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#110 [Mr.RabbIts!]
           

期待なんて、するモンじゃ無い。
裏切られた時、哀しいだけだから
辛くて虚しいだけだから。
           
それは痛いくらいに、この胸に傷として刻み込まれている。
           
俺は結局誰にも心を開けない、傷をさらけ出せない人間なんだ。
           

⏰:08/02/09 22:38 📱:P704i 🆔:DhS.07go


#111 [Mr.RabbIts!]
           

でもそれは、『若松 晴樹』という人間の話。
           
俺は『ヒロ』だ。
           
俺はまた始めるんだ。此処から。
このあたたかい場所から。
           
1から、じゃない。
0から、始める。
           
じゃあな、『若松 晴樹』           

⏰:08/02/09 22:43 📱:P704i 🆔:DhS.07go


#112 [Mr.RabbIts!]
           

「また、何処かで」
なんて言ってやんない。
           
お前にはもう、二度と会う気は無い。
           
よろしくな、『ヒロ』
           
俺はコイツと向き合って生きてく
           
自分に言い聞かせる。
           
『俺に帰る場所はねえ
 前だけ見て進め。』
           

⏰:08/02/09 22:47 📱:P704i 🆔:DhS.07go


#113 [Mr.RabbIts!]
           
――――――――――――
02/*はじめの一歩!
――――――――――――
           

「んっ、………へあ?」
           
小鳥がチュンチュン鳴いてる平和な空気の漂う中で俺は目覚めた。
           
そしていつもと違う天井が俺の視界に広がっていることで、なんとも間抜けな声を発してしまった。
           

⏰:08/02/10 00:50 📱:P704i 🆔:j5tw/n0.


#114 [Mr.RabbIts!]
           

なに、此処。
           
取り敢えずベットから体を起こして、寝起きでまだ上手く機能していない頭で考える。
           
昨日は朝早く家を出て、遙って金髪が変なヤツで、コウサカ アキラは腹黒で、雄琉はギタリスト目指してて―…
           

⏰:08/02/10 00:56 📱:P704i 🆔:j5tw/n0.


#115 [Mr.RabbIts!]
           

「ニャー」
           
俺がうつらうつらしていると、ベットに軽やかに上ってきたスティンが擦り寄ってきた。
           
「…あ、そか。俺、ヒロ」           
言葉になっていないような言葉を呟いて、スティンの頭を優しく撫でる。
           
「つか、もう昼じゃん…」
           
俺の目に映った目覚まし時計は、11時を知らせていた。
           

⏰:08/02/10 01:02 📱:P704i 🆔:j5tw/n0.


#116 [Mr.RabbIts!]
           

「久しぶりだー、こんな寝たの」
           
アノ家じゃ厳しかったから、休日だって…って!だあーーっ!!
俺はもう『ヒロ』なんだっ
アノ家なんて関係無い。
           
一人でフツフツ考えを巡らせていると、グ〜と腹が鳴った。
           
いろいろ考えるのはニガテだっ
取り敢えず、諒に飯作ってもらお〜♪
           

⏰:08/02/10 03:43 📱:P704i 🆔:j5tw/n0.


#117 [Mr.RabbIts!]
           

「諒っ!腹へった……あ?」
           
リビングに入るとソファーには遙と雄琉の姿が。
           
「あっ!おはよー、ヒロっ」
「あ、おはよ」
           
遙と挨拶を交わすと、雄琉は見ている雑誌から目を離さずに俺に嫌味を吐く。
           

⏰:08/02/10 03:50 📱:P704i 🆔:j5tw/n0.


#118 [Mr.RabbIts!]

           
「人ん家でよくもこんなに寝てられるよなー。厚かましい」
           
俺は雄琉の言葉にピクリと反応すると、すぐに言い返す。
           
「ハッ!よく言うぜ。昨日、日が暮れるまで寝てたのは誰だよ!?」
           
俺の反論に雄琉は見ていた雑誌から顔を上げた。
そんな雄琉を遙が茶化す。
           
「ハハー。それ雄琉のコトでしょー?」
「っうるせ!馬鹿っ」
           
核心を突かれて面食らっている雄琉が可笑しくて、俺が笑っていると諒がリビングに入ってきた。
           

⏰:08/02/10 03:55 📱:P704i 🆔:j5tw/n0.


#119 [Mr.RabbIts!]
           

「あぁ、ヒロ起きた?」
「うん。…諒ぁ〜」
           
俺が媚びるように諒にしがみつくと、諒はどうやら解ってくれたらしい。
           
「オムライス、作ったから。おいで?皆も」
           
その諒の言葉に俺は目を輝かせ、スグにテーブルの前に座った。
           
諒はそんな俺を見て、クスリと笑うと「待ってて」と言い残し、キッチンへ消えていった。
           

⏰:08/02/10 04:24 📱:P704i 🆔:j5tw/n0.


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