俺の部屋が…《R18》

全然気づかなかった。

無意識だった。

家族以外にこんな口調で話した事ないのに…

「やっと打ち解けてくれた系？でも残念ながら監禁生活終わっちゃったよぉ」

そういって笑っている吉田さんは、きっと僕の中で大切な存在になっているんだ。

僕は…

いや、俺は

吉田さん…

いや、明日香が

好きなんだ。

こんな綺麗な人を好きになるなんて…

今の自分では高嶺の花なのはわかっている。

だから変わりたいと思った。

戦おうとした勇気があるのだから、変わる勇気もあるはずだ。

「吉田さん」

「ん？」

もお書かないの
また書いて下さいね

>>240急に更新ストップしてしまい、申し訳ないです;

こんなこと好きな人にお願いするなんて、おかしいかもしれない。

でも頼れる人は吉田さんしかいないし、吉田さんだから頼らせてもらう。

僕は勇気を出した。

「あの…よかったら…お、俺と…友達になってくれないかな？」

「へ？」

「吉田さんが言うようにコンタクトにする。髪の毛だって服装だって勉強する。だから…もし生まれ変わる事ができたら、友達になってくれないかな？」

「…いいよん」

「本当に？」

「うん。でもさ、無理に変わらなくてもいいんじゃない？山田くんらしく、少しずつ社交的な性格になるとかさっ」

確かに、吉田さんが言ってる事も一理ある。

「うん…でも俺は…外見から変わってみるよ」

「そっか。頑張ってね、たーかーしっ」

さっきからずっと笑ってくれてる君のためにも、自分のためにも、生まれ変わりたい。

「あの…もし…あ、えっと。やっぱり嫌ならいいんだけど」

「何？」

「俺が吉田さんに認められるような男になったら…」

「うん」

「告白させてください」

「…はい？」

吉田さんは目を大きくして驚いている。

「俺の部屋が…あんな風に使われて、吉田さんは辛い目にあってたから…もう来たくないかもしれないけど、よかったら…また来て下さい」

「あ…うん。荷物もあるしね。でもね、私にとってあの部屋は嫌な思い出だけじゃないよ？山田くんがくだらない話してくれたりもしたし…良い思い出もあるよ」