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#671 [
Mr.RabbIts!
]
「俺今まで言えなかったけど、芸能界に入る気はないんだ…」
光の顔が驚きに変わる。
「え…っ?」
「ごめん!!親父をガッカリさせたくなくて…」
そこまで言って俯き、唇を噛み締める。
…やっぱり、親父は芸能界入ってほしいんだよな…。
:08/08/15 20:33
:P704i
:Wnri6ayU
#672 [
Mr.RabbIts!
]
「…すまない…晴樹。」
え…っ?
俺は驚いて顔を上げる。
そこには顔を悲しみに歪める光が居た。
「すまないな…。今まで気付いてやれなくて……お前はずっと我慢してきたんだな?」
「……親父…」
俺が状況が把握できずに、ぼうっとしていると、光はニコッと笑った。
:08/08/15 20:36
:P704i
:Wnri6ayU
#673 [
Mr.RabbIts!
]
「ガッカリなんか、するもんか!お前も直樹も、俺の自慢の息子なんだから」
「それじゃあ…」
俺が瞳を輝かせて親父を見つめると、親父は少し表情を曇らせた。
「んー…普通の中学に通わせるのは問題無いんだが…普通の中学となると、セキュリティ面がどうしても不安でな〜…」
:08/08/15 20:40
:P704i
:Wnri6ayU
#674 [
Mr.RabbIts!
]
うっ…きたよ。親バカ
こうなると光は頑固になる。
俺本人が大丈夫って言ったところで、絶対に引かないくらいに。
俺が頭を抱えていると、龍さんが助け船を出してくれた。
「光さん、俺の去年卒業した坂の上の中学校はどうですか?俺はもう卒業しましたけど、先生も後輩もいい奴らばっかだし、家からも近いですし。あそこなら安心じゃないですか?」
:08/08/15 20:49
:P704i
:Wnri6ayU
#675 [
Mr.RabbIts!
]
おー!さすが龍さん!!
頼りになるっ!とか思っていたら光も龍さんの言葉に頷いた。
「そうか。…まぁ、晴樹が望むなら、そうしようか。安全らしいし」
やったー!と叫びたい所だが、今後のことを考えて龍さんにも親父にも、今のうちに訂正しておく事がある。
「安心、安全って…俺もう中学生になるんだぜ!?何かあっても、自分でなんとか出来るし!!」
:08/08/15 20:53
:P704i
:Wnri6ayU
#676 [
Mr.RabbIts!
]
そう言って膨れる俺に龍さんも光も疲れた顔をする。
「お前は自覚が足りないんだよ」
「そうそう。晴樹今まで俺と直樹がどれだけ裏から潰してきた事か…」
自覚?潰す??
光と龍さんの言っている事が掴めず、困った顔で二人を見ると、なぜか二人は頬をピンク色に染めた。
:08/08/19 13:56
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:Q9hudZ/Q
#677 [
Mr.RabbIts!
]
しばらくすると光がハッとしたように咳払いをする。それにつられるように、龍さんが口を開いた。
「///っとにかく!よかったな晴樹。光さんが承諾してくれて」
俺は龍さんの言葉に大きく頷く。
「うんっ!親父も龍さんも、ありがとー!!」
そう言ってニコニコと笑う晴樹を見て、二人がまた頬を赤くしたのは言うまでもない。
:08/08/19 23:33
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:Q9hudZ/Q
#678 [
Mr.RabbIts!
]
「俺は絶対に反対だね」
快く承諾してくれた親父とは違い眉間に皺を寄せたまま、断固として折れてくれない兄貴に俺は戸惑った。
「………なんで?」
俺が恐る恐る訊いてみると、キッとこちらを睨む兄貴にビクリと肩を震わせた。
そんな俺たちのやりとりを見て、親父は宥めるように間に入ってきた。
:08/08/22 11:40
:P704i
:iGtotXCk
#679 [
Mr.RabbIts!
]
「晴樹、直樹は心配してくれてるんだよ。直樹、な?そうだろう?」
親父の言葉にゆっくり、でも深く頷く兄貴。
「…一般の学校なんか、危ないに決まってる」
「…でも、行きたいもん」
唇を尖らせる俺に親父はクスクスと笑う。
「晴樹本人の意思だ。俺は聞いてあげたいんだけど」
:08/08/22 11:48
:P704i
:iGtotXCk
#680 [
Mr.RabbIts!
]
「……それでも、俺は嫌だ!」
あの日のその言葉を最後に、直樹はまともに口をきいてくれなくなった。
何度話しかけても「あぁ」とか「ふーん」とかばかりで、目も合わせてくれない。
そうこうしているうちに入学式を迎え、やっと口を開いてくれたと思ったら『バカだよ、お前』。
―――
「…ハァー…何をあんなに怒ってるんだろ」
俺は肩を下げたまま、中学校への道を歩いて行った。
:08/08/22 12:20
:P704i
:iGtotXCk
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