-Castaway-
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#1 [主◆vzApYZDoz6]
幼い頃、男の子が一度は読んだ漫画や、女の子が母親に読み聞かせてもらったおとぎ話――
ある男女の高校生がくぐった扉は、そんな世界へ通じていました。
※小説初チャレンジなので、表現等至らぬ所もあると思いますが、寛大に見てもらえると嬉しいです
※かなりヲタク爆走な内容になるかもしれないです。てか多分そうなりますw
※無いとは思いますが、感想が増えたら感想スレ建てようかなと思います。
では
:07/12/15 16:27
:P903i
:cNAOSz2Y
#2 [主◆vzApYZDoz6]
秋もおわり、そろそろ木枯しが吹き始める季節。
マンションの一室のドアの前に、女の子が立っていた。
(浅香 藍、17歳。このお話のヒロインです。)
藍は手袋を着けていても冷える手を吐息で暖めながら、幼馴染みである川上 京介がドアを開けるのを静かに待っていた。
(川上 京介、17歳。このお話のヒーローです。)
藍がそろそろ待ちくたびれて階段に座ろうとした時、ドアのノブが回った。
藍「遅い!!」
京介「だから先行っていいっていつも言ってんじゃん」
京介は言いながらドアの鍵をかけ、寒さで肩を少し持ち上げた。
会話をしながらも、階段を少し小走りで降りる。
藍「でもいつも一緒に行ってるんだし…私が待ってなかったら京ちゃんいつも遅刻するし」
京介「京ちゃんって呼ぶのもやめろよ」
藍「何で?今までも京ちゃんて呼んでたんだしいいじゃない。てゆうか最近京ちゃん冷たいよ」
京介「あーもーうるせぇよ!学校間に合わねぇだろ!」
急ぐぞ、と早足で駅へ向かう京介を、藍は少しふてくされながら小走りで追い掛けた。
とまぁ、2人は友達以上恋人未満といった感じの、よくある関係だ。
京介はまだ思春期から抜けきっていないようで、藍に対して、心では嫌っていないが少しひねくれた態度を取っていた。
藍がもっと関係を深めたいと思うも、そんな京介のせいでいまいち進展はなかった。
:07/12/15 16:58
:P903i
:cNAOSz2Y
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