俺の部屋が…《R18》
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#118 [我輩は匿名である]
「生理になっちゃったの…」
「はぁ?使えねぇやつだな!」
不機嫌になる久田くん。
「…ごめんなさい。布団汚すと、山田くんに悪いし…」
「だったらフェラしろ」
「…はい」
:08/01/19 10:48 :PC :C4gmiZ9A
#119 [我輩は匿名である]
その日から5日間ぐらいは、吉田さんが床で泣く事はなかった。
毎回、男のモノをくわえていた。
ヤれないと連絡網が回ったのかはわからないけど、男の訪問者は減った。
僕は思う。
あの人達は獣だ。
:08/01/19 10:50 :PC :C4gmiZ9A
#120 [我輩は匿名である]
「生理終わったっぽいから、また明日から頑張らないと」
ブランコに乗って、そう呟いていたが、僕は返事を返さなかった。
きっと、吉田さんも返事なんてしてほしくなかったと思う。
どんな言葉をかけても、僕は吉田さんを救えないのだから。
:08/01/19 10:51 :PC :C4gmiZ9A
#121 [我輩は匿名である]
〜〜〜〜〜
「んんんーッ…あぁッ」
溜まっていた欲を、獣のように彼女にぶつける日々がまた始まった。
「やッあッ…」
あいかわらず苦しそうに泣く彼女に、男達は容赦なく腰を振る。
こんな光景を見て、一度も興奮しない僕は一体…。
:08/01/19 10:54 :PC :C4gmiZ9A
#122 [我輩は匿名である]
次の日の夜、近所で花火大会があった。
そのせいか、客も午前中だけだった。
ドーン
ドーン
花火の音が聞こえると、僕たちは窓から夜空に散らばる光を眺めた。
「綺麗…」
そう言って小さく泣いていた吉田さんとの生活も、あと2週間弱。
夏休みが終わればどうなるんだろう。
:08/01/19 10:57 :PC :C4gmiZ9A
#123 [我輩は匿名である]
3日後にまた違う場所で花火大会があった。
「ねぇ山田くん」
「はい?」
「屋根上らない?」
窓からじゃ見えないので、諦めようかと話をしていたが、吉田さんは子供のように笑いながら提案してきた。
僕も子供のように賛成した。
そして、壁や段差を上手く利用して屋根に上った。
:08/01/19 11:00 :PC :C4gmiZ9A
#124 [我輩は匿名である]
「あ!見えた!」
指さす先には散らばる光。
二人並んで、三角座りをして眺めた。
「山田くん」
「はい?」
急に話し始めた吉田さん。
:08/01/19 11:01 :PC :C4gmiZ9A
#125 [我輩は匿名である]
「山田くんって眉毛や髪型変えれば、普通にいい男だと思うよ」
「え?」
「眼鏡も辞めてさ、コンタクトにしちゃえば?」
「いや…似合いませんよ」
「綺麗な二重だし、顔も小さいじゃん?髪型や眉で、ヒトって変わるもんだよ?」
「…そうですか?」
:08/01/19 11:03 :PC :C4gmiZ9A
#126 [我輩は匿名である]
こんなに褒められた事なんて、後にも先にもこれっきりかもしれない。
だから、少しはうぬぼれようと思った。
「そうだよ。あと、私に敬語もいい加減やめて。タメだしオナクラなんだから」
「た…ため?おなくら?」
「アハハ。そんな事も知らないの?」
「はい、すみません」
:08/01/19 11:06 :PC :C4gmiZ9A
#127 [我輩は匿名である]
花火をBGMにして、僕たちはたくさんの話をした。
自信持ってもいいのかな?って思えた日。
一生忘れない。
こんな僕を褒めてくれて、ありがとう。
:08/01/19 11:07 :PC :C4gmiZ9A
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