俺の部屋が…《R18》
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#111 [我輩は匿名である]
〜〜〜〜〜
監禁生活3週目に入った。
「山田くん、山田くん」
「…ん。はい?」
朝、僕を揺すぶって起こしてきた吉田さん。
「おはよう」
「おはようございます。どうかしました?」
「あ…えっと…」
:08/01/19 10:35 :PC :C4gmiZ9A
#112 [我輩は匿名である]
なんだか様子がおかしい。
「体調でも悪いんですか?」
「あ、えっと…実は…生理になっちゃったの」
「…へ?」
「ナプキンとかある?」
照れ笑いしてる吉田さん。
こんな表情を見るのは初めてだった。
:08/01/19 10:36 :PC :C4gmiZ9A
#113 [我輩は匿名である]
「あ、はい。母のがあるはずです」
「じゃあ1枚だけもらえないかな?」
「わかりました」
基本的に、家族の私有物を吉田さんは使わなかった。
特に消耗品。
急に減ると怪しまれるよ、と言って夜のコンビニなどで購入していた。
お金は、なぜか戸木田くんが監禁初日に5万円くれた。
:08/01/19 10:38 :PC :C4gmiZ9A
#114 [我輩は匿名である]
そのお金で、いるものを揃える。
今回のナプキンなんて、母しか使わないのに、一気に減るとさすがの母も怪しがる。
「…これ」
「ありがとね」
一枚だけ拝借し、僕は早速コンビニに買いに行った。
:08/01/19 10:40 :PC :C4gmiZ9A
#115 [我輩は匿名である]
家に帰ると、吉田さんは部屋の掃除をしてくれていた。
「あ、おかえりなさい」
「…ただいま。これ買ってきました」
「ごめんね。ありがと」
ここ最近、吉田さんは家事を手伝ってくれる。
僕はしなくていいと言っているのに、彼女はすると聞かない。
だから甘える事にした。
:08/01/19 10:42 :PC :C4gmiZ9A
#116 [我輩は匿名である]
ナプキンを部屋の隅に置く。
そこは、吉田さんのスペース。
3種類しかない下着や、僕が貸しているジャージを置いている。
「暑いね〜」
「すみません、冷房なくて」
「アハハ。その言葉聞き飽きたよ」
:08/01/19 10:44 :PC :C4gmiZ9A
#117 [我輩は匿名である]
窓からの風を堪能し、くつろいでいると今日も客が来た。
「おはよー」
久田くんが煙草を吸いながら入ってきた。
いつの間にか置かれている灰皿で火を消すと、さっそく吉田さんに飛びついた。
「やっ!…待って…」
「あ?なんだよ」
:08/01/19 10:47 :PC :C4gmiZ9A
#118 [我輩は匿名である]
「生理になっちゃったの…」
「はぁ?使えねぇやつだな!」
不機嫌になる久田くん。
「…ごめんなさい。布団汚すと、山田くんに悪いし…」
「だったらフェラしろ」
「…はい」
:08/01/19 10:48 :PC :C4gmiZ9A
#119 [我輩は匿名である]
その日から5日間ぐらいは、吉田さんが床で泣く事はなかった。
毎回、男のモノをくわえていた。
ヤれないと連絡網が回ったのかはわからないけど、男の訪問者は減った。
僕は思う。
あの人達は獣だ。
:08/01/19 10:50 :PC :C4gmiZ9A
#120 [我輩は匿名である]
「生理終わったっぽいから、また明日から頑張らないと」
ブランコに乗って、そう呟いていたが、僕は返事を返さなかった。
きっと、吉田さんも返事なんてしてほしくなかったと思う。
どんな言葉をかけても、僕は吉田さんを救えないのだから。
:08/01/19 10:51 :PC :C4gmiZ9A
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