ﾊﾁｬﾒﾁｬうんこﾏﾝ

つづき
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やっと山までついたうんこまんは、まず木下を掘ってみた。
が、しかし手当たり次第じゃ見つからない。

｢くそ～!!何か情報はないのか！｣

すると木の影から
ごそごそと物音が聞こえてきた。

｢あなたも秘宝を探しにきたの？｣

木の影からでてきたのは、ここらでは見かけない少女だった。

｢きみは誰だい…？｣

｢私？私は隣村のうんこﾁｬﾝよ。｣

｢うんこﾁｬﾝ？どうして隣村の娘さんがいるんだ？｣

｢どうしてって…。決まってるじゃない、秘宝を探しにきたのよ。｣

驚いたことに、秘宝の噂は隣村まで伝わっていたのだ。

｢あなた、その様子じゃなんのてがかりも無いみたいね。｣

｢あぁ、そうなんだ。｣

｢よかったら私と組まない？損はさせないわ。｣

｢何か情報があるのか！？｣
｢当たり前よ。よろしくね。｣

こうして、うんこまんとうんこﾁｬﾝは仲間になった。

｢きみはどんな情報をもっているんだい？｣

｢そうね…。見つけた宝を山分けにするなら教えてあげてもィィけど？｣

｢わかった！で、なんなんだ？｣

｢噂によると、この山のどこかにある神社に秘宝のありかが隠されているのよ！｣

｢神社か！この山には神社は二つあるんだ。でも場所まではわからないんだ…。｣

｢え！？あたなこの村の人でしょ？それくらい知っときなさいよ！このクソッタレ！｣

｢僕はクソッタレじゃない!!うんこまんだ！｣

うんこまんはキレた。
クソッタレもうんこも
かわらないのに…。

しかしキレられたうんこﾁｬﾝは、

(やだ…ちょっとﾄﾞｷってしたじゃない…。)

少しときめいてしまった。実はうんこﾁｬﾝは、ﾄﾞＭだ。

そんなことも知らないうんこまんは、

｢とりあえず探してみよう！何かあったら僕がきみを守るよ。｣

さらに追い撃ちをかけるような決め台詞をうんこﾁｬﾝに言った。

もちろんうんこﾁｬﾝは、この言葉で恋に落ちたのは言うまでもない。

とりあえず二人は、
まっすぐ歩きだした。

すると一匹のハエが
二人にたかってきた。

｢ぶ～ん。お前ら神社探してんの？｣

突然馴れ馴れしく
ハエが話しかけてきた。

｢そうだけど…きみは？｣

うんこまんは問いかけた。するとハエは、

｢俺ハエじゃね？ハエにしかみえねーだろが！｣

と、キレられた。
うんこまんはｲﾗっときた。