俺の部屋が…《R18》
最新 最初 🆕
#117 [我輩は匿名である]
窓からの風を堪能し、くつろいでいると今日も客が来た。

「おはよー」

久田くんが煙草を吸いながら入ってきた。

いつの間にか置かれている灰皿で火を消すと、さっそく吉田さんに飛びついた。

「やっ!…待って…」

「あ?なんだよ」

⏰:08/01/19 10:47 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#118 [我輩は匿名である]
「生理になっちゃったの…」

「はぁ?使えねぇやつだな!」

不機嫌になる久田くん。

「…ごめんなさい。布団汚すと、山田くんに悪いし…」

「だったらフェラしろ」

「…はい」

⏰:08/01/19 10:48 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#119 [我輩は匿名である]
その日から5日間ぐらいは、吉田さんが床で泣く事はなかった。

毎回、男のモノをくわえていた。

ヤれないと連絡網が回ったのかはわからないけど、男の訪問者は減った。

僕は思う。

あの人達は獣だ。

⏰:08/01/19 10:50 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#120 [我輩は匿名である]
「生理終わったっぽいから、また明日から頑張らないと」

ブランコに乗って、そう呟いていたが、僕は返事を返さなかった。

きっと、吉田さんも返事なんてしてほしくなかったと思う。

どんな言葉をかけても、僕は吉田さんを救えないのだから。

⏰:08/01/19 10:51 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#121 [我輩は匿名である]
〜〜〜〜〜

「んんんーッ…あぁッ」

溜まっていた欲を、獣のように彼女にぶつける日々がまた始まった。

「やッあッ…」

あいかわらず苦しそうに泣く彼女に、男達は容赦なく腰を振る。

こんな光景を見て、一度も興奮しない僕は一体…。

⏰:08/01/19 10:54 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#122 [我輩は匿名である]
次の日の夜、近所で花火大会があった。

そのせいか、客も午前中だけだった。

ドーン

ドーン

花火の音が聞こえると、僕たちは窓から夜空に散らばる光を眺めた。

「綺麗…」

そう言って小さく泣いていた吉田さんとの生活も、あと2週間弱。

夏休みが終わればどうなるんだろう。

⏰:08/01/19 10:57 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#123 [我輩は匿名である]
3日後にまた違う場所で花火大会があった。

「ねぇ山田くん」

「はい?」

「屋根上らない?」

窓からじゃ見えないので、諦めようかと話をしていたが、吉田さんは子供のように笑いながら提案してきた。

僕も子供のように賛成した。

そして、壁や段差を上手く利用して屋根に上った。

⏰:08/01/19 11:00 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#124 [我輩は匿名である]
「あ!見えた!」

指さす先には散らばる光。

二人並んで、三角座りをして眺めた。

「山田くん」

「はい?」

急に話し始めた吉田さん。

⏰:08/01/19 11:01 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#125 [我輩は匿名である]
「山田くんって眉毛や髪型変えれば、普通にいい男だと思うよ」

「え?」

「眼鏡も辞めてさ、コンタクトにしちゃえば?」

「いや…似合いませんよ」

「綺麗な二重だし、顔も小さいじゃん?髪型や眉で、ヒトって変わるもんだよ?」

「…そうですか?」

⏰:08/01/19 11:03 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


#126 [我輩は匿名である]
こんなに褒められた事なんて、後にも先にもこれっきりかもしれない。

だから、少しはうぬぼれようと思った。

「そうだよ。あと、私に敬語もいい加減やめて。タメだしオナクラなんだから」

「た…ため?おなくら?」

「アハハ。そんな事も知らないの?」

「はい、すみません」

⏰:08/01/19 11:06 📱:PC 🆔:C4gmiZ9A


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194