僕⇒俺
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#435 [氷雨]
「ええぇえぇぇええーー!?」
俺は三依と立派な朝ご飯を交互に見て声をあげた。
三依はえっへんと鼻をこすり照れている。
「な、…………何かあったの………?」
そう普通に自然と声になる。
:08/03/29 21:11 :D704i :☆☆☆
#436 [氷雨]
「いや………んーー、陽兄…の初カノ祝いというか」
三依がもごもごと詰まりながら言った。
俺は嬉しいような痛いような感じを心に受けながら、「ありがとう」と極上の笑顔で答えた。
三依の朝ご飯は普通に美味しかった。
「美味しい」と言うと三依は本当に嬉しそうに笑顔で「ありがとう」と言った。
:08/03/29 21:16 :D704i :☆☆☆
#437 [氷雨]
学校への道を歩く。
「彼女かぁ………」
初めてなんだけどな……
俺は急に不安になり、頭痛がした。
一瞬……《葉山さんに相談》と頭によぎる。
最低だ。俺はダサい《のび太》のままだ。
:08/03/29 21:19 :D704i :☆☆☆
#438 [氷雨]
あれ?
そういえば…どうして三依、知ってたんだ?
少し俺は悩んだけれど、薄い壁のせいだと決めつけて、学校への道を急いだ。
―――――――………
学校はいつもと同じでザワザワとみんなの話し声が響いてる。
:08/03/31 12:15 :D704i :☆☆☆
#439 [氷雨]
「それでさーー!昨日の芸人でさ!!」
隣で小宮は大好きな芸人について語っているし、高槻は飽き飽きしながらも聞いてあげてる。
俺はそんな中、まだ姿を見せない葉山さんを心配してた。
もう……俺には関係ない人なのに……
:08/03/31 12:18 :D704i :☆☆☆
#440 [氷雨]
ずっと扉を見ていると、携帯が震えた。
画面には【北原 愛美】と出ていた。
―――From 北原 愛美―――
今日
学校
終わったら
陽君の学校まで行くね
――――――――――――――
俺の彼女か…………
初めての彼女……
:08/03/31 12:24 :D704i :☆☆☆
#441 [氷雨]
メールを見ながら呟いた。
そして、返事を送る。
――――To 北原 愛美――――
いいよ
俺が北原さん迎えに行く
ごめんね、気を使わせて
――――――――――――――
少しは彼氏らしい文になってるかな?
そんな事を思いながら俺は【送信】を押した。
:08/03/31 12:28 :D704i :☆☆☆
#442 [氷雨]
「なぁ…陽?葉山さんとはどなったの?」
突然の小宮の言葉にびくりと震えた。
小宮と高槻は昨日の事を心配してくれているのだろう。
「あーーー…仲直りしたよ」
俺はにっこり笑った。
それは本当の事だから。
:08/03/31 12:35 :D704i :☆☆☆
#443 [氷雨]
「マジ!?良かったーー!校門見たら知らない女の子いるし、葉山さん、走って帰るし、俺どうしようかと」
小宮は安心したように言うと笑った。
高槻も「俺も心配した」そう言って笑ってくれた。
すごくいい友達だ。
:08/03/31 12:40 :D704i :☆☆☆
#444 [我輩は匿名である]
:08/03/31 13:30 :D903i :☆☆☆
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