俺の部屋が…《R18》
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#6 [我輩は匿名である]
「山田、お前ん家って確か3丁目だよな?」
「え?」
ヤンキー集団のリーダーと思われる、戸木田くんが話しかけてきた。
「3丁目か?って聞いてんだよ」
「あ、はい、そうです」
:08/01/16 21:43 :PC :c342IJ/g
#7 [我輩は匿名である]
購買部からパンを買ってみんなに配っているとき、いきなり話しかけられてので、つい動揺してしまった。
「俺さぁ2丁目引っ越したんだよ。お隣さんだな」
そう言って戸木田くんは、怪しく笑った。
:08/01/16 21:45 :PC :c342IJ/g
#8 [我輩は匿名である]
「あ、はい、えっと…そうですね。よろしくお願いします」
何をお願いしてるんだろう。
パシり以外に、こんな日常的な会話をしてもらったことに、動揺が隠しきれない自分が少し恥ずかしい。
:08/01/16 21:46 :PC :c342IJ/g
#9 [我輩は匿名である]
〜〜〜〜〜
夏休み前、戸木田くんたちにいつものようにパシられて、パンを配っていた。
「まじ、むかつくし」
「一度痛い目合わそうぜ」
「そうだな。あーいう奴は痛い目に会わないとわかんねぇタイプなんだろうな」
どうやら、ご立腹のようだ。
どうか巻き込まれませんように。
:08/01/16 21:49 :PC :c342IJ/g
#10 [我輩は匿名である]
パンを配りながら盗み聞きをすると、どうやらターゲットは、このクラスらしい。
僕じゃないよね?
ビビりながら、パンを配り終え、結局ターゲットは誰なのかわからないまま、自分の席に戻った。
:08/01/16 21:50 :PC :c342IJ/g
#11 [我輩は匿名である]
〜〜〜〜〜
夏休み。
事件は突然起こった。
「山田ー!いるかー!」
窓を開けて、2階の部屋で一人、ボンヤリと過ごしていた午後。
聞き覚えのある声が窓から入ってきた。
:08/01/16 21:52 :PC :c342IJ/g
#12 [我輩は匿名である]
下を見下ろすと、戸木田くんたちの集団が玄関前に溜まっている。
俺は、殺されると思った。
怖くなり、隠れる事も出来ず、窓を見下ろしたままの状態で固まってしまった。
「お、山田。いるじゃん」
:08/01/16 21:54 :PC :c342IJ/g
#13 [我輩は匿名である]
下を見下ろすと、戸木田くんたちの集団が玄関前に溜まっている。
僕は、殺されると思った。
怖くなり、隠れる事も出来ず、窓を見下ろしたままの状態で固まってしまった。
「お、山田。いるじゃん」
:08/01/16 21:54 :PC :c342IJ/g
#14 [我輩は匿名である]
:08/01/16 21:55 :PC :c342IJ/g
#15 [我輩は匿名である]
誰かが僕の存在に気づき、名前を呼んだ。
フリーズ状態の僕は現実に引き戻される。
「あ、こんにちわ」
とりあえず挨拶をした。
「山田ー。家入れてー」
:08/01/16 21:56 :PC :c342IJ/g
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