[ストリート×チルドレン]
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#21 [トイロ]
プルルル‥《♪香介携帯の着信音
「あ゙?」
明らかに不機嫌な声で香介は電話に出た。
「‥ざけんな!!
俺は疲れてんだよ!!」
どうやら仕事の依頼らしい。
「いくら積まれたってなあッ!!!
‥‥‥‥‥‥‥
わかった、すぐいく」
ピッ《♪電話を切る音
「幸、仕事だ」
香介はソファから立ち上がり、煙草の火を消した。
:07/12/09 18:29
:SH903i
:☆☆☆
#22 [トイロ]
「幸、仕事だ」
香介はソファから立ち上がり、煙草の火を消した。
「は?
さっき『いくら積まれたってやらない』って‥
つか、なんで俺に言うんだよ!?」
「だれも『やらない』とは言ってない」
(せこ‥)
:07/12/09 18:33
:SH903i
:☆☆☆
#23 [トイロ]
「だが、俺はたいへん疲れている」
「‥‥‥」
幸は嫌な予感を感じた。
そして、それはみごとに的中した。
「だからお前が代わりにいってこい」
「はぁぁぁッ!!?
嫌だよ!
俺が香介さんの仕事手伝うの何度目だよ
やったって報酬は全部香介さんのところにいくんだし
いやだよ!!!」
:07/12/09 18:35
:SH903i
:☆☆☆
#24 [トイロ]
「お前の教育費、生活費、その他諸々を払ってるのは誰だ?」
「う‥‥」
幸はたじろいた。
香介は勝ち誇ったような瞳で幸を見下す。
結局、幸は得にもならない仕事を請け負うことになった。
:07/12/09 20:19
:SH903i
:☆☆☆
#25 [トイロ]
++++++++++
「で、今日の仕事は?」
今の幸は、昼間の健全な男子高校生とは、かなり雰囲気も外見も違っていた。
鮮やかなオレンジ髪は黒く、サングラスをかけ、耳にはトランシーバーをはめ、身体を黒コートで覆っている。
「ん、上出来
これで五十嵐 幸とバレることはねぇな」
香介は得意げに幸をみた。
:07/12/09 20:21
:SH903i
:☆☆☆
#26 [トイロ]
「いいから、今日の仕事はなに!!?」
幸は苛立ちを隠せずにきいた。
「ったく、この俺様がバレねぇように変装させてやってんのに‥なんだその態度は!?」
香介が凄く冷たい目で幸をにらみつける。
幸は一瞬退いたが
負けじと言い返す。
「香介さんが無理矢理やらせてんだろ!!」
:07/12/09 20:25
:SH903i
:☆☆☆
#27 [トイロ]
「上の者が下の奴を利用するのは当然のことだろ」
香介はしれっと受け流した。
「‥‥‥」
(忘れてた‥
俺はこの人に何を言っても敵わないんだった)
「とりあえず車乗れ
詳しいことは中で話す」
幸はベンツの黒テカリのドアを開けた。
(そういや、なんで刑事がベンツなんかに乗ってんだ!?
公務員って安月給のはずだよな‥)
:07/12/09 20:28
:SH903i
:☆☆☆
#28 [トイロ]
これ以上考えると怖くなりそうだったので、頭を横にふって追い出した。
香介が不可解な顔をしたので、幸は慌ててキャビアのような紫黒の光を放つ高級車に乗り込んだ。
目がつぶれるほど多彩な極光を放つ夜の街とは対照的に、深黒をまとう車が光の街の中を走る。
香介は少し目を細めながらハンドルを操る。
:07/12/09 22:03
:SH903i
:☆☆☆
#29 [トイロ]
「今日は‥
族が遊んでるから教調してくれ、という依頼」
「−‥はあ!?
そんだけ!?
そんな仕事、俺じゃなくても出来るやつ警察署にゴロゴロいるだろ!
なんで香介さんそんな仕事請け負ったんだよ?」
「当たりまえだろ
俺はずいぶん前に、身も心もこの桜の紋章に捧げたんだからな」
「‥‥‥」
(ぜったい金だ‥)
:07/12/09 22:11
:SH903i
:☆☆☆
#30 [トイロ]
目的地に着いたらしく、香介は緩やかに車をとめた。
「依頼された族はあそこの空きビルにタムロってるから
じゃあ、うまくやれよ」
「はいはい
言われなくても任された以上、任務はこなしますっつ−の」
(でなきゃ、後が恐いんだから‥)
幸はため息をつきながら車を降り、空きビルへ向かった。
:07/12/10 19:27
:SH903i
:☆☆☆
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