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#201 [
Mr.RabbIts!
]
「ハッ…単純なヤツ」
俺がボソッと呟くとスグに雄琉が反応した。
「なんだと?」
「べつにぃ?」
雄琉がこっちを向いてきたから、俺はそっぽを向いた。
:08/03/29 11:16
:D902i
:XN38xyLE
#202 [
Mr.RabbIts!
]
雄琉が不機嫌そうに俺をジーッと睨んでいるのだろう。
俺は強烈な視線を感じ、雄琉の方を振り返った。
「なんだよ!?」
俺が睨み返すと雄琉は俺からぷいっとカオを背けて言った。
「べっつにぃ〜?」
―ムカッ
:08/03/29 11:20
:D902i
:XN38xyLE
#203 [
Mr.RabbIts!
]
俺はキッと雄琉を睨んで不満をぶつけた。
「テメー感じ悪ぃんだよっ」
「は?そりゃお前だろ」
くっ…コイツ
あーゆえばこういいやがる。
:08/03/30 21:26
:D902i
:itC4M/gU
#204 [
Mr.RabbIts!
]
「まぁまぁ。雄琉はヒロに意地悪しすぎ」
そう言って制止の声をかけた諒は俺にニコリと微笑んだ。
雄琉はまだ納得がいかないという表情を浮かべて諒に抗議しようと口を開いた。
:08/03/31 11:04
:D902i
:lfJVEPKM
#205 [
Mr.RabbIts!
]
「諒はヒロに優しす…」「あーーーっ!!!」
雄琉の言葉は遙の叫び声によって掻き消された。
「っんだよ!?」
雄琉が遙に訊ねると、遙はエヘヘと笑って雄琉に借りていたギターを手にして言った。
:08/03/31 11:12
:D902i
:lfJVEPKM
#206 [
Mr.RabbIts!
]
「なんか、取れちゃったみたい☆」
「「「…は?」」」
遙の突き出した両手を見てみると片手にギター、もう片方の手には…
ギターの一部だったのであろう部品が握られていた。
雄琉は遙からギターと取れちゃったらしい部品を受け取ると、低く呟いた。
:08/03/31 11:21
:D902i
:lfJVEPKM
#207 [
Mr.RabbIts!
]
「…取れちゃった?」
「うん。そうみたい」
遙は相変わらずの笑顔でサラッと返す。
そんな遙の態度に雄琉がキレないわけが無い。
「そうみたい☆じゃねーっ!
テメっ、どう扱ったらあんな短時間でギター壊せんだよ!!?」
雄琉は凄い剣幕でまくし立てるが、当の遙はきょとんとしている。
:08/03/31 22:43
:D902i
:lfJVEPKM
#208 [
Mr.RabbIts!
]
それどころか
「えーオレ?
普通に弄ってただけだよ。
雄琉今までの扱い方がダメだったんじゃないの?」
と、とんでもないことを主張し出した。
「なんだと!?この…っ」
「まーまーまー!」
今回、制止の声をかけたのはヒロだった。
:08/03/31 22:50
:D902i
:lfJVEPKM
#209 [
Mr.RabbIts!
]
「雄琉が遙に貸したんだから、しょーがナイんじゃないの?」
そう言ってやると、雄琉はグッと言い淀んだ。
その反応が可笑しくて思わず口元が緩む。
「ぶはっ!」
俺が突然吹き出したのを見て、雄琉は戸惑った表情を見せる。
:08/04/01 11:20
:D902i
:B6PVqJfU
#210 [
Mr.RabbIts!
]
それがまたツボに入って笑い続けていると、
「な、なんだよっ」
と雄琉は焦り出した。
それでも俺はヒーヒー言いながら笑い続ける。
:08/04/01 11:24
:D902i
:B6PVqJfU
#211 [
Mr.RabbIts!
]
「っだって、
ブッ…
遙にカッコイイって言われて
フハハ、
さっきまでご機嫌だったの、に…クククッ」
笑いながらも言ってやると
雄琉は恥ずかしさで
顔を真っ赤にした。
:08/04/01 13:19
:D902i
:B6PVqJfU
#212 [
Mr.RabbIts!
]
「あははっ耳まで真っ赤〜」
「っうるせえ!!///」
暫く雄琉をからかっていると、突然後ろから遙が覆い被さってきた。
「おわっ?!ちょ、遙っ」
「また二人の世界に飛んじゃってたじゃんー」
そう言って遙は俺の頭に顎をのせる。
:08/04/01 13:25
:D902i
:B6PVqJfU
#213 [
Mr.RabbIts!
]
「「入ってねぇしっ!!」」
何故かハモってしまった。
お互い怪訝そうに顔を見合わせる。
そしてこれもまた何故か
遙と諒は大爆笑。
:08/04/01 22:09
:D902i
:B6PVqJfU
#214 [
Mr.RabbIts!
]
諒は…まぁ、いいとして
人の頭の上で笑い続ける遙はどうかと思う。
俺は一瞬しゃがんで遙の顎めがけて頭突き(?)を一発かました。
ガチンと嫌な音が鳴って
口を押さえているところをみると、どうやら舌を噛んだらしい。
:08/04/01 22:16
:D902i
:B6PVqJfU
#215 [
Mr.RabbIts!
]
「へっ、ざまぁみろ」
「ヒロ、ナイスー」
雄琉とイェーイとか言って
手を合わせていると
遙は若干涙目になっていた。
「痛ぁっ!さっきの反動でしゃくれたらどうしてくれるの!?」
「そっちかよ…」
:08/04/01 22:21
:D902i
:B6PVqJfU
#216 [
Mr.RabbIts!
]
まだギャアギャア言い合っていると、諒が口を開いた。
「おい、ジャレ合ってんのはいいけど、そろそろ会場出ねぇと…」
そこまで諒が言うと、タイミング良く会場の入り口から掃除員のオジサンが入ってきた。
:08/04/02 10:58
:D902i
:22C9cd56
#217 [
Mr.RabbIts!
]
掃除員のオジサンは俺たちを見て少し驚いた顔を見せたが、スグに優しい笑顔を向けてくれた。
「すいません、スグ退散しますので…」
諒が帰る準備をし出したので、俺たちも慌てて荷物を纏める。
:08/04/02 11:02
:D902i
:22C9cd56
#218 [
Mr.RabbIts!
]
「「「「オジャマしましたぁー」」」」
そう言って俺たちが会場を後にした時も、オジサンはニコニコ微笑んで見送ってくれた。
:08/04/02 22:52
:D902i
:22C9cd56
#219 [
Mr.RabbIts!
]
―――――――
…バタン
会場の扉が閉まり、ホール内には掃除員の老人が一人。
軍手をしている左手で、ユニフォームの薄い緑色の帽子のツバを軽く上げると、優しい眼が覗いた。
その眼は“彼ら”が去っていった扉をあたたかく見守っている。
:08/04/02 22:58
:D902i
:22C9cd56
#220 [
Mr.RabbIts!
]
「久しく見ない…良い眼をしている、子たちだ」
そう誰に伝えるでも無く呟くと、立てかけてあったモップで床をひたすらに擦り出した。
その表情は帽子に隠れて見えない。
暫くするとホール内に鼻歌にしては大きすぎる鼻歌が響き出した。
:08/04/02 23:04
:D902i
:22C9cd56
#221 [
Mr.RabbIts!
]
――――――――――――
03/*嫌いなアイツ
――――――――――――
「あーーっ!それ俺の!!」
「ケチケチすんな」
パクッ
「!!諒っ雄琉が俺の朝飯食ったぁ〜!」
「だってヒロのだと思わなかったしぃ〜、
食われたくねぇんなら、
今度から名前書いとけよ」
そう言って憎らしいアイツはリビングから出ていった。
:08/04/03 10:13
:D902i
:82y/UBrs
#222 [
Mr.RabbIts!
]
俺はアイツが去っていった寝室の扉を睨み続けた。
「むかつく〜〜!」
俺が「将来ハゲろ!ハゲろ!」とブツブツ呪いを唱え始めると、諒がラス1を雄琉に取られた俺に新しいタコさんウィンナーを作ってきてくれた。
「おぉっ!諒ありがと!!」
礼を言うと俺はスグにがっついた。
それを諒はクスクス笑って嬉しそうに見ている。
:08/04/03 10:20
:D902i
:82y/UBrs
#223 [圭]
あげ

:08/04/03 10:45
:913SH
:JcxEpx6M
#224 [
Mr.RabbIts!
]
〒圭さん
▽
アゲ
どうもです
高校野球おわってから
更新しますね
わら
:08/04/03 14:12
:D902i
:82y/UBrs
#225 [
Mr.RabbIts!
]
今度こそラス1のタコさんウィンナーを自分の箸で摘んだところで、ふと疑問に思っていたことを諒に問う。
「あれ?遙は?」
諒が口を開きかけた時、後ろから甘ったるい匂いが鼻を掠めたと同時に、今話題に出ていたヤツの声が耳元でした。
:08/04/04 12:17
:D902i
:4rRsnQIQ
#226 [
Mr.RabbIts!
]
「お待たせ♪」
俺は勢いよく後ろを振り返った。
そこには満面の笑みの遙。
「なになに〜?オレが居なくて寂しいかった?」
そう言って嫌味の無い笑顔ですり寄ってくる。
…コイツの方が小動物みてぇ
……デカいけど。
そんなことを考えながらタコさんウィンナーを口に運ぶ。
:08/04/04 12:23
:D902i
:4rRsnQIQ
#227 [
Mr.RabbIts!
]
あわわっ
遙のセリフ
『寂しいかった?』
▼
『寂しかった?』
ですねっ
:08/04/04 12:26
:D902i
:4rRsnQIQ
#228 [我輩は匿名である]
今更なんですけど
登場人物の名前
なんてよむんですか
?
更新の邪魔して
本当ごめんなさいっ
すごくおもしろいので
これからも頑張って
くださいねっ´ω`
:08/04/04 12:30
:SH903i
:NU3Xd1Fs
#229 [
]
:08/04/04 15:59
:F905i
:JeTTsnW6
#230 [
Mr.RabbIts!
]
〒匿名さん
▽
いえいえ

こちらこそすみません
ついでに年齢と名字も
★
:08/04/05 00:07
:D902i
:4sGJitLQ
#231 [
Mr.RabbIts!
]
若松 晴樹(ヒロ)
わかまつ はるき
≫18
海堂 雄琉
かいどう たける
≫19
遠藤 遙
えんどう はるか
≫18
香坂 諒
こうさか あきら
≫19
:08/04/05 00:11
:D902i
:4sGJitLQ
#232 [
Mr.RabbIts!
]
〒
さん▽
そうですか
ありがとうございます

私すごく
バンドとか好きで

だからうれしいです

すごく


:08/04/05 00:15
:D902i
:4sGJitLQ
#233 [
Mr.RabbIts!
]
「おっ?おいしそ♪」
パクッ
…パクッ?
俺がゆっくり手元に視線を移すと、さっきまで箸に摘まれていたタコさんウィンナーが…消えていた。
:08/04/05 02:01
:D902i
:4sGJitLQ
#234 [
Mr.RabbIts!
]
俺がジィッと箸の先端を見つめている中、
「んー、うまい!さすが諒☆」
と、タコさんウィンナーを食べた本人なのであろう遙は満面の笑みを浮かべている。
諒はというと
「あれマジなラス1だったのに…」
と言った後で、ハァーとため息を漏らした。
:08/04/05 02:06
:D902i
:4sGJitLQ
#235 [
Mr.RabbIts!
]
そして遙に一言。
「やっちゃったね…」
遙は不思議そうに諒を見ている。
「なにが…」
「やっちゃったよ、遙クン。」
俺は遙の言葉を遮って呟いた。
:08/04/05 02:10
:D902i
:4sGJitLQ
#236 [
Mr.RabbIts!
]
「へ?」
このままだとまた「なにが?」と言い出しそうな遙をこれでもかってくらいに睨む。
「なに?そんな見つめちゃってー///照れるジャン…」
目の前で少し頬を赤らめているコイツは完全に馬鹿だ。
:08/04/05 12:21
:D902i
:4sGJitLQ
#237 [
Mr.RabbIts!
]
「だ!れ!がっ!!見つめるかっ!この、あほんだらー!!」
「きゃー怖いっ!ヒロ言葉使い変になってるぅ!」
遙はリビング中を逃げ回る。
俺はそれを追いかける。
諒は苦笑いを浮かべ、食器をキッチンへ運びにリビングを出ていった。
:08/04/05 12:26
:D902i
:4sGJitLQ
#238 [
Mr.RabbIts!
]
「だからっヒロは何そんな怒ってるの〜!?」
「オマエ〜!自分がした事の重大さに気づけー!!」
あと少しで遙を捕まえられる、という所で寝室の扉が勢いよく開いた。
俺と遙がその体勢のまま振り向くと、なにやら眉間に皺を寄せた雄琉がこっちを睨んでいる。
:08/04/05 12:31
:D902i
:4sGJitLQ
#239 [
Mr.RabbIts!
]
「うるっせぇんだよっ!集中できねぇだろ!!」
俺がは?って顔してると雄琉が俺に視線を移した。
途端に何か企んだような笑みを浮かべる。
「そうだ。ヒロにも手伝って貰わないとな!」
とかなんとか言って、俺は雄琉に寝室に引っ張られていった。
:08/04/05 15:30
:D902i
:4sGJitLQ
#240 [
Mr.RabbIts!
]
「なんだよっ!?離せっ」
そう言うとやっと俺の腕は解放された。
今はカナリ不機嫌なのと、タコさんウィンナーの窃盗を犯した恨みを込めて雄琉を睨む。
「…んだよ。そんな見つめんなっつーのっ///」
なんかオカシイよねー
ココの人たち、完全にズレてる気がする。
:08/04/06 21:55
:D902i
:pfYAMTq.
#241 [
Mr.RabbIts!
]
「睨んでんだっつーの!!」
俺が威嚇してやると、雄琉は何やらボソボソ呟き出した。
「まぁまぁ。んな警戒しなくても、ナニもしねーから…」
俺は雄琉の言葉に激しく反発した。
「はぁ!?なんもしねぇなら俺を呼ぶなよっ!」
雄琉はなぜか目をパチクリさせて俺を見ている。
:08/04/06 22:03
:D902i
:pfYAMTq.
#242 [
Mr.RabbIts!
]
なんだ?と思っていると、雄琉は俺からパッと目をそらしながら何かモゴモゴと言い始めた。
「いや、ナニもしないってのは…なんもしないってゆーのとは違うくて……いや!!決して変なことスルとかで寝室呼んだんじゃなくて!!」
自分の顔が理解に苦しみ歪んでいくのが解る。
「……………??」
「コホンッ!つまり―…」
雄琉はどうやら結論を導き出せたようだ。
「曲、一緒につくろうと思ったんだけど」
:08/04/06 22:13
:D902i
:pfYAMTq.
#243 [
Mr.RabbIts!
]
雄琉の言葉に俺は思わず聞き返した。
「……曲?」
そんな俺に雄琉は笑顔で説明し出した。
「おぅ!ヒロだってメンバー入りしたんだし、それに…」
雄琉の言葉の続きが気になり、先を急かした。
「それに…?」
:08/04/07 22:54
:D902i
:hnmyqA3M
#244 [
Mr.RabbIts!
]
「ボーカルはお前なんだ!“自分”を歌たった方が、絶対いい!!」
その雄琉の言葉がなんだか嬉しくて、少し照れくさくて頬が少し熱くなっていくのがわかった。
ボーカルは俺…
“自分”を歌う…
「…うん。やってみたい」
:08/04/07 23:00
:D902i
:hnmyqA3M
#245 [
Mr.RabbIts!
]
――雄琉サイド
昨日はライブが終わった後
そのまま諒んトコ泊まって、
今は諒に起こされて眠気眼での朝食ターイム★(寝起きのテンション)
まだ完全に目が覚めていない俺の横で、元気よく朝食のタコさんウィンナーにかじりつくヒロ。
:08/04/11 22:01
:D902i
:xEK5Q4uw
#246 [
Mr.RabbIts!
]
なんとなく癪に障ったので、ヒロより早く食べ終わって最後の一個のタコさんウィンナーを横取りしてやった。
「あーーっ!それ俺の!!」
ぶはっ!予想通りの、いい反応…
「ケチケチすんな」
そう言って俺は意地悪く微笑んで、タコさんウィンナーを口の中に放り込んだ。
:08/04/11 22:08
:D902i
:xEK5Q4uw
#247 [
Mr.RabbIts!
]
ヒロは相当悔しかったのだろう、朝から大声を出して不満をぶつけた。
「!!諒っ雄琉が俺の朝飯食ったぁ〜!」
そんなヒロに俺はしれっとした態度で返す。
「だってヒロのだと思わなかったしぃ〜、
食われたくねぇんなら、
今度から名前書いとけよ」
返す言葉につまっているヒロを置いてニヤニヤしながら寝室に退散した。
:08/04/12 10:20
:P704i
:rHEc5k5A
#248 [
Mr.RabbIts!
]
あれからずっと寝室に籠って曲づくりをしているが…
「…駄目だ。」
昨日のライブの事が頭にこびりついてて、全然曲づくりに集中出来ない。
…楽しかったな、
今までで一番盛り上がってたかも。
てゆーか、
俺が最初からテンション高かった…
:08/04/12 13:41
:P704i
:rHEc5k5A
#249 [
Mr.RabbIts!
]
目を閉じると、昨日のライブの映像が流れる。
―――
ステージの中央に立つと、客席から俺を見つめるヒロと目が合った。
その瞬間カラダ中が熱くなり、気付けばマイクも使わず叫んでいた。
:08/04/12 13:48
:P704i
:rHEc5k5A
#250 [
Mr.RabbIts!
]
「生での俺らの"音"、よく聴いとけよ!!」
俺の叫び声に客席は言葉になっていないような叫び声で返す。
「うっし」
見てろよ。
俺らのつくり上げてきた全部、見せてやるから。
次からはオマエが此処に立つんだぞ…ヒロ。
俺がステージの中心からメッセージを奏でるのは、今日で最後だと考えながら、最後の最後まで全力で突っ走った。
:08/04/12 14:01
:P704i
:rHEc5k5A
★コメント★
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