俺の部屋が…《R18》
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#132 [我輩は匿名である]
みんな何をしているのかわからない。

僕の目は戸木田くんだけに向いている。

「こんばんわ」

「山田ー、あの5万まだ残ってる?」

「あ、はい。少し使ったので3万円だけ残ってます」

「んー」

すると財布を触りながら僕に近づいた戸木田くん。

「ほい」

そう言って7枚の紙を渡された。

「え?」

「バイト代。残ってる3万と合わせて10万な」

⏰:08/01/19 11:19 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#133 [我輩は匿名である]
…バイト?

「え、あの…」

「受け取れ」

「でも」

「受け取れっつてんだよ。聞こえねぇの?」

「…あ、はい。ありがとうございます」

僕は、お金なんていらない。

バイト感覚で、吉田さんと生活してきた訳じゃない。

⏰:08/01/19 11:20 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#134 [我輩は匿名である]
「1ヶ月、サンキュな」

目は笑っていない笑顔を僕に向けると、後ろにいた吉田さんの腕を掴んで、僕から離れていった。

5週間前、僕の部屋にいきなり投げ込まれてきた吉田さん。

今度は後ろにいた男達の中に、戸木田くんに投げ込まれている。

「やぁぁぁぁー!」

吉田さんの叫び声が聞こえる。

⏰:08/01/19 11:24 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#135 [我輩は匿名である]
助ける事もできない。

情けなくて涙が出た。

僕は吉田さんに背を向け、7万円を握りしめながら、廃ビルを出た。

自転車は軽かった。

初めて乗せた人は、軽々しくって、落ちちゃうんじゃないかって思うぐらい痩せていた。

⏰:08/01/19 11:26 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#136 [我輩は匿名である]
でも、やっぱり例え40キロだろうが50キロだろうが、重みがある。

その重みは、今、また泣いている。

僕は、何もしてあげることができない。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

そう、呟きながら、家に帰った。

⏰:08/01/19 11:27 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#137 [我輩は匿名である]
続き気になる(;´д`)!!

⏰:08/01/19 14:07 📱:N903i 🆔:V4d7DK8M


#138 [うん]
気になる

⏰:08/01/19 17:05 📱:D905i 🆔:☆☆☆


#139 [我輩は匿名である]
ただのエロ小説じゃ
ないからおもしろい
がんばれ

⏰:08/01/19 18:24 📱:D902i 🆔:vyy14OA2


#140 [Uャぽたん]
めちゃおもろい
わかりやすいし
楽しみにしてるんで
頑張って下さいね

⏰:08/01/19 19:56 📱:SH904i 🆔:vHp56SoI


#141 [りん]
更新されてますねイ~
本当に面白いですヾノ
主さんのペースで頑張って下さレ|ぇ゜

⏰:08/01/19 23:33 📱:W51H 🆔:2pflQpvU


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