僕⇒俺
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#255 [氷雨]
――【FROM 北原 愛美】――
遅くなるなんて
大丈夫です
私
そぅぃう男の人の方が好きだな
メール
ぃっぱい送っても大丈夫ですか
――――――――――――――
ハ…ハートがいっぱい……
なんだか照れてしまう。
―――【TO 北原さん】―――
ぅん
いいよ
――――――――――――――
:08/02/07 20:55 :D704i :☆☆☆
#256 [氷雨]
………………。
短いかな……!?
もう〜〜わかんないよ〜……
慣れてないって大変だ…
けどその後メールが返ってきて安心した。
その日は何通かメールをして、寝る前にバイバイをしてメールを終えた。
「メールだけで…緊張って…」
:08/02/07 21:01 :D704i :☆☆☆
#257 [氷雨]
本当に情けないなぁ……
ベッドに潜り込むと緊張からきた疲れですぐに眠れた。
―――………………
「んッ………ふぁぁ…」
伸びをしてベッドから下りて、リビングへ向かう。
「お母さん、おはよ」
:08/02/07 21:35 :D704i :☆☆☆
#258 [氷雨]
「陽〜おはよ♪」
機嫌良さMAXで挨拶をするお母さんを見て、苦笑いする。
はは…、態度でわかりすぎ。
「お父さん、いるだけで機嫌違いすぎ…」
ボソッと呟く。
「何か言った〜〜…!?」
「何も〜〜…」
ははは〜…とまた苦笑いして、三依を起こしたり、朝の準備に取りかかった。
:08/02/08 08:19 :D704i :☆☆☆
#259 [氷雨]
――学校…――
今日はやっぱり…周りの目が痛い。
「ぇ…?あれHARUじゃない!?」
「うそ!私、HARUのファンなんだけど!!」
「COOLのHARU!?マジかよ!?」
俺はすっかり有名人になってた。
学校への道を歩いてるだけなのに……
:08/02/08 08:24 :D704i :☆☆☆
#260 [氷雨]
「どうしよ……」
一応…モデルっぽく自信満々風に歩いてるけど…内心ビクビク
「すみません!HARUさんですよね…?」
ちょうど下駄箱に着き、肩を下ろした所で声をかけられる。
「へ……?あ…ぁあ、何…?」
顔をちゃんと見ると隣のクラスのファッションリーダー田中君……
:08/02/08 08:28 :D704i :☆☆☆
#261 [氷雨]
目をキラキラ輝かせて俺を尊敬の眼差しで見る。
「転校生か何かですか!?HARUさんみたいな人、俺が知らないなんて…ないと思うんです…!」
なんだか言葉になってないような…
けど、ちょっと仲の良かった田中君にもわからないなんて、ずいぶん変わったんだろな、と少し笑えてきた。
「クス…田中君、俺ら仲良かったよ?」
:08/02/08 08:34 :D704i :☆☆☆
#262 [氷雨]
「友達♪」
にっこり笑ってバイバイと手を降る。
「俺がHARUさんと…?………………?HARU………陽………?ぇ……?」
気づいた時には陽はもう見えなくて、田中君は「嘘だろ…」と呟いた。
階段を上ってると、後ろからタタタタッと足音が近づいてくる。
:08/02/08 08:41 :D704i :☆☆☆
#263 [氷雨]
これはいつもの……
ドーーンッと背中に何かがぶつかる。
「けほっ、小宮…手加減してっていつもいってるだろ〜!」
「ははっ!陽〜おっは〜〜あれ?髪切った!?かっこいいじゃ〜ん」
俺より少し背の小さい友達、小宮 剣[コミヤ ケン]
小動物みたいで可愛んだ。
女子にもすごい人気!
:08/02/08 08:48 :D704i :☆☆☆
#264 [氷雨]
さすが大親友、俺だってすぐにわかってくれた。
たぶん雑誌なんて小宮は興味ないからよけいだろな。
「でさっ!今度、俺んちでゲーム大会開こうぜ!」
「本当に!?すごい楽しみ!」
教室までいつものたわいのない話。
小宮のおかげで周りの目を気にしないで歩けた。
:08/02/08 08:55 :D704i :☆☆☆
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