僕⇒俺
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#696 [Heart]
:08/06/05 19:39 :N902iS :☆☆☆
#697 [氷雨]
Heart
さん
アンカー
ありがとう!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
葉山さんはデートをしていても手を繋いでいても、そんな素振りを見せなかったから…
嬉しそうにしていたけれど、それが『好き』だなんて思わないくらいに葉山さんは自然だった…
それとも……、気付かなかった俺が悪いのかな?
:08/06/08 01:48 :D704i :☆☆☆
#698 [氷雨]
「俺……、告白するよ。でも…小宮はいいの?」
『好き』って気持ちはそう簡単に消えない。
苦しくて、けれど嬉しくて楽しくて。
小宮はそれでもいいの…?
俺が言う筋合いないのかもしれないけど………
けれど、そんな俺を尻目に小宮は満面の笑みで笑って。
:08/06/08 01:53 :D704i :☆☆☆
#699 [氷雨]
「へへ……、陽はいい奴だなぁ!!俺はもう大丈夫っ!俺って、立ち直り早いんだぞ!!」
そう言った。
そして、最後に……
「まぁ?陽が気にやむって言うなら【ジェラート】でも奢ってもらうさっ!!」
【ジェラート】…どこか外国のヨーロッパから来たと今、話題のアイスクリームだ。とにかく………
「げっ!?【ジェラート】!?高っいじゃん!!」
:08/06/08 01:59 :D704i :☆☆☆
#700 [氷雨]
そう恐ろしいくらいに高い。
けれど、それに見合うくらいに美味しい。………らしい。
「俺っ!食べてみたかったんだぁ!!」
ニンマリとわざとらしく笑うと小宮は俺が『YES』と言うまで、【ジェラート】について語らっていた。
場所は変わって【ジェラート】
今日も長蛇の列ができていて、殆どが女の人だと並んでから気付いた。
:08/06/08 02:05 :D704i :☆☆☆
#701 [氷雨]
「女の人はいいなぁ…」
小宮が呟いた。
それに俺も縦に首を振る。
女の人は甘い物、片手に持っていても全く違和感がない。
けれど男は、彼女が隣にいたら似合うけれど……
1人でなんか食べられない。(今日以外は…)
「陽も分かってくれると思ってたっ!!」
:08/06/08 02:09 :D704i :☆☆☆
#702 [氷雨]
感動したように瞳をキラキラさせて俺を見る。
俺はまた思わず吹き出し笑った。
そして、ついに俺らの番が来た。
「「うわぁ、種類ありすぎだろ……」」
全く同時に言う。けれど、悩んでいる暇はない。
長蛇の列が俺らの後ろにも出来ているから。
:08/06/08 02:13 :D704i :☆☆☆
#703 [氷雨]
「俺っ!カシス入ってるの!!」
小宮は叫んだ。
カシスは小宮の大好物だ。
「カシスでしたら、8種類取り入れてありますがどちらになさいますか?」
俺達はその多さに2人大きな声で驚いた。
「…………っ!!……んん!」
小宮は苦しそうな顔で苦渋の決断をしていた。
:08/06/08 02:18 :D704i :☆☆☆
#704 [氷雨]
そして……
「人気なのください!!」
と、言った。
店員は目を一瞬丸くしたけれど、ふんわり笑って…
「カシスで1番人気は《カシスホワイト》です。よろしいですか?」
小宮にそう尋ねた。それに小宮は元気に「はい!」と満面の笑みで答える。
「お連れ様はどうされますか?」
:08/06/08 02:22 :D704i :☆☆☆
#705 [氷雨]
「じゃあ、俺は2番人気のくださいっ!」
小宮も苦渋の決断してたし、俺のあげたら喜ぶだろなぁ。
そんな気持ちで頼んだ。
「はい、かしこまりました。2番人気は《カシスオレンジ》でございます。少々お待ち下さい」
店員はそう言うとアイスクリームをワッフルコーンの器に綺麗に盛っていく。
:08/06/08 02:27 :D704i :☆☆☆
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