僕⇒俺
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#285 [氷雨]
――――――……
「…………で伝える事はおしまい!んじゃあ〜また明日なぁ〜掃除して帰れよ〜〜」
ガララと勢いよく扉を開けて閉めてルンルンで帰っていくりっちゃん…
「今日はりっちゃんデートだな!」
高槻が呟く…
「本当に!?いいな〜〜」
俺も思わず言ってしまう。
:08/02/12 09:38 :D704i :☆☆☆
#286 [氷雨]
「何なに?陽も彼女欲しいの!?」
小宮が食いつくように俺に尋ねる。
「え?あ〜なんて言うか〜…」
頭をよぎったのは葉山さん。
違う!!!
葉山さんに迷惑なだけだ……
:08/02/12 09:42 :D704i :☆☆☆
#287 [氷雨]
頭をふってかき消す。
チラッと葉山さんを見ると友達と楽しそうに笑いあってる。
「俺…好きな人とかいないし……?」
ニッと苦笑いして返す。
「ふ〜ん…なぁ…俺さ好きな人いんだ♪」
小宮がおもいっきり照れながら言う。
「え!?本当に!!?」
:08/02/12 09:46 :D704i :☆☆☆
#288 [ぴょん]
え?ほんとに??
:08/02/12 12:13 :SH703i :☆☆☆
#289 [氷雨]
ぴょんさん
ほんとですょ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
小宮はにっこり笑って首を縦に振った。
「んで?誰なんだ…?」
高槻が素早く、机に体を乗り出しながら興味津々に尋ねる。
小宮は照れながら、チラッとと視線をまだ帰っていない女の子達の方を見つめいった。
「へへ……葉山さん」
:08/02/14 11:10 :D704i :☆☆☆
#290 [氷雨]
「え?」
思わず聞き返してしまうくらいに心が揺れる。
小宮が葉山さんを好き?何度も何度の心の中で言葉が流れる。
「マジかよ!?小宮がねー、理想高かったんだな」
高槻は興奮気味に普通に返事している。
俺も何か返事しないと…
「こ…小宮って葉山さんなんだー」
:08/02/14 11:17 :D704i :☆☆☆
#291 [氷雨]
無理矢理笑う。
たぶん、ひきつりながら笑ってるんだろうな。
そんな事を考えながら俺も葉山さんに視線を向ける。
パチッと視線が合ったような気がする。
視線を思わず背ける。
「うん!俺…告白も考えてるんだ」
小宮は真っ赤な顔を隠しながら、可愛くいった。
:08/02/14 11:21 :D704i :☆☆☆
#292 [氷雨]
「ほ…本当?すごいー」
やっぱり上手く笑えず、言葉もぎこちない。
俺も机に乗り出して興味津々風に尋ねる。
「でさ?いつ告るの?」
尋ねようとしたら高槻に言葉を奪われる。
俺は尋ねようと開いた口を閉めて、小宮の言葉を待つ。
「学園祭で……」
:08/02/14 11:27 :D704i :☆☆☆
#293 [氷雨]
学園祭…
俺らの学校は学園祭1日目で告白、2日目で屋上でキスできると永遠の愛が誓える。
と、いうなんか定番な伝説がある。
「はぁ……、俺…でも、自信ねえ…」
溜め息をつくと、机にバタンと倒れた。
:08/02/15 12:26 :D704i :☆☆☆
#294 [氷雨]
「なんで?」
高槻が不思議そうに尋ねる。
「だって…俺…背低いし?モテないし…」
そう…小宮は超がつく程の鈍感である。
「は?小宮ってモテてんよ?」
高槻は小宮の顎を持ち顔を上に向かせる。
「え…?」
:08/02/15 22:16 :D704i :☆☆☆
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