僕⇒俺
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#600 [氷雨]
と、言った。
「なっ…!お前はいつもそんな事ばかり考えてるのかっ!?」
孝裕さんが焦りながら雅さんに怒鳴る。
雅さんはそんな孝裕さんを無視して尋ねた。
「陽と孝裕、知り合いだったの?」
やっぱり怪訝そうな顔で俺と孝裕さんを交互に見る。
「いや…、どこかで見た事があるんだ」
:08/05/05 08:09 :D704i :☆☆☆
#601 [我輩は匿名である]
:08/05/05 12:53 :P902iS :☆☆☆
#602 [x]
この小説大好きです
更新頑張って
下さいx!!
:08/05/05 17:32 :W54T :☆☆☆
#603 [氷雨]
我輩さん
アンカーありがとう!
さん
大好きですか!?ぅわぁぁあ!すごぃ嬉しいです!
今日、更新予定です。暫しお待ちを!!
:08/05/06 13:06 :D704i :☆☆☆
#604 [氷雨]
孝裕さんは俺をジッと見る。
俺も暫くは見ていたんだけど、いたたまれなくなり視線を逸らした。
「あ…………」
孝裕さんは思い出したかのように声をあげる。
雅さんも当然のようにその言葉に食い付く。
「何なに!?思い出した!?」
:08/05/06 16:10 :D704i :☆☆☆
#605 [氷雨]
元気な子犬のように孝裕さんに飛び付く。
けれど、孝裕さんは考えるというように手を頭に置き、答えを探していた。
「なんだ、まだかよ…」
そんな姿に雅さんは面白くなさそうに孝裕さんから離れた。
けれど…
「雅…、お前もよく知っている御人を思い出さないか?」
:08/05/06 16:15 :D704i :☆☆☆
#606 [氷雨]
孝裕さんから出た【御人】と、いう言葉に雅さんの体がピクリと反応した。
「【御人】だ………?」
確かめるように繰り返した。
雅さんの言葉に孝裕さんは頷く。
次は雅さんからの視線攻撃。
またもいたたまれなくなって視線を逸らす。
「あ………っ!!え……?」
:08/05/06 16:20 :D704i :☆☆☆
#607 [氷雨]
雅さんも思い出したかのように声をあげて、「マジ……?」、そう呟いた。
孝裕さんが意を決したように俺に尋ねる。
「陽?もしかしたらな、お前の父親は彩史さんか?」
突然出た父親の名に瞳をパチクリさせる。
雅さんも孝裕さんも真剣そのもので…
「どうして、お父さんの名を知ってるんですか?」
:08/05/06 16:24 :D704i :☆☆☆
#608 [氷雨]
俺は驚きを隠せずに言った。
お父さんが関係あるの?
眉にしわが寄る。
「陽………、本当に。本当に彩史さんの息子なのか?」
孝裕さんは呟くように俺に尋ねる。
雅さんも俺をジッと見つめている。
「うん、俺のお父さんですけど…。お父さんを知っているんですか?」
:08/05/06 19:38 :D704i :☆☆☆
#609 [氷雨]
もう1度質問して、そこで俺はハッと気付いた。
お父さんはモデルをしていたんだ。
「俺の先輩。俺の憧れ…」
雅さんが呟いた。
俺は雅さんの顔を見上げた。
その顔は嬉しそうな、悲しそうな顔をしていた。
「雅…さん……?」
:08/05/06 19:42 :D704i :☆☆☆
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