俺の部屋が…《R18》
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#114 [我輩は匿名である]
そのお金で、いるものを揃える。

今回のナプキンなんて、母しか使わないのに、一気に減るとさすがの母も怪しがる。

「…これ」

「ありがとね」

一枚だけ拝借し、僕は早速コンビニに買いに行った。

⏰:08/01/19 10:40 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#115 [我輩は匿名である]
家に帰ると、吉田さんは部屋の掃除をしてくれていた。

「あ、おかえりなさい」

「…ただいま。これ買ってきました」

「ごめんね。ありがと」

ここ最近、吉田さんは家事を手伝ってくれる。

僕はしなくていいと言っているのに、彼女はすると聞かない。

だから甘える事にした。

⏰:08/01/19 10:42 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#116 [我輩は匿名である]
ナプキンを部屋の隅に置く。

そこは、吉田さんのスペース。

3種類しかない下着や、僕が貸しているジャージを置いている。

「暑いね〜」

「すみません、冷房なくて」

「アハハ。その言葉聞き飽きたよ」

⏰:08/01/19 10:44 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#117 [我輩は匿名である]
窓からの風を堪能し、くつろいでいると今日も客が来た。

「おはよー」

久田くんが煙草を吸いながら入ってきた。

いつの間にか置かれている灰皿で火を消すと、さっそく吉田さんに飛びついた。

「やっ!…待って…」

「あ?なんだよ」

⏰:08/01/19 10:47 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#118 [我輩は匿名である]
「生理になっちゃったの…」

「はぁ?使えねぇやつだな!」

不機嫌になる久田くん。

「…ごめんなさい。布団汚すと、山田くんに悪いし…」

「だったらフェラしろ」

「…はい」

⏰:08/01/19 10:48 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#119 [我輩は匿名である]
その日から5日間ぐらいは、吉田さんが床で泣く事はなかった。

毎回、男のモノをくわえていた。

ヤれないと連絡網が回ったのかはわからないけど、男の訪問者は減った。

僕は思う。

あの人達は獣だ。

⏰:08/01/19 10:50 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#120 [我輩は匿名である]
「生理終わったっぽいから、また明日から頑張らないと」

ブランコに乗って、そう呟いていたが、僕は返事を返さなかった。

きっと、吉田さんも返事なんてしてほしくなかったと思う。

どんな言葉をかけても、僕は吉田さんを救えないのだから。

⏰:08/01/19 10:51 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#121 [我輩は匿名である]
〜〜〜〜〜

「んんんーッ…あぁッ」

溜まっていた欲を、獣のように彼女にぶつける日々がまた始まった。

「やッあッ…」

あいかわらず苦しそうに泣く彼女に、男達は容赦なく腰を振る。

こんな光景を見て、一度も興奮しない僕は一体…。

⏰:08/01/19 10:54 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#122 [我輩は匿名である]
次の日の夜、近所で花火大会があった。

そのせいか、客も午前中だけだった。

ドーン

ドーン

花火の音が聞こえると、僕たちは窓から夜空に散らばる光を眺めた。

「綺麗…」

そう言って小さく泣いていた吉田さんとの生活も、あと2週間弱。

夏休みが終わればどうなるんだろう。

⏰:08/01/19 10:57 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#123 [我輩は匿名である]
3日後にまた違う場所で花火大会があった。

「ねぇ山田くん」

「はい?」

「屋根上らない?」

窓からじゃ見えないので、諦めようかと話をしていたが、吉田さんは子供のように笑いながら提案してきた。

僕も子供のように賛成した。

そして、壁や段差を上手く利用して屋根に上った。

⏰:08/01/19 11:00 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


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