[ストリート×チルドレン]
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#643 [トイロ]
『ええ、しかも彼の場合、相当なダメージを受けてますから‥おそらく不快なことが立て続けに発生したのではないかと考えられます』
『立て続けに‥』
香介はため息をついた。
「ひとつは、思った通り、アキコちゃんだな」
:09/02/16 17:14
:PC
:☆☆☆
#644 [トイロ]
秋子の瞳から溢れる大粒の涙が、脳裏に焼きついている。
「あんないいこ、滅多にいねぇぞ‥バカなオトコ」
ハンドルを右にきる。
「もうひとつは‥」
さっき秋子をあずけたときに、太郎がこっそり耳打ちしてきた。
:09/02/16 17:16
:PC
:☆☆☆
#645 [トイロ]
『キング、幸くんは警視庁と会ったみたいです』
『なに』
『警視庁は幸くんに誤報し、拳銃を渡してます』
「‥クソッ!」
サイドガラスを叩く。
:09/02/16 17:18
:PC
:☆☆☆
#646 [トイロ]
「拳銃は何があっても、触らせねぇようにしてきたのに‥すべて水の泡だ」
前方をにらむ。
「幸の内に眠っていた記憶が本当に甦ったというなら、最悪なパターンだ」
++++++++++
:09/02/16 17:20
:PC
:☆☆☆
#647 [トイロ]
香介が戸を開けると、そこは白い部屋ではなく、傾いた陽射しが入り込み、幸の髪色と同じオレンジに染まっていた。
窓のすき間から凪がれてくる、ゆるやかな風に幸のオレンジ髪がなびく。
ベットの上に座っている幸は、窓から見える町並みから、戸のほうへ目を移した。
「お帰り、香介さん」
:09/02/16 17:23
:PC
:☆☆☆
#648 [トイロ]
「ああ」
「遅かったね、何処に行ってたの?」
部屋の隅にある魔法瓶を持ちあげ、コップに水を注ぎながら、香介は答えた。
「ちょっとタローにな
調子はどうだ?」
:09/02/16 17:23
:PC
:☆☆☆
#649 [トイロ]
「うん、だいぶ楽になったよ」
水が注がれる音だけが響く。
「俺、全部思い出したよ」
香介の手がとまる。
:09/02/16 17:25
:PC
:☆☆☆
#650 [トイロ]
「それで、俺‥決めたことがあるんだ
だから‥−」
−バシャ
「つめてぇッ!!!なにしやがんだ!この俺様野郎!!」
「うっせぇ!!!」
:09/02/16 17:26
:PC
:☆☆☆
#651 [トイロ]
意外な怒鳴り声に、さすがの幸も怯む。
香介は空になったコップを投げ捨てた。
「ガキが背伸びしてる姿なんてなぁ゛ーただ気色わりィだけなんだよ!」
魔法瓶をつかみ、幸の頭上でくるっとひっくり返した。
中に入ってた大量の水が、幸に降りかかる。
:09/02/16 17:27
:PC
:☆☆☆
#652 [トイロ]
「ガキはガキらしく振る舞ってろ」
軽くなった魔法瓶をベットの上に放り投げ、戸口へ戻る。
部屋を出る間際に香介は呟いた。
「誰がなんと言おうと、おめぇは゛幸゛なんだよ
そのこと、一生忘れんじゃねーぞ」
:09/02/16 17:28
:PC
:☆☆☆
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