・・・ゆめみる魚・・・
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#271 [向日葵]
7P・心が……

「まほう?じゃあぼくはもうゆめをみれないの?」

かなしそうに魚がいいました。

「ううん。そうじゃないよ。きみはいつもゆめをみすぎだから、すこしだけゆめをみにくくなっただけさ。」

なかまの魚がいいました。

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スズメだかなんだかのさえずりが聞こえた。

私はうっすらと目を開ける。

⏰:08/02/11 01:13 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#272 [向日葵]
もう夏間近だと言うのに、温かさを感じて、私は安心するかのようにまた目を瞑った。

「みかげ。いい加減起きろ。」

「え?」

目を再び開ければ、眼鏡をかけていない真のドアップがそこにはあった。

「え!あ、もう朝……?」

「んー……。そうみたいよ。」

背伸びしながら真は言った。
と言うか私……腕枕してもらってる!

⏰:08/02/11 01:19 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#273 [向日葵]
そんな驚いてる私をよそに、真は優しく私を抱き締める。

シャツについた香水の匂いが、鼻をくすぐる。

「よく寝れた?」

「ま、……まぁ。」

「お早うのキスはしたほうがいい?」

キス……?

「し、しなくていい!そんな関係じゃないし!」

「え?違うの?」

違うの?って……。
だって真が好きなのは私じゃなくて……でもなんか昨日、真も私が好きなのかまとか思ったりしちゃって……。

⏰:08/02/11 01:22 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#274 [向日葵]
「と、とにかく……しないで。昨日、首にキスマークつけた事許した訳じゃないんだから!」

「あ、気づいた?なんならもう一丁つけとく?そしたら噂流れるかもよ。俺とお前が……みたいな。」

じょうっっだんじゃない!
痕だけで何にもされてない純潔な私が、そんないやらしい行為しただなんて恥さらしもいいとこだ!

ここで、何故私達が同じ寝床で寝ていたか。

もちろん皆の妄想……いや想像していた事は一切していない。

⏰:08/02/11 01:27 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#275 [向日葵]
勉強をしている私のもとに、真がやって来て、なんだかんだと勉強を教えてもらっていたのだ。

そしたら……。

――――――――……

―昨日・11時半頃―

[まだ寝ないのか?]

[え、いや、寝るけど。なんで?]

[そうかー。]

と、真は私のベッドに移動中。
Tシャツにスウェットのズボンというラフな格好をしている真は、ベッドに寝転んだ。

⏰:08/02/11 01:37 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#276 [向日葵]
布団を適度にかぶると、両手を私の方へ広げた。

[おいで。]

[えぇっ?!]

何故こうなるかが分からなかった。

[たまには一緒に寝てやろうと思って。ホラ。]

……まぁ真にとっちゃあ、犬と寝るのも同然か。

深く考えるのはよそう……。

諦めて、真が入った事により狭くなったベッドに私も入る。

[おやすみ。]

優しい声で囁かれる。

⏰:08/02/11 01:40 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#277 [向日葵]
何故玩具的存在の私にこんなに優しく恋人のような扱いをするのだろう。

ごっこならもう嫌だといって終りになった筈だし……。

ねぇ真……。

私は貴方にとってどんな存在?

知りたいの。
ここにいる理由が欲しい……。
現実に住み続けれる理由が真なら嬉しい……。

「おいで。」と言ってくれるならば、私を捕まえたままでいて……?

私は真が待つベッドへと体を沈めた。

⏰:08/02/13 01:36 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#278 [向日葵]
―――――――……

―変わってこちら現在―

「あの……ちょっと……真……。」

「んー?」

「いや、んー?じゃなくってさ……離れてくんない、」

いつもより早く起きたので、台所で少し豪華な朝食作りの最中。……が。
真が私の背後から抱きついたまま離れようとしてくれない。

「だーってー。くっつきたいもーん。」

ガキかアンタは。

⏰:08/02/13 01:43 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#279 [向日葵]
いや、コイツは大人に見えたガキだ。
しかも年下である私よりも遥かに……。

「朝飯が作れないだろーがぁ!」

「なんかこーゆーシチュエーションたまんないね。」

「はぁ?」

「朝に彼女が料理してくれてるーだなんて。」

その前に彼女じゃねぇし。

そんな事言って……。

「晩飯、この前食べなかったのはどこのどいつだよ。」

⏰:08/02/13 01:46 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#280 [向日葵]
「あれ帰ってきてからの楽しみにしてたんだよ。」

「ふーん。」

ジューッと言いながら卵が焼ける。
只今スクランブルエッグ制作中。

「あ、俺半熟がいい。」

自分で作れこの野郎。

他もちゃっちゃと作って、結局真をおぶったまま朝食の完成。

机に全部運び終えると、真は私を引っ張って間近くで見つめた。

さっきといい、今といい……朝からベタベタすんのはどうかと思うんだけど……。

⏰:08/02/13 01:51 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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