あいつはあの子のことが好き。
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#201 [みぉり]
私の言葉が聞こえなかったのか目の前のこの人は、無言のまま…






私はまた再び口を開き


あ「お願い…はなして…ッ」



今度はさっきよりもはっきりと、少し涙声だったかもしれないけどそう言った。

⏰:08/02/12 21:51 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#202 [みぉり]
途端、体から重みがなくなった。


体が…動く…?



バッ…

私は体をすぐに起こし、自由になった両手で自分を抱き締めた。






?「…ッごめん…」

⏰:08/02/12 22:06 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#203 [みぉり]
今まで私を組み敷いていたその人は

私から離れ、そう呟くと暗幕の向こう側







ー…光の明るい空間へ通じる方へと姿を消した。

⏰:08/02/12 22:09 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#204 [みぉり]
バタンッ


扉が閉まる音と同時に安堵感に包まれる。



よかっ…た




私は気持ちを落ち着かせながら、まだ少し震える自身をきつく抱き締めた

⏰:08/02/12 22:16 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#205 [みぉり]
いつまでもここにいたくない…




私は落ち着きを取り戻すとすっかり暗やみに慣れた目で扉へと向かう。



コンッ…


扉のある暗幕の前で何かが足にあたったのを感じた



なに?

⏰:08/02/12 22:19 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#206 [我輩は匿名である]
チャリ・・・



拾い上げたそれは暗やみで何かははっきりわからない。


私はマスターキーを閉まっている胸ポケットにしまうと




暗幕をかきわけて外へでた。

⏰:08/02/12 22:55 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#207 [我輩は匿名である]
バタン・・・



扉を閉めて大きなため息を吐いた。



ふと腕時計に視線を落とすと時間は7:47



時間的にこの暗室にいたのは30分程度



でも私にはもっともっと長い時間だったように感じてならなかった。

⏰:08/02/12 22:58 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#208 [みぉり]
すいません!!
206と207は私です((( ;゚Д゚)))
パソコンからの更新で名前入力忘れました!

⏰:08/02/12 23:00 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#209 [みぉり]
207から






なんだったの一体・・・・。



暗室をあとに、私は教室に向かう気持ちになれず


屋上へ向かった。

⏰:08/02/12 23:03 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#210 [みぉり]
屋上の扉を前に、再びマスターキーを取り出そうと


胸ポケットに手を入れて違和感。





ん?
鍵が・・・・ふたつ??

⏰:08/02/12 23:08 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#211 [みぉり]
取り出してみると、私の右手には2つの鍵があった。

1つは水玉のキーカバーのついた私の鍵。


もう1つはー・・・



同じような形をしてはいるけど、私の持っているマスターキーに比べるとその刃先はシンプル



たぶん、どこか1つの部屋だけを空けられる鍵

⏰:08/02/12 23:16 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#212 [みぉり]
あの人が落として行ったんだ・・・・と思う


だって私が暗室に入ったときには何もなかったし。




トントントン・・・・



はっ((( ;゚Д゚)))

誰かが階段を上ってくる足音が聞こえ、私はあわてて鍵をあけて屋上にあがり、鍵をかけた

⏰:08/02/12 23:20 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#213 [みぉり]
足音は屋上までは上がらずに4階でとまった。




ほっと胸をなでおろし、ゆっくりと高く張り巡らされたフェンスの近くへ足を運ぶ



いい天気だなぁ〜・・・



さっきの暗やみから一変、視界一面に広がる青空に目を細める

⏰:08/02/12 23:30 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#214 [みぉり]
フェンスの近くに立つと、そこからさっきまで見ていたグラウンドが見えた。



そこにもう真野篤の姿はない。




あ「・・・・っ・・・ふぇっ」

⏰:08/02/12 23:40 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#215 [みぉり]
 
 
 
 
なんで泣いてるのかよくわからない


でもなんだか、堪えていたものが一気にこみ上げてくる


私はフェンスを背に、しゃがみこんで泣きじゃくった

⏰:08/02/12 23:43 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#216 [みぉり]
 
 
 
ただ・・・・キスをされただけ・・・・

たったそれだけなのに・・・



なんでかすごくすごく、悔しい気持ちで仕方なかった

⏰:08/02/12 23:47 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#217 [みぉり]
ばかばかあかりの大バカっ!!


なんで開いてたからって入っちゃったの!!



なんでつまづいちゃうのよっ!!




自分のバカさ加減にも腹が立って更に私の涙を溢れさせる。

⏰:08/02/12 23:49 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#218 [みぉり]
 
 
 
 
キーンコーンカーンコーン・・・

ぁ・・・予鈴だ・・・


本鈴までは5分ほどある


教室・・・カバン置いてるから多分大丈夫だろうけど・・・

さすがに2日続けて遅刻はまずいよね。



私は涙をぬぐうと屋上をあとにした。

⏰:08/02/12 23:56 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#219 [みぉり]
教室へと向かう廊下で、誰かと話をしている凪の姿を見つけた。


私が近づいてきているのに気づいたのか凪が笑って手を振ってくる



笑えるような気分ではなかったけど、なんとか笑顔で凪に手を振り返して先に教室に入った

⏰:08/02/12 23:59 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#220 [みぉり]
本鈴が鳴り、石田先生と凪を含め廊下に出ていた生徒たちが教室にがやがやと入ってくる


凪「おはよ!あかり〜」

あ「ん・・・おはよ」

凪「?なんだよぉ〜昨日に増して暗いぞ??」

あ「ん〜・・・ちょっと頭痛くてさ」

凪「そうなん?!・・・無理すんなよ?」

⏰:08/02/13 00:02 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#221 [みぉり]
凪が心配そうに私の顔を覗き込んで、頭をぽんぽんと撫でてくれた


あ「ありがと・・・」



そのまま朝のSHRから授業へと時間は流れていった。

⏰:08/02/13 00:05 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#222 [みぉり]
授業中・・・

ずっと頭の中にはぐるぐるぐると同じことが巡っていた



あの人は一体どこの誰なのか

なんで私なんかにキスしたのか










また私はからかわれたのか・・・

⏰:08/02/13 00:09 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#223 [みぉり]
4時間目、選択授業で誰がどの授業を取るかを決めるHR中

こっそりと有希にメールをうつ


ピッピッ・・・

----------------------
Date 4/9 11:50
To  有希
Sub  無題

有希〜・・・元気補充して(笑)
お昼一緒にいつものとこで待ってるね

   ----END----

 【送信完了】

⏰:08/02/13 00:15 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#224 [みぉり]
教室内はそれぞれの授業をどうするかで意見(いや要求?)が飛び交ってる


今の私にとってはどうでもよくて、

希望を聞かれても残りものでいいよって答え有希の返信を待った

⏰:08/02/13 00:20 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#225 [みぉり]
ブーッ…ブーッ…


ピッ・・・
【新着メール1件】

----------------------
Date 4/9 12:07
From 有希
Sub  Re:無題

お?どしたぁ?!
有希ちゃんが恋しくなったの?(笑)
あとでねっ☆

   ----END----

ありがと・・・有希

私は携帯をしまうと大きく息を吸い込んだ

⏰:08/02/13 00:44 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#226 [みぉり]
よしっ!


有希に会って話ができるというだけで

私は気持ちがすっと楽になった



石「・・・・ってことで、それぞれ選択授業は黒板にある通りだ。授業は来週からだからきちんと確認して臨むように。」




え?

いつのまにかクラス全員の選択授業が決定されていて

私の名前は世界史B"となっていた

⏰:08/02/13 00:47 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#227 [みぉり]
やがて授業終了のチャイムが鳴ってみんなバラバラにお昼へと散っていく


私はカバンからお弁当を取り出すと有希と約束の場所ー・・・







屋上へ向かった

⏰:08/02/13 00:51 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#228 [みぉり]
有「やほ〜今日は私が先だったね(笑)」

私が扉の前に行くと、すでに有希が待っていた。

私たちは周囲の物音に気を配りつつ、こっそりと屋上へ入った。



有「うわぁ〜〜〜!今日は本っっ当に天気がいいね〜」


有希は屋上へつくなり大きな声をあげて伸びをする

⏰:08/02/13 00:55 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#229 [みぉり]
有希は自分の持っている屋上の鍵で鍵をかけた。



私が持ってるのはマスターキーだけど

有希のは屋上のみの鍵・・・

入学するときに"お祝い"って凪からもらったんだって




有希にはマスターキーを持っていることを言ってない

⏰:08/02/13 00:59 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#230 [みぉり]
こっそり職員室から拝借したってこともあったから

なんか後ろめたさもあって言えないという方が正しいかも




カシャンカシャン・・・

⏰:08/02/13 01:00 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#231 [みぉり]
屋上の扉がある部分は、小さな箱のような形をして

広い屋上にぽつんと建っている。

その横には貯水タンクなどいくつか設備らしいものが並んでいる。

扉のある箱のような建物に登れるようについている鉄のはしごを登ってその上でいつもお昼を食べる

⏰:08/02/13 01:12 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#232 [みぉり]
私たちのお決まりのランチタイム



お弁当を食べ終わって有希がごろんと横になったので

私も隣に寝転がった





有「・・・・で?どしたの?」

⏰:08/02/13 01:15 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#233 [みぉり]
有希が声のトーンを変えて聞いてくる。


あ「ん・・・・・」


私が何から話そうか戸惑っていると


有「・・・・・・朝から泣いたのはそれが原因?」

あ「!?!?」

⏰:08/02/13 01:18 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#234 [みぉり]
なんでっ・・・・

私がびっくりして顔を向けると


有「だてにあかりと一緒にいたわけじゃないよ?それくらいわかる」


と言って昨日のように私にデコピンして"早く吐いちゃえ"って笑った

⏰:08/02/13 01:20 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#235 [みぉり]
それから有希に昨日のこと、今日の朝のことを話した。


有希は時々、私に質問をしながら整理し切れていない私の話を聞いてくれた。






有「へぇ〜・・・・・そんなことがあったのね」

あ「うん・・・なんだろねぇ〜・・・」

⏰:08/02/13 01:23 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#236 [みぉり]
あ「・・・・・・・また・・・さ、からかわれちゃったんだと思う」

有「・・・・・・」

有希は何も言わない。





あ「だからね・・・あーまたこんなことになっちゃってるって自己嫌悪しちゃってさ」


やばい、泣きそうだ


あ「それで、ちょっと有希に話し聞いてもらいたかったの」

⏰:08/02/13 01:27 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#237 [みぉり]
あ「相手がわからないっていうのが前とは違うんだけど・・・」

有「・・・・・・あかり、無理して明るくしなくていいから」


有希は私の頭をよしよしと撫でてくれるから、
その手があったかいから、私はまたちょっと涙が出てしまった。

⏰:08/02/13 01:30 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#238 [みぉり]
あ「ありがと有希・・・元気補充できた(笑)」

有「ならよかった(笑)あ、そろそろ予鈴なるね・・・もどろっか」

あ「うん!!」


私たちは制服についた汚れを払って、またこっそりと屋上を出た



階段を降りて3階の廊下を出ようとしたところでー・・・

?「あのっ!!・・・っ瀬戸先輩」

後輩らしい男の子に呼び止められた。

⏰:08/02/13 01:33 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#239 [みぉり]
あ「え?私??」

?「はい///」


空気を察したのか有希は

有「じゃーあかり!またね〜」

あ「あ、うん!ありがとうねっ!」

手を振ってその場を去ってしまった。


残されたのは私と後輩くんらしい子

⏰:08/02/13 01:36 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#240 [みぉり]
あ「えとー・・・」

佐「あ、1年の佐々木です!瀬戸先輩と中学が一緒で・・・///」

先週に入学したての佐々木君のブレザーは

やけにパリッとしてていかにも"新入生"という感じ

あ「あっ!そうなんだぁ!・・・・ん?でも一体どうしたの?」

佐「あのっ・・・//おれっ中学の時からずっと先輩のことが好きでーっ///」

⏰:08/02/13 01:40 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#241 [みぉり]
へぇ〜・・・・んっ?!今、私を好きっていった?!?!?!


あ「えっ?!」

佐「いやっ///あの・・・よかったら自分と付き合ってくださいっ///」


いきなりの展開にパニック


え?え?え?

⏰:08/02/13 01:42 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#242 [みぉり]
ちょっとまってーーーーーー!!!

この子が私を好き??
いやいや!!
誰かが私を好きなんてそんなのありえないって!!




あ「・・・・・それ、ほんと?」

佐「え?///はいっ!もちろんですっ///」

あ「・・・・・・・・・・ごめんなさい」

佐「・・・っ・・・・そ・・・うですか。・・・わかりました!いきなりすいませんでした。」

⏰:08/02/13 01:44 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#243 [みぉり]
佐々木君はぺこっと私にお辞儀をしてあっという間に走り去っていった。






凪「・・・・・み〜ちゃった♪」


あ「!!!!」

⏰:08/02/13 01:46 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#244 [みぉり]
この声は・・・・・凪っ


階段の死角になっていた廊下の壁から凪がひょこっと顔を出した。



あ「・・・・・覗き見なんて趣味悪いよ」

凪「何ぃっ!あいつがこんな公衆の面前で告白なんてするからっしょ」


凪は俺は悪くないもんっと口を尖らせてすねる。




はぁ〜。

⏰:08/02/13 01:49 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#245 [みぉり]
このお子様がぁっ!! 



あ「凪ぃ?さっきみたのは内緒にしてようね?」

凪「エー・・・」


エーって何よ!!
誰にしゃべるのよ!!


凪「俺はあかりファン倶楽部のやつらに報告しなきゃいけないのにぃ〜」




はぁ?
あかりファン倶楽部ぅ??

⏰:08/02/13 01:53 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#246 [みぉり]
あ「何よそれ・・・」

凪「だからぁっ!前から言ってるじゃん!お前には中学からファン倶楽部あるんだって」



あぁ〜・・・・凪ってば昔からそんなこと言ってたりするかも

⏰:08/02/13 01:54 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#247 [みぉり]
でもねぇ〜・・・・

うわぁvvv嬉しいvvv





なぁんて思う??

どうせ、そんなのは私をからかうために周りが騒いでるだけ

⏰:08/02/13 01:55 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#248 [みぉり]
凪「・・・・・お前、まぁた信じてないっしょ?」

あ「・・・ぅん。」

凪「あのね〜〜何回言ったらあかりは信じてくれるの?」

あ「だってさ?通るたびに指差してコソコソ言われてるだけなのにそのどこがファン倶楽部だっていうの?」

⏰:08/02/13 01:58 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#249 [みぉり]
凪「それはなぁっ「はいはい。もーいいから」

凪はまだ何か言いたげであったけど私は無理やり遮った。


あ「・・・・・凪、いつも言うけどね?誰かが私を好き・・・なんてそんなことはありえないんだよ。」


凪「あかりー・・・・」

⏰:08/02/13 02:00 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#250 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン・・・・

あ「あ、予鈴だ。先に教室行くからね」


凪を残してささっと教室へと向う。
凪は本鈴が鳴ってから先生とともに教室に入ってきた。




その日は、なんだか凪と話せないままで帰った

⏰:08/02/13 02:05 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#251 [みぉり]
はぁ〜・・・。
なんだかこの手の話をすると凪ってばしつこく食いついてくるのよね。



学校からの帰り道、ゆっくりと家へ向かう。





誰かに好きって言われることは嬉しい
・・・・でもそれは本当に相手が私を"好き"でいた場合だけ

⏰:08/02/13 02:13 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#252 [みぉり]
好きといってくれている言葉を疑うのはすごく失礼だって思う

本当はそのままを信じたいと思う





・・・でも私にはそれがすごく難しいし

私なんかを好きな人がいるというのも信じられない

⏰:08/02/13 02:19 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#253 [みぉり]
いつのまにか家の前まで歩いていて、

私は思い出しかけた昔の思い出を胸の奥へしまいこんだ

⏰:08/02/13 02:23 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#254 [みぉり]
家にはいって、部屋着に着替えるとお母さんと話したりご飯食べたり

テレビを見たりして私は自分の部屋へ戻った。




今日は金曜日。
明日から2日間のやすみなのに予定もない私は

夜更かし大作戦〜漫画を読みつく〜を思いつき

となりの家のすぐ近くにある窓をあけ、ある番号へ電話した

⏰:08/02/13 02:28 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#255 [みぉり]
トゥルルルル・・・

ピッ
『はい』



おっ出るのが早い!!



あ「もしもし?いっちゃん?」

庵『・・・・・あかり?』



ガラガラガラ・・・

⏰:08/02/13 02:30 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#256 [みぉり]
その声と共に隣の家の窓があけられる。

ピッ

お互いに電話を切る。



あ「いょっ♪」

庵「なんだよ」


そこは従兄兼、先生兼・・・・お隣さんの(笑)いっちゃんの家

⏰:08/02/13 02:34 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#257 [みぉり]
開けられた窓の部屋にたっているのはいっちゃん

私といっちゃんの部屋はおとなりさんなのだ



あ「漫画かしてvv」

いっちゃんははぁっとため息をついてまたかよとつぶやいた

⏰:08/02/13 02:36 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#258 [みぉり]
いっちゃんはブツブツ文句を言いながらも

私に何冊か漫画を貸してくれた

窓越しに漫画を受け取りありがとうと言うと 


あんま夜更かしするなよ


と窓を閉めてしまった

⏰:08/02/13 03:42 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#259 [みぉり]
何よもー…つめたいなぁ


ガラガラ……ピシャン


私も窓を閉めて、漫画の世界(笑)に落ちていくことにした

⏰:08/02/13 03:45 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#260 [みぉり]
結局、新学期初の週末は家でゴロゴロして漫画をよんで終了


今日からまた1週間の始まり。



夜更かしがたたって朝起きるのは大変…

⏰:08/02/13 03:58 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#261 [みぉり]
だけど、いつものように目覚めて人通りのまだ少ない道を学校へと足を進める。



昨日と同じように教室にカバンを置いて


4階の備品室に向かうべく階段を昇る

⏰:08/02/13 04:01 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#262 [みぉり]
【訂正】
↑×昨日→〇金曜
すいません

⏰:08/02/13 15:20 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#263 [みぉり]
トン…トン……

4階の階段を登りきると、私は歩みを止めてしまった

このまま廊下にでればすぐ備品室


でもなんだか備品室には行きたくないような気持ちにかられたのた、

⏰:08/02/13 15:23 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#264 [みぉり]
屋上にしよ。


私は屋上から真野篤をみることにして


そのまま階段を登る

⏰:08/02/13 15:26 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#265 [みぉり]
ガチャ…

屋上へ着くと私は金曜のように真野篤が見えたフェンスへと向かう。





ぁれ?


………いない

⏰:08/02/13 15:28 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#266 [みぉり]
フェンスから見えるグラウンドには誰もいない



休み…かな



私は鉄のハシゴを登ってお昼を食べている場所へ座り込んだ

⏰:08/02/13 15:31 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#267 [みぉり]
ガチャ…

扉の開く音がする


「!!」



誰か…………来る!?

⏰:08/02/13 15:33 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#268 [みぉり]
やばい。
先生だったらどうしよ!!


私はうつぶせになり、静かに入ってくるであろう人物が見える位置に移動した






1人の男生徒の姿が見える




えっ、あの眼鏡はー…

⏰:08/02/13 15:37 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#269 [みぉり]
あ「今泉さんだっ」


私は思わず声に出してしまい


今「ん?……っ!?瀬戸…さん」



今泉さんに見つかってしまったι

⏰:08/02/13 15:40 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#270 [みぉり]
今「何してるんです?こんなところで…」


あ「いゃーιあははιι」


マズイ。
いつぞやの保健室並みにマズイιι




あ「あっ今泉さんは何してるんですか?」

今「俺は…今度コンテストに応募するための撮影ポイント探しですね」

⏰:08/02/13 15:44 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#271 [みぉり]
あ「コンテスト…ですか?」

今「あぁ、ほら俺、写真部だからね」



写真…部

一瞬、昨日の出来事がフラッシュバックする






今「瀬戸さん?」

⏰:08/02/13 15:47 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#272 [みぉり]
はっ( ̄□ ̄;)

慌てて頭を"今"に戻す



あ「はぃ?」

今「………」

あ「今泉さん?」


今泉さんは下から私を見たまま無言になってしまった


?どうしたんだろ

⏰:08/02/13 16:02 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#273 [みぉり]
今「……あの、さ…その…」
あ「はぃ?」


今泉さんが何やら言いにくそうに頭をかく




今「よかったらなんだけど…俺のモデルをしてくれないかな」


あ「はぁ…………へっ!!??」

⏰:08/02/14 00:17 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#274 [みぉり]
ももももモデルぅっ!!??


私がっ???!!!


かなりテンパっている私をみて今泉さんは笑ってる




今「っていっても、そんな大げさなものじゃないから(笑)」

あ「でででもっ私なんかより他に可愛い人とかきれいな人の方が…私がモデルなんてそんなそんな………」

私は必死になってしゃべりまくった

⏰:08/02/14 00:28 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#275 [みぉり]
今「ははははっ…」

そんな私を見てなのか今泉さんは突然、吹き出して顔をくしゃくしゃにしてる

あ「なっ///」

今「っくく、瀬戸さんっておもしろいね」


おもしろいっ!?


あ「おっおもしろくないですっ///」

⏰:08/02/14 00:39 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#276 [みぉり]
今「すいません(笑)久しぶりにツボでした」

あ「別に…いいですけど///」


今泉さんの笑った顔、ちょっとかっこいいって思ったのはくやしいから内緒にしとこ


今「……で、引き受けてもらえる?」

あ「え、あのー…」

⏰:08/02/14 00:49 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#277 [みぉり]
あ「モデルって具体的にどんな…?」

今「んー…放課後に校内で…屋上とか教室とかで撮らせてもらう形ですかね」 


部活もしてないし…放課後なら…


あ「私でよければ…」

今「本当に!?ありがとう!!」

⏰:08/02/14 00:53 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#278 [みぉり]
今「じゃあ…さっそくなんだけど明日からお願いできるかな?締切まであまり時間なくて…」

あ「はぃ。わかりました」


私は返事をして、ハシゴを降りて今泉さんの前に立った

今泉さんはポケットから取り出したメモに何か書いてる


今「ちょっと待ってね。……はいコレ」


渡された紙には携帯の番号とアドレス

⏰:08/02/14 00:59 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#279 [みぉり]
今「それ俺のだから、何かあったら連絡してください」

あ「あ…はい。」


今「…っと、そろそろ行かないと先生が見回りに来る時間だ」

あ「えっそうなんですか!?」
今「ええ、生活指導の…ね」

あ「……石田先生ですね(笑)」


今泉さんはにっこり笑って私を扉に促し、二人で屋上をでた

⏰:08/02/14 01:08 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#280 [みぉり]
そのまま3階で別れて、小泉さんは暗室へ、私はかなり早いけど教室でぼーっとして過ごした



凪「あれ!あかり早いなぁ」
あ「ぁ、凪おはよ♪」

凪「む?今日は元気なあかりだな(笑)」

あ「へ?…ぁ、先週は体調悪かったから(笑)」

⏰:08/02/14 01:33 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#281 [みぉり]
凪がそーだったなと笑いながら私の隣に座る


そのあとに続くように、どんどんみんなが登校してきた


教室の時計に目をやると予鈴の鳴る直前


凪やみんなとたわいない話をしながら朝のHRから授業へと入っていった。

⏰:08/02/14 02:05 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#282 [みぉり]
凪「あかりーおまえ選択なに?」


3時間目の休み時間
次の選択授業に備えて、みんな教室移動や着替えをしにいったりしてる中

凪が急に聞いてきた


あ「え?世界史」

凪「マジっ!!俺も俺も♪」

あ「そうなんだ!?じゃー一緒に移動しよ」

⏰:08/02/14 03:03 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#283 [みぉり]
世界史の教室は12組
凪と2クラス分の廊下を歩く

凪「っていうかさ、うちのクラスから世界史とったの俺らだけっぽいよ」

あ「えっ!?そうなのっ?!なんで?!」


凪「(笑)あかりーホントリアクションでかいなぁ(笑)」


あ「むっ………それ有希にも言われる(泣)」

⏰:08/02/14 03:08 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#284 [みぉり]
凪「なんかケッコーテストがめんどくさいんだって」

あ「えー(泣)やめとけばよかった…」


残りものでいいなんて言って失敗した 泣

ってことは他のクラスからの希望者も少ないんだろうなぁー…はぁ…

⏰:08/02/14 03:10 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#285 [みぉり]
そんなことを思いながらクラスについて扉をあけた瞬間
思わず固まってしまった




凪「?どしたんあかり?入れよ」

いきなり動かなくなってしまった私に凪が不思議そうに声をかける

あ「ぁ、……うん」

⏰:08/02/14 03:14 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#286 [みぉり]
だって…………そこにいたのは

後ろ姿だけど私が見間違うわけない








真野…篤がいる

⏰:08/02/14 03:15 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#287 [みぉり]
私は心臓の音が一気に早くなったのを感じた。

凪に促されて教室に入って窓際に座ったものの落ち着かない



こんな近くに座るなんて…絶対ないと思ってた



選択授業といっても全部で12教科な中からみんなの希望優先で決めていく

⏰:08/02/14 03:18 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#288 [みぉり]
もしかしたら同じになれるかも…って思ったりしたけど本当にいるなんて思わなかった


まして、さっき凪に聞いたところの世界史を取るなんて絶対ないって思ってたし…

⏰:08/02/14 03:21 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#289 [みぉり]
凪「……かり、あかりっ!!」
あ「へっ!!?なっなに」

凪「やっと気付いた」


凪の声にはっとして答える。凪は3回もよんだのにぃってすねた真似をする

あ「ごめんごめん、なぁに?」

⏰:08/02/14 03:25 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#290 [みぉり]
凪「あのさ、俺の友達みっけたから紹介していい?」
あ「あ、うん。」


凪ってばホント友達多いなぁー



凪「きょーちゃん!!」


凪が呼んだ先を見て私はまたまた固まってしまった

⏰:08/02/14 03:29 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#291 [みぉり]
きょーちゃんと呼ばれて振り向いたのは











あ「今泉さん!!!!????」

⏰:08/02/14 03:29 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#292 [みぉり]
凪「あれ?あかり、恭ちゃんと知り合いだっけ?」


口をぱくぱくさせてる私を見て、今泉さんは朝みたいにくくって笑った



なっなんでここに!!??



はっ( ̄□ ̄;)

まさか留年してる……とか

⏰:08/02/14 03:32 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#293 [みぉり]
恭「久しぶり(笑)瀬戸さん」

今泉さんは笑いながら凪の隣に座った。

私の前に凪が座ってて、今泉さんは凪の隣だからちょうど三角形みたいなカタチ


凪「恭ちゃん、あかりと知り合いになってたの?」

恭「ぁあ、新学期からちょっと…ね」


私は凪と今泉さんを交互に見ながらまだ、あんまり状況を整理しきれてなかった

⏰:08/02/14 03:37 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#294 [みぉり]
え?え?
だって今泉さんは先輩でしょ?
なんで2年の選択にいるの?
そしてなぜ凪と知り合い??


私の頭の中は"??"のオンパレード




凪「おーい?あかりぃ?」



凪が目の前で手をヒラヒラふってみるもののあかりは反応なし

⏰:08/02/14 03:39 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#295 [みぉり]
凪「なんか最近へんなんだよねぇ、あかり」

恭「笑」

凪は諦めたのか恭平に向き直ってため息をついた

⏰:08/02/14 03:41 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#296 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン…



はっ( ̄□ ̄;)


本鈴で我に返った。
先生はまだこないみたい


凪「恭ちゃんさーなんで世界史にしたの?」

恭「好きだからですよ笑」

凪「ひゃぁーやっぱ学年トップはすごいなぁ」

⏰:08/02/14 03:44 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#297 [みぉり]
凪「俺が好きな科目は家庭科と体育だもん」

恭「凪は確かに料理上手だからね」


あ「………………ねぇ」


凪「世界史ってこれだけなのかなぁ」

恭「そうじゃないですか?全部で…12人(笑)」

⏰:08/02/14 03:47 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#298 [みぉり]
凪「うわっ少ないなぁー」


あ「ねぇってば!!!!」


私は凪と今泉さんの会話にわって入る。



凪「なんだよあかりぃ、大声だして」

あ「なんだよ、じゃないよ!!!なんで今泉さんがここにいて凪は知り合いなの!!??」

⏰:08/02/14 03:49 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#299 [みぉり]
私は結構おっきな声で二人に詰め寄るように問いただす


凪「はぁ?何いってるの?恭ちゃんが選択したからでしょ」

あ「そうじゃなくて!!なんで2年の選択にいるのかって聞いてるの!!」






凪&恭「………………」

⏰:08/02/14 03:52 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#300 [みぉり]
なっなに………この間は


凪はぽかんと私を見てるし、今泉さんは肩を震わせて笑うのをこらえてるし…




あ「なっなんで笑ってるんですかっ///」


私はなんだか恥ずかしくなりながらも今泉さんに聞く

⏰:08/02/14 03:55 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#301 [みぉり]
笑ってる今泉さんと顔を赤くしてる私を見ながら

凪がまさか…という感じて切り出した



凪「あかり…恭ちゃん何年だと思ってる?」

あ「へ?だから3年ー…」

凪「ばかっ!!!!恭ちゃんは正真正銘17歳の2年だよっ!!」

⏰:08/02/14 03:58 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#302 [みぉり]
あ「えええええっ!!??」



その瞬間、今泉さんは声をあげて笑いだした

凪はやれやれと、半分あきれぎみに私を見る




恭「……やっぱり勘違いしてたんですね(笑)」

⏰:08/02/14 04:00 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#303 [みぉり]
やっぱり!!??
やっぱりってなんですか!?

恭「俺は最初から同い年だって気付いてましたよ?笑」

凪「だからあかりってば、恭ちゃんを今泉さんって呼んでたのかぁ」



だってだって…………
絶対先輩だと思ったんだもん(泣)

⏰:08/02/14 04:03 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#304 [みぉり]
私は勘違いしてたことに気付き、恥ずかしさでゆでだこ状態

凪「あかりの早トチリ(笑)」

あ「うぅ〜…おっしゃるとおりです(泣)」


穴があったら入りたいっ泣

⏰:08/02/14 04:10 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#305 [みぉり]
恭「そういえばきちんと自己紹介したことありませんでしたね」



今泉さんはにこっと笑う

私はまたその笑顔がかっこいいなぁなんてほんの少しドキっとした



恭「今泉恭平です。クラスは11組で、写真部部長をしています」


11組…そういえばクラス発表に書いてあったかも


っていうか学年トップにいつもある名前じゃないですかっ!!!!驚

⏰:08/02/14 04:17 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#306 [みぉり]
改めて今泉さんを見る

眼鏡の似合う整った顔立ちはかっこよくて、大人っぽさがある

背は…たぶん180くらいあるのかなぁ

制服はきちんと着ていて容姿実力共に優等生





……やっぱり先輩にみえちゃうんだけどなぁ

⏰:08/02/14 04:21 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#307 [みぉり]
凪「あかりは自己紹介しないの?」

あ「あっ!そうだ!!瀬戸あかりです。部活はー…帰宅部でクラスは10組です!!あのっ!!変な勘違いしてごめんなさい!!」


私は立ち上がりぺこっとお辞儀をして座ると

今泉さんと凪が笑うから私もつられと笑ってしまった

⏰:08/02/14 04:28 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#308 [みぉり]
あ、そうだ!!



あ「ねぇ、なんで凪と今泉さんは知り合いなの?」

凪「あぁー…それはバー」

恭「凪っ!!」

凪「いやっ!!その、実は俺も写真部なの☆」

一瞬、今泉さんが凪の言葉をさえぎった…ように見えたけど……気のせいかなぁ

⏰:08/02/14 04:32 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#309 [みぉり]
それよりも………

あ「凪って写真部だったの!?」

凪「うん♪といっても幽霊だけどね(笑)」


知らなかった…


恭「いつまでも幽霊な副部長だと困るんですけどね」

あ「しかも副部長ぅっ!!」

凪「そうなの(笑)だって2年は俺ら二人だけだし、3年も4人の弱小部なんだよぅ〜」

⏰:08/02/14 04:40 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#310 [みぉり]
恭「そう思うなら活動参加してください」

凪「うっ…ごめんなさい↓↓」


凪が今泉さんに怒られてしゅんとなってる様子がおかしくて思わず笑ってしまった

凪「あっ!あかりに笑われた〜」

あ「あーはいはい、ごめんね?」

⏰:08/02/14 04:46 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#311 [みぉり]
凪はまたすぐすねていじける

そんな凪を今泉さんとやれやれと見つめて笑っているとそこへー…

本鈴から10分遅れで先生がやってきた


恭「じゃあまた…あ、同い年だし今度から敬語なしでお願いしますね(笑)」


今泉さんはにっこり笑うと、初めに座っていた席に戻っていった

⏰:08/02/14 04:49 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#312 [みぉり]
先「遅れてすまんねぇ。今日は初回だし、簡単に流れを説明して終わりにするから集中してくれよ」


そう言うと先生は説明を始める。


私はぼーっと聞きながら、目は少し離れた斜め前にいる真野篤を見つめていた。

⏰:08/02/14 21:09 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#313 [みぉり]
そんなあかりを見つめる視線にも気付かぬままで……








恭「……………はぁ。」

⏰:08/02/14 21:21 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#314 [みぉり]
先「じゃーなんか質問あるかね?……ないなら今日はおしまいだ。あー…一応まだ授業中だから廊下に出ないように」




私は土日での夜更かしと今朝の早起きも手伝って時間まで眠ることにしたー…

⏰:08/02/14 21:33 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#315 [みぉり]
凪はあかりが眠ったのを見ると静かに席を立って、恭平の元へ行った。

恭平は机に顔を突っ伏している






凪「……恭ちゃん」

⏰:08/02/14 21:37 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#316 [みぉり]
恭平は凪の声に反応し、顔を上げる


恭「…なんですか」

凪「(笑)ねーその口調やめよ?今あかりいないし…他の奴らも…ね」



凪に言われて辺りを見回すと寝ているか漫画よんでるか音楽きいてるか…

つまりは俺らの会話が聞こえるやつらはいない

⏰:08/02/14 21:48 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#317 [みぉり]
俺は眼鏡をはずして凪に向き直った。


恭「……なんだよ」

凪「それそれ(笑)恭ちゃんはその顔にその口調じゃなきゃねぇ♪」


はぁ〜…俺はどんな奴なんだよι


凪「恭ちゃんってばいつのまにあかりに近づいたの?」

恭「…さっきも言ったろ?新学期からって」

⏰:08/02/14 22:00 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#318 [みぉり]
恭「近づく…なんて、いい言い方じゃねぇなぁ」


俺はむすっと付け加えた

凪はにかっと笑うと俺の眼鏡をかけて


凪「そのいきさつを話していただけますかな?(笑)」

おちょくるような口調でいってきやがった

⏰:08/02/14 22:03 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#319 [みぉり]
恭「大しておもしろくもねぇよ」


俺はぷいっと凪から目をそらす


凪「なんでさっ!!あんな焦がれたあかりと知り合いになれたっ……ふごっ」

恭「ばかっ声でけぇんだよっ」


俺は慌てて凪の口を塞ぎ、一応周りを確認する

⏰:08/02/14 22:16 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#320 [みぉり]
・・・・どうやら聞こえてはいなかったらしい

俺はほっと胸をなでおろすと、凪の口を塞いだ右手を下ろした。


凪「っはーっ・・・・死ぬかと思った・・・」

恭「・・・・鼻は塞いでなかったんだから死なねぇよ」


お前が悪いんだろと告げ俺は凪から眼鏡を奪い返す

⏰:08/02/15 04:17 📱:PC 🆔:/js35bgk


#321 [みぉり]
凪「ねー・・・冗談はもうやめにするからさ、本当にことちゃんと教えてよ?」


凪は上目遣いで俺に尋ねる・・・・男にやられてもときめかねーっつの・・・

⏰:08/02/15 04:18 📱:PC 🆔:/js35bgk


#322 [みぉり]
まぁ・・・凪には一応いっとくか


俺は保健室で出会ったこと、

瀬戸がやまとに言われて写真を取りにきたこと

今朝、屋上でばったり会ったことを話した・・・・。

⏰:08/02/15 04:21 📱:PC 🆔:/js35bgk


#323 [みぉり]
・・・・人様に話せるラインはそこまでだと思うから







暗室でのことは・・・・絶対に言えない。

⏰:08/02/15 04:23 📱:PC 🆔:/js35bgk


#324 [みぉり]
俺の話を凪はへぇ〜っとやや驚いた様子で聞いていた。



凪「なんかすごい偶然が続いたって感じなんだねぇ〜」

恭「あー・・・そうだな。・・・・・やまとのは悪意を感じるけどな」



俺が"やまと"というと凪は一瞬、考え込んだがすぐに思い出した

⏰:08/02/15 04:26 📱:PC 🆔:/js35bgk


#325 [みぉり]
凪「あー(笑)石田先生ねvvいーじゃん♪俺あの人のそういうとこ好きだけどねぇ♪」

恭「・・・・あいつは面白がってるだけだっつーの」




石田やまと(27)
2年10組の担任であり・・・・俺の幼馴染ってやつだ

⏰:08/02/15 04:28 📱:PC 🆔:/js35bgk


#326 [みぉり]
俺が生まれたときはすでに10歳で

元々は俺の兄貴と仲が良かったのだが小さい俺の面倒を良く見てくれていたが・・・・


俺の色恋沙汰を面白おかしくしようとする面があるため


かなりの要注意人物となっている・・・俺の中では

⏰:08/02/15 04:30 📱:PC 🆔:/js35bgk


#327 [みぉり]
恭「それに・・・・俺の"優等生"・・・がね。気に食わないらしい」


この猫っかぶりがと家に帰るといつもうるさいんだ本当・・・

あいつだって鬼の生活指導担当とか言われてるけど

タバコも酒も中学からやってんだろーが!!と俺はいってやりたい




凪「でもねー恭ちゃんの優等生っぷりはすごいよ!俺だってバイト先で初めて名前聞いた時、飛び上がるくらいびっくりしたんだからね!!」

⏰:08/02/15 04:36 📱:PC 🆔:/js35bgk


#328 [みぉり]
俺はこの学校では"優等生"でいる。

理由?・・・・まぁ、大学進学に有利だし

色々ともめ事に巻き込まれたりするのも好きじゃないっつーのもあって


大人しめの俺でいるわけ




・・・・凪に素の俺がばれたのは予定外だったけど

⏰:08/02/15 04:39 📱:PC 🆔:/js35bgk


#329 [みぉり]
きっかけはバイト先


俺は中学ん時から兄貴のバーをたまに手伝っていた

高校に進学してすぐ、新入りとして入ってきたのが"凪"だ


まさか同じ高校だと思わずにうっかり名前を言ってしまったのが良くなかった

⏰:08/02/15 04:44 📱:PC 🆔:/js35bgk


#330 [みぉり]
凪が目を丸くして"学年トップの今泉!!"と指を差して言い

兄貴が大笑いして"お前本当に優等生なんだな"と言っちまったもんだから

あっけなくばれちまったってわけ

⏰:08/02/15 04:46 📱:PC 🆔:/js35bgk


#331 [みぉり]
凪にはくれぐれも校内で俺に話しかけんなっって言ったんだけど・・・


どうやって知ったのか、その2,3日後に写真部に入部してきて今の関係に至った




・・・・・・瀬戸のことを知られたのも

凪が突然、暗室に入ってきたとき


俺のファイルから瀬戸の写真を見つけて(漁って)ばれた

⏰:08/02/15 04:51 📱:PC 🆔:/js35bgk


#332 [みぉり]
凪「でもさ〜コレってチャンスでしょ!!恭ちゃんがんばらないと!!」

恭「はぁ?チャンス??」

凪「そうだよ!!やっと恭ちゃんとあかりが知り合いになれたんだから!!」



凪は一人興奮気味で、あれこれ作戦(?)を考えてるっぽい


・・・・本当はもうコンテストのモデルを頼んだと言っていいのだろうか

今告げたら、こいつ絶対大声で叫ぶ気がする

⏰:08/02/15 04:55 📱:PC 🆔:/js35bgk


#333 [みぉり]
凪「それにさ〜この選択で12組入ったとき恭ちゃんいたからさ、もー絶対あかりに紹介して仲取り持たなきゃ!!って思ったのに・・・もう知り合いだったなんて・・・・早く教えてくれればよかったのにぃ」



あ、またいじけた

すーぐいじけんだよなぁこいつ・・・・

⏰:08/02/15 04:58 📱:PC 🆔:/js35bgk


#334 [みぉり]
恭「あー・・・わりぃ」

凪「気持ちがこもってない・・・」


俺は思いっきり頭を落としてため息をついたあと

"優等生"スマイルで顔をあげた



恭「伝えるのが遅くなってすいません。凪」

⏰:08/02/15 05:00 📱:PC 🆔:/js35bgk


#335 [みぉり]
凪「・・・・・・・恭ちゃん。気持ちわるい」

恭「・・・・・・・悪かったなぁ」


凪は寒気がするとおおげさに体をさする





凪「でもさ!本当にチャンスじゃん!!あかりを振り向かせよう大作戦だっvv」

⏰:08/02/15 05:05 📱:PC 🆔:/js35bgk


#336 [みぉり]
・・・・・・それが出来れば苦労しねぇよ





色々、考えている凪に気づかれないように俺は真野篤と瀬戸をチラリと見た

⏰:08/02/15 05:07 📱:PC 🆔:/js35bgk


#337 [みぉり]
瀬戸が真野篤を好きなのはすぐにわかった




あいつが職員室から鍵をこっそり持ち出したのを俺は偶然目撃した


何に使うんだろうって気にはなった・・・・けど

まさか備品室から真野を見つめるあいつを見つけることになるなんて・・・・


思いもしなかったんだ

⏰:08/02/15 05:11 📱:PC 🆔:/js35bgk


#338 [みぉり]
でもそんなあいつを知ってるのはきっと俺だけだ


いつも一緒にいる有希って子もおそらく知らないだろう


あいつは恋愛に対しては一切の無関心でいるし、

それを有希って子も承知のはずだからだ・・・

⏰:08/02/15 05:13 📱:PC 🆔:/js35bgk


#339 [みぉり]
いつからあいつが恋愛に対して冷めた姿勢でいるのか知らない


けど、確実に俺が"初めて"あいつに告白したときには

すでに"好き"に対して疑問を持つようになっていたのは確か

⏰:08/02/15 05:15 📱:PC 🆔:/js35bgk


#340 [みぉり]
・・・・もっともあいつはきっと俺が告白したことなんて忘れちまってるんだろうけど





凪「あっ!!!!!!」


凪の声で俺は時間を"今"に戻された

⏰:08/02/15 05:19 📱:PC 🆔:/js35bgk


#341 [みぉり]
恭「・・・今度はなんだよ」

凪「・・・恭ちゃん、今朝あかりに屋上で会ったんでしょ?」

恭「?ああ、そうだけど・・・」


凪は首をかしげてあれぇと悩んでいる様子


恭「なんだよ?はっきり言え」

⏰:08/02/15 05:20 📱:PC 🆔:/js35bgk


#342 [みぉり]
凪「いや・・・屋上の鍵・・・確かあかりは持ってないはずなんだ・・・あいつどうやってはいったんだろう」




凪にしては鋭いなぁ

俺はちょっと感心してしまった

⏰:08/02/15 05:22 📱:PC 🆔:/js35bgk


#343 [みぉり]
恭「さぁ?鍵閉め忘れてたんじゃないの?」


俺はすっとぼけて返事をする

うぅーんと凪はうなっていたが、そうかもと納得した




単純なやつ(笑)

⏰:08/02/15 05:23 📱:PC 🆔:/js35bgk


#344 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン・・・・・



凪「あっ!!昼休みだ〜・・・ね、恭ちゃん今日バイトでしょ?」

恭「んぁ?あぁ・・・」

凪「じゃ!バイトの時に"あかりに接近大作戦"考えようね☆」


凪はまったね〜と笑って席に戻り、あいつを起こして教室を出て行った。

⏰:08/02/15 05:27 📱:PC 🆔:/js35bgk


#345 [みぉり]
あいつは教室を出る間際、俺にぺこっとお辞儀をしてー・・・




真野を見て出て行った。

⏰:08/02/15 05:30 📱:PC 🆔:/js35bgk


#346 [みぉり]
暗室いこ・・・・




俺は教室に戻り、教科書とオートをおくと暗室へ向かった

⏰:08/02/15 05:31 📱:PC 🆔:/js35bgk


#347 [みぉり]
ガチャ・・・


ボードを"入室禁止"にし暗室に入ると鍵を閉めた


真っ暗な暗室を唯一照らす、セーフライトをつけ

俺はソファへと倒れこんだ

⏰:08/02/15 05:33 📱:PC 🆔:/js35bgk


#348 [みぉり]
ふと、凪の"接近大作戦"というフレーズを思い出す。




接近なんて・・・出来るわけがない

⏰:08/02/15 05:34 📱:PC 🆔:/js35bgk


#349 [みぉり]
あいつの中には真野しかいねぇ・・・・・

そんなことは俺が一番よくわかってる






それに・・・

⏰:08/02/15 05:35 📱:PC 🆔:/js35bgk


#350 [みぉり]
触れられる距離に行ったら・・・・自分を抑える自信がない



集会の日、あいつのケガが気になって行った保健室で

ベットに寝かせた後ー・・・・・・キスマークをつけてしまった

⏰:08/02/15 05:38 📱:PC 🆔:/js35bgk


#351 [みぉり]
あんなに近い距離になったのは初めてで

自分の衝動を抑え切れなった。




だから放課後、あいつが暗室の前にいた時

⏰:08/02/15 05:41 📱:PC 🆔:/js35bgk


#352 [みぉり]
俺の中はうしろめたさでいっぱいだった。


でもあいつにとって、俺は"今日知り合った今泉さん"

だったから必死に"優等生"でいようとしたんだ

⏰:08/02/15 05:43 📱:PC 🆔:/js35bgk


#353 [みぉり]
やまとは気を利かせてあいつを遣いによこしたんだろうけど

あのときの俺に、あいつを暗室に踏み入れさせて

手を出さないでいる自信なんてなかった




だから・・・・・金曜の朝・・・・やっちまったんだ

⏰:08/02/15 05:45 📱:PC 🆔:/js35bgk


#354 [みぉり]
事故とはいえ・・・直接触れてしまったら


抑えられなかった。



気づいたら夢中でキスしてた。




あいつの"離して"っていう声を聞くまで・・・

⏰:08/02/15 05:46 📱:PC 🆔:/js35bgk


#355 [みぉり]
俺の中は醜い欲望でいっぱいだった。


・・・・あんなことして泣かせて

・・・・本当なさけねぇなぁ・・・俺

⏰:08/02/15 05:48 📱:PC 🆔:/js35bgk


#356 [みぉり]
それなのに

なんとかあいつに俺を知って欲しくて・・・・


俺を見て欲しくて・・・・


モデルなんて頼んで・・・


誰にも何も言わないで全部黙ってる俺はー・・・・

⏰:08/02/15 05:51 📱:PC 🆔:/js35bgk


#357 [みぉり]
恭「卑怯ものー・・・・・・だよなぁ」







誰もいない暗室の天井に向かって俺はつぶやいた

⏰:08/02/15 05:53 📱:PC 🆔:/js35bgk


#358 [みぉり]
 
 
 
 

お昼休み・・・・

いつものように有希と一緒に屋上へ向かう。


4時間目に眠ったせいかやたら頭がすっきりして目もさえてる(笑)

⏰:08/02/15 06:12 📱:PC 🆔:/js35bgk


#359 [みぉり]
有「ね。あかりなんかあった?」

あ「え?なにいきなり(笑)」

有「んー?なんとなく(笑)今日はいい顔してるなぁって」


お弁当を食べながら有希がふいにそんなことを言い出す。

それって・・・・朝誰かにもー・・・・

⏰:08/02/15 06:13 📱:PC 🆔:/js35bgk


#360 [みぉり]
あ「凪にも同じこといわれたよ朝(笑)」

有「え・・・・あ、そう・・・・」



有希は"凪"と聞くと表情をふと曇らせた。





有希??

⏰:08/02/15 06:15 📱:PC 🆔:/js35bgk


#361 [みぉり]
あ「有希?どしたの?」

有「・・・え?あっなんでもないよっ!!凪と言う事かぶるなんてなぁーって思っただけ」



有希はわざと明るく振舞ってる・・・・なんで?


あ「ねぇ・・・有希」

⏰:08/02/15 06:17 📱:PC 🆔:/js35bgk


#362 [みぉり]
有「ん?・・・・いたっ」

私は有希の額にデコピンしてやった。

有希は"痛いよぉー"といいながら額をさすってる



あ「・・・・私だってね、だてに有希と一緒にいるわけじゃないんですけど?」

有「・・・・・」


私の言葉に右手を額にあてたまま有希はうつむく

⏰:08/02/15 06:20 📱:PC 🆔:/js35bgk


#363 [みぉり]
あ「有希?・・・・私じゃ頼りにならないかもしれないけど話してくれないかなぁ」

有「あかり・・・・・っ」




顔をあげた有希の目にはうっすらと涙が浮かんでいた

⏰:08/02/15 06:26 📱:PC 🆔:/js35bgk


#364 [みぉり]
有「・・・・凪がね、遠くに行っちゃったな・・・って思うの」

あ「え?」

有「なんていうのかな・・・・ほら、幼馴染だから結構、色々知ってることもいっぱいあったし、それこそあいつの歴代彼女だって言えちゃうくらい!!(笑)・・・・・・・・だったのに」



有希は再び、うつむいて黙り込んでしまった

私は有希のポケットから出ている、屋上の鍵につけられたストラップを見つめながら

有希の次の言葉を待つ

⏰:08/02/15 06:30 📱:PC 🆔:/js35bgk


#365 [みぉり]
有「・・・・・・高校入ってから少しずつ・・・・知らないことが増えていって・・・・そりゃ!元は他人なんだもん!それくらい当たり前のことなのかもしれない・・・・けど」


あ「・・・・・・・・・」


有「凪ってさ・・・・ずっと彼女いないってあかりも知ってるよね?」

⏰:08/02/15 13:43 📱:PC 🆔:/js35bgk


#366 [みぉり]
あ「うん、1年の・・・・夏休みあけくらいから・・・かな」


有希は私の言葉にこくんと頷いた

凪はあの容姿と性格だからかなりモテる

中学だって彼女がいないときなんてほとんどなかったんじゃないかな

でもこの半年ちょっとは"彼女"という存在を聞いたことはない

⏰:08/02/15 13:46 📱:PC 🆔:/js35bgk


#367 [みぉり]
告白してくる子はみんな断ってる・・・・って聞いたような


私がそう呟くと有希はまたうつむいて首を横にふった




有「違うの・・・・」

⏰:08/02/15 13:48 📱:PC 🆔:/js35bgk


#368 [みぉり]
私は"え?"と聞き返した

有希はぐっとスカートの裾を握って一呼吸おく





有「断ってる・・・んじゃなくて・・・・・その・・・・体の関係のある・・・友達になってるの」

⏰:08/02/15 13:52 📱:PC 🆔:/js35bgk


#369 [みぉり]
あ「へ・・・・・・・・・・・・・えっ!!!!!」


かか体の関係って・・・・・それって・・・・・!!!



有「そ・・・・セフレってやつ・・・だよ」

あ「なんで?!・・・・凪、そんなやつじゃなかったじゃない!!」

⏰:08/02/15 13:54 📱:PC 🆔:/js35bgk


#370 [みぉり]
私は驚きとショックで声を荒げてしまう

有希はそんな私を見て、悲しそうに笑う


有「っていっても・・・・そのことに気づいたの・・・・先週なんだ」

あ「先週・・・・?」

⏰:08/02/15 13:56 📱:PC 🆔:/js35bgk


#371 [みぉり]
有「うん・・・・ほら、凪のバイト先聞いたじゃない?」


あぁ!!新学期の日に"BIT"でご飯食べたときに言ってた!

私が思い出した様子を見ると有希は体を投げ出して横になってしまった

⏰:08/02/15 14:02 📱:PC 🆔:/js35bgk


#372 [みぉり]
有「バイトしてること・・・・うすうすは気づいてた。でもね、まさかバーテンしてるなんて思わなかったの・・・・だって・・・夜のお仕事って感じでしょ?・・・・・あー私は本当に何にも知らないんだなって寂しくなっちゃった」


有希は空を見つめながら独り言のように話す


あ「ん・・・・」


あの日、有希の様子がおかしかったのはそれが原因・・・・

⏰:08/02/15 14:05 📱:PC 🆔:/js35bgk


#373 [みぉり]
有「でさ・・・・うじうじ悩むのって・・・・・私が嫌いなのはあかりも知ってるでしょ?(笑)」

あ「・・・うん(笑)しってる」



ほんの少し有希の声が明るくなった・・・・


有希は悩むくらいなら動けばいい!!って考え方で

⏰:08/02/15 14:27 📱:PC 🆔:/js35bgk


#374 [みぉり]
私も似てるとこあるからこれまでも色んな面で波長が合って

居心地よく過ごしてきた



有「だからね・・・・・・・・・金曜の夜・・・・こっそり後ついていったの」

あ「えっ!!」

⏰:08/02/15 14:30 📱:PC 🆔:/js35bgk


#375 [みぉり]
有希は体を起こして私の顔を見て笑う


有「あかり・・・・・・金魚みたい(笑)」


そのときの私は目を丸くして、口をぱくぱくさせていたらしい・・・

⏰:08/02/15 14:36 📱:PC 🆔:/js35bgk


#376 [みぉり]
有希はふふっと笑って大きく息を吸い込む


有「そりゃびっくりするよね?・・・・・直接聞けば済むのに・・・・」

あ「・・・・・でも、聞けなかった・・・・からあとつけたんでしょ?」

有「うん・・・・・でもばれちゃって」

⏰:08/02/15 14:48 📱:PC 🆔:/js35bgk


#377 [みぉり]
あ「えぇぇぇっ!!!」

有「あいつさ〜・・・・昔っから変な勘だけは良かったんだけど・・・まさかばれちゃうとは思わなかった。・・・・服だって大人っぽくしていったし、堂々と飲んでたのに・・・」



有希はくやしそうに口を尖らせる



あ「っていうか・・・有希、お店の中まではいったの?!」

⏰:08/02/15 14:52 📱:PC 🆔:/js35bgk


#378 [みぉり]
有「そうだよぉ?だって・・・・店の外で出待ちしてるほうが危ないでしょ?」


有希はけろっとしている・・・・・・すごい肝が据わってるよなぁ

私は"ははぁ〜っ"と感嘆の意をもらしてしまった(笑)

⏰:08/02/15 14:54 📱:PC 🆔:/js35bgk


#379 [みぉり]
有「最初はさ・・・・平気だったのよ?でも・・・・なんかしつこく誘ってくる男がいてあしらうのに苦労してたら突然、誰かに腕をひっぱられて・・・・」


あ「・・・・・それが凪だったと?」



有希はそうなのと続きを話す

⏰:08/02/15 15:04 📱:PC 🆔:/js35bgk


#380 [みぉり]
有「いやぁ〜さすがにあせったよ・・・・凪の怒った顔久しぶりに見たモン・・・・」

あ「いやいやτ誰だって怒るでしょ!そんな危ないことしたら」


有希はてへへと笑ってごまかしたけど私は"何もなかったからいいけどさ"とじとーっと有希を見た。

⏰:08/02/15 15:09 📱:PC 🆔:/js35bgk


#381 [みぉり]
有「まぁ・・・とりあえずそれでばれたんだけど・・・・その直後に凪に話しかけてきた女の子が・・・・」


そこまで言うと話しだしたときと同じように表情を暗くした


有「その子が・・・・凪に"先に部屋にいってるから"って言ってて・・・それだけなら彼女かなって思うじゃない?」

あ「うん・・・まぁ、そうだろうねぇ」

有「だから・・・・凪に彼女いたんだねって言ったの・・・・そしたらあいつ・・・・・そんなんじゃないよって・・・・・私の知らない顔で笑って・・・・」

⏰:08/02/15 15:21 📱:PC 🆔:/js35bgk


#382 [みぉり]
有「・・・・あれはセフレだから、お前が知らないだけで俺にはいっぱいいるんだよって・・・・そういって早く帰れってお店出されたんだ」

あ「そ・・・んなことが・・・」


有希はそこからどう帰ったかはほとんど覚えてなくて

気づいたら家だったと話す・・・

⏰:08/02/15 15:27 📱:PC 🆔:/js35bgk


#383 [みぉり]
有「いやぁ〜・・・・さすがにショックだった・・・よ」


あ「有希・・・・・」




有「それでわかったの・・・・・」

⏰:08/02/15 15:35 📱:PC 🆔:/js35bgk


#384 [みぉり]
有「私ね・・・・・多分凪のことが好きなんだ」

あ「・・・・・・」

有「でもね・・・・同時に失恋!!」

今にもあふれ出しそうな涙を堪えるためか

有希は空を仰ぐように見つめながら続ける

⏰:08/02/15 15:38 📱:PC 🆔:/js35bgk


#385 []
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:08/02/15 16:14 📱:D903i 🆔:QCiTuevg


#386 [みぉり]
>>さん
アンカーつけて頂いてありがとうございます

少しですが更新します

⏰:08/02/15 17:47 📱:N904i 🆔:CGSaM43w


#387 [みぉり]
>>384から


有「・・・・・・・なんで今頃気づくかな〜私ってば・・・・」

あ「有希・・・・・」

有「誰かが・・・・凪に触れるって思うと・・・それがすごい嫌なんて・・・・」


有希は私のほうを向き直って涙をいっぱい溜めた瞳で言う



有「凪にとって・・・私は"幼馴染"であってそれ以上でも以下でもないってわかってるのに・・・ね」

⏰:08/02/15 17:52 📱:PC 🆔:/js35bgk


#388 [みぉり]
私は・・・・・何もいえなかった


有希の気持ちを知ることで・・・


何か助けられたらって思うのに


・・・・私は無力だ

⏰:08/02/15 17:55 📱:PC 🆔:/js35bgk


#389 [みぉり]
有「やだ・・・・なんであかりが泣いてるの」

あ「え・・・・?」


雪に言われて気づいた

いつのまにか、私の頬は涙が後を残していた


あ「ぅわわ・・・・ごめっ・・・ん」

有「なんで謝るのよ(笑)」

⏰:08/02/15 17:58 📱:PC 🆔:/js35bgk


#390 [みぉり]
私はあわてて涙を拭うのに・・・・目からはぽろぽろ勝手に流れてくる


あ「ごめっ・・・っ・・・う・・・」


有「あかりが泣いたら・・・私まで・・・泣けちゃう・・じゃん・・・っ」



一生懸命我慢したのに・・・有希は呟くとせきを切ったように泣き始めた

⏰:08/02/15 18:10 📱:PC 🆔:/js35bgk


#391 [みぉり]
後ろでは予鈴を告げるチャイムが鳴り響くー・・・・

本鈴のチャイムが鳴り終わっても有希の涙は止まらなかった



そんな有希を見て"本当に凪が好きなんだ"って・・・・

こんなに人をまっすぐに好きと想えることをすごいと思った

⏰:08/02/15 18:15 📱:PC 🆔:/js35bgk


#392 [みぉり]
私は・・・・なんで泣いたのだろう


有希の気持ちに胸を打たれて?




それとも・・・・

これまで私を好きと言ってくれた人たちに

その気持ちを疑ったことに対する後悔・・・?

⏰:08/02/15 18:16 📱:PC 🆔:/js35bgk


#393 [いちご]
>>389
雪?(・ω・`)

⏰:08/02/15 18:18 📱:SH703i 🆔:JmI1.vv2


#394 [みぉり]
>>いちごさん
ご指摘ありがとうございます
パソコン入力でミスに気付きませんでしたすいません以後気を付けます

⏰:08/02/15 21:23 📱:N904i 🆔:CGSaM43w


#395 [みぉり]
【訂正】
>>389
×雪→○有希
すみません

⏰:08/02/15 21:25 📱:N904i 🆔:CGSaM43w


#396 [みぉり]
有希が泣き止むまで私はずっと黙ってた


有希の気が落ち着くまで…と思いながら、



頭の片隅には"好きといわれる"感情に向き合ってこなかったこれまでの自分を思い返していた

⏰:08/02/15 21:48 📱:N904i 🆔:CGSaM43w


#397 [みぉり]
私は"真野篤"が好き

そのことは誰に何を言われても揺るがないものだって思ってる・・・・


でも・・・・



私は逆の立場で考えたことってあったのかな



私が"真野篤"に告白したとして

私の"好き"を信じてもらえない・・・・・・

⏰:08/02/16 04:23 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#398 [みぉり]
今までの私が・・・・・してきたことを


"真野篤"にされたら・・・・・






・・・・・・どう・・・・思うんだろう

⏰:08/02/16 04:28 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#399 [みぉり]
有希を見つめながら・・・・・


その答えを探したけれど



いくら想像してみても・・・・・




自分の心に、その答えの欠片さえも見つけられなかったー・・・

⏰:08/02/16 04:33 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#400 [みぉり]
5時間目も大体、半分を過ぎたころ・・・

有希はすっかり落ち着いていた



有「っは〜・・・・久々にこんな泣いたかも(笑)」

あ「有希の泣き顔初めてみたかも(笑)」

有「あれ・そうだっけ????」

あ「そうだよぉ〜・・・・」

⏰:08/02/16 04:37 📱:PC 🆔:zTMYivWA


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