とは逆の場所に連れて行かれてな、ホラ、あそこ普通しか止まんないでしょ?」

私は先生を一旦離してじっと見た。
先生から恐い雰囲気はもう消えて、ただ柔らかい雰囲気が先生を包んでいる。

「アイツが元カノだって事はもう気づいてるだろ?」

⏰:07/10/17 16:42 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#60 [向日葵]
私はコクンと頷く。

優しく微笑んだまま、先生は話を続けた。

「この頃「会いたい」だのなんだの連絡がしょっちゅう来てな。無視したら遂には家前で待ち伏せだ。」

それでこの頃機嫌が悪かったのかとパズルがはまるみたいにパチンと分かった。
「付いてくるわ、無理矢理違う方面のしかも特急乗せられるわ……俺だって散々だった訳よ……。」

「それだけじゃない……。」

「キスの事言ってんの?」

私はまた頷いた。

⏰:07/10/17 16:57 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#61 [向日葵]
「よくあるでしょ?「キスしてくれたら諦める」ってやつ。まんま言ってくれたよ。だからした。それだけ。」

「それだけ……。」

私の声の変化に、先生は眉を寄せた。

「ん…なに?」

「“それだけ”だなんて、私は思えません。」

だってキスは、お互いに好きだって分かりあうもので、その度もっと好きになって、それはまるで宝物で……。
先生の唇が私の頬やおでこに触れる度、私の胸は幸せで一杯だった。

⏰:07/10/18 00:03 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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