・・・ゆめみる魚・・・
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#411 [向日葵]
この頃、つぐみさんに対する真の警戒が少し薄れた気がする。
つぐみさんもそれを望んでいるだろうし、もしかして真は、つぐみさんが気になるんじゃなくて、元の幼なじみの関係に戻りたいのだろうか?
「で、この大荷物は……。」
「ビールとおつまみ。あと、夕飯作ろうかなって。みかげちゃんと。」
ビールかぁ……。
なんだか大人……。
1度、ビールを舐めた事があったが、背筋を抜ける苦さにもう2度と口に入れるものかと誓った。
:08/03/01 01:52
:SO903i
:☆☆☆
#412 [向日葵]
※お詫び※
大変勝手な事ながら、先程出ていたみかげの誕生日説は無かった事にしてください

冒頭では17歳になったばっかりにしてありますので話が繋がらないです

こちら側のミスですので大変読みにくいかとは思いますが、よろしくお願いします。
向日葵
:08/03/01 09:49
:SO903i
:☆☆☆
#413 [向日葵]
「とりあえず中へ。」
鍵を急いで開けて、荷物を台所まで運んだ。
「グラタン作ろうと思うんだ。」
牛乳を持ちながらにっこり笑うつぐみさんは、好きな人に料理を作れる事が嬉しそうだった。
その好きな人と私が付き合ってるだなんて、つゆ知らずに……。
さすがと言うかなんと言うか、つぐみさんはテキパキと作っていった。
グラタンでもちゃんとルーから作って、焼いてる間に他の1品作ったりと手際はピカいちだった。
:08/03/03 00:00
:SO903i
:☆☆☆
#414 [向日葵]
そんなつぐみさんだから、私は胸が痛んだ。
私が真とくっつかなければ、つぐみさんは真と付き合ってたかもしれないのに……。
そんな事思っても、手放せない私はズルイのだろうか。
リビングに美味しそうな匂いがたち込む。
ヨダレが出そうな思いで真を待った。
「松川君とはいつもご飯一緒に食べてるの?」
「あ、いえ。私が大抵先に食べちゃいます。」
2人でイスに座りながら話した。
:08/03/03 00:04
:SO903i
:☆☆☆
#415 [向日葵]
「でもいいな。毎日顔合わしてるんだもんね。……羨ましい……。」
最後にそう呟いたつぐみさんに、なんて声をかければいいか分からない私は、気まずくなりながらうつ向いてしまった。
沈黙が続いて、そろそろ限界が近付いた時、世話しなく鍵を開ける音が聞こえた。
満面の笑みで立ち上がったつぐみさんは、玄関まで小走りしていった。
まるで旦那の帰りを待っていたかのように。
その姿をぼんやりと眺める事しか出来なかった。
:08/03/03 00:07
:SO903i
:☆☆☆
#416 [向日葵]
*****************
「お帰りなさい。」
迎えたのはつぐみだった。
てっきりみかげが来るもんだとか思ってた俺は、内心肩を落とす。
つぐみにバレないように、つぐみの後ろをチラリと見たが、みかげが来る気配は無かった。
「あぁ。」
なんだか新婚みたい……と思ったのは俺だけではないだろう。
少し頬を赤くさせてるつぐみも多分同じ事を考えたに違いない。
:08/03/03 00:14
:SO903i
:☆☆☆
#417 [向日葵]
期待させちゃいけない。
前にみかげは、「つぐみは前よりは弱くない。」と言っていたが、それを丸々信用するのは難しい。
友達としての距離をしっかり保っておかないと、後々面倒になる事もある。
一瞬の内に、色んな事を考えてると、リビングから何か割れた音が聞こえた。
「みかげちゃん……?」
「何か落としたか?」
とおどけた風に言ったが、体はみかげの元へと早く動いた。
********************
「あー……。」
:08/03/03 00:19
:SO903i
:☆☆☆
#418 [向日葵]
何もする事が無くなった私は、気をきかせようと2人がビールを入れる為のグラスを用意している所だった。
が、手元が狂って手からグラス落下。
パリーンと意外にうるさい音を立てながらグラスは割れてしまった。
しゃがんで破片を拾う。
「――いっ…!」
指先から、ゆっくりと赤い血が溢れ出す。
あぁ……踏んだり蹴ったり……。
「みかげ。」
後ろから声。
真だ。
:08/03/03 00:23
:SO903i
:☆☆☆
#419 [向日葵]
怪我をしてるのを何だか知られたくなくて、親指と傷をしてる人差し指とを擦り合わせて血を拭き取る。
「ゴメン真。手元狂った。」
「掃除機持ってこい。」
ため息をつきながら言われた。
呆れてるってこと?
「みかげちゃん。怪我なかった?」
あったけど。
「大丈夫です。」
そう言って、掃除機がある部屋へ行った。
そこには救急箱もあった筈だから、絆創膏を貼っておこう……。
:08/03/03 00:27
:SO903i
:☆☆☆
#420 [向日葵]
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「って事で、2人共もいっかな?」
夕飯も食べ終わり、食べながら話していたプール計画の事も話し終えた。
「ちょっと待てつぐみ。」
真が問う。
「お前の友達って誰?」
真からそう言われると、つぐみさんは苦笑いした。
「スルーしてくれると思ってたんだけどなあ。言っても行かないとか言わない?」
:08/03/03 00:31
:SO903i
:☆☆☆
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