○ビー玉ラバーズ○
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#82 [向日葵]
まぁ何はともあれ……先輩を信じて明日を待とうではないかぁ…。

――――――――……

そして記念日。

携帯の目覚まし機能のアラームで目が覚める。

私は少しソワソワしていた。記念日と言う響きがくすぐったいのか、いつもより髪の毛を綺麗にといて、歯はこれでもかってくらいに磨いた。

なんだかいつもの自分じゃないみたい。
デートにだってこんなに気合いをいれなくなったのに。

⏰:07/10/18 23:47 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#83 [向日葵]
「いってきまーす。」

少し寒くなった外の空気に触れた時、塀の向こうからヒョコンと先輩が現れた。
急な事に、私はパチクリと目を瞬きした。

「おっはよ!奏ちゃんっ。」

「あ、おはようございます……って、先輩なんで?」

先輩は私の家から逆報告で、先輩の方が学校には近い。しかも一緒に行くだなんて事は今までには無かった。

「だって今日は特別な日でしょ?だから2ケツで奏ちゃんと行こうと思って!」

⏰:07/10/18 23:52 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#84 [向日葵]
先輩は自分の後ろをバンバン叩きながら私が乗るのを待った。

校則違反と言う言葉が頭の隅に引っかかる。
でも、ま……いっか。

私は先輩の後ろに乗り込んだ。

「しゅっぱ――つ!!」

朝だと言うのに元気な先輩は爽快に風を切りながら自転車をこいだ。
私は後ろで先輩のセーターをキュッと掴む。
そして揺れる栗色をした髪の毛を見つめる。

やっぱり先輩も、記念日は嬉しいんだ。
そう思うとホッとした。

⏰:07/10/18 23:57 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#85 [向日葵]
キュキューッッ!!

「到着っ。」

私が自転車から降りるのを待って、先輩は指定された場所に自転車を置いた。
置くとすぐ隣までやって来て、「今日は寒いね。」と手を繋いだ。

「今日はどこ行きたい?」

「パフェが食べたいです。」

「じゃあいつもん所行こっか。」

空いている手で頭を撫でながら先輩はにこにこしている。
私も連れて口をゆるめた。

⏰:07/10/19 00:02 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#86 [向日葵]
「めずらしくラブラブなんだね。」

教室へ行くと、津奈がキョトンとしながら私に行った。

「今日は記念日だから。」

「いいなー……私も彼氏欲しいよ。」

記念日と言う魔法はすごい。本当だったら学校で2ケツや手を繋ぐ事はあまり好かない。
人がジロジロ見てくるからなんだか嫌なのだ。

でも不思議。
今日は嫌でもなければ、逆にもっとくっついていたい気さえした。

⏰:07/10/19 00:07 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#87 [向日葵]
――――――――

>>22感想板表記してます
良ければ感想お聞かせ下さい

⏰:07/10/19 00:08 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#88 [向日葵]
「たまには……ね。」

今日の放課後が楽しみで仕方なかった。
なんてったって久々のデートなのだ。

――――――……

放課後。
いよいよ待ちに待った放課後。
うずうずして仕方なかった放課後。

待ち合わせの校門に私はいた。下校している友達に時々「バイバイ」と言いながら先輩が早く来ないか下駄箱周辺をチラチラ見た。

掃除当番かなぁ。
遅いなぁ……。

⏰:07/10/21 01:56 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#89 [向日葵]
時計の針が進むに連れ、下校している生徒が少なくなっていく。
先輩はまだ来ない。

学校で先生から見つからない位置で先輩に電話しようか迷っていた時だった。

「あ。」

下駄箱に先輩の姿を発見。

「先……っ。」

「やだ満ってばー!」

先輩の隣にいたのは、3年生の綺麗な先輩だった。

「ちゃんとアクセ一緒に見てよ?満はすぐ飽きてどっか行きそー!」

⏰:07/10/21 02:00 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#90 [向日葵]
「そんな事ないって!約束でしょ?買い物付き合うって。」

私は目の前が真っ暗になった。足が地面に付いてるかどうかさえ分からない。

何言ってんの先輩。
ついさっきまで覚えてたじゃない……。
今日は……記念日なんだよ……?

「あ!奏ちゃん!」

先輩の声で私はピクリと動いた。
いつもみたいに先輩は私の元へ駆けよってくる。

「どうしたのこんなトコでぇ!」

⏰:07/10/21 02:03 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#91 [向日葵]
体がズキズキする。
頭がフラフラする。

「先輩……今日何の日か、知ってますよね……?」

まさか、いつもみたいな返ししないわよね……?
しないよね先輩……っ。

でも先輩は見事に私の期待を裏切ってくれた。

「今日何かあったっけ?」

胸を、ナイフで一突きされたみたいな鋭い痛みが突き抜ける。

だって朝、先輩ちゃんと言ってたじゃない。私嬉しかったのに……。先輩は私なんてどうでもいいの……?

⏰:07/10/21 02:08 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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