○ビー玉ラバーズ○
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#71 [向日葵]
私はその可愛いらしさが好きになって、交際を受けた。

……が。

「彼は何を求めてんだろうか津奈。」

友人の津奈に相談。

津奈は困った顔で笑った。

「別れるしかないんじゃない?」

「だね。…うしっ。言おう。」

「言えるのー……?」

う……それが問題なのだ。
私は時計を見た。
8時10分。そろそろだ。

⏰:07/10/18 00:42 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#72 [向日葵]
「奏ちゃ―――ん!おっはよぅ!」

ホラ来た。

満先輩は母親に抱きつくみたいに私に抱きつく。
そしと頬づりをする。

「会いたかった!学校が無いと俺寂しくてやだよーっ。」

昨日私が見ていた事なんか忘れた様な口ぶり。
私は先輩を無理矢理剥がしてキッと睨む。
先輩はヘラヘラしながら首を傾げて頭に「?」を浮かべている。

「先輩。そんなに女の子と遊びたいなら、もう別れません?」

⏰:07/10/18 00:46 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#73 [向日葵]
――――――――

>>22に感想板載せてます
良ければ感想など下さい

⏰:07/10/18 00:47 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#74 [向日葵]
このセリフ何回目だろう。
最早決まり文句のようだ。
そして彼も何故何回も言われてるのにその態度を改めようともせず別れてくれないんだろう。

先輩は一瞬キョトンとしてからほっぺたをプクッと可愛いらしく膨らました。

「やだ!俺奏ちゃんが好きだもんっ!」

「だって私もううんざりなんですけど……。」

このやりとりももう飽きた……。
次に先輩がとる態度は……。

⏰:07/10/18 12:05 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#75 [向日葵]
ポタポタポタ

先輩の水晶のように綺麗な目から、涙がポロポロ流れる。

そう、まるでダダッコかの様に彼は泣くのだ。

「やだぁ……俺奏ちゃんがいいー……。」

こうなってしまう。
そしていつも玩具を買ってあげる母親みたいに妥協するのがこの私だ。

別れ話はまた延長される。
「わかりました……。別れませんから……。」

その途端、先輩は表情を明るくして私に抱きついた。

⏰:07/10/18 12:10 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#76 [向日葵]
「やったぁ!奏ちゃん大好きぃぃっ!」

別に先輩が嫌いな訳じゃない。
むしろこの人のこんな可愛いさが魅力で、放っておけなくて、好きになっていくばかり。

ただ彼の口癖のような「好き」と言われる事に最近疑問を感じる。

ならば何故浮気するのかと……。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「実は愛情の裏返しとか!」

体育で他のチームがバスケをしているのを見ながら私達は喋っていた。

⏰:07/10/18 12:13 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#77 [向日葵]
ダムダムボールをつく音が体育館に響いているので、少し声を張り上げないと聞こえにくい。

「あの人は子供そのものだよ?!そんな駆け引き出来っこないって!」

栗色の癖のあるフワフワの髪、整った顔。
一見どこにでもいるイケメンな先輩。

……しかし裏側はまるっきり……繰り返すのすらしんどくなってきた。

「でも奏は愛されてるねー!毎日奏にべったりじゃん!」

「愛されてたら浮気なんかされないっつーの!」

⏰:07/10/18 12:19 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#78 [向日葵]
好きだから別れない。
でも女の子とは遊びたい。
それじゃ単なるワガママだ。

私はそう言った事が非常にうっとおしいタイプで、小さなワガママならまだしも先輩のワガママは……

「大きすぎる……。」

体育も終わり、着替えながら私は呟いた。

私だって、好きで別れようだなんて言ってる訳じゃないのに……。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「奏ちゃんっ!」

⏰:07/10/18 12:22 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#79 [向日葵]
昼休み。
先輩はいつも私のクラスへ迎えにくる。
その待っている姿はまさしく忠実な犬。
思わずご褒美と骨をあげたくなる。

「今日はどこで食べるー?」

手を繋ぎながら先輩は無邪気に笑う。

「どこでもいいです。」

「じゃ階段で食べよっか!」

私達は出来るだけ人があまり通らない階段へ行った。

「奏ちゃんのおにぎり一口ちょーだい!」

⏰:07/10/18 12:26 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#80 [向日葵]
口を開けて待つ先輩に私はおにぎりを入れてあげた。

何故だろう。
こう言うのって普通「アーン。」とかって甘い雰囲気の筈なのに……全くそんなの感じられない。

なんだか脱力……。

「おいしいねっ。」

でも幸せそうな先輩を見ると、こちらまで温かい気持ちになる。この瞬間がたまらなく好きかもしれない。

「ねぇねぇ!明後日は記念日だね!」

「あぁ。そうでしたっけ。」

⏰:07/10/18 12:30 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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