その妖かし淫らにつき
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#11 [ひえぃ]
「いけにえぇ!!?」

正確に目を覚まし
大声をだすと回りにいた
鳥達が一気に飛びだしていった。

めのまえには
深い森だけが広がる。

「…私…私…騙された…??……」

腕にはしっかり縄がくくりつけられ木に縛りつけられている。

「…あのクソジジイ…弱々しいふりして中々やるじゃない…それに村の連中も……」

⏰:08/01/08 01:11 📱:SH903i 🆔:CHC2gsls


#12 [ひえぃ]
なにが花嫁候補よ!!
いい気にして隙を作ろうって作戦だったのね!

悔しい〜!!


「………はぁ
おばぁちゃん心配してるよね…村長さんたちの事殺してないでしょうね…」


少し落ち着かないと。
今私は多分あのオロチ山のど真ん中にいるはず、
噂だけれども人がいなくなってるのは確かだから
慎重にしないと。

⏰:08/01/08 01:15 📱:SH903i 🆔:CHC2gsls


#13 [ひえぃ]
…………………
って言ってもボロ服着て
縄に繋がりながら警戒しても捕まえて下さいって言ってるようなもんか…


「………なんか霧もさっきより濃くなった気がする……嫌だな…」

辺りは次第に暗闇に
包まれ夕刻が訪れる。


体力は次第に衰え
喋ったり考える気散らし法も宛にできない。

⏰:08/01/08 01:19 📱:SH903i 🆔:CHC2gsls


#14 [ひえぃ]
顔を下に落とし
黙っていると何やら近くで草が揺れる音に気付き
桜は目をむける。

「…人?」

カサッカササッ

「誰か来てくれた…?」


次の瞬間
そんな嬉しさや希望を
裏切るあるものが姿を見せた。

⏰:08/01/08 01:24 📱:SH903i 🆔:CHC2gsls


#15 [ひえぃ]
「……っ!…大…蛇…」

めのまえには
この世の蛇とは思えない程の大きさをした蛇が長い舌をだしてこちらに近付いてくる。

「……はぁ……神隠しの主は…あなただったの?」

怖い…

怖くて
涙がでる…

もぅ終わり…なの?

⏰:08/01/08 01:28 📱:SH903i 🆔:CHC2gsls


#16 [ひえぃ]
ゆっくりと渦巻いた
大蛇はこちらをジーッと見つめて大きな口を開きバッと向かってきた。

「っ!!!」

もぅ駄目だ…


「…やめろ白影(ハクエイ)…」

突然人の声が聞こえ
蛇はピタッととまり
ザッザッとそちの方向へ向かっていく。

⏰:08/01/08 01:31 📱:SH903i 🆔:CHC2gsls


#17 [ひえぃ]
驚きながら
目をゆっくり開けると
数尺先に背の高い男が見えた。

さきほどの大蛇を
優しく撫でている。

「(………………)」

女の私よりも綺麗な顔だち…華奢だけど背は高くて
………人間ではない。

「……まだ赤子だ
無礼は遊び冗談」

男は涼しげな顔で口を開く。

⏰:08/01/08 01:38 📱:SH903i 🆔:CHC2gsls


#18 [我輩は匿名である]
面白ぃ

⏰:08/01/08 01:39 📱:F704i 🆔:2CvaAcnk


#19 [ひえぃ]
「…近付かないで」

「…なぜ?」

「蛇を手なずけてるって事はあなたが妖かしね…
まさか北の主がこんな人間の姿をしてるとは思わなかった…」

真っ白な肌に
薄い茶色の瞳…

「…威勢がいい
女はそうではなくてな」

⏰:08/01/08 01:44 📱:SH903i 🆔:CHC2gsls


#20 [ひえぃ]
男は一歩一歩
冷たく笑いながら近付いてくる。

「…っ!
いっ今まで隠してきた
人々は!?」

「…喰ろうた」

「!……噂は本当だったの……?」

生きたまま人を喰らう…

目の前まで男はくると
桜の顎をつかみぐっと
上にあげる。

⏰:08/01/08 01:50 📱:SH903i 🆔:CHC2gsls


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