[ストリート×チルドレン]
最新 最初 🆕
#360 [トイロ]
(暗示にもかかってない!!?
なんで!?)


前例のないことに、紅がパニック状態に陥り黙っていると、
ふいに幸が自分の襟を掴んだ。

「ほら飲めよ」


「え?」


「あのな、言っとくけど
俺はあんな媚薬飲まされなくても、ちゃんと献血してやるっつーの
少しは俺を信用しろよ」

⏰:08/04/06 16:43 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#361 [トイロ]
 
−‥そうか

 わかった


 なぜ幸には僕の麻薬が

 効かなかったのか



 必要ないんだ


 僕がなにもしなくても


 幸は無条件に


 僕に生き血をくれるから
.

⏰:08/04/06 16:48 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#362 [トイロ]
 幸は僕に生き血をくれるから



ここ数日間、幸が仕事に駆り出されていたせいで、紅にとっては3日ぶりの食事になる。


白いシャツから、定期的に脈を打つ首筋がのぞいていた。


もう抑制の限界だった。


紅は幸の首筋に舌を這わせ、間もなく噛りついた。


.

⏰:08/04/07 08:02 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#363 [トイロ]
>>362 訂正

×幸は僕に生き血をくれるから

○僕に生き血をくれるから

⏰:08/04/07 08:05 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#364 [トイロ]
 
「‥うっ」

幸が鈍い痛みに声を漏らす。


紅はそんなことおかまいなしに、無我夢中で幸の温い生き血を貪る。



曖昧な意識のなか、幸はあの言葉が響いていた。


「ど?気持ちいいでしょ
なんか僕の唾液は、人間にとっては麻薬になるみたいで♪

.

⏰:08/04/07 18:47 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#365 [トイロ]
 
ま、かくいう僕はなんともないんだけどねー
こうやって唾液を舐めさせることで、男女関係なく虜にしちゃうってわけ」



−こう言った紅の声は

 震えていたんだ


 こう言った紅の笑顔は

 本物じゃなかった



 作り物だった


.

⏰:08/04/07 18:50 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#366 [トイロ]
 
 なのに、あいつ

 俺があの言葉を

 伝えること


 許さなかった



 なあ、紅


 何をそんなに恐れてるんだ


.

⏰:08/04/07 18:52 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#367 [トイロ]
 
 俺、ガキん頃から言ってるよな?


“紅がどんな奴だろうと

紅がどんな奴に変わろうと


目の前にいる奴が紅なら

俺は何度でも好きになるよ

俺は何度でも守るよ”

.

⏰:08/04/07 18:57 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#368 [トイロ]
 

 大人に近づくにつれ


 紅は


 忘れちまったのか




 俺は


 また紅に会った


.

⏰:08/04/07 19:00 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#369 [トイロ]
 
 紅は泣き虫じゃなくなっていた

 紅は生き血しか受けつけない身体になっていた

 紅は人に傷みを与えるようになっていた



 また会えた紅は

 一緒にいたあの頃から

 変わっていた


.

⏰:08/04/08 00:45 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194