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#680 [Mr.RabbIts!]
 

「……それでも、俺は嫌だ!」
 
あの日のその言葉を最後に、直樹はまともに口をきいてくれなくなった。
何度話しかけても「あぁ」とか「ふーん」とかばかりで、目も合わせてくれない。
 
そうこうしているうちに入学式を迎え、やっと口を開いてくれたと思ったら『バカだよ、お前』。
 
―――
 
「…ハァー…何をあんなに怒ってるんだろ」
 
俺は肩を下げたまま、中学校への道を歩いて行った。
 

⏰:08/08/22 12:20 📱:P704i 🆔:iGtotXCk


#681 [我輩は匿名である]
遥達に会う前の話ですか

⏰:08/08/22 23:54 📱:F703i 🆔:.G.Z.jh.


#682 [我輩は匿名である]
頑張ってください

⏰:08/08/24 09:19 📱:F703i 🆔:CZcE4jAw


#683 [Mr.RabbIts!]
 

〒匿名さん▽
 
はいっ そうです
中学生の頃の話です。
 
分かりにくかったですかね
すいません
 

⏰:08/08/24 13:05 📱:P704i 🆔:OSfMMA/g


#684 [Mr.RabbIts!]
 

〒匿名さん▽
 
はいっ
がんばりますね
 
更新遅くなります
 

⏰:08/08/24 13:08 📱:P704i 🆔:OSfMMA/g


#685 [Mr.RabbIts!]
 

グレーのコンクリートでできた地面ばかりを見つめていた俺の視界に、ふわりとピンク色のものが綺麗に映った。
思わず俯かせていた顔を上げると道の横に咲いていた桜が満開に花を咲かせていた。
 
「っうわ…綺麗……」
 
晴樹は立ち止まって満開の桜に見惚れていた。
 
「ぶぇっくしゅんっ!!」
 
ビクー!!
 
ひとり黄昏ていた晴樹は後ろからのクシャミのせいで一気に現実へと引き戻された。
 

⏰:08/08/24 13:40 📱:P704i 🆔:OSfMMA/g


#686 [Mr.RabbIts!]
 

ったく…誰だよ。
俺の感動を返せ!!
 
そんな事を考えながら後ろを振り向くと、さっきクシャミをしたと思われる同じ制服を着た少年が鼻をしきりにこすっていた。
 
「っうー…目ぇカユイし鼻もムズムズするし……最悪だーー!!」
 
その少年がいきなり叫びだしたので、晴樹はまたビクッと反応してしまった。
そんな晴樹に気付いたのか、赤く充血した目を丸くして少年は晴樹に近付いてきた。
 

⏰:08/08/24 13:46 📱:P704i 🆔:OSfMMA/g


#687 [Mr.RabbIts!]
 

「あーごめんごめん。花粉飛びまくりでさー、イライラしちゃった。」
 
そう言ってニコリと微笑む少年には、まだあどけなさが残っているように見えた。
晴樹が何も言えずにボーッとその少年を見ていると、少年は首を傾げた。
 
「なに?…あ、もしかして鼻水飛ばしちゃったとか?いやーだって、しょーがなくない?春だから花粉が…」
 
すごい勢いでしゃべる目の前の少年に、最初晴樹は圧倒されていたが、だんだんおかしくなってきて感情のままに大声をあげて笑った。
 

⏰:08/08/24 13:52 📱:P704i 🆔:OSfMMA/g


#688 [Mr.RabbIts!]
 

そんな晴樹を初めはポカンと見ていた少年だったが、やがて晴樹につられて笑いだした。
 
「お前、おもしろいヤツだな」
 
目を細めてうれしそうに言う少年に晴樹も笑顔のまま答えた。
 
「それはお前だろ?」
 
そう言ってフフッと笑うと名前を訊かれた。
なんとなく名字を言うのをためらった晴樹が名前だけ教えると、相手も『孝志』と名乗ってくれた。
 

⏰:08/08/24 13:57 📱:P704i 🆔:OSfMMA/g


#689 [Mr.RabbIts!]
 

聞くと孝志も同じ中学の入学生ということで、晴樹と孝志は一緒に学校までの道を歩いた。
 
「孝志、花粉症なんだ?」
 
「おう、俺の家族はみんな。春になるとティッシュがすぐに足りなくなって大変なんだぜ?」
 
そう言っておどけてみせる孝志に晴樹は腹を抱えて笑った。
 
晴樹は早くもこの中学校に変更してよかった、と心から感じていた。
 

⏰:08/08/24 14:02 📱:P704i 🆔:OSfMMA/g


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