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#923 [Mr.RabbIts!]
 

「つい!?つい何だよ!忘れちゃいましたか?!」
「そんな興奮すんなって」
 
なだめる晴樹だが、孝志はまだすね足りないらしい。
 
「興奮じゃねーよ!悲しみだよ、そう孤独感!!」
「どうしたんだろ、孝志」
「さぁ?」
 
他人事のようにそう答えた旬に孝志は厳しい視線を送りつける。
 

⏰:10/02/07 16:11 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#924 [Mr.RabbIts!]
 

「さぁ?じゃねぇし!元々は旬くんのせいだよ!」
「あー…うんうん。そーだな」
 
そう嘆く孝志に相手をするのが面倒になったのか、旬は適当に返事をしながら晴樹の手を再び握った。
晴樹はその握られた手から旬へと視線をあげる。
 
「…保健室、傷の手当てしてもらわねぇと」
「…うん!」
 

⏰:10/02/07 16:15 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#925 [Mr.RabbIts!]
 

「いっ、痛い痛い痛い〜!!」
「騒ぐなよ。つーか暴れんな!」
 
保健室にやってきて田辺に消毒をしてもらっている晴樹だが、あまりの痛さに悲鳴をあげて暴れる。
それを旬と孝志でおさえるが晴樹は必死にもがき、2人の拘束から逃れた。
 
「もう嫌だ!」
「困ったねぇ」
 
嫌だ嫌だとダダをこねる晴樹に田辺も苦笑いだ。
 

⏰:10/02/07 22:19 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#926 [Mr.RabbIts!]
 

「晴樹、消毒しねーと治んないぞ」
 
孝志もあきれ気味に声をかけるが、晴樹は痛みで潤んだ瞳で睨み返すだけだった。
そんな晴樹に旬はジリジリと近寄って行った。
 
「…晴樹」
「いっ、嫌だからね!旬くんが何と言おうと…!!」
 

⏰:10/02/07 22:22 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#927 [Mr.RabbIts!]
 

「晴樹」
「だって痛いんだもん!」
 
泣き言を言う晴樹の頭をポンポンと叩く。
その行動に晴樹は旬を見上げる。
 
「消毒してもらわねーと」
 
何となく兄貴のことを思い出した。
そういえば、おれまだ兄貴と仲直りしてない…
 

⏰:10/02/07 22:25 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#928 [Mr.RabbIts!]
 

少し胸の奥があたたかくなり出した晴樹は、黙ってうつむいた。
 
なんかわかんないけど、すげぇ今、直樹に会いたいかも…
 
ぼうっとしている晴樹に痺れを切らしたのか、旬は怒鳴った。
 

⏰:10/02/07 22:28 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#929 [Mr.RabbIts!]
 

「消毒ぐらいでグズグズしてたら、また血ぃ見ることになるぞ!コラァ!!」
「しゅ、旬くんコワ…」
「黙って消毒してもらえ!!」
「は、はい」
 
びっくりしてしまったからなのか、すんなり消毒を終わらせ傷口に絆創膏をはってもらい保健室を後にした。
 

⏰:10/02/07 22:32 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#930 [Mr.RabbIts!]
 

「…ったく、お前がぐずるせいで昼休み全部使っちまったじゃねーか」
 
ブツブツと文句を言いながら前を歩く旬に、晴樹は嬉しそうに話しかける。
 
「ねー!旬くん、旬くん」
「…なんだよ」
 
面倒臭そうにふり返る旬に晴樹はニコニコしたまま、答える。
 

⏰:10/02/07 22:39 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#931 [Mr.RabbIts!]
 

「旬くんってねー、なんかおれの兄貴に似てる」
「「はぁ?」」
 
これには晴樹の隣を歩いていた孝志も、疑問の声をあげた。
 
「別に嬉しくねぇんだけど…」
「旬くん!否定しといた方がいいよ!!こいつの兄貴はロクな奴じゃねぇから!」
 

⏰:10/02/07 22:44 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


#932 [Mr.RabbIts!]
 

「そうなのか?」
「そうだよ!昨日会ったばっかの俺に失礼なことばっか言いやがるし、それに弟の晴樹を平気でどつくんだぜ!?」
 
好き勝手な事を言う孝志に晴樹は少し眉を寄せる。
 
「…そんなことないよ!あれはおれのこと心配してくれてたからで…」
 

⏰:10/02/07 22:49 📱:P906i 🆔:e55Kqklo


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