その妖かし淫らにつき
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#111 [ひえぃ]
「…もぅ
何処行ったのよ……?」

数尺先の草かげから
何やら足のようなものが
見え桜は近付いた。

「………?………!
ヒョウ君?!」

「……っ…お前かよ…」

座っている
ヒョウの左足は何かの捕獲罠ようの機械に挟まり
ドクドク血が流れている

「やだ!なんで!?」

⏰:08/01/16 06:06 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#112 [ひえぃ]
「…ウサギがかかり
そうで助けたらウッカリはまっちまった…なさけねぇ…」

「大丈夫!痛くない?
今はずすからね!?」

こんな血がでてるのに
痛くないはずがない…

「…無理
かかったら二度と開かない仕組みになってる…俺でも壊せない」

「いいから!」

⏰:08/01/16 06:11 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#113 [ひえぃ]
刃の間に手を入れ
必死に開こうとするが
全く動かない。

桜の白い手から鮮血が
ポタポタ流れ落ちる。

「馬鹿!やめろ!手
駄目になっちまうぞ!」

「だって
このままだったらヒョウ君死んじゃうよ!」

「…死なねーから
…手離せよ…」

どんどん顔が青ざめていくのが分かる。

⏰:08/01/16 06:14 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#114 [ひえぃ]
キツネさん呼んだ方が…
でも戻っても時間がかかりすぎて……

「…ヤベェこんな血流したの…初めてだから……
寒い……」

私は
落ち着きをなくし泣きながらヒョウ君の手を握っていると後ろから草むらが動く音が聞こえた。

「お?かかってる?」

「本当か?
これで今日の晩飯は
そろうな」

⏰:08/01/16 06:21 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#115 [ひえぃ]
キツネさんかオロチだと
思い振り返るとそこには
人間の男が二人いた。

「?…女と…ガキ?…ガキが罠にはまったのか?」

「なんだよ期待させやがって!」

…村の人達?
見かけた事はない…

「あの!早くこの機械を外して下さい!血が止まらなくて…」

「……おぃちょっと待てよこのガキ真紅の瞳してるぜ」

⏰:08/01/16 06:27 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#116 [ひえぃ]
男がもぅ一人の男に
もちかける。

「…こいつ妖怪?」

「あぁ多分な…この女もそうだろう…」

「何をしているの!?早くしないと!ヒョウ君が………!?」

気が付くと桜は
一人の男に押され地面に
倒れてしまった。

「きゃっ!…何を…」

⏰:08/01/16 06:31 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#117 [ひえぃ]
「まさか北の妖怪が
こんな良い女だとはなぁ……」

「ガキはほっとけば
死ぬだろうし、お前は俺らが可愛いがってやるよ」

一歩一歩
男らは桜に近付くと
ヒョウはボヤッとする目を無理に起こす。

「やめろ!そいつにさわんじゃねー!」

ジタバタするが
身動きがとれない。

「うるせー!死にぞこないが!」

⏰:08/01/16 06:36 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#118 [ひえぃ]
バシッとヒョウの顔を
男は殴り黙らせる。

「ヒョウ君!…ヒョウ君!!」

「桜!!」

一人の男が
桜の服に手をかけた
瞬間。



ドクンッ

⏰:08/01/16 06:39 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#119 [ひえぃ]
俯くヒョウの体が
強く振動しだす。

ドクンッ
ドクンッ
ドクンッ

「…ぐ……がぁぁ……」

痛み悶え苦しむかのようにヒョウは俯せになり爪を土に立て叫びだした。

「なっなんだ!?」
「ひっ?!」

ギロッと髪の毛の間から睨む瞳はもはやヒョウではなかった。

⏰:08/01/16 06:43 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


#120 [ひえぃ]
「…そいつ…を…はな……せ…」

ブルブル震える手を
抑え自我を保とうとする
ヒョウが男達に向かって言った。

「化け物!!」
「にっ逃げるぞ!!」

ダッとクサカゲに
男達はさっさと逃げると
見えなくなってしまった

「…ヒョウ君!!」

⏰:08/01/16 06:50 📱:SH903i 🆔:65mC/6qA


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