フォーエヴァー。>>BL
最新 最初 全 
#662 [
Mr.RabbIts!
]
「??」
俺が心配そうに龍さんを見上げていると、龍さんも俺を見つめ返してきた。
自分の頬にある俺の手に手を添えて、龍さんは呟いた。
「…晴樹の手って、あったかいのな」
「そうかなぁ?」
俺がそう首を傾げると、うん、安心する。と言って龍さんはすごくキレイに微笑んだ。
:08/08/15 17:14
:P704i
:Wnri6ayU
#663 [
Mr.RabbIts!
]
なんだか俺までうれしくなって、へへへっと笑っていると、龍さんが急に真剣な表情で俺を呼んだ。
「晴樹。」
「ん?なに?」
龍さんは一呼吸おいてから、言った。
「俺が通ってた中学に入らないか?」
:08/08/15 17:20
:P704i
:Wnri6ayU
#664 [
Mr.RabbIts!
]
「…龍さんが通ってた中学って、あの坂の上の?」
「あぁ。芸能界に興味ないんなら普通の中学通って、何か好きなモン見つける方がいいと思って」
どう?と付け足す龍さんに俺の心は決まった。
「行く!!俺ホントはあそこ通いたかったんだ!すごいキレイな所だし、龍さん学校の事楽しそうに話してたし!」
そう言った俺に龍さんはうれしそうに笑いかけてくれた。
:08/08/15 17:27
:P704i
:Wnri6ayU
#665 [
Mr.RabbIts!
]
「よし!じゃあ決まりだなっ」
そう言って龍さんと二人で笑い合っていたら、玄関の扉が開く音がした。
「ただーいまー」
「あ、親父だ!おかえりー」
俺がリビングから叫んで玄関まで迎えに行こうと立ち上がると、ドタドタと玄関から走ってくる足音が聞こえた。
:08/08/15 17:35
:P704i
:Wnri6ayU
#666 [
Mr.RabbIts!
]
―バタンッ!
「晴樹っ!父さん今、帰ったぞー!!」
「え、あ、うおっ?!」
リビングの扉を勢いよく開けて入ってきた光は、俺の姿を発見したとたんに思い切り抱きついてきた。
「はっ…離せー!!糞親父っ!」
べりっと引き剥がすと光は30代とは思えない童顔が、悲しみに歪む。
:08/08/15 18:17
:P704i
:Wnri6ayU
#667 [
Mr.RabbIts!
]
『光は30代とは…』
↓
『光の30代とは…』
訂正です(;_;)
:08/08/15 18:19
:P704i
:Wnri6ayU
#668 [
Mr.RabbIts!
]
「晴樹が冷たい…」
「親父が暑苦しいんだろ!」
まったく…と俺がぶつぶつ文句を言っていると、龍さんが突然スクッと立ち上がった。
「光さん、おじゃましてます」
「おー龍くんか。…晴樹に変な事してないだろうね?」
そう言って黒い笑みを浮かべる光に龍さんは後ずさる。
:08/08/15 18:23
:P704i
:Wnri6ayU
#669 [
Mr.RabbIts!
]
「もうっ親父!!龍さんは俺に勉強教えてくれてたの!」
そう叱りつける俺に、そうか。と唇を尖らせる親父に、苦笑いの龍さん。
「……!そうだ。晴樹、光さんに話があるんだったよな?」
いきなり話を振られた俺は焦って龍さんに不安気な視線を送る。
でも龍さんは大丈夫といった感じにしきりに頷くだけだった。
:08/08/15 18:29
:P704i
:Wnri6ayU
#670 [
Mr.RabbIts!
]
「ん?なんだ?」
そう言ってやさしく問いかけてくる親父を見て、俺は意を決して口を開いた。
「あのさ、親父!俺…普通の中学に通いたいんだ!!」
親父の顔色を伺うように、上目遣いに光を見る。
「…どうして…?」
そう言った光の表情からは、怒りも悲しみも読み取れない。
:08/08/15 20:29
:P704i
:Wnri6ayU
#671 [
Mr.RabbIts!
]
「俺今まで言えなかったけど、芸能界に入る気はないんだ…」
光の顔が驚きに変わる。
「え…っ?」
「ごめん!!親父をガッカリさせたくなくて…」
そこまで言って俯き、唇を噛み締める。
…やっぱり、親父は芸能界入ってほしいんだよな…。
:08/08/15 20:33
:P704i
:Wnri6ayU
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194