俺の部屋が…《R18》
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#68 [我輩は匿名である]
>>65ありがとうございます
>>66そうですか。すみませんでした。ありがとうございます。
>>67いえ、こちらの知識不足でした。申し訳ないです。

⏰:08/01/17 14:38 📱:PC 🆔:asDiZhx6


#69 [我輩は匿名である]
吉田さんは何も言わずに僕に着いてきた。

僕のサンダルは吉田さんには大きすぎるようだ。

少し歩きずらそう。

「風、気持ちいいですね」

「…」

「夜は涼しくて動きやすいですよね」

「…」

⏰:08/01/17 14:41 📱:PC 🆔:asDiZhx6


#70 [我輩は匿名である]
「すみません」

何も答えてくれないので、話しかけちゃいけなかったんだと思い、僕は謝った。

そのまま何も話すことなく、僕たちは公園に到着した。

⏰:08/01/17 14:42 📱:PC 🆔:asDiZhx6


#71 [我輩は匿名である]
吉田さんは、フラ〜っとブランコに向い、腰を下ろし、少しだけ動かしている。

僕はその間に、ゴミ箱へ、昼間の欲の塊が入ったビニール袋を投げ捨てた。

キーコーキーコー

ブランコのさびれた音と、虫の声しかない。

心地よかった。

⏰:08/01/17 14:44 📱:PC 🆔:asDiZhx6


#72 [我輩は匿名である]
「…帰ろ」

「あ、はい」

寂しそうに笑いながら、吉田さんはブランコから降りて、またフラ〜っと歩き出した。

たった30分程だけど、これが僕たちの日課になるんだ。

⏰:08/01/17 14:45 📱:PC 🆔:asDiZhx6


#73 [我輩は匿名である]
〜〜〜〜〜

「あんッ…やッ…もう…やぁッ」

今日も床で泣いている吉田さん。

僕は目を反らして、外を眺めている事にした。

吉田さんの悲しい顔は出来れば見たくない。

本当は助けてあげたい。

だけど僕には、そんな勇気と力がない。

⏰:08/01/17 14:47 📱:PC 🆔:asDiZhx6


#74 [我輩は匿名である]
「やぁぁッ…ッあ!んんッ…」

「気持ちいいんだったらもっと鳴け」

山下くんが荒々しく腰を動かすから、床が少し揺れている気がした。

「ああッ…やだッ…あッ」

「やだじゃねぇだろ。この淫乱が!」

⏰:08/01/17 14:49 📱:PC 🆔:asDiZhx6


#75 [我輩は匿名である]
ペチンッ

肌と肌がぶつかり合う音が聞こえた。

思わず僕も振り返る。

そこには、吉田さんが頬を押さえながら、辛そうな顔で山下くんを見ている姿があった。

⏰:08/01/17 14:51 📱:PC 🆔:asDiZhx6


#76 [我輩は匿名である]
女の子を殴る奴は、いくらなんでも今までいなかった。

僕の驚きは隠しきれなかった。

「ん?山田ー、何見てんだよ。あ、おめぇもヤリてぇの?」

「…え?」

そんなつもりなんて全然無い。

⏰:08/01/17 14:52 📱:PC 🆔:asDiZhx6


#77 [我輩は匿名である]
「3Pするか!な?」

そう言った瞬間、吉田さんの視線が僕に向けられた。

なんと言えばいいのだろう。

怯えている

悲しんでいる

嫌がっている

あんな表情見た事がない。

⏰:08/01/17 14:54 📱:PC 🆔:asDiZhx6


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