俺の部屋が…《R18》
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#73 [我輩は匿名である]
〜〜〜〜〜
「あんッ…やッ…もう…やぁッ」
今日も床で泣いている吉田さん。
僕は目を反らして、外を眺めている事にした。
吉田さんの悲しい顔は出来れば見たくない。
本当は助けてあげたい。
だけど僕には、そんな勇気と力がない。
:08/01/17 14:47 :PC :asDiZhx6
#74 [我輩は匿名である]
「やぁぁッ…ッあ!んんッ…」
「気持ちいいんだったらもっと鳴け」
山下くんが荒々しく腰を動かすから、床が少し揺れている気がした。
「ああッ…やだッ…あッ」
「やだじゃねぇだろ。この淫乱が!」
:08/01/17 14:49 :PC :asDiZhx6
#75 [我輩は匿名である]
ペチンッ
肌と肌がぶつかり合う音が聞こえた。
思わず僕も振り返る。
そこには、吉田さんが頬を押さえながら、辛そうな顔で山下くんを見ている姿があった。
:08/01/17 14:51 :PC :asDiZhx6
#76 [我輩は匿名である]
女の子を殴る奴は、いくらなんでも今までいなかった。
僕の驚きは隠しきれなかった。
「ん?山田ー、何見てんだよ。あ、おめぇもヤリてぇの?」
「…え?」
そんなつもりなんて全然無い。
:08/01/17 14:52 :PC :asDiZhx6
#77 [我輩は匿名である]
「3Pするか!な?」
そう言った瞬間、吉田さんの視線が僕に向けられた。
なんと言えばいいのだろう。
怯えている
悲しんでいる
嫌がっている
あんな表情見た事がない。
:08/01/17 14:54 :PC :asDiZhx6
#78 [我輩は匿名である]
「…いや、僕は」
「いいから、おめぇもヤれって」
無理矢理腕を捕まれて、吉井さんの顔の前に移動させられた。
「明日香、フェラしてやれよ」
僕は怖かった。
だから、腕を振り払った。
「ごめんなさい。僕、やめときます」
:08/01/17 14:55 :PC :asDiZhx6
#79 [我輩は匿名である]
そういって、逃げた。
トイレに逃げ込んだ。
吉田さんの、あの泣きそうな顔が頭から離れない。
15分程すると、トイレをノックして
「帰ったよ」
という吉田さんの声が聞こえた。
:08/01/17 14:57 :PC :asDiZhx6
#80 [我輩は匿名である]
僕はトイレから出て、吉田さんと部屋に戻る。
「あの…吉田さん…僕は…」
「ありがと」
「え?」
「私、1対1だと、まだ何とか我慢できるの。でも、1対大勢だと…怖くって。あの日の事…思い出すの」
:08/01/17 14:58 :PC :asDiZhx6
#81 [我輩は匿名である]
あの日の事。
僕のウチに監禁された日の事だ。
大勢の男にレイプされ、ボロボロになって、ウチに来た。
あの日の事が、脳裏に焼き付き、ときたま悲鳴を上げながら、夜中起きる事がある。
彼女にとって一生の傷になってしまったのだろう。
:08/01/17 15:00 :PC :asDiZhx6
#82 [我輩は匿名である]
「大丈夫。僕はそんなことしません。信じてください」
「…うん」
そんな話をしていると、また次の男。
吉田さんは、また、泣かされ始めた。
:08/01/17 15:01 :PC :asDiZhx6
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