[ストリート×チルドレン]
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#602 [トイロ]
−バシッ


左頬に突然の痛みがはしった。

すぐに把握できた。


アキコがうっすら涙を浮かべた目でにらみ、その手が赤みをおびていたから。

⏰:09/02/05 09:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#603 [トイロ]
「‥ぃて」

俺はアキコの真摯な瞳をみれなくて、視線をはずした。


走り去っていくアキコの足音だけがきこえていた。


静まり返った路地で独りつぶやいた。

⏰:09/02/05 09:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#604 [トイロ]
「ごめん、アキコ‥‥‥」


++++++++++

それからどう歩き回ったのかは覚えていない。


アキコの声がして無意識に走りだしていた。

⏰:09/02/05 09:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#605 [トイロ]
俺の視界に入ってきたのは、アキコと、フードをふかく被った長髪の男、腹長墨夫がいた。

そして−古傷のある左手が握る銃は、アキコの背に向けられていた。


「なっ、やめろっ!!!」

俺の手は無意識にあの部分へのびていた。

⏰:09/02/05 09:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#606 [トイロ]
警視庁さんから貰ったモノに。


俺は握ったそれを、奴の背中に向け、

「「ドン!!!」」

撃った。

⏰:09/02/05 09:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#607 [トイロ]
発砲音は打ち上げられた花火に掻き消され、アキコは気にとめる様子もなく、表通りへ走っていった。

俺の視界は真っ赤な世界へと塗りかえられた。

それは脳裏に表れた映像と、とても似ていた。

奥の深いところで眠っていた記憶が目醒める。

⏰:09/02/05 09:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#608 [トイロ]
時間が止まってしまったように俺は佇んだ。


そして、雲ひとつない夜空に咲き乱れる花火に向かって、呟いた。


「ずっと淡い夢のなかにいたんだな‥−」

⏰:09/02/05 09:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#609 [トイロ]
++++++++++

#11.1話#

幸×ZERO:{儚


-END-

++++++++++

⏰:09/02/05 09:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#610 [トイロ]
#12話#

あたしが気づいていたのに、なにも聞かなかったのは、香介さんに言われたからっていうのもあるけど、それだけじゃない。


怖かったから。


幸があたしのトナリから、いなくなりそうで怖かったから。

⏰:09/02/05 10:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#611 [トイロ]
だから、ずっと言えなかったの。


"幸はどんなものを背負ってきたの?"って−‥



++++++++++

⏰:09/02/05 10:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


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