僕⇒俺
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#349 [氷雨]
ぎゃっ!すみません
なんか【おはよします!】になってる……意味わからん…

おはよ!です
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
葉山さんは少し不思議顔で微笑んでる。


「えっと……日曜、遊んだの内緒にしてもらえないかな…?」

俺は緊張して冷たい言い方をしてしまった。

⏰:08/02/29 22:42 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#350 [氷雨]
「えっ!?なんで…!?」


葉山さんの顔が一気に悲しみの顔に変わった。


「えっと……遊んだとかいって誤解されたら、葉山さん嫌じゃないかな?って思って……」


どういったら言いんだろう。

小宮の気持ちは絶対に言ってはダメだ。

⏰:08/02/29 22:46 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#351 [氷雨]
「私はいいよ……、陽と遊んで楽しかったもん、嫌じゃない」

なんでか葉山さんの瞳は濡れてた。

俺には濡れてた意味がわからなくて、ひどい事をいった。


「俺…、恥ずかしいから…」


葉山さんの瞳から涙が溢れた。

⏰:08/02/29 22:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#352 [氷雨]
「え…?はや……」

葉山さんは俺の横をそのまま通り過ぎてしまった。


「え………?なんで泣い…て」

俺は葉山さんを追おうとしたけど、足が動かなくて、涙の意味がわからなくて、ただ立ち尽くすだけだった。


それから、葉山さんは帰ってこなかった。

⏰:08/02/29 22:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#353 [氷雨]
昼を買いに行っている間に早退したみたいだった。


「陽?何かしたの…?」

小宮が不安そうに聞く。

好きな人が泣かされたら気になるよな……

けど言えない。


「いや…何もしてないよ。わかんない…」

⏰:08/02/29 22:57 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#354 [氷雨]
俺…すごい嫌な奴だ。

最低だ……。


けど……、小宮は離れていかない。

いい奴……。


けど…なんで葉山さんは泣いたの?


陽の中を色々な思いが交差する。

⏰:08/02/29 23:00 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#355 [氷雨]
「メールしたら?」

高槻が急に声を出す。

「へ……?メール……??」

あ……そうか。メールがある。

「そうだよ!メールで聞いたらいいじゃん!!」

小宮も賛成と手をあげた。

「ん、ちょっと聞いてみる」

携帯を取り出し文字を打つ。

⏰:08/02/29 23:04 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#356 [氷雨]
――【To 葉山 美咲】――

葉山さん、すみません

俺、もう1度話がしたいです
――――――――――――――

何かした?なんて無神経すぎて送れない。

俺は何をしたのか、自分で気付かないといけない。

そう思った。


横で見ていた小宮も高槻もそれでこそ男だ!なんて言いながら応援してくれる。

⏰:08/03/01 08:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#357 [氷雨]
「ありがとう。ごめんな…小宮、小宮、葉山さん好きって…」
なんだか申し訳なくて下を向く。


「は…?なーーに言ってんだ!俺はそんなに小さな男じゃないぞ!!」


小宮は両手を腰に当てて、えっへんと言った。


「背は小さいけどなあ」

⏰:08/03/01 08:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#358 [氷雨]
高槻が悪態をつくと小宮は叫びながら高槻に得意の体当たりを浴びせた。

「高槻ーーー!!」

「ちょっ………!ぃってぇぇえー……」


みごとにまた腹へ直撃。

なんで腹なんだ……

そんな疑問を残して、今日も1日が過ぎる。

⏰:08/03/01 08:56 📱:D704i 🆔:☆☆☆


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