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#641 [
Mr.RabbIts!
]
それは家に龍さんが遊びに来ていた時の事だった。
俺がレッスンから帰ると、入れ違いに直樹がレッスンに行く所だった。
直樹は俺を見るとリビングに顔を突っ込んで、龍さんに声をかけた。
「おい。晴樹来たけど」
「あー?じゃあ俺まだ居よっと」
どうやら龍さんは帰るしたくをしていたようだが、俺が帰ってきたのを見てまだ若松家に居座る気のようだ。
:08/08/13 13:58
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#642 [
Mr.RabbIts!
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俺は龍さんが遊んでくれるのだと思い、急いで家に上がった。
―ドタドタドタ…ッ
そんな俺に直樹は「騒がしいヤツだな…」と呟き、家から出ていった。
「りゅーさんっ!」
リビングに飛び込んだ俺に、笑顔で迎えてくれる龍さん。
「おー、お疲れさん。ゲームでもするか」
:08/08/13 14:03
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#643 [
Mr.RabbIts!
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俺は瞳をキラキラさせて、大きく頷いた。
「うんっ!」
そんな俺を見てクスリと笑う龍さんの手元を見ると、シャーペンとノートと、さんこーしょ…??
嫌な予感がしてちらっと龍さんを見ると、案の定ニヤッとした顔の龍さんが…
「ゲームするか、…って言いたい所なんだけど。俺ベンキョーで忙しいんだよね」
:08/08/13 14:11
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#644 [
Mr.RabbIts!
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「……へえー…。じ、じゃあいいや!俺は一人でテレビでも見て…」
そう言ってその場から逃げようとした俺の腕をガシッと掴む龍さんの笑顔はまるで悪魔…。
「そーいえば直樹に聞いたんだけど、晴樹ってもうすぐテストじゃなかったか?」
龍さんの言葉にビクッと肩を振るわし反応する俺。
:08/08/13 16:51
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#645 [
Mr.RabbIts!
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俺の反応を見て笑顔を見せる龍さん。
「ほら、教えてやるからお前も教科書持ってこい」
クソ兄貴…と直樹を罵りながら俺は教科書が入った鞄を持って、龍さんの隣に座った。
「晴樹って以外とバカだよなー」
何の悪びれも見せず俺を侮辱する龍さんを、睨んで唇を尖らせる。
:08/08/13 16:56
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#646 [
Mr.RabbIts!
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「どーせっ俺は、兄貴と違って出来損ないですよーだっ!」
そう言って拗ねる俺の頭を龍さんはポンポンと撫でる。
「冗談だろ?」
ちっくしょ…っ
俺は悔しくて唇を噛み締めた。
なかなか顔を上げない俺を心配したのか、龍さんが覗き込んでくる。
:08/08/13 17:01
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#647 [
Mr.RabbIts!
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「…晴樹?」
「……………なに」
まだ膨れている俺の頬を指でツンツンし出す龍さんの手を振り払う。
「っりゅーさん!!」
「なにー?」
う……はあっ。
この人としゃべってると、なんかどうでもよくなってきた。
そんな事を考えていた俺にしつこく「なに?なに?」と訊いてくる龍さんに、「何でもないです」と素っ気なく答えて、大嫌いな勉強に取りかかった。
:08/08/13 17:07
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#648 [
Mr.RabbIts!
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「なんか晴樹が冷たいぞー」
しつこいな…この人。
「誰のせいだと思ってんですか!てか、ベンキョーしてくださいよっ」
自分が言い出したくせに…とか俺がぶつぶつ言いながら、ノートに漢字を写していると、龍さんが口を開いた。
「俺のせいなの?」
:08/08/13 17:12
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#649 [
Mr.RabbIts!
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そうに決まって…!!
って、アレ?龍さんのせいなのか…??
「……ちがう、かも…」
言い淀む俺に、龍さんは分厚い参考書をパタンと閉じた。
「何をそんなに焦ってるんだ?」
焦ってる…?俺が??
龍さんの言っている意味が分からなくて、困ったような顔で龍さんを見つめたら苦笑された。
:08/08/13 17:15
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#650 [
Mr.RabbIts!
]
「なんてゆーか…晴樹らしくないぞ?元気ないし」
俺らしくない…?
「俺らしいって、どんなの?」
思った事をそのまま口にしたら、龍さんが驚いた顔をした。
「…龍さん、俺ね、何やっても楽しくないんだ…」
俺の話を龍さんが黙って聞いてくれている事に安心して、俺は思っている事を全て吐き出した。
:08/08/13 17:19
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