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#810 [
Mr.RabbIts!
]
「…おい、晴樹」
無視。
晴樹は一人そのまま玄関へと歩いていく。
その後を慌てて追いかける直樹。
「…ただいまー」
そう言って晴樹が玄関から家へ入ると、なにかに驚いて固まってしまった。
直樹が後ろから覗き込むと、父親の光が玄関の扉を開いたすぐの所にいた。
:08/12/29 04:35
:P906i
:btK9cYJ6
#811 [
Mr.RabbIts!
]
「…晴樹」
「…はい……」
晴樹が恐る恐る返事をした瞬間、いきなり光は晴樹に抱きついた…というか飛び付いた。
「お父さん心配したんだぞー!入学式は昼で終わるのにレッスンの時間になっても、夕方になっても帰って来ないからー!!」
:08/12/31 00:54
:P906i
:DB7uTdnI
#812 [
Mr.RabbIts!
]
耳元で泣き叫ばれてキーンと耳鳴りに襲われていると、光は少し晴樹と距離をとって真剣な顔になった。
「なにしてたんだ?連絡も入れただろう?」
たしかに晴樹の携帯には尋常じゃないくらいに、父と兄と龍さんからの着信があった。
:08/12/31 01:01
:P906i
:DB7uTdnI
#813 [
Mr.RabbIts!
]
「…ごめんなさい」
謝ることはできたが、次に続く言葉が出てこない。
寝てました。なんて言えないだろう…この状況で。
そんな事を悶々と考えていると、意外とあっさり光は引き上げた。
「まぁ、これからはあんまり心配かけるんじゃないぞ?」
:08/12/31 01:07
:P906i
:DB7uTdnI
#814 [
Mr.RabbIts!
]
理由も深く問わずに引き上げた光に拍子抜けしながらも、晴樹はもう一度「ごめんなさい」と謝った。
光はそんな晴樹にやさしく微笑んで「分かればいいよ」と髪をくしゃっと撫でた。
そして直樹に視線を移した。
「直樹、悪かったな。忙しいのに…ホントは俺が探しに行きたかったんだが……」
:08/12/31 01:13
:P906i
:DB7uTdnI
#815 [
Mr.RabbIts!
]
「父さんの方が忙しいだろう。だいたい父さんが抜けてきちゃったら、会社が大変なことになるし」
直樹の言葉に光は「すまんすまん」と苦笑いを浮かべた。
ホントにこの男なら、仕事を放り投げてでも自分を探しにきそうだ。と考えて晴樹はため息を吐いた。
すると、直樹も同じことを考えていたのか、同じタイミングでため息をついたため、思わず直樹を見てしまいバッチリ視線が合ってしまった。
:08/12/31 01:21
:P906i
:DB7uTdnI
#816 [
Mr.RabbIts!
]
ぷいっ
しかし晴樹はすぐに目を反らした。直樹は何か言いたげに口をパクパクさせている。
そんな2人のぎこちない空気を察してか、光は笑顔で晴樹に話しかけた。
:09/01/07 16:47
:P906i
:cwsgEEHE
#817 [
Mr.RabbIts!
]
「そーだ!晴樹、友達は出来たか〜?」
その光の言葉にピクリと2人は肩を震わせた。
光はそんな2人の反応に、首をかしげる。
しかし晴樹は瞬時にニパッと笑い、光に嬉しそうに話した。
「出来たよ!スゲーいい奴なんだ!!孝志っていうんだけど…今度、家に連れてきてもいいかな?」
:09/01/10 14:30
:P906i
:Dovidj8k
#818 [
Mr.RabbIts!
]
晴樹の言葉にギョッとする直樹。
「おいっ晴樹…!」
「いいじゃないか!連れてきなさい。父さんも会って話がしたいし」
ハッハッハと愉快そうに笑う光とは反対に、直樹はとても嫌そうな表情を浮かべていた。
:09/01/10 14:32
:P906i
:Dovidj8k
#819 [
Mr.RabbIts!
]
翌朝
光が仕事へ行き、母親が洗濯のため席を外している兄弟2人だけの食卓には、朝から沈黙が重たく流れていた。
その沈黙に耐えられず、先に口を開いたのは直樹だった。
:09/01/31 20:40
:P906i
:Q0ZdYesg
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