俺の部屋が…《R18》

全員が連行されるのを野次馬に混ざってボンヤリ眺めていた。

結局、吉田さんと戸木田くんを発見できることはできなかった。

もう連行されてしまったのだろうか。

結局何もできない運命だったのだろうか。

なんだかやりきれない状態で僕は自転車をゆっくりこいで家に帰った。

「ただいま」

「おかえり」

母は何も聞いてこなかった

僕も何も言わなかった。

結局何もできなかった、なんて言ったら母に悪い気がして。

僕は部屋に戻った。

床には布団。

部屋の隅には吉田さんの洋服など。

携帯とかいろいろ大変だと思いますが頑張ってください＾＾

５週間前までは一人ぼっちは当たり前だったのに、今は一人でいることが寂しく思う。

毎日隣にいた人がいなくなるということは、こんなに寂しいものなんて知らなかった。

いつのまにか吉田さんは僕にとって大きな存在になっていたんだ…。

>>207ありがとうございます

………

翌日、学校に行くと面白いぐらいに昨日の事件について騒がれていた。

僕は自分の席に座り、後ろから聞こえてくる話に耳を傾けた。

がんばって下さい

応援してますから！

>>211はい、ありがとうございます

頑張ってください

「麻薬所持で現行犯だってさ」

「やっぱりねー」

「しかも女の子がレイプされてて婦女暴行も罪に問われてるって」

「怖ぁ」

「でもさぁ誰が警察なんかに連絡したんだろうね」

「犬の散歩してた人が廃ビルから叫び声が聞こえたって通報したら…って感じらしい」