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#445 [氷雨]
我輩サン
アンカーありがとう♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「それでさ………」


小宮は含みのある言葉で俺を見た。


俺は目を丸くして「何…?」と答えた。

小宮の続きは予想もしていなかった言葉で…

⏰:08/04/02 22:13 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#446 [氷雨]
「あの女の子、誰っ?」


と、いう興味津々で明るい声の質問だった。


俺は一瞬にして【北原さん】だとわかった。



い…言うべきかな?


「あー………彼女?」

最後の『彼女』は聞こえないような小さな声で…

⏰:08/04/02 22:23 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#447 [氷雨]
「へ…………?」


小宮には聞こえたみたいで間の抜けた声が発せられた。


目が合い、へらっと笑った。


「陽が1番か……」


高槻は溜め息をつきながら何かを言った。


小宮と俺は顔を見合わせて高槻に視線を送り、

「「何か言った?」」

⏰:08/04/02 22:51 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#448 [氷雨]
同時に言った。


高槻はぷっと吹き出し笑うと俺に尋ねた。


「彼女…できたんだろ?」


何故かすごく悲しそうな顔で俺の顔を覗く。


嫌な予感がして高槻の顔を見る。

「なあ…、高槻ってゲイ?」

⏰:08/04/02 23:00 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#449 [氷雨]
高槻はフリーズしたかのようにあんぐりと口を開けて放心している。


俺のそんな不安をよそに小宮は隣で馬鹿笑い。


「…って!!んなワケねえだろ!!!」


高槻は自分を取り戻すとノリツッコミした。


「良かったーーー!本気で悲しそうな顔するからだよ」

⏰:08/04/02 23:19 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#450 [氷雨]
俺は本気で心配しだんだよ?


高槻がゲイだったらどうしたらよいものかと…


なのに、


「陽ーー!!大っっ好きだ!」
なんて、小宮もゲイ発言するし。


俺としては不安なわけで…

⏰:08/04/02 23:22 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#451 [氷雨]
「ははー…陽には参るって」


高槻は苦笑いした。


そして、ついに言った、あの言葉を、


「俺にも好きな子いるし」


と!!


「やっぱりな!!」

⏰:08/04/03 12:36 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#452 [氷雨]
小宮はすぐに反応した。


気付いてなかったの俺だけ?


「誰!?」


俺も負けじと3秒程、遅れて飛びついた。

小宮も高槻に顔を近付けて聞く体制に入った。


「あの子………」

⏰:08/04/03 12:40 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#453 [氷雨]
高槻は照れながら目を向けた。

「「え………?」」



高槻の視線の先には、


1人で本を読んでいて、眼鏡で、髪が腰まで伸びていて、綺麗だけど性格は地味な、以前の俺みたいな女の子だった。


「なっ、なんだよ。えって!」

高槻は照れながら怒ってた。

⏰:08/04/03 12:51 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#454 [氷雨]
「すっ、好きなんだからしょうがねえだろ!」


真っ赤になっていう高槻はなんだか可愛くて小宮と俺で高槻をニヤニヤしながら見ていた。


そして、いつの間にか生徒全員が来ていてチャイムが鳴ると同時にみんな席へと向かった。


「席つけーー!よしっ、みんないるなー」


先生の声で今日が始まった。

⏰:08/04/03 13:01 📱:D704i 🆔:☆☆☆


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