[ストリート×チルドレン]
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#53 [トイロ]
「‥‥それ、だれの血だ?」

幸は少年の胸から顔へ視線を移した。



少年は泣いていた。


声をあげることもなく
ただ ただ 涙を流した。


少年の頬をつたう滴は
ただ静かに輝きをおびていた。

⏰:07/12/14 18:07 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#54 [トイロ]
「‥‥‥‥おまえの名前、なに」


「‥‥‥クレナイ‥」


「‥変な名前‥‥ふ」

幸は微笑した。



「クレナイ‥
それは、おまえの血じゃないんたな?」


幸は黄金の瞳をみつめた。

⏰:07/12/14 18:10 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#55 [トイロ]
少年は、幸の鋭く深い瞳にみつめられ、圧倒されそうだった。


(−‥鋭い‥深い瞳‥‥)



「‥‥ぼくのじゃ‥ない」


「ならいい
こっちに来い!クレナイ!!」


名前を呼ばれた瞬間
少年の頬にひとすじの涙が流れた。

⏰:07/12/14 18:12 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#56 [トイロ]
−おれ、クレナイがおれの手をとったとき、とてもほっとしたんだ。


もうだいじょうぶだって思えたんだ。


だけど、あいつはおれの前から姿を消した。−



−なあ、クレナイ

おまえはいま
なにしてる?‥−

⏰:07/12/14 18:15 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#57 [トイロ]
++++++++++


#02話#

幸×紅:{出逢い


-END-


++++++++++

⏰:07/12/14 18:19 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#58 [トイロ]
#03話#


「‥‥‥ち‥」


「‥さ‥‥ち‥‥」


「幸ってば!!!」



真っ暗だった俺の視界にアキコの度アップが現れた。

⏰:07/12/15 13:27 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#59 [トイロ]
「うわッ!!!」


「やっと起きた〜」


まわりを見渡してみると
俺の部屋だった。

窓から朝日が射しこんでいる。



「気分はどう?」

優しく声をかけてきたこの人は、香介さんの助手で、山田 太郎(やまだ たろう)。
ある意味、すごい名前‥。

山田さんは、とにかく優しい人で、香介さんにこき使われているかと思うと涙がでてくるくらい、とてもいい人だ。

⏰:07/12/15 13:29 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#60 [トイロ]
山田さんは、うまく事態を呑みこめないでいる俺にやさしく説明してくれた。


「幸くんがなかなか空きビルから出てこないから、不思議に思ってね

だから、僕が中に入って確認してみたら幸くんが倒れてて

僕は外で待機していた香介さんに連絡をとって、幸くんをここまで運んできたというわけなんです」



「‥‥俺以外に‥他にだれかいませんでした?」


「僕がきたときは幸くん、一人だけだったよ」

山田さんは、熱いお茶を渡しながら答えた。

⏰:07/12/15 13:33 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#61 [トイロ]
アキコが俺をまじまじとみる。

「てか幸
今回のけが、なんか変だよ?
まるで‥なにかに噛まれたみたい」


俺は思わず手で隠した。
紅に血を吸われたところを‥。


「?」

アキコが頭上にクエスチョンマークを浮かべていると、山田さんが口を開いた。

「アキコちゃん、幸くんはもう大丈夫みたいですから、後は任せました

僕はそろそろ香介さんと合流しないと」


「はい、わかりました!
ちゃんと学校にも行きます」

アキコは山田さんに敬礼ポーズをした。

⏰:07/12/15 13:36 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#62 [トイロ]
「はい、わかりました!
ちゃんと学校にも行きます」

アキコは山田さんに敬礼ポーズをした。


山田さんはやさしく微笑んで、立ち上がった。

「じゃあ、僕はこれで失礼します
幸くん、無理しないようにしてくださいね」

山田さんは速やかに部屋を出ていった。


(おいおい、育ち盛りの高校生を部屋に2人っきりで残していいんですか!?;)

⏰:07/12/15 13:39 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


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