-Castaway-
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#136 [◆vzApYZDoz6]
>>135最初の方とかだいぶありますよね…
途中から1レスの文を少なくしてみたんですが、そうするとどうしてもまとまりって言うか区切りが出来ないって言うか…締まりがないような感じにorz
とにかく『続き』って出ないようにしてみます
あっ、今から更新します
:07/12/30 22:27 :P903i :crD5S7T2
#137 [◆vzApYZDoz6]
てゆうかアドバイスありがとうございますm(__)m
:07/12/30 22:29 :P903i :crD5S7T2
#138 [◆vzApYZDoz6]
収束された煙がリッキーに吸収されていき、身体の回りに灰色の靄がまとわりついた。
リッキー「私のスキル『バルーンファイト』では、このガスを作って風船を出すんだが…ガスを使うと、私の力が落ちてしまうのさ」
軈て靄も消えていく。
リッキーは先程笑っていた時とはうって変わって冷やかな表情で京介を見詰めた。
京介「へー、よく分からんがつまり今のお前が本気のお前って事か」
リッキー「まぁそう言うことだ…さて」
:07/12/30 22:39 :P903i :crD5S7T2
#139 [◆vzApYZDoz6]
リッキーが構える。左手を開いて前に突き出し、右手を添えるように左手に重ねた。
京介もそれに倣い、拳を握り腰を落とした。
リッキーの体越しに見える入口への通路を走っていたラスダンの姿は、今は完全に消えている。
京介(ここで止まってる暇はない。行かないとな)
リッキー「何処を見ている?…お喋りは終わりだ」
京介「…ああ」
リッキーが踏み込む。
京介も向き直り、リッキーを迎え撃つべく踏み込んだ。
:07/12/31 13:32 :P903i :SihxquWw
#140 [◆vzApYZDoz6]
-ラスダンの足取り-
ガリアスがハルキンに言われるままにドアを見ると、そこには見慣れた女性が立っていた。
ガリアス「母さん…?」
母親「ガリアス!」
母親がガリアスに抱き付く。ガリアスは驚いて母親の顔を見た。
痩せており、力を入れると折れてしまいそうな華奢な体。だが、間違いなく自分の母親だった。
ガリアス「母さん…!」
ハルキンは2人の親子の再会を見て満足そうにほくそ笑み、2人の背中越しに入口を覗いた。
そこにラスダンの姿はない。
ハルキンの様子を見ていたラスカが心配そうに話し掛けた。
ラスカ「内藤達の方かしら?」
ハルキン「…まぁ、外に出ればあいつのスキルは使える。上手くやれるだろ。…お2人さん!」
:07/12/31 13:42 :P903i :SihxquWw
#141 [◆vzApYZDoz6]
ハルキンが遠目からガリアス親子に話し掛ける。
ハルキン「俺達はもう行く。俺達がここに来たところに車が置いてある」
ハルキンは踵を返し、顔だけガリアスの方に向けた。
ハルキン「付いてくるかはお前の勝手だが…このまま此処に居ても危険だ、とだけ言っておこう」
:07/12/31 13:49 :P903i :SihxquWw
#142 [◆vzApYZDoz6]
ハルキンが走り出す。ラスカもガリアスを一瞥し、ハルキンを小走りで追い掛けた。
ラスカ「人質取られてた事、どうして分かったの?」
ハルキン「ラスダンから『思念』を受けていた。まぁ…当初は俺らでなんとかするつもりだったから…どうなるかは本人次第だな」
ハルキンがチラッと後ろを見る。ガリアス親子の姿は無くなっていた。
無言で振り返り、走り続ける。
暫く経つと、連絡通路が見えてきた。
ハルキン「…さぁ、兎にも角にも突入だ」
2人は連絡通路を駆け抜け、聳える要塞の中に入っていった。
:07/12/31 14:02 :P903i :SihxquWw
#143 [◆vzApYZDoz6]
-突入・リーザとシーナの場合-
シーナ「……長い!!」
シーザ「いいから走りなさい」
リーザとシーナは剣袋を背負い倉庫内を走っていた。
倉庫内部は外見と同じく対になっており、ハルキンらが入った倉庫の左右対称になっているだけ。中央要塞までの道程も左右対称で同じだ。
ただ、内装が違っていた。ハルキン側の倉庫はコンテナや段ボール等が乱雑に置いてあったが、こちら側にはそれらの類いは殆ど見当たらない。
代わりに升形の仕切りが等間隔に並んでいる。その仕切りの端には梯子があり、仕切りの上を縫うように通る通路に繋がっているのが、下を走るリーザ達の目にも見てとれた。
:07/12/31 14:33 :P903i :SihxquWw
#144 [◆vzApYZDoz6]
リーザ「多分ここは戦車格納庫ね。仕切りもなんか駐車場っぽいし…」
シーナ「何でもいいけどその仕切りのせいでこんな時間掛かってるんだから!」
シーナが不機嫌そうに眉間に皺を寄せ、頬を膨らませる。
等間隔に並んだ仕切りは左右からせり出すように交互に並んでいるため、リーザ達もそれに沿って大きく蛇行しながら走るしかなかった。
シーナ「これじゃ敵に会う前に疲れちゃうわー…」
リーザ「ほらほら!文句言ってる暇があったら急ぎなさいな」
相変わらず機嫌の悪いシーナをリーザが宥めながら、蛇行して走り続ける。
軈て仕切りがなくなり、道が広くなった。前方には連絡通路が見えている。
:07/12/31 14:43 :P903i :SihxquWw
#145 [◆vzApYZDoz6]
シーナ「あっ、あとちょっとじゃない!あれ要塞の入口よね?」
リーザ「そうね。…気を引き締めて行きましょうね。ここまでに何も無かったのは不自然……ッ!?」
連絡通路を走っていた2人の姿が掻き消え、宙に剣袋だけが浮く。
次の瞬間、攻撃を受け止めた剣の金属音と共にリーザとシーナが現れた。通路を挟んで左右に別れ、共に男の拳を止めている。
シーナ「ちょっと不意討ちなんて危ないわよ!」
リーザ「刺客、ですか…いいでしょう。お相手致します!」
:07/12/31 19:07 :P903i :SihxquWw
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