あいつはあの子のことが好き。
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#1 [みぉり]
恋愛小説書きます。
なにぶん初めてなのでいたらない点多いかもしれませんがよろしくお願いします☆

[登場人物]
瀬名 あかり(セナ アカリ)
今泉 恭平(イマイズミ キョウヘイ)
若菜 凪(ワカナ ナギ)
園田 有希(ソノダ ユウキ)

⏰:08/02/06 20:09 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#2 [みぉり]
やばいっ!!
やばいやばいっ!!
マジでやばすぎるっ!!


私は寝癖のついた髪をふりみだしながら自転車を全速力でこぐ。

「なんでお母さんってば起こしてくれなかったのぉ〜!!」

私は瀬名あかり。潮見高校に通う2年生…といっても今日から2年生になるんだけど

⏰:08/02/06 20:22 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#3 [みぉり]
はっ( ̄□ ̄;)

いやいやιι!!自己紹介はとりあえずおいといて…早く学校いかなきゃー!!!

ひたすら自転車をこぎもうすぐ学校の門が見えるというところで



キーンコーンカーンコーン…


「いやー遅刻するぅーっっ!!!」

⏰:08/02/06 20:46 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#4 [みぉり]
チャイムとともに徐々にしまる門に必死でかけこむ。

あ「よけてよけてぇ!!!」

叫びながら自転車で迫ってくる私に圧倒されて慌てて道をあける生徒たち…がそこにいきなり人影がっ!!

危ないっ!!

とっさにブレーキをかける

「こらぁっ!!瀬名っ!!」

⏰:08/02/06 20:57 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#5 [みぉり]
キキキーッッ




自転車は私を怒鳴った人影のぎりぎり手前でとまった。

あ「っ!!あ、危なかったぁ〜」

とりあえずぶつからなくて済んだことにほっと胸を撫で下ろしたのも束の間

?「危ないはこっちの台詞だっ!!生徒の山に全速力でつっこむ奴があるかっ!!」

びくぅっ!!!!

この声は…

あ「い、いっちゃん…?ιι」

庵「瀬戸先生って呼びなさい」

恐る恐る顔をあげるとそこには瀬戸庵(セト イオリ)が仁王立ちしていた。

⏰:08/02/06 21:37 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#6 [みぉり]
庵「お前は何度言ったら遅刻が治るんだっ!!毎回毎回〜…」

ぁあ…ιι
始まっちゃったよ。いっちゃんのお説教がιι

瀬戸 庵(24)
私の8歳上の従兄であり、潮見高校の数学教師。
もちろん、周りには親戚であることは内緒。
なんか親戚とバレると色々めんどくさいらしい。

⏰:08/02/06 21:46 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#7 [みぉり]
つっても、私の友達何人かには話してるんだけど…
みんなはいっちゃんと従兄なのがうらやましいらしい。
私からしたら単なる過保護なお兄ちゃんって感じなんだけどなぁ〜


庵「おいっ!!聞いてるのかっ!?」

あ「ぅええっ?!あーはいっ!!」

⏰:08/02/06 21:56 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#8 [みぉり]
もーιι朝からいっちゃんに捕まるなんて最悪だ↓↓
せっかく今日から新学期だっていうのに………んっ?!

はっ( ̄□ ̄;)!!

そうだよっ!!こんなことしてる場合じゃない!!

⏰:08/02/06 21:58 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#9 [みぉり]
あ「いっちゃ…瀬戸先生っ!!私教室いっ…かなきゃ〜…あのぅιι」

じろっと一瞬いっちゃんににらまれ最後は声が小さくなってしまった。

そりゃ…ちょいと危ない運転しましたよ?
でもっ結果ギリセーフで門くぐったし…

時間的には遅刻ではないし…

⏰:08/02/06 22:02 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#10 [みぉり]
あ「あのぅιもー本鈴もなりそうですし…ι」

いっちゃんの様子を伺いつつ、なんとかその場を去ろうとする私


庵「…はぁ〜ιまぁ新学期早々、HRを休ませるわけにもいかねぇな。ほら、行け」

いっちゃんはやれやれといった感じでため息をつき、あっちに行けといわんばかりに手をヒラヒラと振る。

⏰:08/02/06 22:07 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#11 [みぉり]
あ「ありがとっ!!いっちゃん♪」

本鈴3分前の校門には私達しかおらず私はいっちゃんに手を振り、自転車置場に向けて再び勢い良くこぎだした

庵「だから!!瀬戸先生って呼べっての!!それから自転車の校内運転は禁止だぁーっ!!」


遠くからいっちゃんの叫び声が聞こえたけど…無視っす(笑)

⏰:08/02/06 22:13 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#12 [みぉり]
自転車置場に慌てて止めてかごに入ってるカバンを勢い良く取り出すそうとして

Σごっ…

あ「あ"っ…ιι」

なんと見事に横の自転車にクリーンヒット(爆)


がしゃんっ!!がしゃんがしゃんがしゃん………

そしてドミノ倒しのごとく自転車は次々と倒れてゆき

………かしゃん。

⏰:08/02/06 22:20 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#13 [みぉり]
約40台ほど並んでいた一列がきれいに倒れた

あ「うそでしょ…泣」


キーンコーンカーンコーン…


そして無常にも響く本鈴の鐘…


瀬戸あかり。新学期初日から遅刻決定。

⏰:08/02/06 22:24 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#14 [みぉり]
【訂正】
すいません#1から名前間違えてました(>_<)
"瀬名"ではなく"瀬戸"でお願いしますιι

⏰:08/02/06 22:26 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#15 [みぉり]
>>13
辺りをキョロキョロ見渡す。
どうやら周りには人はいないようだ。
このまま放置して教室に向かうか!?
40台を全て直すか?!

さぁどうするっあかり!?


…なぁんてね。

あ「…はぁぁぁ〜ι」

⏰:08/02/06 22:35 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#16 [みぉり]
さすがにこのまま放置して行くのはちょっと、いや、だいぶまずいι

もし私が逆の立場でこの自転車の状態みたらいやだし
自己責任ってやつよね

あ「もー仕方ないかぁ↓↓」
ドミノ倒れの中唯一、起きている自分の自転車のかごにカバンをおき一台ずつ起こすことにした。

⏰:08/02/06 22:41 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#17 [みぉり]
あ「よいしょ…んっ。と…ふぅ」

一台一台順番に起こしてゆく。

うーι自転車って結構重いのねιι

しかも何台か絡まってるしぃ↓↓

⏰:08/02/06 22:47 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#18 [みぉり]
あ「うーんι」

がちゃがちゃ…やっと半分起こしたとこで難題にι

自転車のハンドルが隣の自転車の前輪に入り込んでなかなか抜けない。

あ「んーっ

とりあえず力任せにひっぱってみた。

ぐぐぐっ

お?絡まったまま持ち上がったけどなんとかぬけそー…!?

⏰:08/02/06 22:53 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#19 [みぉり]
ってか私かなり力もちじゃない?(笑)

あ「う"ー

がちゃっん!!

あ、抜けたっ…て!!その反動で思いっきり真後ろに倒れ…

Σどんっ

思いっきり背中を強打(泣)
あ「痛ったぁ〜ιι」



がちゃんがちゃんっ!!



ばっっ!!!
その音に思わず後ろを振り替える。
そこには今きれいに起こした自転車たちがこれまたきれいにドミノ倒しになってゆく

あ「いやぁー!!!待ってぇー!!」

⏰:08/02/06 22:59 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#20 [みぉり]
転んだまま右手を伸ばし叫んだがそれで止まるわけはなく、最後に私の自転車がきれいに倒れてしまった。

あ「うそでしょお(泣)」

右手をのばしたまま肩をがっくり落とした


くすくすくす…


んっ!?なに!?

⏰:08/02/06 23:03 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#21 [みぉり]
明らかに笑い声が聞こえる…

私は慌てて周りをキョロキョロ見回すが人なんて見当たらない。

あ「??」

幻聴??
でも、今くすくすって笑われたような…

あ「…っ痛っ」

立ち上がると膝から血が流れてるのが見える。

どうも転んだ時に擦り剥いてしまったみたい

⏰:08/02/06 23:09 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#22 [みぉり]
あ「ーっもぅ〜新学期から最悪だぁぁぁぁっ!!」

私はなんかすっごく虚しくなって思わず叫んでしまった。

「でけー声(笑)」


あ「っっっ!?!?!?」

真上から聞こえた声に思わず顔をあげた。

⏰:08/02/06 23:13 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#23 [みぉり]
自転車置場のすぐ横にある校舎の3階から顔をのぞかせてる人がいる。

声は男?だったよね?

私のところからは逆光でその人の顔は見えない。

が、この人は私の今の行動を見ていたらしく

?「お前どんくさいなぁ(笑)」

あ「なっ//」

私は恥ずかしさのあまりカァーっと顔が赤くなる

⏰:08/02/06 23:23 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#24 [みぉり]
あ「いっいきなり失礼じゃないですかっ//」

私は顔を赤くしながらも"どんくさい"といわれたことに反論する。

?「ぁあ、悪い悪い(笑)」

本当に悪いと思ってるの?めっちゃ声が笑ってるんですけど

⏰:08/02/06 23:30 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#25 [みぉり]
?「ってゆうかさ、集会始まってるよ?行かないの?」

あ「え?集会?…ぁっ!!!」

そうだよ!!
今日は新学期初日だもん!!体育館で全校集会あるんだったぁ〜ιι

こんなとこにいる場合じゃない!!
腕時計に視線を落とすと本鈴からすでに15分…

⏰:08/02/06 23:43 📱:N904i 🆔:cN84m9Sk


#26 [みぉり]
あ「やばいっ!!行かなきゃ!あっ!でも自転車が…痛っ」
若干パニックになりながらも自転車を慌てて起こそうとした、するとー…

?「ぉいお前ー…足怪我してねぇ?」

3階の人から再び自転車を直し始めた私の膝が見えたらしく声をかけられた。

あ「ぁιちょっと…今転んだ時に…」

?「ばかっ!自転車なんか良いから保健室行けっ」

あ「ひっ!?いや、あの!!集会行かないと…それに自転車が…」

?「んなもん、いいからさっさと行け!!」

⏰:08/02/07 08:52 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#27 [みぉり]
こっ怖いっ(泣)

なんでこんな怒られなくちゃならないのよっ↓↓

でも…多分この人心配してくれてるんだよね??
……めちゃ口悪いけど(苦笑)

でもさぁ、このまま自転車放置していけないよ…

⏰:08/02/07 09:23 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#28 [みぉり]
あ「でもっこのままじゃ自転車の持ち主に悪いし片付けてから集会行って保健室行きます!」

?「はぁっ!?お前なぁ〜…」
そこまで言うとその人は言葉を止めてしまった。

あ「?…ぁ、ご心配ありがとうございます」

ぺこっと3階に向かってお辞儀をして、再び自転車に手をかけたその時ー…

⏰:08/02/07 10:15 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#29 [みぉり]
?「…わかった。もうすぐ集会もおわるし自転車は俺が直しとくからお前はとりあえず保健室行け」

あ「え?でもー…「でもじゃねんだよっ!!膝からダラダラ血ぃ流してるやつは黙って聞け!!」


びくぅっ!!

今までで一番怖いっ!!!この人めちゃくちゃ怖すぎるっ!!泣

相変わらず顔は見えないままだったけどその声に思わず「はいぃっ!!」と返事をして私は倒れてる自転車からカバンを取ると保健室に向かってダッシュした。

⏰:08/02/07 10:20 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#30 [みぉり]
バタバタバタバタッ…

とにかく言われた通り早くいかなきゃと私は全速力で保健室に向かう。

っていうか、私朝から体力使いすぎじゃない!?

あ「…っかれたぁ〜」

保健室前に着くと呼吸を整えつつ扉に手をかけた。

ガチャガチャ…

えっ!?

⏰:08/02/07 10:25 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#31 [みぉり]
あ「鍵…かかってる」

何度、ドアノブを回してはみるも開かない。

マジですか。
なぜにこのタイミングで?!
あ「ぁ、集会だから?」

そう。うちの全校集会は教職員も強制参加、つまりは保健室校医も当然今、体育館に整列中

⏰:08/02/07 10:30 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#32 [みぉり]
あ「もぅ〜…まぁコレ使うかなぁ」

制服の胸ポケットから鍵を取り出す。

実は私ってば校内のマスターキーのコピーを持っていたりするのだ

なんでかって?
それは野暮な質問よww

職員室の鍵を締め忘れた先生達が悪いのさww

⏰:08/02/07 10:34 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#33 [みぉり]
あ「痛っ〜…早く手当てしよ。」

走ったせいか膝は脈打つのがわかるくらい痛くなり血も流れたまま。

ガチャガチャ………カシャン

あ「開いたw」

⏰:08/02/07 10:38 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#34 [みぉり]
私はささっと保健室に入り膝を洗って、めちゃめちゃ染みていやだったけど消毒液をつけ大きな絆創膏を貼った。

あ「はぁー…」

手当てを終えた安堵から、室内にある3人掛けの大きなソファにぼぶっと倒れこみ目を閉じた。

⏰:08/02/07 10:44 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#35 [みぉり]
あ…ちょっと気持ちいいかも。

朝から自転車全力でこいで自転車おこして、保健室までダッシュすりゃ誰でも疲れるか。

なんてそんな呑気なことを考えながら睡魔の誘惑に勝てず意識を少しずつ手放した。

このあとにあんなことが起きるなんて思いもよらず…

⏰:08/02/07 10:48 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#36 [みぉり]
ガチャ…

あかりが眠った数分後、保健室の扉が再びあきその人物は静かに室内へ入っていった。

?「…ノンキなやつ」

あかりが熟睡しているのをみてその人物はあかりを抱き抱えてベットへと移動させた。

⏰:08/02/07 10:52 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#37 [みぉり]
あ「ん…」

なんだろ…体がふわふわする
なんかいい匂いもするし…気持ちいいなぁ

眠ったままではあったが、その心地良さに無意識に笑みがこぼれる


?「無防備すぎ…」

⏰:08/02/07 10:57 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#38 [みぉり]
呟きながらあかりが寝苦しくないようにネクタイをゆるめシャツのボタンを外す。

プチン…プチン…

あ「スー…スー…」

?「…………」

第二ボタンまではずすとあかりの白い鎖骨と胸元が目に入る。

⏰:08/02/07 11:08 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#39 [みぉり]
その人物はしばらくあかりを見つめていたが、

?「お前が悪いんだからな…」

そう呟くと胸元に唇をよせて軽く吸い上げ

チュウッ…

赤く跡を残した。

⏰:08/02/07 11:09 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#40 [みぉり]
あ「んー…」

身じろぎするあかりの動きで我に返る。

?「!?やべ…//」

が、あかりはよっぽど眠たいのか起きる様子はない。

あ「…スー」

⏰:08/02/07 11:14 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#41 [みぉり]
ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、

廊下がふと騒がしくなったのに気付く。

どうやら集会がおわったらしい。

?「…戻るか」

その人物はあかりに布団をかけ、周りに人がいないか確認すると保健室をあとにした。

⏰:08/02/07 11:17 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#42 [みぉり]
あかりは夢を見ていた。

中3にあがる前の春休み、誰かに話かけられている。顔はぼやけて見えない。

なんだかいい匂いのする人だなぁ

「好きだー…」


ん?好き??
私を?あなた誰?

そう聞きたかくて手をのばすとその人物はふっと消え
急に体がふわりと宙にういた。

⏰:08/02/07 11:23 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#43 [みぉり]
誰? あ、この匂いはさっきのー…


「……かり、あかりっ」

あ「ふぁー…ん…?」

目を覚ますとそこには心配そうに私を見る有希の姿があった。

⏰:08/02/07 11:41 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#44 [みぉり]
あれ?ここどこ?

私はとっさに周りを見回すとその様子をみて

有「もー…携帯鳴らしてもつながらないし、集会にはいないし…心配して損したぁ」

ほっぺをぷぅと膨らまし有希はあかねにデコピンする。

⏰:08/02/07 11:45 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#45 [みぉり]
あ「いたっ…ごめんなさいιι」

デコピンされた額をさすりながら有希に謝っているとベットカーテンの向こうから声がきこえた。

三「起きたか?」

私は慌ててカーテンをひらくとそこには校医の三井優(ミツイ ユウ)がたばこ片手にデスクに座っている姿が見えた。

⏰:08/02/07 11:49 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#46 [みぉり]
あ「先生ι保健室はタバコはまずいって」

三「あ?いいんだよ。ここは私のテリトリーだかんね」

三井優(27)
潮見高校の校医。生徒からの信頼厚くよく相談にのっている。

有「はぁ〜タバコやめないと体に悪いですよ?」

三「んなことはわかってんの。あんたらは吸うんじゃないよ?」

⏰:08/02/07 11:58 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#47 [みぉり]
そう言って先生は私たちのいない方にむけて煙を吐いた。

(あかり&有希の心)
タバコ片手に言われましても説得力ないですよ?



有「それに白衣に灰ついちゃうって…」

三「あークリーニング出せば…」
有「もったいない」

有希はいつのまにか三井の隣に座り、話はじめていた。

⏰:08/02/07 12:34 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#48 [みぉり]
あ「んーっ…」

私はそんな二人を横目に思い切りのびをする。

壁にかかってる時計をみると時刻は9:20

保健室に来たのが大体、8:20だったから一時間ほど眠っていたようだ。

本来なら8:30から1時間目が始まるのだが、今日は集会で1時間目が潰れ、2時間目までの時間は自由になったらしい

⏰:08/02/07 12:41 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#49 [みぉり]
ありゃー結構寝ちゃったなぁιそりゃ有希も心配するわ

のそのそと起き上がり、先生と有希の見えるソファに腰掛けた。

有「あかりさぁ、その絆創膏どしたの??」

あ「え?あぁ〜…これは…」
三「っちゅーか、瀬戸。お前どうやってここに入った?鍵しまってたろ?」


はっ( ̄□ ̄;)!!

⏰:08/02/07 12:46 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#50 [みぉり]
私の話をさえぎり、唐突な質問にやばい事実を思い出した。


どうやって…
そりゃ私の持ってるマスターキーを使いました♪なんて言えるわけないιι

あ「ぇ?いやι…えと…鍵あいてたんで…ιι」

三「んなわけあるか」

はいそうですよねぇ〜ι
だって三井先生は薬品もたくさんある保健室の施錠には厳しく確認している。

やぶへびだ↓↓

⏰:08/02/07 12:55 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#51 [みぉり]
三「最近よくあるんだよ。保健室はしまってて誰もいないはずなのに誰かがベット使った跡が残ってたり…」
えっ!?そうなの?!でもそれ私じゃないよっ!!??

あ「わっ私じゃないですよっ!!??」

三「そっか…まぁそれはどうでもいいんだが、とにかく!!瀬戸はどうして入れたんだ?」

先生が厳しい顔して私を見る。それにつられて有希も私をみつめる。

⏰:08/02/07 13:04 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#52 [みぉり]
あ「いやιそれはιι…あのぅ……ιι」

私はかなり追い詰められタジタジになってしまった。

でもここで本当のこと言ったら鍵を取り上げられてしまう。
それだけはいやだ。だってそしたらあそこからあいつを見れなくなってしまう。

⏰:08/02/07 13:14 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#53 [みぉり]
ガチャ

保健室の扉があき誰かが入ってきた。

?「それは俺のせいですよ。先生」


!!??

突然の声に三人は一斉に扉をみた。先生はその人物を見ると


三「今泉か」

とその名を呼んだ。

⏰:08/02/07 13:18 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#54 [みぉり]
私と有希は顔を見合わせて再び、扉の前に立っている今泉という男に視線を戻した。

いかにも優等生な制服の着こなしで、ふちが赤茶色の眼鏡をかけているがきれいに整った顔立ちをしていることがわかる。


ぽかんと見つめていると今泉(年上かな??)さんは私ににこっとほほえみかけた。

⏰:08/02/07 13:24 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#55 [みぉり]
どきっ

あ「!!??//」

急にほほえみ掛けられたせいで一気に顔が赤くなったのが自分でもわかった。

思わず今泉さんから目をそらすと

三「俺のせいってどういうことだ?今泉」

先生が先程の言葉の意味を今泉さんに問い掛けた。

⏰:08/02/07 13:27 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#56 [みぉり]
今「集会の様子を撮影するためにそこにおいてた三脚を取りにきたんです。鍵がかかっていたので、俺の合鍵使ってあけたんですよ。で、保健室でる時に鍵を掛け忘れたんだと思います。すいません。ご迷惑おかけしました。」

と今泉さんは先生に話した。

私と有希は頭の中に??が飛びまくっていた。

え?合鍵ってなんで??

⏰:08/02/07 13:34 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#57 [みぉり]
保健室は原則、用がないかぎり立入禁止で(用がなくてもみんないるけど)鍵は三井先生と予備が職員室にあるだけのハズ。

それをなんでこの人が持ってるの?
しかも三脚が何でここに??

そんな私たちとは反対に先生は納得して「そうか」と答える。
が私と有希の顔をみて"?"がいっぱいの気持ちを読み取ったのか先生が説明をしてくれた

⏰:08/02/07 13:39 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#58 [みぉり]
三「すまん。えーと、私は今写真部とバスケ部とサッカーの顧問(名ばかりの)を掛け持ちしててな、
バスケとサッカーは部室あるんだが写真部は暗室しかなくて三脚などの備品はおく場所がないんだよ。
で保健室の一角に置いてるわけだ。
今泉は写真部の部長でな、私が不在の時でも備品を取りにこれるように鍵を渡してあるんだ」

⏰:08/02/07 13:52 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#59 [みぉり]
先生はそう言うと、今泉さんに何やら話始めた。

三「お前なぁ〜鍵の確認はいつもしっかり〜…」

今「はい。すいませんι」


その様子を眺めながら私は頭の中を整理する。


えっと、つまり?私は自分で開けて入ったけど、元から開いてたらしいという話にまとまったってこと?

⏰:08/02/07 13:56 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#60 [みぉり]
ってことは鍵を没収されずに済むってこと?

あ「…助かった」

有「何が助かったの??」

私が考えている間に隣にきていた有希がいきなり顔をのぞきこんできた。


あ「えっ!?いや何でもないよっ!?」


慌てて有希に笑顔を作ってみせる。

有「?ふぅん。ぁ!!2限始まっちゃう!!行こうあかり!」

有希に言われて時計をみると2限開始3分前。

⏰:08/02/07 14:01 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#61 [みぉり]
あ「本当だっ!!いかなきゃ!!」

有希はもう扉にいて今泉さんにぺこっと頭をさげて出ていこうとしている。

あ「先生お騒がせしました!!それから寝不足でふらふらだったんでソファ借りて寝ました。無断でごめんなさい!!ありがとうございました!!」

私は急いでいる勢い任せに、適当なことを言って有希に続いて保健室を出ようとした。

⏰:08/02/07 14:07 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#62 [みぉり]
三「おーあんま無理するなよ。あ、今泉ももういいぞ」

今「はい。では失礼します。」


私が出たすぐあとに今泉さんも保健室を出たので保健室前で私は今泉さんに向き合ってぺこっと頭をさげた。

あ「ありがとうございました。助かりました。」

今「え?…あぁ、気にしないでください。俺のミスですし…」

⏰:08/02/07 14:14 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#63 [みぉり]
ずきっ


その言葉に私は胸がチクッとした。

だってよく考えたら今泉さんはきちんと鍵しめたのに私のせいで怒られちゃったのよね?

本人も自分のせいと思ってるみたいだし…

申し訳なくてまともに顔をみれずうつむいてしまった。

あ「…本当に助かりました。」

今「いえいえ、お気になさらず。それよりも……」

あ「?」

今泉さんの言葉がとまったので顔をあげる

⏰:08/02/07 14:19 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#64 [みぉり]
今「シャツのボタンはしめた方がいいですよ?笑」

あ「えっ!?」


今泉さんの言葉に自分の胸元を見ると第2ボタンまで開き胸元がやや露になっていることに気付いた。


あ「っ////」

なっなんで??//
私ボタン外してねたっけ!?
有希も先生もはだけてるって教えてよっ///


私は慌ててシャツのボタンを止めようとして違和感に気付いた。

⏰:08/02/07 14:40 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#65 [みぉり]
あれ?なんか胸元に赤く痣になってるとこがある。

なんだろ?虫さされ??朝、制服に着替えてる時はなかったような…



今「瀬戸さん?鐘なりますよ?」


あ「え?…そぅだっ!!教室いかなきゃ!!」

今泉さんの声に慌ててシャツを直しネクタイをするともう一度、ぺこっと頭を下げて教室に向かって走りだした。

⏰:08/02/07 14:46 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#66 [みぉり]
保健室は2階、2年生の教室は3階なので私は階段をかけあがり、廊下を左にまがって走ろうとして気付いた。





……私、自分が何組か知らない(泣)

いっちゃんに捕まって自転車なおしたりして…そのまま保健室来たからクラス発表みてな…あ、自転車っ!!

⏰:08/02/07 14:51 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#67 [みぉり]
そうだ!!私、自転車倒してそれでー…

……クラス発表も見なきゃなんないし、自転車もなおしにいこ。


私はクラス発表が掲示してあるボードを確認するために1階の生徒玄関前にいき、ついでに自転車もなおすことにした。


1限は集会だったから遅刻じゃないだろうけど、もー完璧遅刻だし……

⏰:08/02/07 14:57 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#68 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン…



……ほらね。本鈴なっちゃったよ


私はため息を吐き出すと、今のぼってきた階段を降りる。

3階から2階へとややゆっくり降りながら朝からの出来事を思い出してみる。

⏰:08/02/07 15:00 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#69 [みぉり]
寝坊して、自転車飛ばしてたらいっちゃんに捕まって怒られてー…

で、とりあえずHRあるからって逃がしてもらって…



………ん?
いっちゃん集会のこと何もいってなかったよね?

ってことはまさかいっちゃん集会サボり!?

…あらら〜生活指導の石田先生にたっぷり怒られるんだろうなぁ笑

⏰:08/02/07 15:05 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#70 [みぉり]
私はいっちゃんが叱られてる姿を想像して、笑いを堪えながら2階から1階へと階段を降りる。



えと、駐輪場で自転車ドミノ倒しにしちゃったせいでSHRに間に合わなくなって…
自転車を一台ずつ起こして…で、転んで膝すりむいちゃったんだよねιι

思い出しながら苦笑をうかべて降りていると

1階についたので生徒玄関で靴を履き替えて、クラス発表のボードの前にたった。

⏰:08/02/07 15:20 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#71 [みぉり]
私のクラスは〜…あ、有希2組なんだ、私の名前はー…2組にはない。

そういや、集会で私探したっていってたもんね。
クラス違ったから遅刻してるのわかんなかったんだ。


そんなことに納得しながら次々にクラスを見て自分の名前を探す。

⏰:08/02/07 15:24 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#72 [みぉり]
潮見高校は1年から3年まで各学年12クラスごとに分かれている。

だから半分近くはお互いに顔を知らないまま卒業してゆくことも多い。

そんな中で有希は、クラスが一緒ですぐに仲良くなった気のあう友達。


その有希とクラスが離れてしまうのはやっぱり淋しい。

しかも7組まで目を通したのに、まだ私の名前は見当たらない。

⏰:08/02/07 15:45 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#73 [みぉり]
有希の隣のクラスだったら、選択授業は教室同じだったのに…

そんなことを思いながらとうとう10組まで来てしまった。クラスを探すだけですでに3分経過(笑)

あ「あった!!」

10組でやっと私の名前を見つけた。



…知ってる人が凪しかいない(泣)

⏰:08/02/07 15:50 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#74 [みぉり]
若菜 凪。
中学からの友達で去年はクラスが違ったためあまり交流はなかったけど、会えば挨拶したり話したりする仲良し。可愛い顔して髪は天然のふわふわパーマ(笑)
あ、ちなみに男の子。

凪は友達も多いし、何より知ってる人がいるというだけでかなり心強い。


よし、
クラスも確認したし、駐輪場行かなきゃ。

⏰:08/02/07 16:41 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#75 [みぉり]
そうボードに背を向けてはっと思った。




そういえば…あいつは何組なんだろ。10組まで名前はなかったから…


私はくるりと向きをかえて残りの2クラスの名前を順にみてゆく。

⏰:08/02/07 16:47 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#76 [みぉり]
……………あった!!

12組 
23番 真野 篤(マノ アツキ)

私の好きな人。片思いして約半年



12組……なんだ。



1年の時より8クラス近くなった。

⏰:08/02/07 16:58 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#77 [みぉり]
しかも…選択授業が同じだ
12クラスのため選択授業時は3クラス合同になる。
1〜3組、4〜6組、7〜9組、10〜12組、




つまり、私は真野篤と選択授業がいっしょ。



ドクン…ドクン…

⏰:08/02/07 18:33 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#78 [みぉり]
真野篤は私のことなんて知らない。

1年のクラスは私は2組、真野篤は12組だった。



普通なら2組と12組なんか何の繋がりもないし、私も当然"真野篤"の存在を知らなかった。






あの時まではー……

⏰:08/02/07 22:05 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#79 [みぉり]
去年の10月17日、校内球技大会でのこと。


私のクラスの女子バレーは勝ち進み、12組と決勝を行っていた。



「あかりーっ!!頑張れぇ!!」
「2組も12組も負けるなぁ」

⏰:08/02/07 22:15 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#80 [みぉり]
双方、譲らぬラリーが続く。

私ももちろん必死でボールに飛び込んでいたが、何回目かのラリーの時、得点を気にしてコートから目を離した瞬間



シュッ

「あかりっ!!危ないっ!!」

「え?」

バコッ




12組のバレー部エースの女の子の放ったアタックが私の顔面を直撃!!

⏰:08/02/07 23:36 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#81 [みぉり]
あ「〜〜〜〜っっ」

バタンッ


「あかりっ!!」
「審判ストップ」


あまりの衝撃にたおれこんだ私の回りにみんなが駆け寄ってくる。

みんなからの声が聞こえ様子が見えるものの、その視界はぐるぐると回っている。


うぅ…っ痛いっ…

⏰:08/02/07 23:42 📱:N904i 🆔:T5q9oUYw


#82 [みぉり]
しかもかなり気持ち悪い…

「あかり!?」
「瀬戸っわかるか!!??」
「…?!……!?」

みんなの声がふっと遠くなりかけた時






「どいてっ」


…う、…誰か近づいてきた

⏰:08/02/08 00:09 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#83 [みぉり]
篤「すぐ保健室だからっ!!」
ガシッ

あ「!!!!」


彼は私をいわゆるお姫さま抱っこで抱き上げてそのまま保健室へ運んでくれた。




私は運ばれる途中、突然の出来事に胸が苦しいくらいドキドキするのと視界の歪みとで気を失ってしまった。
目が覚めた時は、彼の姿はなく校医の三井先生といっちゃん、有希が心配そうに私を見ていた。

⏰:08/02/08 00:17 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#84 [みぉり]
その後、有希にことのいきさつを聞いて私を運んでくれたのが"真野篤"であることを知った。








これが"真野篤"を好きになったきっかけ。

この日から私にとって真野篤は気になる存在へとなったのだ。

⏰:08/02/08 00:22 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#85 [みぉり]
このことは誰にも話してない。

もちろん親友の有希にもだ。



私なんかが真野篤を好きなんて…知られるのが恥ずかしいし何より……………











真野篤には彼女がいるから。

⏰:08/02/08 00:26 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#86 [みぉり]
…………あれから
私はきちんとお礼を言うタイミングを逃してしまい、真野篤とは何の関わりもない。
たまに廊下ですれ違っても真野篤が私に気付くこともなく、何もできないまま気持ちばかりが膨らんでいった。









あ「さて、自転車なおさなきゃ」

⏰:08/02/08 00:31 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#87 [みぉり]
首をフルフルと振って、思い出してしまった記憶を頭から振り払うかのようにボードを後にした。







あ「…………………あ。」

そぅだ。

私ー…自転車ドミノ(命名しちゃったよ)の2回目の時、3階の人から声かけられて

それで保健室に行ったんだった。

⏰:08/02/08 00:37 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#88 [みぉり]
あ「あれはビックリしたわぁ」
呟きながら駐輪場に向かって歩く。

ザッ…ザッ…





ってか、めっちゃ怒鳴られたんだよねι


……口が悪いだけなんだろうけど

⏰:08/02/08 00:41 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#89 [みぉり]
しかも、あんな適当なこといっちゃってさ。


"俺がなおす"


自転車直すなんて本当にしてるわけなぃ……と思う。

いやいや。

別に否定するわけじゃないし、心配してもらったし有り難いなぁって思ってますよ?

でもねぇι見ず知らずの私なんかのために40台も自転車直したりする?

⏰:08/02/08 10:06 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#90 [みぉり]
なんて思っちゃったもんだからさ。

自転車直しに行こうと思ったわけですよ。







相当なひねくれ者だわ、私って…

⏰:08/02/08 10:08 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#91 [みぉり]
でもさ、正直者はばかを見るじゃないけど…












変に期待してへこむのはもういやだから

⏰:08/02/08 10:10 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#92 [みぉり]
だから、自転車が倒れたままでもそれは直せばいいだけのことさねっ!!






ザッ…ザッ………


あ「…………きれいになおってる」


駐輪場についた私の目の前には、直された自転車がきれいに並んでいた。


その一番奥には、もちろん私の自転車もあった。

⏰:08/02/08 10:30 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#93 [みぉり]
本当に…直してくれたんだ。




自分の自転車のところまで直された自転車を横目に見ながら歩く。


………しかも、等間隔でお店並に整列してる(笑)


自分の自転車の前にくると、ベルの間に何か折り畳んだ紙のようなものがはさまってることに気付いた。


あ「?なんだろ…」

⏰:08/02/08 10:38 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#94 [みぉり]
ガサガサ……


開いてみると

『思ったより重労働
直してたお前に感心した 
足、どうだ?大丈夫か?』



男の子にしては丁寧な字でそう綴られていた。







あ「…………ぷっ」

⏰:08/02/08 10:45 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#95 [みぉり]
何コレ(笑)
自分で言いだしたのに重労働って…(笑)


私は手紙と整列した自転車を交互にみて



あの口調からは絶対に想像できないきれいな整列、丁寧な字



顔を知らないその人の行動と言葉遣いのギャップに笑ってしまった。

⏰:08/02/08 10:52 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#96 [みぉり]
『大丈夫か?』



この言葉でやっぱり、口が悪いだけでいい人だということを再確認。




あ「何年生なんだろ?」


ここまで直してもらったうえ、手紙までくれて心配してくれたのだから

きちんとお礼がしたい。



あ「確か…3階の窓から…」

⏰:08/02/08 10:55 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#97 [みぉり]
声をかけられた人のいた窓を探す。



あった!…でも今はしめられてここからはなんとなく真っ暗ぽい室内が見えるだけ。



あそこ何室??



あれ?…でも、生徒ならあの時間は全校集会に参加してたはずじゃ?もちろん先生も…

⏰:08/02/08 11:00 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#98 [みぉり]
でも、下から顔は見えなかったけどなんとなく制服であることは見えた。



やっぱり生徒よね?


うーん…………




とりあえず、あの部屋なんなのか調べてから出入りする生徒探してみよう

⏰:08/02/08 11:04 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#99 [みぉり]
ブー…ブー…ブー…

あ「!!?」

突然、ポケットに入れていた携帯が鳴りだしたのであわててとりだす。


ピッ…

【新着メール1件】
----------------------
Date 4/8 09:41
From 凪
Sub  おは

今どこ?
担任怒ってるぞ(笑)

---- END -----

⏰:08/02/08 11:35 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#100 [みぉり]
そうだった…2限目始まってるんだったιι

人探しに悩むのはあとにしよう

私は気を取り直して凪に返信。

ピッ…ピッ…

『ごめん朝から寝坊したりなんやかんやで…
詳しくはまたあとで
今から教室いきます

ピッ…

   【送信完了】

⏰:08/02/08 11:47 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#101 [みぉり]
ブー…ブー…ブー…

あ「…早っ!!笑」

ピッ…

【新着メール1件】

----------------------
Date 4/8 09:44
From 凪
Sub  Re:Re:おは

わかり
気をつけてきたまえっ笑
お前の席、俺の横だからな窓際一番後ろっ

   ----END----

⏰:08/02/08 11:51 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#102 [みぉり]
あ「窓際か…」


そこからならよく見えるかも…グラウンド


私は凪に了解と送信して、手紙をポケットにしまうと3階にある2年10組を目指した。





ザワザワザワ…

教室前まで来たものの中からは話し声が聞こえる。

どうやら自己紹介中らしい。



後ろ扉からそーっと入ろう。

⏰:08/02/08 13:24 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#103 [みぉり]
カラカラ…カラカラ…

静かに扉を開けてソロソロ入る


………誰も気付いてないっぼい♪


よっしゃ♪
このままかがんでいけばー…

⏰:08/02/08 20:23 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#104 [みぉり]
凪「おっ、あかりーおせぇよ」


あ「!!??」


バッ

凪の一言でみんな一斉に私を見つめる

⏰:08/02/08 22:58 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#105 [みぉり]
なぎのばかぁーーーーー!!!!泣


石「ずいぶんゆっくりな登校だな、瀬戸」



あ「……………おはよございますι」



担任って…


石田先生っ(号泣)

⏰:08/02/08 23:24 📱:N904i 🆔:vSrDlfHM


#106 [みぉり]
石田先生が極上の笑顔で私にほほ笑みかける。


石「…で?今までどこにあたんだ?三井先生からは2限開始前に保健室でたってわざわざ連絡きてたぞ」



三井せんせぇ余計な親切です(泣)



あ「いやーιちょっとお腹痛くて…」

石「寝不足じゃなかったのか?」


なんとっ!!
そこまでご存じでっ(泣)


石「まぁ、後で職員室来なさい。」

あ「はい(涙)」

先生に促されて席に座る。

⏰:08/02/09 00:20 📱:N904i 🆔:siP/envg


#107 [みぉり]
先生は、みんなの視線を戻し自己紹介を再開した。


「あー、25番南…」




凪「あかり、あかり」

あ「……何」


私が座ると凪が話し掛けてきた。

でも私はちょっと(いや、だいぶ)ブルー

⏰:08/02/09 00:25 📱:N904i 🆔:siP/envg


#108 [みぉり]
凪「大きな声だしてごめんな?」

あ「いやぁっこそこそした私が悪いだけだからっ//」


凪がちょっぴりしゅんとして私に謝る。


男の子とはいえ…
この上目遣いにはきゅんとしちゃうわ///

⏰:08/02/09 00:43 📱:N904i 🆔:siP/envg


#109 [みぉり]
久々に見た髪型はふわふわパーマからちょっと短めのツンツンにかわってたりするけど

凪はホントに可愛い

って男の子に失礼かもしれないけど(笑)


私にもこれくらいの可愛さがほしいよιホントに


凪「なんだよ(笑)俺の顔なんかついてる?」


あ「ごっごめん//」


思わず見入っちゃったよ///

⏰:08/02/09 01:19 📱:N904i 🆔:siP/envg


#110 [みぉり]
あ「気にしないで?//」

凪「?変なやつ…あ、俺の番だ」


凪は立ち上がると自己紹介を始めた。

クラスのみんなが凪を見つめて周りからは

⏰:08/02/09 01:22 📱:N904i 🆔:siP/envg


#111 [みぉり]
『若菜くんだぁー///』
『一緒のクラスでよかったぁvv』
『可愛い顔してるよなぁ、女みてぇ』


…などなど。




はらまー
やっぱ凪はもてるんだねぇ

⏰:08/02/09 01:25 📱:N904i 🆔:siP/envg


#112 [みぉり]
凪は可愛い顔して実は長身(笑)

175センチくらいだったかな?
顔が可愛いのはもちろん、性格や行動にもそれがあるもんだから

背が高くてもみんな可愛いって言っちゃうんだ







石「よし、次で最後だな。おい、遅刻女瀬戸!!」




え?

⏰:08/02/09 01:55 📱:N904i 🆔:siP/envg


#113 [みぉり]
私っ!!???


ガタンッ

あ「うわわっιιえーっι瀬戸あかり、16歳。高二…」

凪「それはみんな同じっしょ(笑)」

あ「はっ( ̄□ ̄;)!!そうかっ!!」



どっ


『つかみはいいぞー』
『ナイスボケっ(笑)』

⏰:08/02/09 01:59 📱:N904i 🆔:siP/envg


#114 [みぉり]
あ「あいやーιえー…と///」


やばいっ//
みんなに笑われたせいで頭真っ白だよぅー


私はワタワタ頭かいたりキョロキョロして落ち着けないっ


あ「とにかくっ!!これから2年間どうぞお願いします!!///以上っ//」


ストンッ


私はそれだけゆうと椅子に勢い良く座った。

⏰:08/02/09 02:03 📱:N904i 🆔:siP/envg


#115 [みぉり]
石「まぁー瀬戸さんは今日寝不足らしいからなぁ…」


先生!ナイスフォロー!!!泣


石「これから2年間このクラスだし仲良くやってってください。
今日はこれでおしまいですが、寄り道しないで帰るように。解散」

⏰:08/02/09 02:08 📱:N904i 🆔:siP/envg


#116 [みぉり]
ザワザワザワ…

クラスは新しい環境に沸き立つ。

「何組だった?」
「えー担任、瀬戸先生だったんだ!!いいなぁ〜」


隣や周りで何人かかたまって話したり携帯交換したり…




なんか、いいなぁ
このウキウキした感じ

⏰:08/02/09 02:17 📱:N904i 🆔:siP/envg


#117 [みぉり]
周りをぼーっと眺めてると

凪「あかりぃー朝、有希と会ってさ、昼飯いこってなってるけどお前どーする?」



なんて素敵な提案vv


あ「行くっ…………でも石井先生とこ行かなきゃι」
凪「あー、じゃ先行ってるからあとで連絡ちょうだい」

あ「うん!おわったらメールするね!」

⏰:08/02/09 02:18 📱:N904i 🆔:siP/envg


#118 [みぉり]
凪と約束をして、石井先生に会うべく移動する。


ザワザワザワ…


職員室へ向かう廊下もほとんど、うちのクラスと同じ状態(笑)



ぁ、ついた。


周りの生徒を眺めてたらあっという間に職員室前

⏰:08/02/09 02:23 📱:N904i 🆔:siP/envg


#119 [みぉり]
【訂正】
117と118で
×石井→○石田
すいません

⏰:08/02/09 02:26 📱:N904i 🆔:siP/envg


#120 [みぉり]
ガラガラ…

あ「失礼します」

庵「お?瀬戸。どうした?」
あ「いっちゃ……瀬戸先生。石田先生いますか?」

庵「石田先生っ!?ιιι」



な、なな何!?
いっちゃんの顔が一気にあおざめてる。


ぁ、そっか…
いっちゃん、集会さぼったんだった(笑)

⏰:08/02/09 02:30 📱:N904i 🆔:siP/envg


#121 [みぉり]
あ「(小声)いっちゃん、集会さぼったでしょ?笑」

庵「ばっ!……(小声)人前であんま言うなよっιι」

あ「石田先生にこってりしぼられてきなさい笑」

庵「うるせーι…あ、石田先生ならたぶん暗室だ」

暗室?

⏰:08/02/09 02:35 📱:N904i 🆔:siP/envg


#122 [みぉり]
あ「暗室って?」

庵「暗室もしらねぇのかよιま、平たくいや写真現像のための部屋だな」



あー、そういえば
朝、三井先生もそんなこといってたような…



あ「顧問って三井先生じゃないの?」

⏰:08/02/09 02:39 📱:N904i 🆔:siP/envg


#123 [みぉり]
庵「そうなんだけど、なんか今朝の集会の写真を生活指導委員で使うらしくて、写真部にすぐ現像してもらいにいったみたいだ」


あ「ふぅん…」


私は返事をしながらいっちゃんのデスクに腰掛けた。

あ「いっ…瀬戸先生は石田先生に呼ばれたりしてないの?」

庵「いやぁιιそれは…」

⏰:08/02/09 02:44 📱:N904i 🆔:siP/envg


#124 [みぉり]
さっきの話題に戻して聞くといっちゃんはバツが悪そうな顔をして頭をかいた。
"うっかりしてた"と話すいっちゃんは
これから生活指導〜教師編〜をたたきこまれるらしい


お気の毒に…笑


話をしながら何気なくポケットに手をいれると

カサっ

とベルにはさまっていた手紙に指が触れた。

⏰:08/02/09 02:51 📱:N904i 🆔:siP/envg


#125 [みぉり]
3階のあの窓ー…
何の部屋なのかいっちゃんに聞けばわかるかも



あ「いっちゃ「瀬戸ぉっ!!待たせてすまんな」


"瀬戸"と呼ばれ、私といっちゃんは同時に声のした方を見た。

⏰:08/02/09 02:55 📱:N904i 🆔:siP/envg


#126 [みぉり]
石「あ、ダブルだったか(笑)」


声の主は10組担任、兼生活指導主任の石田先生



庵「いいいい石田先生ι」



いっちゃんはビシッと立ち上がり引きつった笑みを浮かべてる…笑

⏰:08/02/09 11:11 📱:N904i 🆔:siP/envg


#127 [みぉり]
石「今のは瀬戸先生じゃないですよ。生徒の方です。」

石田先生は笑いながら私たちの方に歩く。


あ「遅刻してすいませんでした!!」

石「体調不良だったらしいしな、無理するよりはいい。ただし」

あ「ただし?」

⏰:08/02/09 13:10 📱:N904i 🆔:siP/envg


#128 [みぉり]
先生は輪に加わり足を止め、私ににっこりほほえむ。


いやーな予感ιιι



石「遅刻は遅刻だからね、多少はペナルティないと…」



結局そーなるんですかっ涙

⏰:08/02/09 13:15 📱:N904i 🆔:siP/envg


#129 [みぉり]
横を見ると、いっちゃんが気の毒にと含み笑いをしてる。


私はきっといっちゃんを睨み石田先生に視線を戻した。


あ「ペナルティって?」


石「これから暗室に行っていま現像されてる写真が出来上がったらもってきてくれ」

⏰:08/02/09 13:18 📱:N904i 🆔:siP/envg


#130 [みぉり]
え?それだけ?





あ「それだけですか?」

石「お、なんだ他にも追加していいのか?」

あ「いやいやっ!!十分ですっ!!」


私は慌てて返事をすると、職員室をあとにした。

⏰:08/02/09 14:52 📱:N904i 🆔:siP/envg


#131 [みぉり]
職員室の扉をしめてため息がでた。



はぁ〜ι
危うく仕事増やされるとこだった

ま☆
さっさと受け取って凪たちとご飯いこ♪


意気揚揚と歩きだそうとした瞬間

⏰:08/02/09 15:05 📱:N904i 🆔:siP/envg


#132 [みぉり]
ガラッ


「!!!」

突然、今しめたばかりの扉が開いたので私が思わず振り替えると石田先生の姿が

びっくりしたぁ〜…。


あ「どうしたんですかι」

石「いい忘れたんだが…」


ん?


石「現像がおわるのは14:00だそうだ。補助がほしいとのことだったから現像も手伝ってこい」

あ「えぇーっ↓↓↓↓」

⏰:08/02/09 15:14 📱:N904i 🆔:siP/envg


#133 [みぉり]
石「私がそんな優しいペナルティをやるわけがないだろ?笑。暗室は3階の倉庫Bと書いてある教室だ。」


そんなぁ〜…泣
ご飯食べに行けなくなっちゃったよ↓↓↓



私が肩をがっくり落としていると先生が早くいくようにせかす。

私はお昼を諦めてしぶしぶ暗室に向かうことにした。

⏰:08/02/09 15:22 📱:N904i 🆔:siP/envg


#134 [みぉり]
足取り重く、暗室に向かいながら凪にメールをうつ。

ピッピッ

----------------------
Date 4/8 11:18
To  凪
Sub  ごめんっ(>_<)

石田先生に仕事頼まれちゃいました
2時までかかるからご飯行けない
ホントごめんね有希にも謝っておいてください
   ----END----

ピッ

【送信完了】

⏰:08/02/09 15:29 📱:N904i 🆔:siP/envg


#135 [みぉり]
ブーッ…ブーッ…


返信早すぎだって(笑)


ピッ

【新着メール1件】

----------------------
Date 4/8 11:20
From 凪
Sub Re:ごめん(>_<)

わかった新学期から災難だなしっかりやれよっ飯はいつでもいけるし気にすんなっ

   ----END----


マジごめんね凪&有希 泣

⏰:08/02/09 17:37 📱:N904i 🆔:siP/envg


#136 [みぉり]
携帯をしまうと、いつのまに倉庫Bという教室の前についていた。


ここかぁ…ん?何これ


扉には小さなホワイトボードがかけてありそこには


"ただ今、現像中、
入室禁止!!!!!!"

と書かれていた。

⏰:08/02/10 14:06 📱:N904i 🆔:MAMOZGhU


#137 [我輩は匿名である]
面白いです
頑張ってください

⏰:08/02/10 14:07 📱:SH905i 🆔:P5xZgf7.


#138 [みぉり]
匿名さん
初コメありがとうございます頑張ります

⏰:08/02/10 15:56 📱:N904i 🆔:MAMOZGhU


#139 [みぉり]
えぇーιι
とういうこと…ιι


扉の前に立ち尽くす私


私お手伝いにきたのに
入れないって一体…ιι


どうしたもんかと悩んでいると


「瀬戸さん?」

⏰:08/02/10 16:08 📱:N904i 🆔:MAMOZGhU


#140 [みぉり]
声をかけられた方を見ると、今泉さんが立っていた。その手にはカメラが…


今「どうしたんですか?暗室に何か??」

あ「石田先生に写真をとりに行くように言われまして…」

今「…あぁ!集会の写真ですね」


あ「そうです!それです!!」

⏰:08/02/10 16:15 📱:N904i 🆔:MAMOZGhU


#141 [みぉり]
あ「でも、これがー…ι」

私が指差すボードをみて、今泉さんは一瞬固まったがすぐにさっきと同じ顔にもどった。


今「これはー…気にしなくていいよ」

そう言ってボードをひっくり返す。


あ「?あ、私、現像を手伝うように言われてきたんですけど…」

⏰:08/02/10 16:20 📱:N904i 🆔:MAMOZGhU


#142 [みぉり]
今「えっ!!??」


あ「へっ!!??」

私は今泉さんの声にびっくりして思わず私も声をあげてしまったιするとー

ブーッ…ブーッ…

⏰:08/02/10 21:25 📱:N904i 🆔:MAMOZGhU


#143 [みぉり]
あ、携帯…

が、ポケットに手をあてても震えている様子はない。どうも今泉さんのみたい

今「すいません、ちょっと…」

ピッ


画面をみつめてる様子からどうやらメールがきたらしい

今「なっ…!……あいつ」


今泉さん??


今泉さんは携帯を見てフリーズしてる模様

⏰:08/02/10 22:28 📱:N904i 🆔:MAMOZGhU


#144 [みぉり]
あ「あの…」

声をかけてはみるものの今泉さんは口元に左手をあて携帯をみつめたまま


もしもぉーし?ιι


私はどうしたらいいんですかぁιιι

⏰:08/02/11 00:14 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#145 [みぉり]
なんとか今泉さんにこっちの世界(笑)に帰ってきてもらわなきゃ

私は今泉さんを下から見上げてー…

あ「今泉さんっ!!!!」


結構、大きな声で呼んだ(笑)


今「うわぁっ!!…///」

⏰:08/02/11 00:18 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#146 [みぉり]
うわぁってιιι



今泉さんはびっくりしたみたいだけど、なんとかこっちに戻ってきてくれた 笑

今「あー…///ごめん叫んだりして」

あ「いえ、私が大きな声だしたから…」

今「あのさ…頼まれた写真ならあと30分くらいで出来るし、後で俺がやま…石田先生に届けとくから」

あ「ぇ?いいんですかっ!!??」

今「…っ///
石田先生に用事もある からー…」


やったぁvvv

⏰:08/02/11 00:26 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#147 [みぉり]
あ「ありがとうございますっvvv」


凪達とご飯にいけるぅ♪


今「いやっ///じゃぁ、俺はこれで…」

あ「はいっ!本当にありがとうございます!!」


私は朝みたいにぺこっとお辞儀をして、今泉さんが暗室に入るのを見送るとさっそく凪にメールした。

⏰:08/02/11 00:30 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#148 [みぉり]
バタンッ……タッタッタッ…


どうやら、瀬戸は行ったらしい。

俺はふぅっとため息を吐くと暗室にある大きなソファに倒れこんだ。

今さっき来たメールを再び開く。



やまとのやろー…

⏰:08/02/11 00:35 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#149 [みぉり]
ピッ…

----------------------
Date 4/8 11:32
From やまと
Sub  無題

お前のだぁーいきな瀬戸に写真をとりに行かせたあとはよろしくな

----END----


あのバカ…
人の気持ちをなんだと思ってやがんだっ!!


俺は携帯を閉じ、横におくと仰向けになった。

⏰:08/02/11 00:42 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#150 [みぉり]
ピッピッ…

----------------------
Date 4/8 11:40
To  凪
Sub  (≧ω≦)

お仕事なくなりました親切な写真部さんのおかげでご飯に行けるようになったどこいるー?

   ----END----

ピッ

【送信完了】


さて☆教室行ってカバンとってこなくちゃ

⏰:08/02/11 12:00 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#151 [みぉり]
ブーッ………ピッ

【新着メール1件】
Date 4/8 11:45
From 凪
Sub  Re:(≧ω≦)

よかったな"BIT"にいるから早くこい

----END----

ピッ

私はメールを確認すると凪たちの待つBITに向かって走りだした。

⏰:08/02/11 13:48 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#152 [みぉり]
ザワザワザワ…


有「あかりーこっちだよっ!!」

凪「おつかれっ」


BITに着くと、有希と凪がオムライスとカレーを食べて待っていた。



凪…口のまわりカレーだらけ(笑)

⏰:08/02/11 14:03 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#153 [みぉり]
私は有希と凪のテーブルにつき


あ「凪、カレーついてるよ(笑)」

口元を指しながら言うと


凪「まじ!?あかりちゃんとってvvv」


あ「もー…幼稚園児ですかぁ(笑)」

私がしょうがなぁと手をのばしたが…

有「凪っ!甘えないで自分でしなさいっ」

凪「ちぇっ」

⏰:08/02/11 14:31 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#154 [みぉり]
凪は口の周りを舐めて拭う。


どきっ


その姿が色っぽくて私は凪から目を逸らした。

そんな私に気付いたのか凪はにやっと笑う。


凪「なんだよあかり(笑)赤くなってるよ?」

⏰:08/02/11 14:53 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#155 [みぉり]
あ「なっ///」


何言いだすのよ凪ッ///


有「本当だっ(笑)あかり赤いよ?」

凪の声につられて、有希まで私の顔を見て声を上げる

あ「そんなことありませんっ///」


なんて言いつつ、ガラス張りの窓にうつる自分の顔が赤いことに気付きつつごまかす

⏰:08/02/11 15:01 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#156 [みぉり]
それからー…
久しぶりに三人でいろんな話をして楽しく過ごした。

有希は常にボケを連発する凪にツッコミをいれたり(笑)



有希と凪は幼なじみで、中学は有希だけが私立に行き高校からまた一緒になったんだって。

で、高校入ってからは私が加わってたまぁに3人でご飯いく仲。

⏰:08/02/11 16:11 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#157 [みぉり]
凪「あ、やべーもうこんな時間。バイト遅れるから俺いくわ。」


凪の声に時計をみると、四時


あ「もうっ!!??ずいぶん長いこといたね(笑)」

有「んー…確かに、凪バイトって?」

⏰:08/02/11 20:55 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#158 [みぉり]
凪「あれ?言ってなかったっけ…………バーテン」

あ&有
「「ええぇっ!!!!!?????」」




凪「はもってるし(笑)ぁ、じゃー行くわ☆まったにぃ〜」


そういって凪は手を振り、驚いている私たちを残して帰ってしまった。

⏰:08/02/11 23:53 📱:N904i 🆔:NsnCnw3U


#159 [みぉり]
あ「…有希、知ってた?」

有「……全然……知らなかった」

あ「そっか…意外だったね!!凪らしいけど(笑)」

有「ん…………」

あ「………有希?」


なんか…へん…だよね?


有「…………あっ、そろそろかえろっか」

あ「え?……あぁ、うん」

⏰:08/02/12 00:00 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#160 [みぉり]
そこから…有希は帰り道無言で、私もなんだか無言になって…そのまま帰った。


「ただいまー」

「おかえり〜朝間に合った?」

「ん…大丈夫だったよ。疲れたからちょっと寝るね。」

「あら…わかったわ。ゆっくりね」

「ありがと」





ガチャ

⏰:08/02/12 00:11 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#161 [みぉり]
私は、制服を脱ぎ部屋着に着替えるとそのままベットに倒れこんだ。




なんか、今日は色々あったなー。

朝から走って…やたらびっくりした一日だった…。





有希……
凪がバイト先を告げた後から……へんだった。

どうしたんだろ…

⏰:08/02/12 00:14 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#162 [みぉり]
なんだかモヤモヤした気持ちがあったけど…

めまぐるしい一日で疲れていた私の体はそのまま眠りに落ちていった…。












あ「ん…ふぁ〜…」

⏰:08/02/12 00:17 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#163 [みぉり]
んー…よく寝たなぁ…



目を覚ました私の部屋は真っ暗。枕元においた携帯で22:30を示していた。




ありゃーι相当眠ってたみたいιι



起き上がり部屋をあとにすると、そのままお風呂に入った

⏰:08/02/12 00:32 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#164 [みぉり]
バシャ…ン…

たっぷりのお湯に浸かりながら有希のことを考える。




…………はぁ。


有希…

凪のバイト先知らなかったことがショック…だったように見えた。

⏰:08/02/12 00:41 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#165 [みぉり]
幼なじみ……だもんね。

そりゃあ、知らないのは淋しいか………


なんか…力になれないかな…




そのまましばらくぼぅーっとしていたがまたうっすらと睡魔がやってきたので、さっと上がって明日に備えることにした。

⏰:08/02/12 00:51 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#166 [みぉり]
よし!!今日は余裕だっv


私は早めに目を覚まして着替えをすませると1階へとおりる。



あ、いい匂い…


「お母さん♪おはよー」

「あかり、今日は早いのね(笑)」

「まぁね(笑)」


私はお母さんと軽く話をしてから昨夜のご飯を食べれなかったことを謝った。

そしてすぐ学校に向かった

⏰:08/02/12 01:00 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#167 [みぉり]
まだ朝の7:00。
当然ながら校内には誰もいない。


私はカバンを教室におくと、4階の使われていない備品室に向かった。



マスターキーを取出し、周囲を確認する。


よし…


ガチャ

⏰:08/02/12 01:03 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#168 [みぉり]
人がいないのを確認して備品室に入った。

扉を閉め、内から鍵をかけて窓に向かう。




窓からグラウンドを眺めてあいつを探す…





あ、いた…

⏰:08/02/12 01:05 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#169 [みぉり]
真野篤がスポーツウェアに身を包みランニングしてる姿がみえる。



今日も朝から練習してるんだ…



私は窓をあけ、ベランダに出た。


そこから静かに真野篤を見つめる。





私の日課。

⏰:08/02/12 01:09 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#170 [みぉり]
大体7:15までランニングをしてストレッチのあと高跳びの練習をはじめてー…予鈴のなる8:00までずっと跳び続けてる。


その様子をいつも見てるのだけどー


今日は何か違う。



なんだろ…この違和感。

⏰:08/02/12 01:13 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#171 [みぉり]
誰かに見られてるようなー…


ふと視線を感じて、備品室から斜め下の窓を見つめるとベランダにいる誰かがこちらを見ているのがわかった。



え?


よく見ようと少し向きを変えると、私に気付いたらしいその人は室内にもどってしまった。

⏰:08/02/12 01:16 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#172 [みぉり]
あの人ー…一瞬しか見えなかったけど…もしかして昨日の


私は昨日の朝の出来事を思い出し、あわてて窓のしたをみた。


窓の下にあったのは私が昨日いた駐輪場、今日はまだ自転車数が少ない。





やっぱり!!あの部屋、昨日の人がいたところだ!!

⏰:08/02/12 01:20 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#173 [みぉり]
きちんとお礼をしたいと思っていた私は備品室を出て、窓から見えたあの部屋に向かった。





その扉の前に立って私は驚いた





え……ここって…………

⏰:08/02/12 01:22 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#174 [みぉり]
暗室…だよね?
あの人、写真部なのかな


ホワイトボードは"入室可"となっている



やや頭のなかで、状況を整理しながら扉をノックする。

⏰:08/02/12 01:26 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#175 [みぉり]
コンコン……





何も返答がない。


あれ?
もう出ていっちゃったのかな



試しにドアノブを回してみる





ガチャ


あ「!」


開いてる。

⏰:08/02/12 01:29 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#176 [みぉり]
どうしよ……



扉を半開きのまま、しばし悩む。



でも、あの人のこと何かわかるかもしれないし…

写真部なら名簿とかおいてあるかもしれないし…





それに何より、暗室ってどんな部屋なのか興味がある

⏰:08/02/12 01:31 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#177 [みぉり]
入っちゃえ(笑)


私は扉を引いて中に入ることに


あ「わっ…何これ…暗幕?」

扉をあけたその目の前にカーテンのような暗幕が



……おばけ屋敷みたい(笑)

⏰:08/02/12 01:34 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#178 [みぉり]
扉を閉めて、暗幕を書き分けながらなんとか中に入る。




わ、真っ暗。




朝の明るい廊下から一変、暗室の中は部屋中にある暗幕のせいか別世界のような暗さ

⏰:08/02/12 01:37 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#179 [みぉり]
ガタッ

部屋の奥で物音がきこえる



あ「!!………誰かいるの?」

私はとっさに尋ねた。



「…………」



人の気配はするのに…返事がない


あ「?あのー…あっ!!私、昨日助けてもらったものです!!ほら、自転車ドミノしてたー…」

⏰:08/02/12 01:41 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#180 [みぉり]
?「ぷっ…」

あ「あっ!!やっぱり昨日の人ですよね?よかった…きちんとお礼したくて…」

?「…………足は?」

あ「おかげさまで、ちょっと擦り剥いただけなので大丈夫です。」



私は話し掛けながら、なんとかその人の近くに行こうとまだ目の慣れないまま部屋の奥に向かう

⏰:08/02/12 01:45 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#181 [みぉり]
"自転車ドミノ"なんてわけわからない言葉を聞いて笑えるのは

きっとその様子を見てたからだろうという確信から話かけてみたんだけどー…あたってたみたい(笑)



私は両手をのばしながらその人を探すがー…




Σゴッッ



あ「きゃっ」

何かに足をひっかけてしまった。

⏰:08/02/12 01:49 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#182 [みぉり]
暗やみの中、わけもわからず前に倒れこむ。


私は床に体が叩きつけられるのを覚悟でぎゅっと目をつぶった。






ぼふっ





…………あれ?
痛…くない。

⏰:08/02/12 01:52 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#183 [みぉり]
?「…………平気か?」

あ「えっ!!??ああああっ平気ですっ」





私、名前も知らないこの人にまた助けられた…みたい


暗やみで何も見えないけど……私、この人の腕の中にいる…気がする。

⏰:08/02/12 02:18 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#184 [みぉり]
あ「すっすいません…//」

?「いや……」


ドキドキ…


たぶん、私は今この人に転ぶ瞬間に抱き留められたままの状態



今まで男の人に抱き締められたことなんてなくて…


自分の心臓がすごく早くなっているのがわかる。

⏰:08/02/12 03:27 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#185 [みぉり]
いつまでこの状態なんだろう…

私の体は全身緊張してる

抱き留めてもらったけどそのままこの人は動かない




?「……………」

あ「あ…の、ありがとうございます…」

⏰:08/02/12 03:34 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#186 [みぉり]
それでもやはり、この人は何も反応がない


あ「…重…くないですか?//」


?「…あぁ」




また無言…



何だろう、この沈黙………

⏰:08/02/12 03:39 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#187 [みぉり]
抱き留められてから数分



少しずつ暗やみに目がなれてきた。

うっすらではあるが抱き留めてくれたこの人の肩ごしに何かの皮地が見える。






これって……ソファ?

⏰:08/02/12 03:43 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#188 [みぉり]
なんでここにー…?


疑問を覚えつつ、暗やみに慣れた目で、昨日と今、助けてくれたこの人の顔をみようと

私は腕の中から出ようと体を動かした。




するとその瞬間ー…

⏰:08/02/12 03:48 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#189 [みぉり]
バッ


あ「ひゃっ…」



体の角度が急にかわった。私が動いたからじゃ…ない



この人が動いたからだ。



えっ…この態勢は……

⏰:08/02/12 12:38 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#190 [みぉり]
今まで抱き合うような姿勢でだったが、今は何かやわらかい…たぶん、ソファを背に私は仰向けになってる
助けてくれたこの人が私の体を覆うようにしてあることもわかる。






あ「なっ…////」

⏰:08/02/12 12:56 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#191 [みぉり]
抱き締められたことのない私。

こんな組み敷かれるような態勢になったこともあるわけがない


バカみたいに心臓はバクバクなってるし、体を動かすことも緊張しすぎてできない。




あ「ーっ///どうしたんで…ンンッ」


唯一、動く口から言葉を発すると突然何かやわらかいもので唇を塞がれた。

⏰:08/02/12 13:02 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#192 [みぉり]
ちょっ…と待って……
私…今……キスされてるっ!?




わけのわからない驚きで体が強ばったのも一瞬、
両手をその人の胸にあて、体を押し返す




ぐいっ

⏰:08/02/12 15:00 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#193 [みぉり]
強く押してみてもビクともしない体…


何も見えない不安で手が少し震えているのが自分でわかった




こわい…



私の感覚が今目の前にいるであろうこの人にたいして恐怖をおびはじめる

⏰:08/02/12 16:32 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#194 [みぉり]
ぐいっ


あ「ンンッ!!…ふ……ッ…」 





押し返そうとした距離をもっと縮めるように深く押さえ付けられるように口付けられる。

⏰:08/02/12 19:54 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#195 [みぉり]
チュウ…チュ…チュ…

何度も何度も角度を変えては口付けられる。



あ「…ッ…ンッ……はッ…」


苦しい…


私はこんなに口付けられたことがなくてうまく息ができず、キスの合間に空気を吸おうと口が開く

⏰:08/02/12 20:23 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#196 [みぉり]
クチュ…ッ…

あ「ッふ…」


開いた隙間から舌が入りこみ、私の歯列をなぞる



あ「ハ…ッ…///」



ゆっくりやさしく何度も繰り返されるその動きに体中力が抜けてしまう

⏰:08/02/12 21:03 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#197 [みぉり]
チュッ…


あ「はぁっ…はぁ…っ///」

やっと長いキスから解放され、私は乱れ切った息を整えながら


胸を押し返していた私の両手は、いつのまにか顔の横で押さえられるようにされついるのに気付いた

⏰:08/02/12 21:20 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#198 [みぉり]
あ「ッ!!やだっ……ッ」


手を動かそうとしてみるも動かない。



体に力が入らないのか

この人の力が強いのか



そんなことはどちらでも構わない

⏰:08/02/12 21:24 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#199 [みぉり]
また再び襲ってくる感覚




こわいっ……誰か…




喉元まで言葉はあがってくるのに口から出なくて

視界は涙で歪んでいくのがわかる。

⏰:08/02/12 21:39 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#200 [みぉり]
私を組み敷いたまま、この人は動かない。



私はとにかくこの腕をほどきたくて

体の自由を返してほしくて


あ「はッ…なして…くださ…ぃ」


やっとの思いで声をだした。

⏰:08/02/12 21:45 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#201 [みぉり]
私の言葉が聞こえなかったのか目の前のこの人は、無言のまま…






私はまた再び口を開き


あ「お願い…はなして…ッ」



今度はさっきよりもはっきりと、少し涙声だったかもしれないけどそう言った。

⏰:08/02/12 21:51 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#202 [みぉり]
途端、体から重みがなくなった。


体が…動く…?



バッ…

私は体をすぐに起こし、自由になった両手で自分を抱き締めた。






?「…ッごめん…」

⏰:08/02/12 22:06 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#203 [みぉり]
今まで私を組み敷いていたその人は

私から離れ、そう呟くと暗幕の向こう側







ー…光の明るい空間へ通じる方へと姿を消した。

⏰:08/02/12 22:09 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#204 [みぉり]
バタンッ


扉が閉まる音と同時に安堵感に包まれる。



よかっ…た




私は気持ちを落ち着かせながら、まだ少し震える自身をきつく抱き締めた

⏰:08/02/12 22:16 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#205 [みぉり]
いつまでもここにいたくない…




私は落ち着きを取り戻すとすっかり暗やみに慣れた目で扉へと向かう。



コンッ…


扉のある暗幕の前で何かが足にあたったのを感じた



なに?

⏰:08/02/12 22:19 📱:N904i 🆔:pZBVbIBo


#206 [我輩は匿名である]
チャリ・・・



拾い上げたそれは暗やみで何かははっきりわからない。


私はマスターキーを閉まっている胸ポケットにしまうと




暗幕をかきわけて外へでた。

⏰:08/02/12 22:55 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#207 [我輩は匿名である]
バタン・・・



扉を閉めて大きなため息を吐いた。



ふと腕時計に視線を落とすと時間は7:47



時間的にこの暗室にいたのは30分程度



でも私にはもっともっと長い時間だったように感じてならなかった。

⏰:08/02/12 22:58 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#208 [みぉり]
すいません!!
206と207は私です((( ;゚Д゚)))
パソコンからの更新で名前入力忘れました!

⏰:08/02/12 23:00 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#209 [みぉり]
207から






なんだったの一体・・・・。



暗室をあとに、私は教室に向かう気持ちになれず


屋上へ向かった。

⏰:08/02/12 23:03 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#210 [みぉり]
屋上の扉を前に、再びマスターキーを取り出そうと


胸ポケットに手を入れて違和感。





ん?
鍵が・・・・ふたつ??

⏰:08/02/12 23:08 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#211 [みぉり]
取り出してみると、私の右手には2つの鍵があった。

1つは水玉のキーカバーのついた私の鍵。


もう1つはー・・・



同じような形をしてはいるけど、私の持っているマスターキーに比べるとその刃先はシンプル



たぶん、どこか1つの部屋だけを空けられる鍵

⏰:08/02/12 23:16 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#212 [みぉり]
あの人が落として行ったんだ・・・・と思う


だって私が暗室に入ったときには何もなかったし。




トントントン・・・・



はっ((( ;゚Д゚)))

誰かが階段を上ってくる足音が聞こえ、私はあわてて鍵をあけて屋上にあがり、鍵をかけた

⏰:08/02/12 23:20 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#213 [みぉり]
足音は屋上までは上がらずに4階でとまった。




ほっと胸をなでおろし、ゆっくりと高く張り巡らされたフェンスの近くへ足を運ぶ



いい天気だなぁ〜・・・



さっきの暗やみから一変、視界一面に広がる青空に目を細める

⏰:08/02/12 23:30 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#214 [みぉり]
フェンスの近くに立つと、そこからさっきまで見ていたグラウンドが見えた。



そこにもう真野篤の姿はない。




あ「・・・・っ・・・ふぇっ」

⏰:08/02/12 23:40 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#215 [みぉり]
 
 
 
 
なんで泣いてるのかよくわからない


でもなんだか、堪えていたものが一気にこみ上げてくる


私はフェンスを背に、しゃがみこんで泣きじゃくった

⏰:08/02/12 23:43 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#216 [みぉり]
 
 
 
ただ・・・・キスをされただけ・・・・

たったそれだけなのに・・・



なんでかすごくすごく、悔しい気持ちで仕方なかった

⏰:08/02/12 23:47 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#217 [みぉり]
ばかばかあかりの大バカっ!!


なんで開いてたからって入っちゃったの!!



なんでつまづいちゃうのよっ!!




自分のバカさ加減にも腹が立って更に私の涙を溢れさせる。

⏰:08/02/12 23:49 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#218 [みぉり]
 
 
 
 
キーンコーンカーンコーン・・・

ぁ・・・予鈴だ・・・


本鈴までは5分ほどある


教室・・・カバン置いてるから多分大丈夫だろうけど・・・

さすがに2日続けて遅刻はまずいよね。



私は涙をぬぐうと屋上をあとにした。

⏰:08/02/12 23:56 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#219 [みぉり]
教室へと向かう廊下で、誰かと話をしている凪の姿を見つけた。


私が近づいてきているのに気づいたのか凪が笑って手を振ってくる



笑えるような気分ではなかったけど、なんとか笑顔で凪に手を振り返して先に教室に入った

⏰:08/02/12 23:59 📱:PC 🆔:cAAh4maU


#220 [みぉり]
本鈴が鳴り、石田先生と凪を含め廊下に出ていた生徒たちが教室にがやがやと入ってくる


凪「おはよ!あかり〜」

あ「ん・・・おはよ」

凪「?なんだよぉ〜昨日に増して暗いぞ??」

あ「ん〜・・・ちょっと頭痛くてさ」

凪「そうなん?!・・・無理すんなよ?」

⏰:08/02/13 00:02 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#221 [みぉり]
凪が心配そうに私の顔を覗き込んで、頭をぽんぽんと撫でてくれた


あ「ありがと・・・」



そのまま朝のSHRから授業へと時間は流れていった。

⏰:08/02/13 00:05 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#222 [みぉり]
授業中・・・

ずっと頭の中にはぐるぐるぐると同じことが巡っていた



あの人は一体どこの誰なのか

なんで私なんかにキスしたのか










また私はからかわれたのか・・・

⏰:08/02/13 00:09 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#223 [みぉり]
4時間目、選択授業で誰がどの授業を取るかを決めるHR中

こっそりと有希にメールをうつ


ピッピッ・・・

----------------------
Date 4/9 11:50
To  有希
Sub  無題

有希〜・・・元気補充して(笑)
お昼一緒にいつものとこで待ってるね

   ----END----

 【送信完了】

⏰:08/02/13 00:15 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#224 [みぉり]
教室内はそれぞれの授業をどうするかで意見(いや要求?)が飛び交ってる


今の私にとってはどうでもよくて、

希望を聞かれても残りものでいいよって答え有希の返信を待った

⏰:08/02/13 00:20 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#225 [みぉり]
ブーッ…ブーッ…


ピッ・・・
【新着メール1件】

----------------------
Date 4/9 12:07
From 有希
Sub  Re:無題

お?どしたぁ?!
有希ちゃんが恋しくなったの?(笑)
あとでねっ☆

   ----END----

ありがと・・・有希

私は携帯をしまうと大きく息を吸い込んだ

⏰:08/02/13 00:44 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#226 [みぉり]
よしっ!


有希に会って話ができるというだけで

私は気持ちがすっと楽になった



石「・・・・ってことで、それぞれ選択授業は黒板にある通りだ。授業は来週からだからきちんと確認して臨むように。」




え?

いつのまにかクラス全員の選択授業が決定されていて

私の名前は世界史B"となっていた

⏰:08/02/13 00:47 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#227 [みぉり]
やがて授業終了のチャイムが鳴ってみんなバラバラにお昼へと散っていく


私はカバンからお弁当を取り出すと有希と約束の場所ー・・・







屋上へ向かった

⏰:08/02/13 00:51 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#228 [みぉり]
有「やほ〜今日は私が先だったね(笑)」

私が扉の前に行くと、すでに有希が待っていた。

私たちは周囲の物音に気を配りつつ、こっそりと屋上へ入った。



有「うわぁ〜〜〜!今日は本っっ当に天気がいいね〜」


有希は屋上へつくなり大きな声をあげて伸びをする

⏰:08/02/13 00:55 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#229 [みぉり]
有希は自分の持っている屋上の鍵で鍵をかけた。



私が持ってるのはマスターキーだけど

有希のは屋上のみの鍵・・・

入学するときに"お祝い"って凪からもらったんだって




有希にはマスターキーを持っていることを言ってない

⏰:08/02/13 00:59 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#230 [みぉり]
こっそり職員室から拝借したってこともあったから

なんか後ろめたさもあって言えないという方が正しいかも




カシャンカシャン・・・

⏰:08/02/13 01:00 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#231 [みぉり]
屋上の扉がある部分は、小さな箱のような形をして

広い屋上にぽつんと建っている。

その横には貯水タンクなどいくつか設備らしいものが並んでいる。

扉のある箱のような建物に登れるようについている鉄のはしごを登ってその上でいつもお昼を食べる

⏰:08/02/13 01:12 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#232 [みぉり]
私たちのお決まりのランチタイム



お弁当を食べ終わって有希がごろんと横になったので

私も隣に寝転がった





有「・・・・で?どしたの?」

⏰:08/02/13 01:15 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#233 [みぉり]
有希が声のトーンを変えて聞いてくる。


あ「ん・・・・・」


私が何から話そうか戸惑っていると


有「・・・・・・朝から泣いたのはそれが原因?」

あ「!?!?」

⏰:08/02/13 01:18 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#234 [みぉり]
なんでっ・・・・

私がびっくりして顔を向けると


有「だてにあかりと一緒にいたわけじゃないよ?それくらいわかる」


と言って昨日のように私にデコピンして"早く吐いちゃえ"って笑った

⏰:08/02/13 01:20 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#235 [みぉり]
それから有希に昨日のこと、今日の朝のことを話した。


有希は時々、私に質問をしながら整理し切れていない私の話を聞いてくれた。






有「へぇ〜・・・・・そんなことがあったのね」

あ「うん・・・なんだろねぇ〜・・・」

⏰:08/02/13 01:23 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#236 [みぉり]
あ「・・・・・・・また・・・さ、からかわれちゃったんだと思う」

有「・・・・・・」

有希は何も言わない。





あ「だからね・・・あーまたこんなことになっちゃってるって自己嫌悪しちゃってさ」


やばい、泣きそうだ


あ「それで、ちょっと有希に話し聞いてもらいたかったの」

⏰:08/02/13 01:27 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#237 [みぉり]
あ「相手がわからないっていうのが前とは違うんだけど・・・」

有「・・・・・・あかり、無理して明るくしなくていいから」


有希は私の頭をよしよしと撫でてくれるから、
その手があったかいから、私はまたちょっと涙が出てしまった。

⏰:08/02/13 01:30 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#238 [みぉり]
あ「ありがと有希・・・元気補充できた(笑)」

有「ならよかった(笑)あ、そろそろ予鈴なるね・・・もどろっか」

あ「うん!!」


私たちは制服についた汚れを払って、またこっそりと屋上を出た



階段を降りて3階の廊下を出ようとしたところでー・・・

?「あのっ!!・・・っ瀬戸先輩」

後輩らしい男の子に呼び止められた。

⏰:08/02/13 01:33 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#239 [みぉり]
あ「え?私??」

?「はい///」


空気を察したのか有希は

有「じゃーあかり!またね〜」

あ「あ、うん!ありがとうねっ!」

手を振ってその場を去ってしまった。


残されたのは私と後輩くんらしい子

⏰:08/02/13 01:36 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#240 [みぉり]
あ「えとー・・・」

佐「あ、1年の佐々木です!瀬戸先輩と中学が一緒で・・・///」

先週に入学したての佐々木君のブレザーは

やけにパリッとしてていかにも"新入生"という感じ

あ「あっ!そうなんだぁ!・・・・ん?でも一体どうしたの?」

佐「あのっ・・・//おれっ中学の時からずっと先輩のことが好きでーっ///」

⏰:08/02/13 01:40 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#241 [みぉり]
へぇ〜・・・・んっ?!今、私を好きっていった?!?!?!


あ「えっ?!」

佐「いやっ///あの・・・よかったら自分と付き合ってくださいっ///」


いきなりの展開にパニック


え?え?え?

⏰:08/02/13 01:42 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#242 [みぉり]
ちょっとまってーーーーーー!!!

この子が私を好き??
いやいや!!
誰かが私を好きなんてそんなのありえないって!!




あ「・・・・・それ、ほんと?」

佐「え?///はいっ!もちろんですっ///」

あ「・・・・・・・・・・ごめんなさい」

佐「・・・っ・・・・そ・・・うですか。・・・わかりました!いきなりすいませんでした。」

⏰:08/02/13 01:44 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#243 [みぉり]
佐々木君はぺこっと私にお辞儀をしてあっという間に走り去っていった。






凪「・・・・・み〜ちゃった♪」


あ「!!!!」

⏰:08/02/13 01:46 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#244 [みぉり]
この声は・・・・・凪っ


階段の死角になっていた廊下の壁から凪がひょこっと顔を出した。



あ「・・・・・覗き見なんて趣味悪いよ」

凪「何ぃっ!あいつがこんな公衆の面前で告白なんてするからっしょ」


凪は俺は悪くないもんっと口を尖らせてすねる。




はぁ〜。

⏰:08/02/13 01:49 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#245 [みぉり]
このお子様がぁっ!! 



あ「凪ぃ?さっきみたのは内緒にしてようね?」

凪「エー・・・」


エーって何よ!!
誰にしゃべるのよ!!


凪「俺はあかりファン倶楽部のやつらに報告しなきゃいけないのにぃ〜」




はぁ?
あかりファン倶楽部ぅ??

⏰:08/02/13 01:53 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#246 [みぉり]
あ「何よそれ・・・」

凪「だからぁっ!前から言ってるじゃん!お前には中学からファン倶楽部あるんだって」



あぁ〜・・・・凪ってば昔からそんなこと言ってたりするかも

⏰:08/02/13 01:54 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#247 [みぉり]
でもねぇ〜・・・・

うわぁvvv嬉しいvvv





なぁんて思う??

どうせ、そんなのは私をからかうために周りが騒いでるだけ

⏰:08/02/13 01:55 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#248 [みぉり]
凪「・・・・・お前、まぁた信じてないっしょ?」

あ「・・・ぅん。」

凪「あのね〜〜何回言ったらあかりは信じてくれるの?」

あ「だってさ?通るたびに指差してコソコソ言われてるだけなのにそのどこがファン倶楽部だっていうの?」

⏰:08/02/13 01:58 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#249 [みぉり]
凪「それはなぁっ「はいはい。もーいいから」

凪はまだ何か言いたげであったけど私は無理やり遮った。


あ「・・・・・凪、いつも言うけどね?誰かが私を好き・・・なんてそんなことはありえないんだよ。」


凪「あかりー・・・・」

⏰:08/02/13 02:00 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#250 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン・・・・

あ「あ、予鈴だ。先に教室行くからね」


凪を残してささっと教室へと向う。
凪は本鈴が鳴ってから先生とともに教室に入ってきた。




その日は、なんだか凪と話せないままで帰った

⏰:08/02/13 02:05 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#251 [みぉり]
はぁ〜・・・。
なんだかこの手の話をすると凪ってばしつこく食いついてくるのよね。



学校からの帰り道、ゆっくりと家へ向かう。





誰かに好きって言われることは嬉しい
・・・・でもそれは本当に相手が私を"好き"でいた場合だけ

⏰:08/02/13 02:13 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#252 [みぉり]
好きといってくれている言葉を疑うのはすごく失礼だって思う

本当はそのままを信じたいと思う





・・・でも私にはそれがすごく難しいし

私なんかを好きな人がいるというのも信じられない

⏰:08/02/13 02:19 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#253 [みぉり]
いつのまにか家の前まで歩いていて、

私は思い出しかけた昔の思い出を胸の奥へしまいこんだ

⏰:08/02/13 02:23 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#254 [みぉり]
家にはいって、部屋着に着替えるとお母さんと話したりご飯食べたり

テレビを見たりして私は自分の部屋へ戻った。




今日は金曜日。
明日から2日間のやすみなのに予定もない私は

夜更かし大作戦〜漫画を読みつく〜を思いつき

となりの家のすぐ近くにある窓をあけ、ある番号へ電話した

⏰:08/02/13 02:28 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#255 [みぉり]
トゥルルルル・・・

ピッ
『はい』



おっ出るのが早い!!



あ「もしもし?いっちゃん?」

庵『・・・・・あかり?』



ガラガラガラ・・・

⏰:08/02/13 02:30 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#256 [みぉり]
その声と共に隣の家の窓があけられる。

ピッ

お互いに電話を切る。



あ「いょっ♪」

庵「なんだよ」


そこは従兄兼、先生兼・・・・お隣さんの(笑)いっちゃんの家

⏰:08/02/13 02:34 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#257 [みぉり]
開けられた窓の部屋にたっているのはいっちゃん

私といっちゃんの部屋はおとなりさんなのだ



あ「漫画かしてvv」

いっちゃんははぁっとため息をついてまたかよとつぶやいた

⏰:08/02/13 02:36 📱:PC 🆔:9WrQpxEY


#258 [みぉり]
いっちゃんはブツブツ文句を言いながらも

私に何冊か漫画を貸してくれた

窓越しに漫画を受け取りありがとうと言うと 


あんま夜更かしするなよ


と窓を閉めてしまった

⏰:08/02/13 03:42 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#259 [みぉり]
何よもー…つめたいなぁ


ガラガラ……ピシャン


私も窓を閉めて、漫画の世界(笑)に落ちていくことにした

⏰:08/02/13 03:45 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#260 [みぉり]
結局、新学期初の週末は家でゴロゴロして漫画をよんで終了


今日からまた1週間の始まり。



夜更かしがたたって朝起きるのは大変…

⏰:08/02/13 03:58 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#261 [みぉり]
だけど、いつものように目覚めて人通りのまだ少ない道を学校へと足を進める。



昨日と同じように教室にカバンを置いて


4階の備品室に向かうべく階段を昇る

⏰:08/02/13 04:01 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#262 [みぉり]
【訂正】
↑×昨日→〇金曜
すいません

⏰:08/02/13 15:20 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#263 [みぉり]
トン…トン……

4階の階段を登りきると、私は歩みを止めてしまった

このまま廊下にでればすぐ備品室


でもなんだか備品室には行きたくないような気持ちにかられたのた、

⏰:08/02/13 15:23 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#264 [みぉり]
屋上にしよ。


私は屋上から真野篤をみることにして


そのまま階段を登る

⏰:08/02/13 15:26 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#265 [みぉり]
ガチャ…

屋上へ着くと私は金曜のように真野篤が見えたフェンスへと向かう。





ぁれ?


………いない

⏰:08/02/13 15:28 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#266 [みぉり]
フェンスから見えるグラウンドには誰もいない



休み…かな



私は鉄のハシゴを登ってお昼を食べている場所へ座り込んだ

⏰:08/02/13 15:31 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#267 [みぉり]
ガチャ…

扉の開く音がする


「!!」



誰か…………来る!?

⏰:08/02/13 15:33 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#268 [みぉり]
やばい。
先生だったらどうしよ!!


私はうつぶせになり、静かに入ってくるであろう人物が見える位置に移動した






1人の男生徒の姿が見える




えっ、あの眼鏡はー…

⏰:08/02/13 15:37 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#269 [みぉり]
あ「今泉さんだっ」


私は思わず声に出してしまい


今「ん?……っ!?瀬戸…さん」



今泉さんに見つかってしまったι

⏰:08/02/13 15:40 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#270 [みぉり]
今「何してるんです?こんなところで…」


あ「いゃーιあははιι」


マズイ。
いつぞやの保健室並みにマズイιι




あ「あっ今泉さんは何してるんですか?」

今「俺は…今度コンテストに応募するための撮影ポイント探しですね」

⏰:08/02/13 15:44 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#271 [みぉり]
あ「コンテスト…ですか?」

今「あぁ、ほら俺、写真部だからね」



写真…部

一瞬、昨日の出来事がフラッシュバックする






今「瀬戸さん?」

⏰:08/02/13 15:47 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#272 [みぉり]
はっ( ̄□ ̄;)

慌てて頭を"今"に戻す



あ「はぃ?」

今「………」

あ「今泉さん?」


今泉さんは下から私を見たまま無言になってしまった


?どうしたんだろ

⏰:08/02/13 16:02 📱:N904i 🆔:Xb1DxlT2


#273 [みぉり]
今「……あの、さ…その…」
あ「はぃ?」


今泉さんが何やら言いにくそうに頭をかく




今「よかったらなんだけど…俺のモデルをしてくれないかな」


あ「はぁ…………へっ!!??」

⏰:08/02/14 00:17 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#274 [みぉり]
ももももモデルぅっ!!??


私がっ???!!!


かなりテンパっている私をみて今泉さんは笑ってる




今「っていっても、そんな大げさなものじゃないから(笑)」

あ「でででもっ私なんかより他に可愛い人とかきれいな人の方が…私がモデルなんてそんなそんな………」

私は必死になってしゃべりまくった

⏰:08/02/14 00:28 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#275 [みぉり]
今「ははははっ…」

そんな私を見てなのか今泉さんは突然、吹き出して顔をくしゃくしゃにしてる

あ「なっ///」

今「っくく、瀬戸さんっておもしろいね」


おもしろいっ!?


あ「おっおもしろくないですっ///」

⏰:08/02/14 00:39 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#276 [みぉり]
今「すいません(笑)久しぶりにツボでした」

あ「別に…いいですけど///」


今泉さんの笑った顔、ちょっとかっこいいって思ったのはくやしいから内緒にしとこ


今「……で、引き受けてもらえる?」

あ「え、あのー…」

⏰:08/02/14 00:49 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#277 [みぉり]
あ「モデルって具体的にどんな…?」

今「んー…放課後に校内で…屋上とか教室とかで撮らせてもらう形ですかね」 


部活もしてないし…放課後なら…


あ「私でよければ…」

今「本当に!?ありがとう!!」

⏰:08/02/14 00:53 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#278 [みぉり]
今「じゃあ…さっそくなんだけど明日からお願いできるかな?締切まであまり時間なくて…」

あ「はぃ。わかりました」


私は返事をして、ハシゴを降りて今泉さんの前に立った

今泉さんはポケットから取り出したメモに何か書いてる


今「ちょっと待ってね。……はいコレ」


渡された紙には携帯の番号とアドレス

⏰:08/02/14 00:59 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#279 [みぉり]
今「それ俺のだから、何かあったら連絡してください」

あ「あ…はい。」


今「…っと、そろそろ行かないと先生が見回りに来る時間だ」

あ「えっそうなんですか!?」
今「ええ、生活指導の…ね」

あ「……石田先生ですね(笑)」


今泉さんはにっこり笑って私を扉に促し、二人で屋上をでた

⏰:08/02/14 01:08 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#280 [みぉり]
そのまま3階で別れて、小泉さんは暗室へ、私はかなり早いけど教室でぼーっとして過ごした



凪「あれ!あかり早いなぁ」
あ「ぁ、凪おはよ♪」

凪「む?今日は元気なあかりだな(笑)」

あ「へ?…ぁ、先週は体調悪かったから(笑)」

⏰:08/02/14 01:33 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#281 [みぉり]
凪がそーだったなと笑いながら私の隣に座る


そのあとに続くように、どんどんみんなが登校してきた


教室の時計に目をやると予鈴の鳴る直前


凪やみんなとたわいない話をしながら朝のHRから授業へと入っていった。

⏰:08/02/14 02:05 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#282 [みぉり]
凪「あかりーおまえ選択なに?」


3時間目の休み時間
次の選択授業に備えて、みんな教室移動や着替えをしにいったりしてる中

凪が急に聞いてきた


あ「え?世界史」

凪「マジっ!!俺も俺も♪」

あ「そうなんだ!?じゃー一緒に移動しよ」

⏰:08/02/14 03:03 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#283 [みぉり]
世界史の教室は12組
凪と2クラス分の廊下を歩く

凪「っていうかさ、うちのクラスから世界史とったの俺らだけっぽいよ」

あ「えっ!?そうなのっ?!なんで?!」


凪「(笑)あかりーホントリアクションでかいなぁ(笑)」


あ「むっ………それ有希にも言われる(泣)」

⏰:08/02/14 03:08 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#284 [みぉり]
凪「なんかケッコーテストがめんどくさいんだって」

あ「えー(泣)やめとけばよかった…」


残りものでいいなんて言って失敗した 泣

ってことは他のクラスからの希望者も少ないんだろうなぁー…はぁ…

⏰:08/02/14 03:10 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#285 [みぉり]
そんなことを思いながらクラスについて扉をあけた瞬間
思わず固まってしまった




凪「?どしたんあかり?入れよ」

いきなり動かなくなってしまった私に凪が不思議そうに声をかける

あ「ぁ、……うん」

⏰:08/02/14 03:14 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#286 [みぉり]
だって…………そこにいたのは

後ろ姿だけど私が見間違うわけない








真野…篤がいる

⏰:08/02/14 03:15 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#287 [みぉり]
私は心臓の音が一気に早くなったのを感じた。

凪に促されて教室に入って窓際に座ったものの落ち着かない



こんな近くに座るなんて…絶対ないと思ってた



選択授業といっても全部で12教科な中からみんなの希望優先で決めていく

⏰:08/02/14 03:18 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#288 [みぉり]
もしかしたら同じになれるかも…って思ったりしたけど本当にいるなんて思わなかった


まして、さっき凪に聞いたところの世界史を取るなんて絶対ないって思ってたし…

⏰:08/02/14 03:21 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#289 [みぉり]
凪「……かり、あかりっ!!」
あ「へっ!!?なっなに」

凪「やっと気付いた」


凪の声にはっとして答える。凪は3回もよんだのにぃってすねた真似をする

あ「ごめんごめん、なぁに?」

⏰:08/02/14 03:25 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#290 [みぉり]
凪「あのさ、俺の友達みっけたから紹介していい?」
あ「あ、うん。」


凪ってばホント友達多いなぁー



凪「きょーちゃん!!」


凪が呼んだ先を見て私はまたまた固まってしまった

⏰:08/02/14 03:29 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#291 [みぉり]
きょーちゃんと呼ばれて振り向いたのは











あ「今泉さん!!!!????」

⏰:08/02/14 03:29 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#292 [みぉり]
凪「あれ?あかり、恭ちゃんと知り合いだっけ?」


口をぱくぱくさせてる私を見て、今泉さんは朝みたいにくくって笑った



なっなんでここに!!??



はっ( ̄□ ̄;)

まさか留年してる……とか

⏰:08/02/14 03:32 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#293 [みぉり]
恭「久しぶり(笑)瀬戸さん」

今泉さんは笑いながら凪の隣に座った。

私の前に凪が座ってて、今泉さんは凪の隣だからちょうど三角形みたいなカタチ


凪「恭ちゃん、あかりと知り合いになってたの?」

恭「ぁあ、新学期からちょっと…ね」


私は凪と今泉さんを交互に見ながらまだ、あんまり状況を整理しきれてなかった

⏰:08/02/14 03:37 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#294 [みぉり]
え?え?
だって今泉さんは先輩でしょ?
なんで2年の選択にいるの?
そしてなぜ凪と知り合い??


私の頭の中は"??"のオンパレード




凪「おーい?あかりぃ?」



凪が目の前で手をヒラヒラふってみるもののあかりは反応なし

⏰:08/02/14 03:39 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#295 [みぉり]
凪「なんか最近へんなんだよねぇ、あかり」

恭「笑」

凪は諦めたのか恭平に向き直ってため息をついた

⏰:08/02/14 03:41 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#296 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン…



はっ( ̄□ ̄;)


本鈴で我に返った。
先生はまだこないみたい


凪「恭ちゃんさーなんで世界史にしたの?」

恭「好きだからですよ笑」

凪「ひゃぁーやっぱ学年トップはすごいなぁ」

⏰:08/02/14 03:44 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#297 [みぉり]
凪「俺が好きな科目は家庭科と体育だもん」

恭「凪は確かに料理上手だからね」


あ「………………ねぇ」


凪「世界史ってこれだけなのかなぁ」

恭「そうじゃないですか?全部で…12人(笑)」

⏰:08/02/14 03:47 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#298 [みぉり]
凪「うわっ少ないなぁー」


あ「ねぇってば!!!!」


私は凪と今泉さんの会話にわって入る。



凪「なんだよあかりぃ、大声だして」

あ「なんだよ、じゃないよ!!!なんで今泉さんがここにいて凪は知り合いなの!!??」

⏰:08/02/14 03:49 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#299 [みぉり]
私は結構おっきな声で二人に詰め寄るように問いただす


凪「はぁ?何いってるの?恭ちゃんが選択したからでしょ」

あ「そうじゃなくて!!なんで2年の選択にいるのかって聞いてるの!!」






凪&恭「………………」

⏰:08/02/14 03:52 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#300 [みぉり]
なっなに………この間は


凪はぽかんと私を見てるし、今泉さんは肩を震わせて笑うのをこらえてるし…




あ「なっなんで笑ってるんですかっ///」


私はなんだか恥ずかしくなりながらも今泉さんに聞く

⏰:08/02/14 03:55 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#301 [みぉり]
笑ってる今泉さんと顔を赤くしてる私を見ながら

凪がまさか…という感じて切り出した



凪「あかり…恭ちゃん何年だと思ってる?」

あ「へ?だから3年ー…」

凪「ばかっ!!!!恭ちゃんは正真正銘17歳の2年だよっ!!」

⏰:08/02/14 03:58 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#302 [みぉり]
あ「えええええっ!!??」



その瞬間、今泉さんは声をあげて笑いだした

凪はやれやれと、半分あきれぎみに私を見る




恭「……やっぱり勘違いしてたんですね(笑)」

⏰:08/02/14 04:00 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#303 [みぉり]
やっぱり!!??
やっぱりってなんですか!?

恭「俺は最初から同い年だって気付いてましたよ?笑」

凪「だからあかりってば、恭ちゃんを今泉さんって呼んでたのかぁ」



だってだって…………
絶対先輩だと思ったんだもん(泣)

⏰:08/02/14 04:03 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#304 [みぉり]
私は勘違いしてたことに気付き、恥ずかしさでゆでだこ状態

凪「あかりの早トチリ(笑)」

あ「うぅ〜…おっしゃるとおりです(泣)」


穴があったら入りたいっ泣

⏰:08/02/14 04:10 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#305 [みぉり]
恭「そういえばきちんと自己紹介したことありませんでしたね」



今泉さんはにこっと笑う

私はまたその笑顔がかっこいいなぁなんてほんの少しドキっとした



恭「今泉恭平です。クラスは11組で、写真部部長をしています」


11組…そういえばクラス発表に書いてあったかも


っていうか学年トップにいつもある名前じゃないですかっ!!!!驚

⏰:08/02/14 04:17 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#306 [みぉり]
改めて今泉さんを見る

眼鏡の似合う整った顔立ちはかっこよくて、大人っぽさがある

背は…たぶん180くらいあるのかなぁ

制服はきちんと着ていて容姿実力共に優等生





……やっぱり先輩にみえちゃうんだけどなぁ

⏰:08/02/14 04:21 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#307 [みぉり]
凪「あかりは自己紹介しないの?」

あ「あっ!そうだ!!瀬戸あかりです。部活はー…帰宅部でクラスは10組です!!あのっ!!変な勘違いしてごめんなさい!!」


私は立ち上がりぺこっとお辞儀をして座ると

今泉さんと凪が笑うから私もつられと笑ってしまった

⏰:08/02/14 04:28 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#308 [みぉり]
あ、そうだ!!



あ「ねぇ、なんで凪と今泉さんは知り合いなの?」

凪「あぁー…それはバー」

恭「凪っ!!」

凪「いやっ!!その、実は俺も写真部なの☆」

一瞬、今泉さんが凪の言葉をさえぎった…ように見えたけど……気のせいかなぁ

⏰:08/02/14 04:32 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#309 [みぉり]
それよりも………

あ「凪って写真部だったの!?」

凪「うん♪といっても幽霊だけどね(笑)」


知らなかった…


恭「いつまでも幽霊な副部長だと困るんですけどね」

あ「しかも副部長ぅっ!!」

凪「そうなの(笑)だって2年は俺ら二人だけだし、3年も4人の弱小部なんだよぅ〜」

⏰:08/02/14 04:40 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#310 [みぉり]
恭「そう思うなら活動参加してください」

凪「うっ…ごめんなさい↓↓」


凪が今泉さんに怒られてしゅんとなってる様子がおかしくて思わず笑ってしまった

凪「あっ!あかりに笑われた〜」

あ「あーはいはい、ごめんね?」

⏰:08/02/14 04:46 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#311 [みぉり]
凪はまたすぐすねていじける

そんな凪を今泉さんとやれやれと見つめて笑っているとそこへー…

本鈴から10分遅れで先生がやってきた


恭「じゃあまた…あ、同い年だし今度から敬語なしでお願いしますね(笑)」


今泉さんはにっこり笑うと、初めに座っていた席に戻っていった

⏰:08/02/14 04:49 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#312 [みぉり]
先「遅れてすまんねぇ。今日は初回だし、簡単に流れを説明して終わりにするから集中してくれよ」


そう言うと先生は説明を始める。


私はぼーっと聞きながら、目は少し離れた斜め前にいる真野篤を見つめていた。

⏰:08/02/14 21:09 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#313 [みぉり]
そんなあかりを見つめる視線にも気付かぬままで……








恭「……………はぁ。」

⏰:08/02/14 21:21 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#314 [みぉり]
先「じゃーなんか質問あるかね?……ないなら今日はおしまいだ。あー…一応まだ授業中だから廊下に出ないように」




私は土日での夜更かしと今朝の早起きも手伝って時間まで眠ることにしたー…

⏰:08/02/14 21:33 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#315 [みぉり]
凪はあかりが眠ったのを見ると静かに席を立って、恭平の元へ行った。

恭平は机に顔を突っ伏している






凪「……恭ちゃん」

⏰:08/02/14 21:37 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#316 [みぉり]
恭平は凪の声に反応し、顔を上げる


恭「…なんですか」

凪「(笑)ねーその口調やめよ?今あかりいないし…他の奴らも…ね」



凪に言われて辺りを見回すと寝ているか漫画よんでるか音楽きいてるか…

つまりは俺らの会話が聞こえるやつらはいない

⏰:08/02/14 21:48 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#317 [みぉり]
俺は眼鏡をはずして凪に向き直った。


恭「……なんだよ」

凪「それそれ(笑)恭ちゃんはその顔にその口調じゃなきゃねぇ♪」


はぁ〜…俺はどんな奴なんだよι


凪「恭ちゃんってばいつのまにあかりに近づいたの?」

恭「…さっきも言ったろ?新学期からって」

⏰:08/02/14 22:00 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#318 [みぉり]
恭「近づく…なんて、いい言い方じゃねぇなぁ」


俺はむすっと付け加えた

凪はにかっと笑うと俺の眼鏡をかけて


凪「そのいきさつを話していただけますかな?(笑)」

おちょくるような口調でいってきやがった

⏰:08/02/14 22:03 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#319 [みぉり]
恭「大しておもしろくもねぇよ」


俺はぷいっと凪から目をそらす


凪「なんでさっ!!あんな焦がれたあかりと知り合いになれたっ……ふごっ」

恭「ばかっ声でけぇんだよっ」


俺は慌てて凪の口を塞ぎ、一応周りを確認する

⏰:08/02/14 22:16 📱:N904i 🆔:PLK77Apk


#320 [みぉり]
・・・・どうやら聞こえてはいなかったらしい

俺はほっと胸をなでおろすと、凪の口を塞いだ右手を下ろした。


凪「っはーっ・・・・死ぬかと思った・・・」

恭「・・・・鼻は塞いでなかったんだから死なねぇよ」


お前が悪いんだろと告げ俺は凪から眼鏡を奪い返す

⏰:08/02/15 04:17 📱:PC 🆔:/js35bgk


#321 [みぉり]
凪「ねー・・・冗談はもうやめにするからさ、本当にことちゃんと教えてよ?」


凪は上目遣いで俺に尋ねる・・・・男にやられてもときめかねーっつの・・・

⏰:08/02/15 04:18 📱:PC 🆔:/js35bgk


#322 [みぉり]
まぁ・・・凪には一応いっとくか


俺は保健室で出会ったこと、

瀬戸がやまとに言われて写真を取りにきたこと

今朝、屋上でばったり会ったことを話した・・・・。

⏰:08/02/15 04:21 📱:PC 🆔:/js35bgk


#323 [みぉり]
・・・・人様に話せるラインはそこまでだと思うから







暗室でのことは・・・・絶対に言えない。

⏰:08/02/15 04:23 📱:PC 🆔:/js35bgk


#324 [みぉり]
俺の話を凪はへぇ〜っとやや驚いた様子で聞いていた。



凪「なんかすごい偶然が続いたって感じなんだねぇ〜」

恭「あー・・・そうだな。・・・・・やまとのは悪意を感じるけどな」



俺が"やまと"というと凪は一瞬、考え込んだがすぐに思い出した

⏰:08/02/15 04:26 📱:PC 🆔:/js35bgk


#325 [みぉり]
凪「あー(笑)石田先生ねvvいーじゃん♪俺あの人のそういうとこ好きだけどねぇ♪」

恭「・・・・あいつは面白がってるだけだっつーの」




石田やまと(27)
2年10組の担任であり・・・・俺の幼馴染ってやつだ

⏰:08/02/15 04:28 📱:PC 🆔:/js35bgk


#326 [みぉり]
俺が生まれたときはすでに10歳で

元々は俺の兄貴と仲が良かったのだが小さい俺の面倒を良く見てくれていたが・・・・


俺の色恋沙汰を面白おかしくしようとする面があるため


かなりの要注意人物となっている・・・俺の中では

⏰:08/02/15 04:30 📱:PC 🆔:/js35bgk


#327 [みぉり]
恭「それに・・・・俺の"優等生"・・・がね。気に食わないらしい」


この猫っかぶりがと家に帰るといつもうるさいんだ本当・・・

あいつだって鬼の生活指導担当とか言われてるけど

タバコも酒も中学からやってんだろーが!!と俺はいってやりたい




凪「でもねー恭ちゃんの優等生っぷりはすごいよ!俺だってバイト先で初めて名前聞いた時、飛び上がるくらいびっくりしたんだからね!!」

⏰:08/02/15 04:36 📱:PC 🆔:/js35bgk


#328 [みぉり]
俺はこの学校では"優等生"でいる。

理由?・・・・まぁ、大学進学に有利だし

色々ともめ事に巻き込まれたりするのも好きじゃないっつーのもあって


大人しめの俺でいるわけ




・・・・凪に素の俺がばれたのは予定外だったけど

⏰:08/02/15 04:39 📱:PC 🆔:/js35bgk


#329 [みぉり]
きっかけはバイト先


俺は中学ん時から兄貴のバーをたまに手伝っていた

高校に進学してすぐ、新入りとして入ってきたのが"凪"だ


まさか同じ高校だと思わずにうっかり名前を言ってしまったのが良くなかった

⏰:08/02/15 04:44 📱:PC 🆔:/js35bgk


#330 [みぉり]
凪が目を丸くして"学年トップの今泉!!"と指を差して言い

兄貴が大笑いして"お前本当に優等生なんだな"と言っちまったもんだから

あっけなくばれちまったってわけ

⏰:08/02/15 04:46 📱:PC 🆔:/js35bgk


#331 [みぉり]
凪にはくれぐれも校内で俺に話しかけんなっって言ったんだけど・・・


どうやって知ったのか、その2,3日後に写真部に入部してきて今の関係に至った




・・・・・・瀬戸のことを知られたのも

凪が突然、暗室に入ってきたとき


俺のファイルから瀬戸の写真を見つけて(漁って)ばれた

⏰:08/02/15 04:51 📱:PC 🆔:/js35bgk


#332 [みぉり]
凪「でもさ〜コレってチャンスでしょ!!恭ちゃんがんばらないと!!」

恭「はぁ?チャンス??」

凪「そうだよ!!やっと恭ちゃんとあかりが知り合いになれたんだから!!」



凪は一人興奮気味で、あれこれ作戦(?)を考えてるっぽい


・・・・本当はもうコンテストのモデルを頼んだと言っていいのだろうか

今告げたら、こいつ絶対大声で叫ぶ気がする

⏰:08/02/15 04:55 📱:PC 🆔:/js35bgk


#333 [みぉり]
凪「それにさ〜この選択で12組入ったとき恭ちゃんいたからさ、もー絶対あかりに紹介して仲取り持たなきゃ!!って思ったのに・・・もう知り合いだったなんて・・・・早く教えてくれればよかったのにぃ」



あ、またいじけた

すーぐいじけんだよなぁこいつ・・・・

⏰:08/02/15 04:58 📱:PC 🆔:/js35bgk


#334 [みぉり]
恭「あー・・・わりぃ」

凪「気持ちがこもってない・・・」


俺は思いっきり頭を落としてため息をついたあと

"優等生"スマイルで顔をあげた



恭「伝えるのが遅くなってすいません。凪」

⏰:08/02/15 05:00 📱:PC 🆔:/js35bgk


#335 [みぉり]
凪「・・・・・・・恭ちゃん。気持ちわるい」

恭「・・・・・・・悪かったなぁ」


凪は寒気がするとおおげさに体をさする





凪「でもさ!本当にチャンスじゃん!!あかりを振り向かせよう大作戦だっvv」

⏰:08/02/15 05:05 📱:PC 🆔:/js35bgk


#336 [みぉり]
・・・・・・それが出来れば苦労しねぇよ





色々、考えている凪に気づかれないように俺は真野篤と瀬戸をチラリと見た

⏰:08/02/15 05:07 📱:PC 🆔:/js35bgk


#337 [みぉり]
瀬戸が真野篤を好きなのはすぐにわかった




あいつが職員室から鍵をこっそり持ち出したのを俺は偶然目撃した


何に使うんだろうって気にはなった・・・・けど

まさか備品室から真野を見つめるあいつを見つけることになるなんて・・・・


思いもしなかったんだ

⏰:08/02/15 05:11 📱:PC 🆔:/js35bgk


#338 [みぉり]
でもそんなあいつを知ってるのはきっと俺だけだ


いつも一緒にいる有希って子もおそらく知らないだろう


あいつは恋愛に対しては一切の無関心でいるし、

それを有希って子も承知のはずだからだ・・・

⏰:08/02/15 05:13 📱:PC 🆔:/js35bgk


#339 [みぉり]
いつからあいつが恋愛に対して冷めた姿勢でいるのか知らない


けど、確実に俺が"初めて"あいつに告白したときには

すでに"好き"に対して疑問を持つようになっていたのは確か

⏰:08/02/15 05:15 📱:PC 🆔:/js35bgk


#340 [みぉり]
・・・・もっともあいつはきっと俺が告白したことなんて忘れちまってるんだろうけど





凪「あっ!!!!!!」


凪の声で俺は時間を"今"に戻された

⏰:08/02/15 05:19 📱:PC 🆔:/js35bgk


#341 [みぉり]
恭「・・・今度はなんだよ」

凪「・・・恭ちゃん、今朝あかりに屋上で会ったんでしょ?」

恭「?ああ、そうだけど・・・」


凪は首をかしげてあれぇと悩んでいる様子


恭「なんだよ?はっきり言え」

⏰:08/02/15 05:20 📱:PC 🆔:/js35bgk


#342 [みぉり]
凪「いや・・・屋上の鍵・・・確かあかりは持ってないはずなんだ・・・あいつどうやってはいったんだろう」




凪にしては鋭いなぁ

俺はちょっと感心してしまった

⏰:08/02/15 05:22 📱:PC 🆔:/js35bgk


#343 [みぉり]
恭「さぁ?鍵閉め忘れてたんじゃないの?」


俺はすっとぼけて返事をする

うぅーんと凪はうなっていたが、そうかもと納得した




単純なやつ(笑)

⏰:08/02/15 05:23 📱:PC 🆔:/js35bgk


#344 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン・・・・・



凪「あっ!!昼休みだ〜・・・ね、恭ちゃん今日バイトでしょ?」

恭「んぁ?あぁ・・・」

凪「じゃ!バイトの時に"あかりに接近大作戦"考えようね☆」


凪はまったね〜と笑って席に戻り、あいつを起こして教室を出て行った。

⏰:08/02/15 05:27 📱:PC 🆔:/js35bgk


#345 [みぉり]
あいつは教室を出る間際、俺にぺこっとお辞儀をしてー・・・




真野を見て出て行った。

⏰:08/02/15 05:30 📱:PC 🆔:/js35bgk


#346 [みぉり]
暗室いこ・・・・




俺は教室に戻り、教科書とオートをおくと暗室へ向かった

⏰:08/02/15 05:31 📱:PC 🆔:/js35bgk


#347 [みぉり]
ガチャ・・・


ボードを"入室禁止"にし暗室に入ると鍵を閉めた


真っ暗な暗室を唯一照らす、セーフライトをつけ

俺はソファへと倒れこんだ

⏰:08/02/15 05:33 📱:PC 🆔:/js35bgk


#348 [みぉり]
ふと、凪の"接近大作戦"というフレーズを思い出す。




接近なんて・・・出来るわけがない

⏰:08/02/15 05:34 📱:PC 🆔:/js35bgk


#349 [みぉり]
あいつの中には真野しかいねぇ・・・・・

そんなことは俺が一番よくわかってる






それに・・・

⏰:08/02/15 05:35 📱:PC 🆔:/js35bgk


#350 [みぉり]
触れられる距離に行ったら・・・・自分を抑える自信がない



集会の日、あいつのケガが気になって行った保健室で

ベットに寝かせた後ー・・・・・・キスマークをつけてしまった

⏰:08/02/15 05:38 📱:PC 🆔:/js35bgk


#351 [みぉり]
あんなに近い距離になったのは初めてで

自分の衝動を抑え切れなった。




だから放課後、あいつが暗室の前にいた時

⏰:08/02/15 05:41 📱:PC 🆔:/js35bgk


#352 [みぉり]
俺の中はうしろめたさでいっぱいだった。


でもあいつにとって、俺は"今日知り合った今泉さん"

だったから必死に"優等生"でいようとしたんだ

⏰:08/02/15 05:43 📱:PC 🆔:/js35bgk


#353 [みぉり]
やまとは気を利かせてあいつを遣いによこしたんだろうけど

あのときの俺に、あいつを暗室に踏み入れさせて

手を出さないでいる自信なんてなかった




だから・・・・・金曜の朝・・・・やっちまったんだ

⏰:08/02/15 05:45 📱:PC 🆔:/js35bgk


#354 [みぉり]
事故とはいえ・・・直接触れてしまったら


抑えられなかった。



気づいたら夢中でキスしてた。




あいつの"離して"っていう声を聞くまで・・・

⏰:08/02/15 05:46 📱:PC 🆔:/js35bgk


#355 [みぉり]
俺の中は醜い欲望でいっぱいだった。


・・・・あんなことして泣かせて

・・・・本当なさけねぇなぁ・・・俺

⏰:08/02/15 05:48 📱:PC 🆔:/js35bgk


#356 [みぉり]
それなのに

なんとかあいつに俺を知って欲しくて・・・・


俺を見て欲しくて・・・・


モデルなんて頼んで・・・


誰にも何も言わないで全部黙ってる俺はー・・・・

⏰:08/02/15 05:51 📱:PC 🆔:/js35bgk


#357 [みぉり]
恭「卑怯ものー・・・・・・だよなぁ」







誰もいない暗室の天井に向かって俺はつぶやいた

⏰:08/02/15 05:53 📱:PC 🆔:/js35bgk


#358 [みぉり]
 
 
 
 

お昼休み・・・・

いつものように有希と一緒に屋上へ向かう。


4時間目に眠ったせいかやたら頭がすっきりして目もさえてる(笑)

⏰:08/02/15 06:12 📱:PC 🆔:/js35bgk


#359 [みぉり]
有「ね。あかりなんかあった?」

あ「え?なにいきなり(笑)」

有「んー?なんとなく(笑)今日はいい顔してるなぁって」


お弁当を食べながら有希がふいにそんなことを言い出す。

それって・・・・朝誰かにもー・・・・

⏰:08/02/15 06:13 📱:PC 🆔:/js35bgk


#360 [みぉり]
あ「凪にも同じこといわれたよ朝(笑)」

有「え・・・・あ、そう・・・・」



有希は"凪"と聞くと表情をふと曇らせた。





有希??

⏰:08/02/15 06:15 📱:PC 🆔:/js35bgk


#361 [みぉり]
あ「有希?どしたの?」

有「・・・え?あっなんでもないよっ!!凪と言う事かぶるなんてなぁーって思っただけ」



有希はわざと明るく振舞ってる・・・・なんで?


あ「ねぇ・・・有希」

⏰:08/02/15 06:17 📱:PC 🆔:/js35bgk


#362 [みぉり]
有「ん?・・・・いたっ」

私は有希の額にデコピンしてやった。

有希は"痛いよぉー"といいながら額をさすってる



あ「・・・・私だってね、だてに有希と一緒にいるわけじゃないんですけど?」

有「・・・・・」


私の言葉に右手を額にあてたまま有希はうつむく

⏰:08/02/15 06:20 📱:PC 🆔:/js35bgk


#363 [みぉり]
あ「有希?・・・・私じゃ頼りにならないかもしれないけど話してくれないかなぁ」

有「あかり・・・・・っ」




顔をあげた有希の目にはうっすらと涙が浮かんでいた

⏰:08/02/15 06:26 📱:PC 🆔:/js35bgk


#364 [みぉり]
有「・・・・凪がね、遠くに行っちゃったな・・・って思うの」

あ「え?」

有「なんていうのかな・・・・ほら、幼馴染だから結構、色々知ってることもいっぱいあったし、それこそあいつの歴代彼女だって言えちゃうくらい!!(笑)・・・・・・・・だったのに」



有希は再び、うつむいて黙り込んでしまった

私は有希のポケットから出ている、屋上の鍵につけられたストラップを見つめながら

有希の次の言葉を待つ

⏰:08/02/15 06:30 📱:PC 🆔:/js35bgk


#365 [みぉり]
有「・・・・・・高校入ってから少しずつ・・・・知らないことが増えていって・・・・そりゃ!元は他人なんだもん!それくらい当たり前のことなのかもしれない・・・・けど」


あ「・・・・・・・・・」


有「凪ってさ・・・・ずっと彼女いないってあかりも知ってるよね?」

⏰:08/02/15 13:43 📱:PC 🆔:/js35bgk


#366 [みぉり]
あ「うん、1年の・・・・夏休みあけくらいから・・・かな」


有希は私の言葉にこくんと頷いた

凪はあの容姿と性格だからかなりモテる

中学だって彼女がいないときなんてほとんどなかったんじゃないかな

でもこの半年ちょっとは"彼女"という存在を聞いたことはない

⏰:08/02/15 13:46 📱:PC 🆔:/js35bgk


#367 [みぉり]
告白してくる子はみんな断ってる・・・・って聞いたような


私がそう呟くと有希はまたうつむいて首を横にふった




有「違うの・・・・」

⏰:08/02/15 13:48 📱:PC 🆔:/js35bgk


#368 [みぉり]
私は"え?"と聞き返した

有希はぐっとスカートの裾を握って一呼吸おく





有「断ってる・・・んじゃなくて・・・・・その・・・・体の関係のある・・・友達になってるの」

⏰:08/02/15 13:52 📱:PC 🆔:/js35bgk


#369 [みぉり]
あ「へ・・・・・・・・・・・・・えっ!!!!!」


かか体の関係って・・・・・それって・・・・・!!!



有「そ・・・・セフレってやつ・・・だよ」

あ「なんで?!・・・・凪、そんなやつじゃなかったじゃない!!」

⏰:08/02/15 13:54 📱:PC 🆔:/js35bgk


#370 [みぉり]
私は驚きとショックで声を荒げてしまう

有希はそんな私を見て、悲しそうに笑う


有「っていっても・・・・そのことに気づいたの・・・・先週なんだ」

あ「先週・・・・?」

⏰:08/02/15 13:56 📱:PC 🆔:/js35bgk


#371 [みぉり]
有「うん・・・・ほら、凪のバイト先聞いたじゃない?」


あぁ!!新学期の日に"BIT"でご飯食べたときに言ってた!

私が思い出した様子を見ると有希は体を投げ出して横になってしまった

⏰:08/02/15 14:02 📱:PC 🆔:/js35bgk


#372 [みぉり]
有「バイトしてること・・・・うすうすは気づいてた。でもね、まさかバーテンしてるなんて思わなかったの・・・・だって・・・夜のお仕事って感じでしょ?・・・・・あー私は本当に何にも知らないんだなって寂しくなっちゃった」


有希は空を見つめながら独り言のように話す


あ「ん・・・・」


あの日、有希の様子がおかしかったのはそれが原因・・・・

⏰:08/02/15 14:05 📱:PC 🆔:/js35bgk


#373 [みぉり]
有「でさ・・・・うじうじ悩むのって・・・・・私が嫌いなのはあかりも知ってるでしょ?(笑)」

あ「・・・うん(笑)しってる」



ほんの少し有希の声が明るくなった・・・・


有希は悩むくらいなら動けばいい!!って考え方で

⏰:08/02/15 14:27 📱:PC 🆔:/js35bgk


#374 [みぉり]
私も似てるとこあるからこれまでも色んな面で波長が合って

居心地よく過ごしてきた



有「だからね・・・・・・・・・金曜の夜・・・・こっそり後ついていったの」

あ「えっ!!」

⏰:08/02/15 14:30 📱:PC 🆔:/js35bgk


#375 [みぉり]
有希は体を起こして私の顔を見て笑う


有「あかり・・・・・・金魚みたい(笑)」


そのときの私は目を丸くして、口をぱくぱくさせていたらしい・・・

⏰:08/02/15 14:36 📱:PC 🆔:/js35bgk


#376 [みぉり]
有希はふふっと笑って大きく息を吸い込む


有「そりゃびっくりするよね?・・・・・直接聞けば済むのに・・・・」

あ「・・・・・でも、聞けなかった・・・・からあとつけたんでしょ?」

有「うん・・・・・でもばれちゃって」

⏰:08/02/15 14:48 📱:PC 🆔:/js35bgk


#377 [みぉり]
あ「えぇぇぇっ!!!」

有「あいつさ〜・・・・昔っから変な勘だけは良かったんだけど・・・まさかばれちゃうとは思わなかった。・・・・服だって大人っぽくしていったし、堂々と飲んでたのに・・・」



有希はくやしそうに口を尖らせる



あ「っていうか・・・有希、お店の中まではいったの?!」

⏰:08/02/15 14:52 📱:PC 🆔:/js35bgk


#378 [みぉり]
有「そうだよぉ?だって・・・・店の外で出待ちしてるほうが危ないでしょ?」


有希はけろっとしている・・・・・・すごい肝が据わってるよなぁ

私は"ははぁ〜っ"と感嘆の意をもらしてしまった(笑)

⏰:08/02/15 14:54 📱:PC 🆔:/js35bgk


#379 [みぉり]
有「最初はさ・・・・平気だったのよ?でも・・・・なんかしつこく誘ってくる男がいてあしらうのに苦労してたら突然、誰かに腕をひっぱられて・・・・」


あ「・・・・・それが凪だったと?」



有希はそうなのと続きを話す

⏰:08/02/15 15:04 📱:PC 🆔:/js35bgk


#380 [みぉり]
有「いやぁ〜さすがにあせったよ・・・・凪の怒った顔久しぶりに見たモン・・・・」

あ「いやいやτ誰だって怒るでしょ!そんな危ないことしたら」


有希はてへへと笑ってごまかしたけど私は"何もなかったからいいけどさ"とじとーっと有希を見た。

⏰:08/02/15 15:09 📱:PC 🆔:/js35bgk


#381 [みぉり]
有「まぁ・・・とりあえずそれでばれたんだけど・・・・その直後に凪に話しかけてきた女の子が・・・・」


そこまで言うと話しだしたときと同じように表情を暗くした


有「その子が・・・・凪に"先に部屋にいってるから"って言ってて・・・それだけなら彼女かなって思うじゃない?」

あ「うん・・・まぁ、そうだろうねぇ」

有「だから・・・・凪に彼女いたんだねって言ったの・・・・そしたらあいつ・・・・・そんなんじゃないよって・・・・・私の知らない顔で笑って・・・・」

⏰:08/02/15 15:21 📱:PC 🆔:/js35bgk


#382 [みぉり]
有「・・・・あれはセフレだから、お前が知らないだけで俺にはいっぱいいるんだよって・・・・そういって早く帰れってお店出されたんだ」

あ「そ・・・んなことが・・・」


有希はそこからどう帰ったかはほとんど覚えてなくて

気づいたら家だったと話す・・・

⏰:08/02/15 15:27 📱:PC 🆔:/js35bgk


#383 [みぉり]
有「いやぁ〜・・・・さすがにショックだった・・・よ」


あ「有希・・・・・」




有「それでわかったの・・・・・」

⏰:08/02/15 15:35 📱:PC 🆔:/js35bgk


#384 [みぉり]
有「私ね・・・・・多分凪のことが好きなんだ」

あ「・・・・・・」

有「でもね・・・・同時に失恋!!」

今にもあふれ出しそうな涙を堪えるためか

有希は空を仰ぐように見つめながら続ける

⏰:08/02/15 15:38 📱:PC 🆔:/js35bgk


#385 []
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:08/02/15 16:14 📱:D903i 🆔:QCiTuevg


#386 [みぉり]
>>さん
アンカーつけて頂いてありがとうございます

少しですが更新します

⏰:08/02/15 17:47 📱:N904i 🆔:CGSaM43w


#387 [みぉり]
>>384から


有「・・・・・・・なんで今頃気づくかな〜私ってば・・・・」

あ「有希・・・・・」

有「誰かが・・・・凪に触れるって思うと・・・それがすごい嫌なんて・・・・」


有希は私のほうを向き直って涙をいっぱい溜めた瞳で言う



有「凪にとって・・・私は"幼馴染"であってそれ以上でも以下でもないってわかってるのに・・・ね」

⏰:08/02/15 17:52 📱:PC 🆔:/js35bgk


#388 [みぉり]
私は・・・・・何もいえなかった


有希の気持ちを知ることで・・・


何か助けられたらって思うのに


・・・・私は無力だ

⏰:08/02/15 17:55 📱:PC 🆔:/js35bgk


#389 [みぉり]
有「やだ・・・・なんであかりが泣いてるの」

あ「え・・・・?」


雪に言われて気づいた

いつのまにか、私の頬は涙が後を残していた


あ「ぅわわ・・・・ごめっ・・・ん」

有「なんで謝るのよ(笑)」

⏰:08/02/15 17:58 📱:PC 🆔:/js35bgk


#390 [みぉり]
私はあわてて涙を拭うのに・・・・目からはぽろぽろ勝手に流れてくる


あ「ごめっ・・・っ・・・う・・・」


有「あかりが泣いたら・・・私まで・・・泣けちゃう・・じゃん・・・っ」



一生懸命我慢したのに・・・有希は呟くとせきを切ったように泣き始めた

⏰:08/02/15 18:10 📱:PC 🆔:/js35bgk


#391 [みぉり]
後ろでは予鈴を告げるチャイムが鳴り響くー・・・・

本鈴のチャイムが鳴り終わっても有希の涙は止まらなかった



そんな有希を見て"本当に凪が好きなんだ"って・・・・

こんなに人をまっすぐに好きと想えることをすごいと思った

⏰:08/02/15 18:15 📱:PC 🆔:/js35bgk


#392 [みぉり]
私は・・・・なんで泣いたのだろう


有希の気持ちに胸を打たれて?




それとも・・・・

これまで私を好きと言ってくれた人たちに

その気持ちを疑ったことに対する後悔・・・?

⏰:08/02/15 18:16 📱:PC 🆔:/js35bgk


#393 [いちご]
>>389
雪?(・ω・`)

⏰:08/02/15 18:18 📱:SH703i 🆔:JmI1.vv2


#394 [みぉり]
>>いちごさん
ご指摘ありがとうございます
パソコン入力でミスに気付きませんでしたすいません以後気を付けます

⏰:08/02/15 21:23 📱:N904i 🆔:CGSaM43w


#395 [みぉり]
【訂正】
>>389
×雪→○有希
すみません

⏰:08/02/15 21:25 📱:N904i 🆔:CGSaM43w


#396 [みぉり]
有希が泣き止むまで私はずっと黙ってた


有希の気が落ち着くまで…と思いながら、



頭の片隅には"好きといわれる"感情に向き合ってこなかったこれまでの自分を思い返していた

⏰:08/02/15 21:48 📱:N904i 🆔:CGSaM43w


#397 [みぉり]
私は"真野篤"が好き

そのことは誰に何を言われても揺るがないものだって思ってる・・・・


でも・・・・



私は逆の立場で考えたことってあったのかな



私が"真野篤"に告白したとして

私の"好き"を信じてもらえない・・・・・・

⏰:08/02/16 04:23 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#398 [みぉり]
今までの私が・・・・・してきたことを


"真野篤"にされたら・・・・・






・・・・・・どう・・・・思うんだろう

⏰:08/02/16 04:28 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#399 [みぉり]
有希を見つめながら・・・・・


その答えを探したけれど



いくら想像してみても・・・・・




自分の心に、その答えの欠片さえも見つけられなかったー・・・

⏰:08/02/16 04:33 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#400 [みぉり]
5時間目も大体、半分を過ぎたころ・・・

有希はすっかり落ち着いていた



有「っは〜・・・・久々にこんな泣いたかも(笑)」

あ「有希の泣き顔初めてみたかも(笑)」

有「あれ・そうだっけ????」

あ「そうだよぉ〜・・・・」

⏰:08/02/16 04:37 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#401 [みぉり]
有希は立ち上がり大きく腕を伸ばして深呼吸してる


そんな姿を黙って見つめていると・・・



有希がグラウンドを見ながら呟く

⏰:08/02/16 16:02 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#402 [みぉり]
有「あかり・・・・・このこと内緒にしてね・・・?」


あ「え?」


有「凪には・・・・この気持ち知られたくないから・・・今まで通りの幼馴染でいたいの」


あ「・・・・・・・有希がそれを望むなら・・・・でも」

⏰:08/02/16 16:04 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#403 [みぉり]
私は一瞬、口をつぐむ・・・・・


"凪に触れる人がいるんだよ?"

"有希はそれを見ても我慢できるの?"

"苦しくないの?"


そういい掛けて・・・・・言うのをやめた

⏰:08/02/16 16:06 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#404 [みぉり]
有「・・・・なに?」


有希はそんなのことはきっとわかってる

苦しくなるのはわかってて・・・・・

でも、それを覚悟して





凪を想うんだ

⏰:08/02/16 16:09 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#405 [みぉり]
あ「・・・・なんでもないっ!つらい時には・・・・頼ってよね?」


有希は一瞬驚いた顔をして、でもすぐに


有「ありがとう」



そう言ってにっこり微笑んだ

⏰:08/02/16 16:12 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#406 [みぉり]
キレイー・・・・



私はその笑顔にどきっとしてしまった。

有希はもともと美人だけど・・・・


こんなにキレイに微笑むだって


初めて知った

⏰:08/02/16 16:15 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#407 [みぉり]
有「よしっ!5時間目の残り時間いっぱいお昼ねしよっかー(笑)」


有希はいつもの有希の笑顔で私の隣に寝転んだ


私も体を横にする



それから二人ともすぐに眠りの世界へ落ちていったー・・・

⏰:08/02/16 16:21 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#408 [みぉり]
夢を見た


この間と同じ夢・・・・・・



誰かに話しかけられて、でもその人の顔が見えない




そしてまた、甘いほのかないいにおいがする

⏰:08/02/16 16:24 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#409 [みぉり]
カシャン・・・・カシャン・・・・




ゆっくり静かに・・・・・・

二人を起こさないようにハシゴを登る


登りきって・・・・泣きはらした顔で眠る2人の姿が目に入る

⏰:08/02/16 16:26 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#410 [みぉり]
2人で寄り添うように眠る姿に・・・・








凪は静かにシャッターを切った

⏰:08/02/16 16:27 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#411 [みぉり]
凪は1枚だけ写真を撮ると

その横にいる人物にカメラを渡し


また静かにハシゴを降りて校内へ戻っていく








カメラを受け取った恭平も何も言わずに、凪の後を追いかけた

⏰:08/02/16 16:29 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#412 [みぉり]
恭平が校内に入ると・・・・・そこに凪の姿はなかった




・・・・あそこだろ



俺はため息をついて

凪がいるであろう場所に向かって歩き出した

⏰:08/02/16 16:35 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#413 [みぉり]
歩いていくと、その部屋の前でしゃがみこむ凪の姿が見えた


凪は俺に気づくと力なさげに右手をあげ




凪「鍵・・・お前に取られたままだった」

と苦笑いを浮かべた

⏰:08/02/16 16:37 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#414 [みぉり]
恭「ばーか・・・・しかもその口調なんだよ(笑)俺の真似?」

凪「・・・・ばれちゃった?(笑)」


俺はふっと笑って鍵穴に俺の持っている鍵を差し込む



ガチャン・・・・カチャ

⏰:08/02/16 16:39 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#415 [みぉり]
俺たちは"保健室"に入ると鍵を閉めて

凪はソファに

俺は先生のデスクの椅子に腰掛けた

⏰:08/02/16 16:40 📱:PC 🆔:zTMYivWA


#416 [みぉり]
凪は何も言わない


だから俺も何も聞かなかった


さっきの屋上でー…


凪の幼馴染の言葉を俺たちは聞いてしまった

⏰:08/02/16 22:31 📱:N904i 🆔:YtZuM70g


#417 [みぉり]
凪「……カメラ」

恭「あ?」

凪「カメラちょーだい」




凪が俺の肩にかかっているカメラを指差して言う

⏰:08/02/16 23:41 📱:N904i 🆔:YtZuM70g


#418 []
最高

⏰:08/02/17 00:52 📱:SH903iTV 🆔:RG4tanRE


#419 [みぉり]
>>さん
最高なんて…
すごく嬉しい言葉をありがとうございます
頑張りますのでよろしくお願いします

⏰:08/02/17 06:07 📱:N904i 🆔:naLYeGmA


#420 [みぉり]
>>417から


俺はカメラをとって凪に渡す

恭「・・・・ん」

凪「ありがと」


カメラを受け取ると凪はさっき撮った画像を出して画面を見つめた

⏰:08/02/17 06:09 📱:PC 🆔:2hbJyPc2


#421 [みぉり]
俺は保健室に置いてある三脚を手に取りそれを磨く





凪「・・・・・ばかだよね」

恭「は?」

⏰:08/02/17 06:11 📱:PC 🆔:2hbJyPc2


#422 [みぉり]
ソファの前にあるテーブルにカメラおいて呟く




恭「・・・・・・誰が?」

⏰:08/02/17 06:13 📱:PC 🆔:2hbJyPc2


#423 [みぉり]
凪「・・・・・・・・・・さぁ」

恭「なんだよそれ(笑)」



三脚を元に戻して、凪に目を向けると

凪はじっと床を見つめていた

⏰:08/02/17 06:15 📱:PC 🆔:2hbJyPc2


#424 [みぉり]
壁にかけてある時計を見ると時間は5時間目終了10分前を指している




そろそろ・・・・三井サンが戻ってくるな




月曜日の5時間目は三井先生が一週間の保健室利用状況を校長に報告している時間だ


だからこそ、写真部である俺たちが今ここにいるわけだが・・・・

⏰:08/02/17 06:31 📱:PC 🆔:2hbJyPc2


#425 [みぉり]
恭「おい・・・・そろそろ出るぞ」

凪「・・・・・うん」



返事はするもの凪は立ち上がらない

視線は相変わらず床にある

⏰:08/02/17 06:34 📱:PC 🆔:2hbJyPc2


#426 [みぉり]
恭「・・・・・凪?」

凪「・・・・・・・よしっ!!」



凪はおもむろに立ち上がりカメラを肩にかけて俺に"行こう"と返事をする

⏰:08/02/17 06:36 📱:PC 🆔:2hbJyPc2


#427 [我輩は匿名である]
>>328-450

⏰:08/02/17 12:04 📱:SO703i 🆔:h5M2clAs


#428 []
あげ

⏰:08/02/17 16:33 📱:SH903iTV 🆔:RG4tanRE


#429 [みぉり]
>>我輩さん
アンカーありがとうございます

>>さん
あげていただいてありがとうございます


これから更新します

⏰:08/02/18 02:08 📱:N904i 🆔:L7U5v4Mc


#430 [みぉり]
>>426から


保健室を出ると凪は教室には向かわず階段を降り始めた

俺は凪が何を考えているのかわからない

けど・・・・

凪の背中が俺に"ついて来て"と言っている様で

俺は黙ってその後を歩いて学校をあとにした

⏰:08/02/18 02:11 📱:PC 🆔:sDQ49QTY


#431 [みぉり]
 
 
 
 
 
 
 
 
 
キーンコーンカーンコーン・・・・

有「んー・・・・」

あ「・・・ふぁ〜・・・・」





あ&有「!!!!!!!!」

ガバッ!!

⏰:08/02/18 02:13 📱:PC 🆔:sDQ49QTY


#432 [みぉり]
鐘の音にあわてて2人で私の腕時計をみる


時計はすでに帰りのHRが始まる3分前


あ&有「やばいっ!!教室戻らなきゃ!!!!」


私たちはさっきまでの感傷に浸る間もないまま

"また明日っ"と言葉を交わして2組と10組へとそれぞれの教室に向かって全速力で走った

⏰:08/02/18 02:29 📱:PC 🆔:sDQ49QTY


#433 [みぉり]
あ「ーーーーーっセーフっ!!!!」

私はなんとか石田先生がくる寸前に教室へ滑り込んだ


帰り支度をするみんなに紛れてさりげなく席に着く

・・・・・が、それでも私に気づくクラスメートも当然いるわけで・・・・

「あれ?瀬戸さんいつ戻ったの?」

⏰:08/02/18 03:20 📱:PC 🆔:sDQ49QTY


#434 [みぉり]
あ「え?あ、さっきさっきι」


私はあははと乾いた笑いに作り笑顔でなんとかごまかしていると石田先生が入ってきた

「ふぅーん…」

あ「ほら先生きたし!席つかないと…」

私に話し掛けていた子は不思議そうな顔をしながらみんなと同じように席に戻った

⏰:08/02/18 15:19 📱:N904i 🆔:L7U5v4Mc


#435 [みぉり]
あ「はぁー…疲れるιι」



新学期始まってからなんか毎日走ってる気がするんですけど私…ιιι


疲れて机につっぷして何気なく横をみて凪がいないことに気付いた

⏰:08/02/18 15:44 📱:N904i 🆔:L7U5v4Mc


#436 [みぉり]
ありゃ?早退………じゃないなぁ、カバンあるし


凪もさぼりかしら?なんて



この時の私は凪の気持ちも有希の気持ちも何にも見えてなかったんだ

⏰:08/02/18 16:01 📱:N904i 🆔:L7U5v4Mc


#437 [みぉり]
石「…では今日はこれで終わりだ。気を付けて帰るように」


凪のカバンが気になったけど


特に学校に用事もなかったから帰ることにした

⏰:08/02/18 16:48 📱:N904i 🆔:L7U5v4Mc


#438 [みぉり]
放課後は運動部がさまざなところで活動している


バスケは体育館、水泳は屋内プール、弓道は弓道場…


陸上はグラウンドとその横にある競技場で…

⏰:08/02/18 16:53 📱:N904i 🆔:L7U5v4Mc


#439 [みぉり]
…私は放課後の陸上部は見ないことに決めてる


だってそんなことしたらみんなに"好き"って言いふらしているようなものだから

人からの"好き"を疑う私が、人を"好き"なんて……



そんなの許されることじゃないから…

⏰:08/02/19 00:33 📱:N904i 🆔:xu0rPRRE


#440 [みぉり]
 
 
 
 
 
恭「おい・・・・・」

凪「♪〜」

恭「おいこら、無視すんな」


俺は凪のシャツの襟を後ろからひっぱった


凪「ぐぇっ・・・っきょーちゃ・・・っ苦しいっ!!」

⏰:08/02/19 05:55 📱:PC 🆔:JQGZyflQ


#441 [みぉり]
凪はぎゃーぎゃー言って暴れる



恭「・・・・・ちゃんと質問に応えるか?」

凪「ごだえまずっ」

恭「よろしい」


凪の首を絞めるようにひっぱっていた襟を放した

⏰:08/02/19 05:58 📱:PC 🆔:JQGZyflQ


#442 [みぉり]
凪「はーっ・・・っ・・・恭ちゃんの人殺し!!」

恭「いやいや、生きてるだろお前」

凪「殺人未遂だぁぁ〜〜〜〜!!!」

恭「・・・・・被害妄想だろそんなの」

凪「ちがうぅ!!恭ちゃんが〜・・・・」


軽く言い合いになっている2人を見つめながらグラスを拭く影がひとつ

⏰:08/02/19 06:02 📱:PC 🆔:JQGZyflQ


#443 [みぉり]
その影は、グラスを置き溜め息をつくと

言い合いを続ける2人にむかって顔をあげた









「・・・・・・・うるせぇ」

⏰:08/02/19 06:05 📱:PC 🆔:JQGZyflQ


#444 [みぉり]
途端、2人お動きはぴたっと止まり声の主へと目を向ける









「揉めるんなら仕事の後にしろ。給料ださねぇぞ?」

⏰:08/02/19 06:10 📱:PC 🆔:JQGZyflQ


#445 [みぉり]
凪「そんなんいやっす
恭「……横暴だ」



凪と恭平はやや不満を漏らすもののはなれた


その様子を見て満足そうに笑ったその影は再びグラスを磨く

⏰:08/02/19 20:25 📱:N904i 🆔:xu0rPRRE


#446 []
がんばっ

⏰:08/02/20 05:30 📱:SH903iTV 🆔:OVDJZnmM


#447 [みぉり]
>>さん
いつもありがとうございます少しですが更新します

⏰:08/02/20 05:33 📱:N904i 🆔:nDTi5soU


#448 [みぉり]
2人は怒られたため、距離をとりつつばらばらに仕事をしながらも恭平は隙を見て凪に話し掛けた


恭「……凪」

凪「なぁんだよぅ〜だ」


凪はまだすねた様子で俺からぷぃっと顔をそむけてシェーカーを磨いている

⏰:08/02/20 05:39 📱:N904i 🆔:nDTi5soU


#449 [みぉり]
恭「……真面目な話」

凪「………なぁに?」


俺の言葉に凪もさっきとは明らかに声のトーンが変わる


恭「…なんで突然、コンテストに参加するなんて言い出したんだ」

凪「……………」

⏰:08/02/20 05:44 📱:N904i 🆔:nDTi5soU


#450 [みぉり]
凪は黙ってシェーカーを磨き続ける



凪はたいていのことにはきちんと答えてくれる性格だ
その凪が口を閉ざして答えないということは…




俺にも話すつもりはないってことだ

⏰:08/02/20 21:17 📱:N904i 🆔:nDTi5soU


#451 [みぉり]
恭「……締切は守れよ」

凪「うん…………ありがと恭ちゃん」



凪はシェーカーを磨き終えたのか手をとめ俺に向き直って返事をした

⏰:08/02/20 21:23 📱:N904i 🆔:nDTi5soU


#452 [みぉり]
「恭平、凪、店開けるぞ」


恭平&凪
「いらっしゃいませ」



兄貴の声を合図に俺たちは仕事へと頭を切り替えて各持ち場へと散った

⏰:08/02/20 21:28 📱:N904i 🆔:nDTi5soU


#453 [みぉり]
ピッピッ…

----------------------
Date 4/12 20:32
To  今泉恭平
Sub  初めまして

あかりです今日は私の勘違いでお騒がせしてごめんなさい

明日からの撮影なんですが…放課後どこにいたらいいですか?

   ----END----

ピッ

【送信完了】

⏰:08/02/21 02:05 📱:N904i 🆔:5BodNSSs


#454 [雪]
>>380-450

⏰:08/02/21 11:53 📱:SH903i 🆔:F7TDhZrs


#455 [みぉり]
>>雪さん
アンカーありがとうございます

⏰:08/02/21 14:22 📱:N904i 🆔:5BodNSSs


#456 [みぉり]
ふぅ…



メールを送って一息つく


世界史の時間まで先輩だと思っていた今泉さんが実は同級生で、凪の友達でって……本当にびっくりしたなぁ

⏰:08/02/21 14:25 📱:N904i 🆔:5BodNSSs


#457 [みぉり]
なんてメールしようか悩んだけど…学年の話をあんまり深追いするのもよくないなってことであのメールにしたけど……


気ぃ悪くしないかなぁιι

ちょっとハラハラしてしまう

⏰:08/02/21 14:34 📱:N904i 🆔:5BodNSSs


#458 [みぉり]
〜♪〜♪

----------------------
Date 4/12 20:43
From 今泉恭平
Sub  Re:初めまして

メールありがとう同級生ですし明日からの撮影も気楽にしてください

放課後は中庭にきてください。

   ----END----

⏰:08/02/22 12:39 📱:N904i 🆔:5E2H/d1.


#459 [志乃]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:08/02/22 13:01 📱:N703imyu 🆔:eQ1Ez4is


#460 [みぉり]
>>志乃さん
1〜1000までアンカーありがとうございますっ

⏰:08/02/22 13:08 📱:N904i 🆔:5E2H/d1.


#461 [みぉり]
>>458から

ピッ…


気楽にって……えーιι

絶対敬語になっちゃうよ↓

私は今泉さんからのメールを読んで

ちょっとだけ明日会うことが気が重くなってしまったιι

⏰:08/02/22 13:11 📱:N904i 🆔:5E2H/d1.


#462 [みぉり]
次の日

凪は相変わらずな様子

昨日、有希から聞いたことが頭をチラついたけど…


有希が普通でいたいと望んでいるから

私もいつもと同じように話をして過ごす

⏰:08/02/22 13:13 📱:N904i 🆔:5E2H/d1.


#463 [みぉり]
有希とお昼を食べて…

なんとなく雰囲気で有希が凪のことに触れられたくないのを感じたから


昨日みたテレビの話やー…



あ!!そうだ

⏰:08/02/22 13:20 📱:N904i 🆔:5E2H/d1.


#464 [みぉり]
いろんな話をしてて話そうとしてたことをうっかり忘れてしまうとこだった!!


あ「私さ、今日から放課後はちょこちょこ学校残るんだ」


有「え?なんで?……補習?笑」

⏰:08/02/22 13:29 📱:N904i 🆔:5E2H/d1.


#465 [志乃]
>>1-100失敗したけど

おもろいから見入ってた
でも不意に違う人の感情になったりしてるから 
わかりやすく

ライン ━━──…‥ と
人名  (○○サイド) 

を入れるとわかりやすくなるよ
頑張ってね

⏰:08/02/22 14:38 📱:N703imyu 🆔:eQ1Ez4is


#466 [みぉり]
>>志乃さん
なるほどそうすると皆さん見やすいですよね
ありがとうございますこれから書き方もより気を付けたいと思います

頑張りますのでよろしくお願いします

⏰:08/02/23 15:33 📱:N904i 🆔:Qcox0qC6


#467 [みぉり]
>>464から


あ「こらぁっ!!新学期早々補習はないでしょっ」

有「(笑)だよねぇ〜で、なんで?」

あ「んー…何から話したらいいのかなぁ…」



新学期初日に写真を取りに行くようにいわれたが、今泉さんが代わりに届けてくれたこと

⏰:08/02/23 15:38 📱:N904i 🆔:Qcox0qC6


#468 [みぉり]
それから今朝は屋上で出会ってモデルを頼まれたこと

実は同級生だったことを話した


迷ったけど…凪の友達であることや写真部つながりがあることも話した…

⏰:08/02/23 15:40 📱:N904i 🆔:Qcox0qC6


#469 [みぉり]
有希は凪の名前に一瞬、表情を曇らせたがすぐに笑顔になって話に食いついてきた


有「あぁっ!!今泉ってあの今泉だったんだぁ!!学年トップだしてっきりかっちょ悪いがり勉オタクだとばかり思ってたよ(笑)」


有希は意外〜とつぶやいている

⏰:08/02/23 15:48 📱:N904i 🆔:Qcox0qC6


#470 [みぉり]
あ「まぁ、とりあえずそんかわけで今日から撮影に付き合うことになったんだ」

有「へぇ〜…………ぁ。」

あ「何??」

有「……あかり、昨日の朝に屋上であったんだよね?」

あ「?そうだよ?」


私は言葉を返してはっとした

⏰:08/02/23 15:51 📱:N904i 🆔:Qcox0qC6


#471 [みぉり]
【訂正】
>>468
×今朝→昨日の朝

間違いが多くてすいません((( ;゚Д゚)))

⏰:08/02/24 00:08 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#472 [みぉり]
>>470から

有「あかり・・・・屋上の鍵持ってないよね?どうやって入ったの?」




やっぱりぃ〜・・・・そうですよねー(泣)

そりゃどうやって入ったのか疑問に思うよねぇ?!

⏰:08/02/24 00:11 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#473 [みぉり]
あ「あー・・・えーとねぇ〜・・・」


私ってばか?!(泣)絶対学習能力ないよねぇ?!

何回この展開を迎えたらうまいことかわせるようになるのぉ〜〜〜〜(爆)



有希がずいっと顔を近づけて聞いてくる

有「あーかーりぃーちゃーーーん?」

⏰:08/02/24 00:14 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#474 [みぉり]
あ「あ、鍵!!鍵あいててさっ!!たまたま入れちゃったんだよね」


これは充分ありうることでしょ!

我ながら今、一番の回避の言い訳とほっとしたのもつかの間




有「じゃーなんで屋上なんて行ったの?」

⏰:08/02/24 00:17 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#475 [みぉり]
おぉ〜・・・・(泣)

そんなことを聞いちゃうんですか有希さんっ!!!


なんでかって・・・・そりゃ"真野篤"を見るためだったけど・・・






有希にそれは・・・・・言えない

⏰:08/02/24 00:18 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#476 [みぉり]
あ「ん〜朝早く来すぎちゃってさ、ちょっとぼーっとしたくなったから・・・」

有「ふぅ〜ん・・・・」



有希は"ちょっと怪しいなぁ"なんて言いながらも

私の話に納得してくれたみたいで一安心

⏰:08/02/24 00:23 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#477 [みぉり]
有「・・・・あ」

あ「・・・・・・今度はなに?」


私はややびくびくしながらも有希に尋ねる


有「今泉くんはどうやって屋上に入ったのかな」



あ、確かに・・・・

⏰:08/02/24 00:25 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#478 [みぉり]
保健室の鍵を持っているのは知っているけど・・・・

屋上の鍵も持ってるのかな?


それとも・・・・



あ「・・・・・凪の・・・じゃない?」

有「え・・・あ、」


私は少し戸惑いながらも思い付いたことを言ってみた

⏰:08/02/24 00:26 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#479 [みぉり]
凪の友達で・・・・同じ写真部なら撮影ポイントを探す理由を言えば


凪のことだからきっと鍵を貸してくれるだろう


私のこの意見には有希もすごく納得したみたいで

"多分そうだろうねぇ"なんて話してそれからまたなんてことない話をしてそれぞれの教室に帰った

⏰:08/02/24 00:29 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#480 [みぉり]
そして放課後・・・・




あ「中庭かぁ〜・・・・」


私は今泉さんと約束した中庭へと向かって歩いていた

⏰:08/02/24 00:30 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#481 [みぉり]
4階から3階へと階段を降りてから

中庭により近い方の階段へ移動しようと

"倉庫B"と書かれた暗室のある廊下を歩いていると



その扉から誰か・・・・女の子が出てくるのが見えた

⏰:08/02/24 00:33 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#482 [みぉり]
写真部の人かな・・・・女の子もいるんだ〜


2年生は2人だけって言ってたし・・・・

1年生はまだ入学したばっかりだし・・・・・3年生・・・かな?



私はそんなことを考えながら確実に"倉庫B"へと近づいていく

⏰:08/02/24 00:35 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#483 [みぉり]
女の子は私に気づいたのかこちらへと顔を向けた。


すると、女の子はすごく驚いた様子で私を見ると

すぐに背を向けてそのまま走っていってしまった




え?え?

⏰:08/02/24 00:39 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#484 [みぉり]
一瞬の出来事に思わず足が止まる


ん?今の人・・・・私をみて驚いてたよね??


なんで??


ってゆうか・・・・あの人・・・・どっかで見たことあるような・・・

⏰:08/02/24 00:40 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#485 [みぉり]
はて誰だったっけ?


足を止めたままうーんと考えていると再び扉が開いた


そこから出てきたのは・・・・





あ「今泉さん!」

⏰:08/02/24 00:58 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#486 [みぉり]
私の声に振り向いた今泉さんがさっきの女の子よりも

数倍驚いた顔でこちらを見ている





・・・・私はバケモノですかっっ(泣)

⏰:08/02/24 01:00 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#487 [みぉり]
2人してそんなに驚いた顔しなくてもいいのにぃ〜と思いながらも

今泉さんの元へと歩く


私が歩いている間に今泉さんは扉にかけてあるボードをひっくりかえしていた

⏰:08/02/24 01:01 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#488 [みぉり]
近くに行くといつもの今泉さんの顔になっていて

私ににっこりと微笑みかけてくれた



でも・・・さっきの"あの"やけに驚いた顔が気になって



あ「なんか驚かせちゃいました?私・・・」


と声をかけた

⏰:08/02/24 01:04 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#489 [みぉり]
恭「え?・・・・あ、いや・・・そんなことはないですよ」


今泉さんは一瞬、こわばった表情を浮かべたがすぐに私に向き直って言う


あ「そ・・・うですか?ならいいんですけど・・・その前に出てきた人も私に驚いてたみたいで・・・」


恭「えっ!!??瀬戸さん・・・見たの?」

⏰:08/02/24 01:07 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#490 [みぉり]
今泉さんの目の色が変わった


驚いている・・・・というよりも真剣な・・・・目つき


その真剣さに押されて私は思わず息を呑む




なんか・・・余計なこと言っちゃった・・・・?

⏰:08/02/24 01:10 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#491 [みぉり]
あ「あ・・・いや、ちらっとだけ・・・なんか私を見てすごく驚いた様子で・・・・そのまま走って行っちゃったんで・・・」


恭「顔は?!・・・・・はっきりみた?」

あ「え?・・・まぁ・・・見ましたけど・・・どこの誰かまでは・・・・」



恭「そう・・・ならいいんだ」


私の返答に納得したらしく、今泉さんは再びにっこりと笑って"中庭に行きましょう"と歩き始めた

⏰:08/02/24 01:13 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#492 [みぉり]
そんな今泉さんに違和感を感じずにはいられなかったけど・・・・

なんだかそれ以上聞くことはしないでほしいという空気も感じた私は何も聞かずに中庭へと今泉さんの後を歩き出す


そのときちらっとみた扉のボードは"入室可"となっていた



・・・さっきまでは"入室禁止"だったってこと?


一緒に現像でもしてたんだろうか?そんなことを考えながらその場後にした

⏰:08/02/24 01:19 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#493 [みぉり]
あ「えと・・・・私はどうしたら・・・」



中庭について早速撮影!!となったんだけど・・・・

なんせど素人の私はどうしていいのか全くわからない



恭「そこのベンチに座って携帯見た状態になってもらえますか?」


今泉さんの指差すほうにあるベンチに腰掛けて言われたとおりに自分の携帯を取り出して画面を見つめた

⏰:08/02/24 01:47 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#494 [みぉり]
その様子を今泉さんが撮っているのがシャッター音でわかる



私は・・・・というと

もうガッチガチでどうしたらいいのかわからずとりあえず必死に携帯を見つめるだけ


カシャ・・・・


恭「・・・・瀬戸さん?そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ(笑)」


今泉さんはそういって笑いながら、カメラを下ろした

⏰:08/02/24 01:50 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#495 [みぉり]
恭「普通にしてくれていいので・・・」


そうは言われてもなかなか緊張は解けず、自分でもすごく表情が硬いのはよくわかる



だってー(泣)

撮られてるって思ったら普通になんかできないよぉ〜〜・・・・

⏰:08/02/24 01:53 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#496 [みぉり]
私が一人百面相みたいに一生懸命、表情を変えようと必死になっちていると

今泉さんのくくっという笑い声が聞こえた



あ「あっ!!今笑いましたねぇ?!?!」

恭「え?・・・・いや〜・・・・そんなことないですよ?(笑)」


そうは言いながらもカメラを持っていない左手で口元を押さえている




絶対笑ったじゃん!!!!!!(泣)

⏰:08/02/24 01:57 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#497 [みぉり]
笑われたのと恥ずかしさとで真っ赤になってしまい

思わず立ち上がり今泉さんに詰め寄ろうとした瞬間



カシャ・・・




?!?!?!?!?!?!

⏰:08/02/24 01:59 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#498 [みぉり]
今泉さんがカメラを構えて私を撮り始めた


あ「ちょっ!?・・・今泉さんっ?!////」


カシャ・・・カシャ・・・


取り乱した私に構わず、今泉さんはシャッターを切り続ける

私は慌てて顔を隠すように携帯を正面に持ちかえた

⏰:08/02/24 02:02 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#499 [みぉり]
すると今泉さんはすぐにカメラを下ろし、少し困った顔で私を見る



恭「写真撮れないじゃないですか」

あ「だっだって・・・っ///」



ふいうちなんて卑怯だっ////

⏰:08/02/24 02:04 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#500 [みぉり]
あ「こんな真っ赤な顔・・・恥ずかしいじゃないですかっ///」


私も携帯を顔から下ろして今泉さんに反論する



こんなゆでだこみたいな顔!!恥ずかしくて撮られたくないよっ




と心の中で叫んでは見るも今泉さんの口からでたのはー・・・

⏰:08/02/24 02:11 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#501 [みぉり]
恭「え?だってかわいかったから・・・・」


という呟き


あ「へ?」


思わず素っ頓狂な声で聞き返してしまうと、今泉さんははっとして


恭「あ・・・・っ///」



顔を隠すように左手をあてるが・・・みるみる真っ赤になっていくのがわかる

⏰:08/02/24 02:15 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#502 [みぉり]
そんな今泉さんを見て、私の顔もますます真っ赤になってしまった


あ「・・・・っ/////」



かわっ・・・・かわいかったからって・・・////


"そんな冗談よしてくださいよ"っていつもなら言うところだけど・・・


この今泉さんの様子は・・・・冗談ではなくうっかり言ってしまった感がヒシヒシと伝わってくる

⏰:08/02/24 02:18 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#503 [みぉり]
顔を真っ赤にしたまま2人の間にはやや沈黙が流れた


このっ・・・この空気なんとかしてっ////


私はまともに今泉さんの顔を見れず、うつむいてしまった


するとー・・・・



〜♪〜♪

どこからともなく携帯の着メロが・・・・・

⏰:08/02/24 02:22 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#504 [みぉり]
恭「あっ・・・俺のです///」


今泉さんはまだ顔を赤くしたまま、ブレザーのポケットから携帯を取り出し、私に背を向けて話しだした



恭「はい・・・・え?兄貴?・・・・はぁ?・・・うん」



電話に出た今泉さんの声のトーンが明らかに下がったのがわかる

⏰:08/02/24 02:24 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#505 [みぉり]
そんな後ろ姿を見ながらも私はあの状態から抜け出せたことにほっとする



う〜・・・・恥ずかしかったよ〜・・・・////


顔に両手をあてて、平静になろうと深呼吸した

⏰:08/02/24 02:27 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#506 [みぉり]
その横では、少し不機嫌そうな顔で今泉さんが電話を続けている



恭「ったく・・・・凪は?・・・わかったよ、今から行くから」


なんだろ?凪???

少しだけ聞こえた会話の中に"凪"という言葉が聞こえた


やや内容が気になりはしたもののすぐに今泉さんは"じゃあ"と言って電話を切ったので慌てて目をそらす

⏰:08/02/24 02:31 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#507 [みぉり]
恭「ごめん・・・急に兄貴に呼ばれちゃって・・・・今日はこれで終わりにさせてください」


今泉さんは申し訳なさそうに私に言う


あ「あ、はい。わかりましたっ!」

恭「すいません・・・・俺から頼んだのに・・・・」

あ「いえいえ!気にしないでください!私はいつでも暇なので(笑)」


私が笑って言うと今泉さんもにっこりと笑ってありがとうと言ってくれた

⏰:08/02/24 02:36 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#508 [みぉり]
相変わらずその笑顔がかっこよくてまたドキッとしてしまう



その笑顔は反則だぁ〜////


こっそりと心の中で思ったけど、顔には出さないようにしてそのまま今泉さんと別れ、帰ることにした

⏰:08/02/24 02:37 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#509 [みぉり]
━━──…‥
恭平side


焦った

暗室を出たらすぐにあいつに声をかけられて心臓が飛び上がった



しかも・・・・暗室から出てきたあの女を見たなんて・・・・


最悪なタイミングだ

⏰:08/02/24 02:39 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#510 []
更新あざーす

⏰:08/02/24 06:13 📱:SH903iTV 🆔:Ko/Wgp9U


#511 [いちご]
続き気になる
あの女は何者なんだ!

⏰:08/02/24 11:54 📱:SH703i 🆔:zzrjjHGo


#512 [我輩は匿名である]
アンカーシ

>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500

⏰:08/02/24 17:20 📱:W51P 🆔:Q5iis3b.


#513 [みぉり]
>>さん
いつも応援ありがとうございます
また更新しますのでよろしくお願いします


>>いちごさん
コメントありがとうございますあの女の正体はあとでわかりますので…もう少しお付き合いください


>>匿名さん
アンカーありがとうございます

⏰:08/02/24 17:59 📱:N904i 🆔:CrU9HtlQ


#514 [みぉり]
>>509から

俺は家に戻り、着替えてから兄貴のバーへ向かって歩く



・・・・まさか、あそこを通るとは思わなかったが

あの女が誰か気づかなかったのはせめてもの救いだ

⏰:08/02/24 18:14 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#515 [みぉり]
バーにつき、裏口から入った俺は更衣室で制服に着替えてから

ワックスで髪をいじり、眼鏡を外して仕事仕様の俺に意識を変え店内に入る


更衣室にある時計をチラリと見ると時刻は5時すぎを示していた

⏰:08/02/24 18:18 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#516 [みぉり]
「恭平っ!急に悪いな」

恭「兄貴・・・」


店内に入るとすぐに俺に気づいた兄貴がカウンターから出てきて声をかけてくる

5時オープンなので人はほとんどいない状態であるが

一応、仕事中なので俺は控えめに兄貴に"気にすんな"と言って一緒にカウンターに入った

⏰:08/02/24 18:25 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#517 [みぉり]
兄貴は、バイトの一人が急に体調不良で入れなくなったために人が足りず俺に連絡をしてきたのだ


恭「凪は?捕まらなかったの?」


俺はまだ少し不機嫌さを引きずってはいたが、店内に流すBGMレコードをカウンター内の隅にある戸棚で探しながら訊く


「あー・・・なんか部活動?あるんでって言われてなぁ〜・・・」

⏰:08/02/24 18:29 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#518 [みぉり]
あんにゃろー・・・・


俺はため息をついたが、凪が本気でコンテストに臨む姿勢を感じたためそれ以上は何も思わなかった


一枚のレコードを選んで、店内にあるジュークボックスへ行こうと兄貴の横を通ると兄貴に腕をつかまれた


「恭平・・・・お前・・・首」

⏰:08/02/24 18:33 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#519 [みぉり]
あ?首?


兄貴はニヤっと笑って襟の隙間から見える俺の首を指差し


「キスマークついてっけど?(笑)」


と笑って俺の持っていたレコードを持ってカウンターを出て行った


俺はあわてて更衣室に戻り、鏡で自分の首元を確認する

⏰:08/02/24 18:36 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#520 [みぉり]
兄貴に言われた通り、ほんのわずかな隙間からキスマークがついているのが見える


あの女・・・・



俺は思わず舌打ちして、首元が見えないようきっちりとシャツの襟までボタンをとめ、再び店内へと戻った

⏰:08/02/24 18:40 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#521 [みぉり]
すでにBGMはさっき俺が選んだものになっており、兄貴は客を窓辺の席へと案内していた


俺は、イライラしつつもカウンターの中へ戻り兄貴のとったオーダーに合ったカクテルを作る



あいつは・・・・これに気づいてなかったよな



俺はシェーカーを振りながら、俺と会ったときのあいつの様子を思い出す

⏰:08/02/24 18:44 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#522 [みぉり]
俺は学校では優等生でいるためにもちろん、制服もきっちりと着るようにしている

今みたいに襟元までボタンを留めているので、撮影していた時にあいつからこのキスマークは見えていなかったはずだ



俺は半ば自分に"大丈夫"と言い聞かせながら少しずつあわただしくなってきた仕事へと完全に頭を切り替えた

⏰:08/02/24 18:50 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#523 [みぉり]
━━――──……‥
あかりside


なんか・・・初めての撮影で疲れちゃったなぁ〜


誰かに見つめられているのを承知の上で普通にするなんて・・・・



私はベットに寝転がりながら、天井に向かって息を吐き出した

⏰:08/02/24 18:54 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#524 [みぉり]
そしてふっと、あの暗室での今泉さんを思い出す



なんであんなに驚いてたんだろう・・・・

それに・・・・あの"こわばった顔"・・・・前にも見たことある

確か、暗室の前で初めて会ったときにも一瞬、あの顔になってた


・・・・ボードを見つめたとき

⏰:08/02/24 18:58 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#525 [みぉり]
私は上半身を起こして、うぅーんと頭を傾げた


あと・・・暗室から出てきた女の子・・・

絶対、どこかで見たことあるのに・・・思い出せないんだよなぁ〜



まぁ、生徒だから校内のどこかでってこともあるかもしれないけど

そういうのじゃないような気がしてならない

⏰:08/02/24 19:01 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#526 [みぉり]
あ「・・・・あー・・・モヤモヤするなぁ〜」


思い出せないモヤモヤを掻き消すように私は頭をプルプルと振って携帯を開く


ピッ・・・
【新着メール1件】


あれ?メールきてる・・・・誰だろ

⏰:08/02/24 19:04 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#527 [みぉり]
ピッ・・・


----------------------
Date 4/13 21:30
From 今泉恭平
Sub  今日は・・・

いきなり撮影を中断してしまって・・・本当にすいませんでした。

明日の放課後もお願いできますか?場所は屋上で

   ----END----


今泉さん・・・礼儀正しい人だなぁ〜(笑)

⏰:08/02/24 19:09 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#528 [みぉり]
帰り際、何度も謝っていた今泉さんを思い出して

またメールでもこうして謝っているその律儀さに思わず笑ってしまった



ピッ・・・ピッ・・・

⏰:08/02/24 19:11 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#529 [みぉり]
----------------------
Date 4/13 22:05
To  今泉恭平
Sub  Re:今日は・・・

私こそ・・・うまく笑ったりできなくてごめんなさい(゚∇゚|||)
そんなに何度も謝らないでください(笑)気にしてませんから♪

明日の放課後は屋上ですね?わかりました☆
ではまた明日・・・おやすみなさい

   ----END----

ピッ・・・

【送信完了】

⏰:08/02/24 19:18 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#530 [我輩は匿名である]
あげあげー(●^o^●)

⏰:08/02/24 19:30 📱:PC 🆔:rNy65Oao


#531 [みぉり]
>>匿名さん
あげていただいてありがとうございます

⏰:08/02/24 20:09 📱:N904i 🆔:CrU9HtlQ


#532 [みぉり]
>>529から

送信完了を確認して、携帯を閉じる


明日は屋上かぁ〜・・・・ちゃんと笑えるかなぁ〜・・・


やや不安を持ちつつ、しっかりやろうと気合を入れた


明日の用意をしようと時間割をみて、ふと動きがとまる

⏰:08/02/24 20:12 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#533 [みぉり]
1時間目・・・・選択授業だ



"真野篤"と唯一同じ授業

あんなに近くで長い時間"真野篤"を見られるなんて・・・・

そんな機会が持てるなんて全然思わなかった




・・・・明日は、朝練いる・・・かなぁ

⏰:08/02/24 20:18 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#534 [みぉり]
そんなことを考えながら、用意を済ませてお風呂へと向かう。



これから・・・・週4で同じ空間にいられるんだ



そう思うと胸がぽっと暖かくなるのを感じながらお風呂に入って眠りについた

⏰:08/02/24 20:32 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#535 [みぉり]
今日も早く起きて、学校へと向かう

教室にカバンを置いて・・・・・迷ったけど備品室へ行くことにした




金曜のことは・・・犬に噛まれたとでも思って忘れて、気持ち切り替えなきゃ!!


自分にそう言い聞かせて備品室の鍵をあけて中に入る

⏰:08/02/24 20:39 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#536 [みぉり]
窓に近づいて、グラウンドにいるだろう"真野篤"の姿を探す



あれ・・・・今日もいない・・・?



私は窓を開け、ベランダへと足を踏み出してグラウンドを見渡すと



あ!!・・・・いた!


グラウンドの隅でストレッチしている"真野篤"を見つけた

⏰:08/02/24 20:42 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#537 [みぉり]
私はその姿を静かにじっと見つめる


こうやって・・・・"真野篤"の練習を眺めるようになったのはいつからだろう


あの球技大会後・・・・12月の初めだっただろうか

職員室にいっちゃんを訪ねていったら、先生はみな会議のために会議室へと行っていてそこはもぬけの空だった。


ほんのいたずら心だった

⏰:08/02/24 20:47 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#538 [みぉり]
屋上の鍵を持っている凪や有希がうらやましくて・・・・

私もどこかの部屋へ出入りできる鍵が欲しくて

それで壁にかかっている鍵のロッカーから・・・・マスターキーをこっそり拝借した



もちろん、すぐに返さないといけなかったからその後はダッシュですぐ近くの鍵屋さんにコピーを作ってもらって15分もしないでマスターキーは元の場所に返した

⏰:08/02/24 20:51 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#539 [みぉり]
・・・・その次の日

校内の色んな部屋を見てまわろうと朝早く学校へ来て

歩き回りたまたま立ち入ったこの備品室から・・・・



"真野篤"の姿を見つけたんだ

⏰:08/02/24 20:53 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#540 [みぉり]
"真野篤"のこの姿を・・・・

私だけが知っている秘密みたいで、なんだか嬉しくてそれから学校がある時はいつもここで見てきた




・・・・・あれからもう4ヶ月かぁ〜

⏰:08/02/24 21:00 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#541 [みぉり]
そんなことを思い出しながら、"真野篤"の様子を見ていた




・・・・備品室の斜め下に見える暗室は見ないようにして、みんなが登校し始める時間になると教室へと戻った

⏰:08/02/24 21:07 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#542 [みぉり]
朝のSHRを終えて、凪と一緒に1時間目の教室へと移動する

途中、11組の教室の前を通りかかると凪が足をとめ"ちょっと待って"と私に声をかけた



凪「恭ちゃん!!」

恭「ん?・・・・凪っ・・・と瀬戸さん」



あ、そか。

今泉さんも一緒の教室だもんね

⏰:08/02/24 21:15 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#543 [みぉり]
凪「おはよー!!一緒に行こうよ」

恭「あぁ・・・ちょっと待ってください」


今泉さんは凪の声かけにすぐに応じて、教科書やらを取り出しているみたいだ


あ「ね・・・・凪はコンテストでないの?」



今泉さんを待ちながら私はふと、今泉さんと同じ写真部である凪に訊いてみた

⏰:08/02/24 21:22 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#544 [みぉり]
凪「え?なんであかりコンテストのこと知ってるの?」


凪は驚いたように逆に私に聞き返してくる



あれ?今泉さんに聞いてないのかな?

私がモデルやってるって・・・・

⏰:08/02/24 21:28 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#545 [みぉり]
あ「え?だってー・・・・」

恭「お待たせしました!」



凪の問いかけに答えようとした私の声は今泉さんによって掻き消されてしまった

⏰:08/02/24 21:50 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#546 [みぉり]
凪「あぁ・・・・じゃ行こ♪」


一瞬、凪が私をチラッとみたけどそのまま3人で12組へと向かった


教室に入ると・・・・"真野篤"が窓際の最前列に座ってヘッドフォンをあてている姿が見えた



今までは部活動している姿かたまに廊下で友達と話しているところをすれ違うだけだったから

こんな"真野篤"を見るのは初めてで、なんだか不思議な感じがした

⏰:08/02/24 21:57 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#547 [みぉり]
凪に"あそこにしよ"と促されて窓際の後ろ2席を凪と縦に並ぶように座った


凪が私の後ろに座って・・・・私のまっすぐ前には"真野篤"の後姿がある



その間はわずか3席分・・・・昨日と同じくらいの距離

⏰:08/02/24 22:01 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#548 [みぉり]
今泉さんは廊下側の私と同じ後ろから2席目に座っていた

ちょうど、私の横隣の延長線にいる形だ



キーンコーンカーンコーン・・・・

今日は先生がチャイムとともに入ってきてすぐに授業へと進んでいった

⏰:08/02/24 22:23 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#549 [みぉり]
━━――──……‥
恭平side


はぁ・・・・12組について席に座り俺は思わずため息をついた


横にチラリと目を向ければ、あいつが真野を見つめる姿が目に入る



イライラする



それが正直な気持ちだ、あいつが真野を見つめる姿なんか見たくない

⏰:08/02/24 22:26 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#550 [みぉり]
けど・・・・・

あいつの真野を見つめるときの顔は・・・すごく惹きつけられて


"もっと見ていたい"


という気持ちにもさせられる



俺って・・・・ばかだなぁ

⏰:08/02/24 23:19 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#551 [みぉり]
あいつが自分から真野に近づいたり・・・・

話しかけたりするなんてことはないってわかってるからこんな風にあいつを見つめていられるんだろう


もし・・・・

あいつが真野に近づきたいと思っているのなら・・・・


俺はとてもじゃないが、そんなあいつを見ることなんて出来ない

⏰:08/02/24 23:22 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#552 [みぉり]
それに・・・・真野には"彼女"がいることを俺は知っている

当然、あいつも知っているだろう


こうやって報われない恋をしているあいつには失礼だが

だからこそ俺は真野に対して変な安心感を持っているんだ



相変わらず最低な考えだなぁ・・・俺

⏰:08/02/24 23:26 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#553 [みぉり]
それに・・・・真野には"彼女"がいることを俺は知っている

当然、あいつも知っているだろう


こうやって報われない恋をしているあいつには失礼だが

だからこそ俺は真野に対して変な安心感を持っているんだ



相変わらず最低な考えだなぁ・・・俺

⏰:08/02/24 23:26 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#554 [みぉり]
【訂正】
すいません((( ;゚Д゚)))
2度押ししてしまったみたいで同じ文章が続いてしまいました!!

>>553は無視して読んでください。お願いします!!

⏰:08/02/24 23:27 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#555 [みぉり]
>>552から

ぼーっと授業を聞きながらあいつを見つめていると


ブーッ…ブーッ…


ポケットに入っている携帯が震えだした



・・・誰だよ

⏰:08/02/24 23:29 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#556 [みぉり]
俺は先生に見つからないようにこっそりとメールを開く

ピッ・・・・

----------------------
Date 4/14 09:05
From 若菜 凪
Sub  無題

恭ちゃん、あかり見つめすぎー(笑)

   ----END----

バッ

俺は思わず携帯を閉じて、凪を見ると凪はニヤっと笑って手をひらひら振っている

⏰:08/02/24 23:32 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#557 [みぉり]
くそ凪ッ・・・・


俺は凪をキッと睨みつけると教壇のほうへと体勢を変えた


そのまま授業は進み、俺はなんだか意地もあってそのままあいつの方を向くこともないまま授業を終えた


キーンコーンカーンコーン・・・・

凪「きょーちゃーん♪」

恭「・・・・・なんでしょう」

⏰:08/02/24 23:41 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#558 [みぉり]
凪はチャイムとともに俺の元に駆け寄りあいつに"先戻ってて"と手を振って合図をしていた


あいつは"わかった"と返事をして、俺にお辞儀をするとー・・・・






昨日と同じように真野をチラっと見てから教室を出て行った

⏰:08/02/24 23:43 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#559 [みぉり]
俺の機嫌は一気に悪くなり、イライラが溜まる

・・・しかし今は学校である上に周りには生徒も多くいるので"素の俺"を出すわけにはいかない



凪「・・・・2時間目、俺と一緒にサボらない?♪」

恭「あ?・・・・何言ってるんですか凪」


凪の提案に当然ながら俺は"行かない"という意味をこめた反応を返す


凪「・・・・・そのままで授業受けられんの?」

恭「・・・・・」

⏰:08/02/24 23:54 📱:PC 🆔:eepis.OQ


#560 [みぉり]
俺の様子を見て凪はふっと笑うと"先に行ってる"と告げて教室を出て行った


凪が教室を出てすぐに自分の教室に戻るべく席を立とうとして

真横に誰かが立ったことに気づいた

ふとその人物に目をやるとー・・・・








そこには真野が立っていた

⏰:08/02/25 00:17 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#561 [みぉり]
俺は一瞬、"なんでこいつが"と思ったが真野がそこに立っている理由がすぐにわかった


恭「あ、すいません。ここ・・・真野君の席なんですね。すぐよけますから」


俺は"優等生"スマイルで申し訳なさそうな笑顔を作る

真野が"いや、急かして悪い"と言ったのが聞こえたが顔は見ずに一礼してささっと教室を出た。





やべー・・・・イライラする・・・・。




俺は今の真野の一瞬で一気にイライラがピークを迎えてしまったことを感じた

⏰:08/02/25 00:22 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#562 [みぉり]
教室に教科書とノートを置くと、すぐ近くにいた保健委員に"体調が悪いので保健室にいってくる"と告げ、扉に向かう


俺の後ろで"今泉くんに話しかけられちゃったぁ///""えーっいいなぁ〜"・・・・などなどの声が飛び交っているのが聞こえてはいるが無視して教室をあとにした



さて・・・凪がいるのは・・・・



凪の行き先を考える。

⏰:08/02/25 00:26 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#563 [みぉり]
これが昨日のように三井さんがいない時間なら保健室、

しかし・・・今日は三井さんが一日保健室にいる日だ




ってことは・・・屋上にいるに決まってるか




俺はチャイムが鳴るのをトイレで待ってから、廊下に誰もいないことを確認し屋上へと向かった



キィー・・・・ガチャン・・・

⏰:08/02/25 00:28 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#564 [みぉり]
凪「おっ!!やっぱり来たぁ〜〜♪」


屋上に入ると後ろ手で鍵をかけて、嬉しそうにひらひらと手を振っている凪の隣に座り込みフェンスに寄りかかった



恭「・・・・・んだよ」


俺は眼鏡を外して、不機嫌を全開にして横目で凪を見るが


凪はそんな俺にも動じずに、自販機で買ったらしいジュースを笑顔で俺に渡す

⏰:08/02/25 00:35 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#565 [みぉり]
凪「そんな怖い顔しないでよねぇ」


俺は黙って渡されたジュースを開けて飲む


凪「・・・・・あかりって真野好きだったんだね」



ぶっ


凪の突然の発言に思わずジュースを吹き出してしまった

⏰:08/02/25 00:37 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#566 [みぉり]
凪「ちょっ・・・恭ちゃん!!きったないなぁ〜」

恭「おいっ・・・なんでそれっ」

凪「・・・・やっぱりそうなんだ」


しまった・・・・そんな顔をしている俺をみて凪は納得したらしくそのまま目線をフェンスの向こう側へと移していた



恭「・・・・・なんでわかった?」

凪「えー?・・・・恭ちゃん見てて・・・かな」

恭「あ?俺?」



凪は俺に向き直り"そうだよ"とニヤっと笑って言う

⏰:08/02/25 00:40 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#567 [みぉり]
俺はわけわかんねぇなぁと思いながら制服に吹き零れたジュースを拭いながら"どういうことだよ"と凪に問いかける


凪「いやぁ〜・・・最初はさ、恭ちゃんってばあかりずーっと見てるなぁ〜くらいに思って見てたんだけど(笑)」



・・・っていうか、そんな俺を見てるんじゃねぇっ(怒)



俺は凪を睨みつけると凪は"まぁまぁ"と言いながら話しを続けた

⏰:08/02/25 00:42 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#568 [みぉり]
凪「なんかその恭ちゃんの顔がさ・・・・なんつーの?好きな人見てるっていうよりも・・・もっとつらそうな感じして・・・で、あかりを後ろから見てみればあいつの頭の位置、真正面向いたまま動かないでいるし・・・・それでなんかぴんときて」



こいつ・・・実はめちゃくちゃ鋭いんじゃねぇか



俺は凪の話を黙って聞きながら思わず感心してしまった

"俺、正解?"と凪はいたずらっこのような顔で俺を覗き込んでくる




恭「・・・・・・大正解」

⏰:08/02/25 00:46 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#569 [みぉり]
凪は"やっぱり"と嬉しそうに笑ったが、すぐに表情を変えた


凪「・・・でもさ、恭ちゃん・・・・いつからあかりが真野好きだって気づいてたの」

恭「・・・・・・」



気づきたくて気づいたわけじゃない

たまたま、あの日ー・・・暗室の換気を朝からしていて見上げた4階の屋上からあいつが見えた


その目が・・・その顔が・・・今まで見たことのない表情で


真野を好きなんだって気づいてしまった

⏰:08/02/25 00:49 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#570 [みぉり]
【訂正】
>>569
×屋上→○ベランダ

間違い多くてすいません((( ;゚Д゚)))

⏰:08/02/25 00:51 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#571 [みぉり]
>>569から


でも・・・それを凪には言えない、いや言いたくない

それは俺だけが知っているあいつだから・・・・



黙っている俺を見て、凪は何かを感じ取ったのか再び目線をフェンスの向こうへ移していた

⏰:08/02/25 00:53 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#572 [みぉり]
凪「恭ちゃんが言いたくないならいいんだけど・・・・俺さ、恭ちゃんに話さなきゃなんないことあるんだ」


凪がやけに改まった感じのトーンで呟くように話す


恭「・・・・・・なんだよ?」



さっきまでの凪と明らかに違う雰囲気に凪の方へ体を向ける

凪は俯いて、少し黙ったが意を決したように俺に向き直った

⏰:08/02/25 00:59 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#573 [みぉり]
凪「あかりが恋愛に対して冷めてるの・・・・恭ちゃんなら気づいてるよね」


またまた突然の核心をつく凪の言葉に俺は驚きを隠せなかった

しかし、凪はそんな俺を見てふっと笑って


凪「いや、俺さーあかりと中学一緒だったから」

と説明を付け加えた



そういや・・・・そうだったけな

⏰:08/02/25 01:01 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#574 [みぉり]
俺が・・・・あいつに初めて告白したのは中3に上がる前の春休み


その時にあいつに言われた言葉は衝撃的で・・・・


今でも忘れることが出来ない



中学の時は俺が勝手に一目ぼれをして、それからずーっと好きでこの気持ちを知って欲しくて告白したんだっけ・・・


俺はふっと中学の時を思い出しながら、胸がチクリと痛むのを感じた



凪「恭ちゃん・・・・今まできちんと聞いたことなかったけど・・・いつからあかりが好きなの?俺が恭ちゃんの写真ファイルからあかりの写真を見つけたとき・・・あの写真のあかりは・・・中学生・・・・だよね?」

⏰:08/02/25 01:07 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#575 [みぉり]
・・・・やっぱりこいつはむちゃくちゃ鋭い


確かにあの時、凪が見つけたあいつは中学生で・・・・

俺がその当時、たまたま駅前で何気なく切った写真に写ったものだ


・・・・その写真に写ったあいつに一目ぼれしたわけだけど



俺ははぁっとため息を吐いて凪にいつから好きなのかということ、

告白して振られたこと、

あいつがそのことをキレイに忘れ去っていること

・・・・告白をした時はすでに恋愛に対して冷めているように感じたことを話した

⏰:08/02/25 01:12 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#576 [みぉり]
凪は黙って俺の話を聞いていたが、後半からはほとんど俯くようにして視線を俺に向けることはなかった




俺は話し終えると"言うつもりなかったんだけどなぁ"と苦笑いして空を見上げた


凪は相変わらず、俺の横で俯いたまま黙っている






凪「・・・・・ごめん」

⏰:08/02/25 01:15 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#577 [みぉり]
沈黙を破ったのは凪だった



恭「・・・・・何が"ごめん"なんだよ?」



凪の言葉の意味がわからず、凪に顔を向けると凪は真顔でうっすら目に涙を溜めながら





凪「あかりが恋愛に対して冷めてるの・・・・・俺のせいなんだ」





そう呟いて、一滴の涙を流した

⏰:08/02/25 01:19 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#578 [みぉり]
なんで凪が泣いてる?

しかも・・・"俺のせい"ってどういうことだ?



俺は凪の涙と言葉に激しく動揺しながらも冷静に凪に問う




恭「・・・・・凪、ちゃんとわかるように説明してくれ」


凪は俺の言葉を受けて、一度目を瞑ったがすぐに開けて大きく息を吸い込むと・・・・・ことの始まりを話し始めたー・・・・

⏰:08/02/25 01:23 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#579 [みぉり]
━━――──……‥
あかりside


もうー・・・凪ってばどこ行っちゃったんだろ


私は2時間目が始まっても戻ってこない凪の席を見ながら授業を受けていた


窓に目を向ければ、グラウンドが見える

今の時間はー・・・・どうやら3年生のどこかのクラスが体育をしているらしい



4月とはいえまだまだ肌寒い春先に外で体育なんて気の毒だなぁと思いながら

窓から差し込む光についウトウトして、いつのまにか眠り込んでしまっていた

⏰:08/02/25 01:49 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#580 [みぉり]
「・・・・瀬戸さんっ」


あ「ふぇっ?!」


突然、誰かに肩を叩かれて目が覚めるとそこにはクラスメートの女子が

その子は笑いながら


「園田さんが呼んでるよ?」

と扉の前にいる有希を指差した

⏰:08/02/25 01:52 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#581 [みぉり]
あ「あれー?有希どしたの?」


私は有希に話しかけながら、笑って近づく



有「・・・・あかりちゃん?今何時か知ってる?」

あ「え?」



有希の言葉に教室にある壁掛け時計に目をやるー・・・・


現在の時刻:12時35分

⏰:08/02/25 01:54 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#582 [みぉり]
あ「えっ!!!???」


私の最後の記憶はー・・・・2時間目なんですけどっ!!??


有希は私のその様子を見て、大体のことを理解したらしく肩を落として"ご飯いくよ〜"と言ってさっさと歩き始めてしまった


あ「待ってぇ〜っ!!」


私は慌ててお弁当を持って、起こしてくれた女の子に御礼を言って有希のあとを追いかけた

⏰:08/02/25 01:57 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#583 [みぉり]
屋上について、いつもの場所に座ろうとハシゴに足をかけると

ふとフェンスの横に置かれている何かに気づいた


有「どしたのー?」


先にハシゴを登りきっていた有希が上から声をかける


あ「んー?なんか・・・フェンスのとこに・・・・」


私は有希の問いかけに答えながら、フェンスの横にあるものに近づく

⏰:08/02/25 02:04 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#584 [みぉり]
拾い上げたそれはー・・・


あ「眼鏡だ・・・・」


なんか見覚えがあるんだけど・・・・気のせいかなぁ

とりあえず拾った眼鏡を胸ポケットに差し込んで、ハシゴを登る

⏰:08/02/25 02:06 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#585 [みぉり]
有「なにがあったの??」

あ「ん・・・これ」


私は今さっき拾った眼鏡を胸ポケットから取り出して有希に見せる

ふちが赤茶色の眼鏡・・・・




どっかで見たことあるような気がするんだけどー・・・



有「あれ・・・・この眼鏡って」

あ「え?有希心当たりあるの?」

⏰:08/02/25 02:12 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#586 [みぉり]
有「いや・・・・でも、最近この眼鏡かけてる人に会ったんだよね私」

あ「え?誰??」

有「今泉恭平」




あぁぁぁぁっ!!!!!!



有希の答えに思わず手を叩いて"そうだよ"と叫んだ

⏰:08/02/25 02:13 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#587 [みぉり]
この眼鏡!!今泉さんのだ!!


私は"間違いないよ"と言いながら有希の記憶力の良さに感動してしまった


あ「有希・・・あの保健室で会ったきりなのによくわかったね」

有「だってこの眼鏡かけて似合う人なんてそうそういないし、かっこよかったから印象に残ってたの(笑)」


笑いながらそういう有希に"確かにそうかも"と私も笑って二人でお昼ご飯を食べ始めた

⏰:08/02/25 02:17 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#588 [みぉり]
お昼を食べ、有希と別れて教室に戻る途中、11組の教室を覗いて今泉さんを探す

眼鏡がなくてきっと困ってると思ったから・・・



でも教室中を見回しても今泉さんの姿は見当たらない


私は近くにいた女の子に


あ「ね、今泉さん・・・どこにいるか知らない?」


と問いかけた

⏰:08/02/25 02:19 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#589 [みぉり]
「今泉君なら・・・2時間目が始まる前だったかな、体調悪いからって教室出て行ったきり見てないよ」

あ「そうなんだ・・・・ありがとう」



私は女の子にお礼を言うと眼鏡を胸ポケットに差し直して教室に戻った



・・・・凪の姿はまだ教室にはなかった



あ、もしかして・・・・凪と今泉さん一緒にいるのかな

⏰:08/02/25 02:22 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#590 [みぉり]
そんなこと一瞬考えたけど・・・・そんなわけないか(笑)


優等生の今泉さんが凪と一緒に授業をさぼるなんて考えにくい


私は5時間目の用意をして"しっかり起きてなきゃ"とひどく当たり前なことを考えながら残りの授業を受けた



凪は帰りのSHRになっても帰ってこなかった

⏰:08/02/25 02:30 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#591 [みぉり]
放課後・・・・今泉さんと約束したとおりに屋上へ向かう

マスターキーを持っていることは誰にも秘密だから、屋上へ入ることはせずその扉の前で待つことにした




遅いなぁ〜・・・・




昨日、暗室の前でバッタリ会った時間を過ぎても今泉さんは来ない

⏰:08/02/25 02:34 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#592 [みぉり]
ちょっと不安になってメールをしようと携帯を取り出した

ピッ・・・ピッ・・・


途中までメールを打ってふと考える



・・・・電話しちゃお(笑)



メールをして返事を待つよりも電話で直接訊く方が早い

そう思った私は今泉さんの番号を探し出してその番号に電話する



プルルル・・・・プルルル・・・・

⏰:08/02/25 02:38 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#593 [みぉり]
でないなぁ〜・・・・


私は首をかしげながらも電話を切り、自分のマスターキーで屋上に入ることにした



もし、あとで今泉さんにどう入ったのか訊かれたら・・・・たまたま開いてたって言えばいいだけ



本当はすぐに帰ってもよかったんだけど・・・・


あの今泉さんが何も連絡をしないなんて違和感を感じずに入られなかったからもう少し待とう

⏰:08/02/25 02:44 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#594 [みぉり]
そう思って屋上のフェンスへと近づいて・・・・グラウンドを眺めた



放課後のグラウンドでは色々な運動部が走ったり・・・ストレッチしたりしている姿がみえる




・・・・もちろん、"真野篤"の姿もそこにはあった

⏰:08/02/25 02:46 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#595 [みぉり]
放課後のこんなに多くの生徒の中で走っている"真野篤"を見るのは初めてで、1時間目と同様に不思議な感じを受けた



あーやって笑うんだ・・・・



部員と話をしながら一緒にランニングをしている姿を見てふとそんなことを思う


私はグラウンドを見ることに夢中になっていて、扉が開いて人が入ってきたことに気づいていなかった

⏰:08/02/25 02:49 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#596 [みぉり]
カシャ・・・カシャ・・・・


突然聞こえたシャッター音に驚いて、横に振り返るとそこにはカメラを構えた今泉さんが立っていた



あ「今泉さんっ///また不意打ちっ///」


私はわたわたしながらフェンスを離れて今泉さんの元へと歩み寄る


恭「すいません・・・つい(笑)」

⏰:08/02/25 02:55 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#597 [みぉり]
今泉さんは申し訳なさそうに笑いながら、カメラをおろした

眼鏡を外したその顔が、眼鏡をしているときよりも

ずっとずっと、かっこよくて私は自分の心臓がドキドキしていることに気づいた



何コレ・・・///



今泉さんはじっと顔を見つめる私の視線に気づいたのか口を開いた

⏰:08/02/25 03:05 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#598 [みぉり]
恭「あ、眼鏡ないんで・・・何もそんな不思議そうな顔しなくても(笑)」


今泉さんのその言葉に慌てて我に返り、またまた顔が赤くなってしまった



そうだ!赤くなってる場合じゃないよ私!!



自分に言い聞かせて、胸ポケットから慌てて眼鏡を取り出して今泉さんに差し出す

⏰:08/02/25 03:08 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#599 [みぉり]
あ「あの・・・コレ」


差し出した眼鏡を見て今泉さんは目を丸くして驚いている


あ「あ、お昼を有希と一緒に食べてて・・・その時に見つけたんです。きっと今泉さんのだとうと思って」


私の話を聞きながら今泉さんは眼鏡を受け取ると

"ありがとう"とにっこり笑って眼鏡をかけた



恭「・・・・どうして屋上に眼鏡があったか聞かないんですか?」

⏰:08/02/25 03:12 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#600 [みぉり]
あ「え?・・・・あ、そうか」


そういえばそうだ。


そもそもなんで屋上に今泉さんの眼鏡があったんだろう


1時間目に会ったときは間違いなくかけていたのだからー・・・


それ以降に今泉さんがここに来たから置いてあったに違いないのに


そのことを考えることをすっかり忘れていた

⏰:08/02/25 03:14 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#601 [みぉり]
私が手を叩いて"それ考えるの忘れてました"というと

今泉さんはふっと笑って再びカメラを構えた

カシャ・・・


あ「えっ?!」



私があたふたしているにも関わらず今泉さんはシャッターを切り続ける


カシャ・・・・カシャ・・・カシャ・・・

⏰:08/02/25 03:21 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#602 [みぉり]
あ「なっ///なんでいきなり///」


私は恥ずかしくなってカメラから逃げようと体の向きを変えるが


今泉さんはすぐに私の前に回りこんでシャッターを切る


カシャ・・・




なっ///なんでいきなりぃ〜!?!?!?

⏰:08/02/25 03:24 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#603 [みぉり]
あ「ちょっ・・・ちょっと待ってください///」


カメラのレンズに手をあてて撮れないようにして今泉さんの動きを止める


今泉さんはカメラを下ろして、昨日と同じように困った顔で私を見る


あ「あのっ///不意打ちはちょっと///」


私が必死に訴えると、今泉さんはうーんと首を傾げて何か考えている様子

⏰:08/02/25 03:28 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#604 [みぉり]
恭「・・・俺が黙ってカメラを向けて・・・瀬戸さんは普通にできますか?」


予想もしてなかった突然の質問に


あ「え・・・・あの・・・それは・・・・」


私はおろおろしてしまうが・・・心の中では

"多分、無理です。"

と訴えていた(泣)


黙り込んだ私からその意を感じた今泉さんは

にっこり笑ってある提案をする

⏰:08/02/25 03:34 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#605 [失礼します]
>>450-650

⏰:08/02/25 11:22 📱:D705imyu 🆔:XA3jORpE


#606 [みぉり]
>>失礼しますサン
アンカーありがとうございます

⏰:08/02/25 14:41 📱:N904i 🆔:jas0V3Zk


#607 [みぉり]
>>604から

恭「黙って撮るのより、おしゃべりしながら撮るほうが楽しいと思いませんか?」


あ「え・・・・おしゃべり・・・・ですか?」


私が聞き返すと今泉さんはにっこり笑って頷く


恭「撮られることばかり気にするよりやり易いと思いますよ」

⏰:08/02/25 14:45 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#608 [みぉり]
確かに・・・・その方が絶対、緊張もやわらぐし

何より"撮られてる"感が少なくて良さそう




私は今泉さんの提案にコクンと頷いた



すると今泉さんは再びカメラを構えて私に話しかけ始めた

⏰:08/02/25 14:53 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#609 [みぉり]
恭「じゃー・・・・名前とクラスは?」

あ「え?今泉さん知ってるじゃないですかっ(笑)」

恭「とりあえず初めですからねー・・・・簡単な質問から(笑)」



私はくすくす笑いながらも名前とクラスを答えた


カメラを必ずしも見なくていいと今泉さんに言われたので


目線は遠くを見るようにしする

⏰:08/02/25 14:59 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#610 [みぉり]
カシャ・・・カシャ・・・


シャッター音もさっきより全然気にならなくなってきた


恭「誕生日は?」

あ「5月20日」


カシャ・・・


恭「血液型は?」

あ「AB型」

カシャ・・・

⏰:08/02/25 15:04 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#611 [みぉり]
恭「あー・・・なんかそんな感じ(笑)」

あ「え?」

カシャ・・・


今泉さんの言葉の意味を聞こうと顔を向けた瞬間、


シャッターを切られた


あ「・・・・っ///」

恭「いや・・・AB型っぽいなぁって(笑)」

⏰:08/02/25 15:06 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#612 [みぉり]
顔を真っ赤にしてしまった私を見て

今泉さんはカメラを下ろしてくくっと笑う



あ「う〜///」


私は恥ずかしくて、両手で顔を覆ってしまった

⏰:08/02/25 15:12 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#613 [みぉり]
恭「・・・・今日はこの辺にしましょうか」

あ「え?」


今泉さんはカメラを肩に掛けながらにっこり笑う



恭「俺のせいで・・・始める時間も遅くなっちゃいましたし・・・」


あ「あ・・・いえ、」


そういえば・・・今泉さんなんで遅れたんだろう

体調悪かったから寝てたのかな?

それでも私との約束守って・・・ここに来てくれた・・・のかな

撮影も私がやりやすいように考えてくれて・・・




あ「・・・えと・・・ありがとうございました」

恭「え?」

⏰:08/02/25 15:21 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#614 [みぉり]
私の"ありがとう"に今泉さんは首を傾げてる


あ「あっ///・・・あの、撮影とか・・私がやりやすいようにって色々考えてもらって・・・ありがとう」


私は慌てて言葉を付け足してから、今泉さんに向き直ってお礼を言った


恭「・・・・・っ///」

⏰:08/02/25 15:25 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#615 [みぉり]
ぐいっ

あ「ひゃっ・・・・」


一瞬、何が起こったのかわからなかった

突然腕を引っ張られて、何かに包まれたことと





・・・・それが今泉さんの腕の中であるということ



それがわかるのに数秒かかった

⏰:08/02/25 15:36 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#616 [我輩は匿名である]
おもしろいです

⏰:08/02/25 22:30 📱:D705i 🆔:n6XXvw8E


#617 [我輩は匿名である]
>>328ー615

⏰:08/02/25 23:06 📱:SH902iS 🆔:lPzqGwU.


#618 [我輩は匿名である]
>>328ー610

⏰:08/02/25 23:10 📱:SH902iS 🆔:lPzqGwU.


#619 [みぉり]
>>616の匿名さん
コメントありがとうございます頑張ります

>>617、618の匿名さん
アンカーありがとうございます

⏰:08/02/26 01:28 📱:N904i 🆔:vRiEU6FQ


#620 [みぉり]
>>615から

あ「い、今泉さん?///」


なんで抱きしめられてるのか、わけがわからなかったけど

なぜかとっさに、今泉さんの名前を呼んだ


でも・・・


恭「・・・・・・・・・」


今泉さんは何も応えてはくれない

⏰:08/02/26 01:51 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#621 [みぉり]
あ「あのっ・・・・////」


腕から抜け出そうと動いてみるも・・・・


ぎゅうっ



もっと強く抱きしめられてそれは叶わない



あ「〜〜〜〜っ/////」




なんで?

⏰:08/02/26 01:53 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#622 [みぉり]
なんでこの人は私を抱きしめてるの?



・・・・・また、からかわれてるの?



金曜日の暗室での出来事

そして今のこの状況


それから・・・・中学の時のこと


その全てが頭の中を駆け巡る

⏰:08/02/26 02:03 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#623 [みぉり]
あ「・・・・・・ッ」


いやだ・・・いやだよ・・・


またこうやって・・・・


からかわれて振り回されるのは・・・・


もう・・・


あ「・・・・・・・いや」

恭「からかってるわけじゃないから」

⏰:08/02/26 02:06 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#624 [みぉり]
あ「・・・・・え?」


今泉さんは私を抱きしめたままもう一度繰り返す


恭「・・・・・からかってるわけでも、ふざけてるわけでもない」



私は驚きで声が出ない



なんで私の考えていることがわかったの?

⏰:08/02/26 02:13 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#625 [みぉり]
あ「・・・・なんで」


恭「・・・・・・・・・・」



私の問いに今泉さんはまた・・・黙ってしまった



恭「・・・・き・・・だから」

あ「・・・?」

⏰:08/02/26 02:32 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#626 [みぉり]
今泉さんが何か呟いたけど・・・・よく聞こえない


あ「今、なんて・・・・」



バッ



今度は突然、両腕を捕まれた状態で体を離される


顔をあげるとそこには真剣な今泉さんの顔があった

⏰:08/02/26 02:42 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#627 [みぉり]
恭「・・・・瀬戸さんが好きだから」

あ「・・・・・え?」



何を言ってるの?



多分、今の私の顔にはそう書いてあると思う



だって今泉さんと知り合ったのは先週だよ?


なのに・・・私を好き?

⏰:08/02/26 02:47 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#628 [みぉり]
今泉さんから顔をそらすために私は俯く

そして・・・・一呼吸してから口を開いた


あ「・・・・・冗談」

恭「"冗談はやめてよ""何かの罰ゲーム?"」



!!!!



あ「なんでっ・・・・」

⏰:08/02/26 02:54 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#629 [みぉり]
私が・・・・しつこく告白してくる人を振るために


中学の時に使っていた・・・・言葉


それをどうして・・・・・




あ「どうして・・・・知ってるの」

⏰:08/02/26 03:06 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#630 [みぉり]
顔を上げて今泉さんを見るとー・・・・


今泉さんはいつもみたいににっこり笑って




恭「さて、どうしてでしょう?」



そう言って掴んでいた私の腕を離した

⏰:08/02/26 03:11 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#631 [みぉり]
今泉さんのその笑顔が・・・・私の考えを全部見透かしているようで


私はまた俯いて今泉さんから目をそらした



あ「・・・・っ・・・やっぱり・・・からかってるんでしょ?」


恭「・・・・・今はそう思われてもかまわないよ」


今泉さんの声のトーンがひとつ低くなる

⏰:08/02/26 03:17 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#632 [みぉり]
恭「今はそう思われてもいい・・・でもこれだけはちゃんと聞いて」



その声になんとなく・・・・顔を上げるように促されているようで


私は自然と今泉さんに向き合う




恭「俺は、ずっと瀬戸あかりが好きだった」




瞬間、風が通り抜けて私の中学の記憶がフラッシュバックする

⏰:08/02/26 03:30 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#633 [みぉり]
この感覚・・・・・どこかで・・・・



あ「前に・・・・どこかで・・・・」



自然と言葉に出していた


その私を見て今泉さんは一瞬驚いて・・・

でもすぐににっこり笑って"さぁ"と言うだけだった

⏰:08/02/26 03:39 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#634 [みぉり]
それから・・・・

今泉さんはズレ落ちていたカメラを肩に掛けなおして私に向き直り


恭「明日からも・・・・撮影に付き合ってくれる?」


静かに問いかける


あ「・・・・・・」


私は何も応えることができない



告白された人と・・・・一緒になんていられない

⏰:08/02/26 03:49 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#635 [みぉり]
それがいつもなら思うだろう私の気持ち

でも・・・・なんでか・・・・今は

明日からも会うことを"いや"と思わない


何も応えない私に今泉さんは再び口を開く




恭「今日みたいなことは二度としない、約束する」

あ「・・・・・・・」

⏰:08/02/26 03:52 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#636 [みぉり]
恭「指一本も触れないから・・・・でも、俺の気持ちを疑わないで」


今泉さんから目をそらせない



あ「・・・・・約束・・・ですよ」




気づいたら私はそう呟いていた

⏰:08/02/26 03:58 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#637 [みぉり]
恭「・・・・あぁ、約束する」


今泉さんはいつもみたいなにっこり笑顔じゃなくて・・・・


もっと子どもみたいな・・・くしゃっとした笑顔でそう言った



恭「・・・・さて、帰りましょう」

あ「・・・・はい」


今泉さんが私に背を向けて歩き始める

⏰:08/02/26 04:04 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#638 [みぉり]
私はその後ろ姿を見つめながら・・・・


自分の中にある不思議な感覚に戸惑っていた



今までずっと・・・・中学の"あの時"から・・・・


誰かに"好きと言われる"ことがあっても


ずっと信じられなかった

⏰:08/02/26 04:08 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#639 [みぉり]
・・・・・でも


有希の涙を見た時から・・・・私の中で少しずつ


"好き"に対してこれまでと違う感覚が生まれ始めてる



なんだろう・・・・変な感じ

⏰:08/02/26 04:14 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#640 [みぉり]
そのまま今泉さんと正門まで一言も交わさぬまま歩いた



恭「・・・じゃあ、また明日」

あ「はい・・・また」



それだけ言うとお互いに背を向けてそれぞれの家路についた

⏰:08/02/26 04:22 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#641 [みぉり]
【アンカー】
読んでいただいてる方へ
よろしければご活用ください(o´・ω・`o)

>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650

⏰:08/02/26 04:27 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#642 [みぉり]
>>640から

━━――──……‥
恭平side


キィー・・・ガチャ・・・・



「あれ?どうした恭平」



兄貴がカウンターから俺に声をかける

⏰:08/02/26 15:37 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#643 [みぉり]
恭「ん・・・・・ちょっと」


「・・・・・・そか」



俺は力なく応えると一番奥のカウンターに座ってつっぷした

兄貴は何も聞くことなく戸口へと歩いていった



コト・・・・


何かが置かれた音に顔を上げる

⏰:08/02/26 15:47 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#644 [みぉり]
そこにはカクテルの入ったグラスがあった



「・・・・好きだろそれ」



声に反応して兄貴を見ると兄貴は黙ってシェーカーを磨いていた



恭「ん・・・・・ありがと」



俺は静かにグラスをとって中の白い半透明な液体を見つめた


XYZ・・・・俺が一番好きなカクテルで・・・・



まさに今の俺の状態

⏰:08/02/26 16:01 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#645 [みぉり]
一口飲んでからそのままぼんやりと・・・カクテルを見つめていた


それからどれくらいたったか・・・・


ふと顔を上げて、店内にカウンター側の小さな時計を見ると


時刻を5時半を示していた



あれ・・・もう開店している時間じゃ・・・・


そう思って兄貴に眼を向けるとー・・・・

⏰:08/02/26 16:06 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#646 [みぉり]
「今日は・・・・気分がのらねぇから・・・な」



そういって自分で作ったカクテルをグラスに注いで静かに飲んでいた




恭「・・・・・ありがと」



俺が呟くようにいうと"何がだよ"って笑って戸棚のレコードを整理し始める

⏰:08/02/26 16:10 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#647 [みぉり]
兄貴も俺も何も言わずに・・・ただ黙って・・・カウンターに座ってカクテルを飲んでいた






昼間・・・・凪の話を聞いてから

俺はひとつの大きな決心をした




瀬戸あかり・・・・


あいつが"好きと言われること"を信じることができるようにしたい

⏰:08/02/26 16:14 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#648 [みぉり]
恭「・・・・にしていきなりすぎたよなぁ」


屋上での出来事を思い出して俺は思わず苦笑いした



まぁ・・・・きちんと気持ちを伝えて・・・


それからあいつが俺を受け入れてくれなくてもいいから・・・


・・・・俺のあいつを思う気持ちは本物だって信じてもらえれば



それで・・・・

⏰:08/02/26 16:18 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#649 [みぉり]
俺はカクテルをぐぃっと飲み干すと携帯を取り出して

メール画面を開いた


ピッ・・・・ピッ・・・・

⏰:08/02/26 16:27 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#650 [みぉり]
━━――──……‥
あかりside


〜♪〜♪


突然鳴り出した携帯の着メロに画面を開く

ピッ・・・・



!!!!



今泉・・・さんだ

⏰:08/02/26 16:29 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#651 [みぉり]
----------------------
Date 4/14 20:18
From 今泉恭平
Sub  無題

今日の撮影・・・遅刻してすいませんでした。
それから、突然あんなことをしてすごく驚かせてしまったと思う・・・
本当にすいません
でも、俺の気持ちは疑わないで欲しい
それ以上は何も望まないから・・・・って俺のわがままばかりで申し訳ないですが

明日からは、いつもと同じでいて下さい
撮影は図書室でお願いします。
ではまた明日・・・おやすみなさい

   ----END----

ピッ・・・

⏰:08/02/27 00:13 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#652 [みぉり]
携帯を静かに閉じてそのままベットに倒れこむ



はぁー・・・・



やっぱり・・・・信じられないよ

いきなり"好き"って言われても・・・・

だって知り合ったの先週だよ?

⏰:08/02/27 00:32 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#653 [みぉり]
もう一度携帯を開いて画面を見つめながら

屋上での出来事を思い返す



あ「・・・・・っ///」


思い出すだけで恥ずかしくなる


あんなふうに抱きしめられたのなんて・・・・


金曜日の出来事を含めて2回目

⏰:08/02/27 00:41 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#654 [みぉり]
・・・・・今泉さん


なんで・・・・私の"あの言葉"を知ってたんだろう


あの言葉を使ったのは・・・・中学までなのに



私のこと"ずっと好きだった"って言ってた・・・・



でも・・・私の記憶をいくら手繰り寄せても今泉さんを見つけることができない

⏰:08/02/27 00:47 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#655 [みぉり]
あ「わけわかんないよ・・・・・」



考えても考えても整理のつかない頭・・・・




もー・・・・考えるのやめよう


とにかく、明日からも普通に撮影することになったんだし!!


変に意識しないようにしよう!!

うんっ!!


自分に言い聞かせて布団にもぐりこむといつのまにか眠ってしまったー・・・

⏰:08/02/27 01:14 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#656 [みぉり]
━━――──……‥

うそでしょ・・・・



一日の時間が過ぎるのはあっという間


朝から学校に来てから教室の時計に目を向ければお昼を示している




有希に会って昨日のことを相談しよう・・・・


そう思ってたのに・・・


ピッ・・・

⏰:08/02/27 01:23 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#657 [みぉり]
----------------------
Date 4/15 11:58
From 有希
Sub  無題

連絡するの遅くてごめんー((( ;゚Д゚)))
実は朝から首を寝違えてしまって・・・・病院行ったら思いのほか時間かかってさ↓↓

午後から学校行くからお昼一緒できないฺ(ノへ・。)
ごめんね↓↓↓

   ----END----



なんで今日に限ってなの〜〜〜(涙)

⏰:08/02/27 01:30 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#658 [みぉり]
ピッ・・・


携帯をポケットにしまって



さて、お昼どこで食べようかな〜


いつも屋上だから・・・・中庭とか行ってみよ



そう思い立った私はお弁当片手に階段へと向かう

⏰:08/02/27 01:39 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#659 [みぉり]
4階から3階へと階段を降りて


中庭により近い方の階段へ移動するために


・・・・・・・・・・"倉庫B"のある廊下を歩く




中庭に行くのは・・・・ここ通るしかないんだよなぁ



どうか・・・今泉さんに会いませんように

⏰:08/02/27 01:50 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#660 [みぉり]
放課後に会わなくてはならないとわかっているけど・・・・



でも・・・できることならその前には会いたくない



会いたくない・・・・じゃないか



どんな顔したらいいかわかんない・・・・


そのほうが正しいかも

⏰:08/02/27 01:57 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#661 [みぉり]
そんなことを考えながらぼぉーっと歩き


暗室の前を通り過ぎようとした瞬間




ガチャ



!!!!

⏰:08/02/27 04:10 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#662 [みぉり]
ドンっっ


あ「・・・・っぃた」



突然扉が開いたかと思うと

中から飛び出してきた(?)人とぶつかってしまった




「ごっごめんなさいっ!!!!」

⏰:08/02/27 04:13 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#663 [みぉり]
倒れこんでしまった私に差し伸べられた手ー・・・・


それを辿って見上げた先にあったのは




あ「あ・・・・・」



一昨日・・・暗室から走り去った人

・・・・・だと思う

⏰:08/02/27 04:25 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#664 [みぉり]
「?あのー・・・??」


その人は手を差し出したまま


じっと顔を見つめる私に不思議そうな顔をする


はっ((( ;゚Д゚)))


あ「あっ・・・ありがとうございます!!」



私は慌てて差し出された手を握り立ち上がるとお礼を言った

⏰:08/02/27 04:28 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#665 [みぉり]
「ケガ・・・ないかな?」

あ「あっ大丈夫ですッ!!」

「そう、なら良かった」


その人はにこっと笑うともう一度私に"本当にごめんね"と声をかけて

一礼し私が来た方向へ歩いていってしまった



私はその後姿を眺めて・・・・・


一昨日の暗室から出てきた女の人であることを確信した

⏰:08/02/27 04:32 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#666 [みぉり]
うーん・・・・

やっぱりどこかで見たことあるんだけどなぁ〜・・・


一生懸命考えてみるが・・・・・・・・・・・・・・・思い出せない




はぁ〜・・・・今泉さんのことといい、

私って記憶力なさすぎだなぁ〜(涙)

⏰:08/02/27 04:39 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#667 [みぉり]
自分の記憶力のなさに落胆しつつ、開きっぱなしになっていた暗室の扉を閉め、床に落としたお弁当を拾い上げ中庭に向かって歩き出す


階段を3階から降りていく途中




そういえば・・・あの人って写真部なのかな

暗室に出入りしてるってことはー・・・そうなんだよね?たぶん



ふとそんなことを考えた

⏰:08/02/27 04:46 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#668 [みぉり]
階段を降りきって、中庭に出る扉へ手を掛けた瞬間



ぐぅ〜・・・・・



ちょっぴり真面目に考え事をしているというのに

・・・・・なんて緊張感のない私のおなか(涙)


あ「うー・・・さっさとお弁当食べちゃお」

⏰:08/02/27 04:50 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#669 [みぉり]
「俺も一緒に食べてい〜?♪」



!!!!



あ「凪ぃっ!!!!????いつからそこいたのっ!!!!」



振り返ると両手一杯にパンやらおにぎりやらを抱えた凪がにっこり笑って立っていた

⏰:08/02/27 04:56 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#670 [みぉり]
凪「え?んー・・・・教室から?(笑)」


あ「後つけてたのぉっ?!」



凪はにへっと笑って"人聞き悪いなぁ〜"と私を通り越して先に中庭に出てしまった



あ「ちょっと・・・・ッもー・・・」



慌てて凪を追いかけると凪はすでに近くにあったベンチに座っていて


私においでおいでと手招きしている

⏰:08/02/27 05:02 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#671 [みぉり]
あ「・・・・・マイペース男めっ」


私は呟いて凪の横にストンと腰を下ろしてお弁当を広げた

凪は大量購入したらしいパンやおにぎりをパクパクと

それはおいしそうに食べてゆく



・・・・お子様っ(笑)



私はふっと笑ってお弁当を口に運ぶ


凪「あっ・・・・そのから揚げ食べたい」


凪が私のお弁当にあったから揚げを指差してねだる

⏰:08/02/27 05:07 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#672 [みぉり]
あ「えっやだっ!!これ大好きなんだかあげないよっ」


慌てて凪からお弁当を守るように体の向きを変えてから揚げをほおばる


凪「えー・・・・けちぃ」

あ「けちじゃないのっ!!これは私のエネルギー源なんだからだめっ!!」


凪とぎゃーぎゃーと言い合ってると、




カシャ・・・・

⏰:08/02/27 05:10 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#673 [みぉり]
私たちの前方からシャッター音が聞こえた


この音は・・・・・・・


私の心臓が一気に心拍数をあげる



ドキン・・・・ドキン・・・・



凪「盗撮やめてよぉ(笑)」


凪がシャッターを切った主に向かって声をかける

⏰:08/02/27 05:24 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#674 []
あげー

⏰:08/02/27 20:50 📱:SH903iTV 🆔:CXIjIUms


#675 [みぉり]
>>さん
あげていただきありがとうございます

⏰:08/02/28 00:37 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#676 [みぉり]
>>673から


「人聞き悪いですね、俺がいるの気付いてたでしょ?(笑)」



……やっぱり


この声は……今泉さん


私は顔をあげることも声を出すこともできないまま

⏰:08/02/28 03:11 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#677 [みぉり]
凪「恭ちゃんご飯はー?」

恭「ん…もう食べましたよ」

凪「そっかぁ」


凪と今泉さんの何気ない会話


それを聞きながら私はお弁当を見つめ黙っておかずを口に運ぶ




…………私、感じ悪い人だー(涙)

⏰:08/02/28 03:14 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#678 [みぉり]
凪「あかりぃ?」

あ「へっ!!??なっなに?!」


凪に呼ばれて思わず声がうわずる


凪「?どしたー?急に黙っちゃってさ」


あ「そっっんなこと…なぃょ」


図星すぎて声が小さくなってしまう

⏰:08/02/28 04:02 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#679 [みぉり]
目線はお弁当から外せない
……だって見上げたら今泉さんいるんだもん

どうしたらいいかわかんないよっ


また黙ってお弁当を食べ出したその時



ヒョイッ

⏰:08/02/28 04:21 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#680 [みぉり]
お弁当に手が伸び私の唐揚げを奪われてしまった



あ「!!!!!!ッ私の唐揚げがっ」


凪のやつめぇっ



私はキッと唐揚げを奪った手の先を見上げた


あ「なーぎーっっ」

⏰:08/02/28 04:25 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#681 [みぉり]
あ「………ッ!!」


目で追った先にいたのは唐揚げをおいしそうに頬張る今泉さん



凪だと思い込んでいた手は今泉さんだった



凪「あーっ!!恭ちゃんずるいー!!!」

⏰:08/02/28 04:28 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#682 [みぉり]
恭「……ぅまい」

凪「俺も食べたいっ……ってもーないじゃん(涙)」


凪が今泉さんに"ずるいっ"と喚いている横で

私はぽかんと今泉さんを見つめていた



恭「ごちそうさま」


はっ( ̄□ ̄;)!!

⏰:08/02/28 04:46 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#683 [みぉり]
恭「はいこれ」

今泉さんは私にジュースを手渡す


あ「?」

訳が分からず今泉さんを見つめると


恭「唐揚げのお礼です(笑)」

とにっこり笑った


あ「ぁっ…はい///」


やっぱり顔…まともに見れないよーっ///

⏰:08/02/28 05:02 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#684 [みぉり]
俯いて今もらったジュースを見つめていると


キーンコーンカーンコーン…


昼休み終了の鐘の音が…


恭「あ、予鈴だ」

あ「えっ!?やばい早く食べなきゃ」

凪「早くしないと置いてっちゃうよー♪」

あ「やだっ


私は慌てて残りを食べきり、暗室前で今泉さんと別れて凪と教室に戻った

⏰:08/02/29 07:41 📱:N904i 🆔:tE.s/mWs


#685 [みぉり]
席につくと私は思わず机につっぷしてしまった


………まさかあそこで会うなんて思わなかった



しかも凪がいるのにも関わらず今泉さん直視できなかったし…


こんなんで放課後に撮影できるの私っ!!??(涙)

⏰:08/03/01 18:35 📱:SH902i 🆔:ffpHaaME


#686 [みぉり]
【みぉりです
昨日、携帯を水没させてしまい古い携帯から更新しています携帯は異なりますが私自身が更新していまたす

⏰:08/03/01 18:38 📱:SH902i 🆔:ffpHaaME


#687 [みぉり]
>>685から

不安ばかりが募る中、時間だけは刻々と過ぎとうとう放課後になってしまった



はぁ…図書室いかなきゃ



足取り重く約束の場へむかう

⏰:08/03/01 18:42 📱:SH902i 🆔:ffpHaaME


#688 [みぉり]
【みぉりです】
携帯を新しくしましたこれからまた更新しますのでよろしくお願いします

⏰:08/03/02 07:26 📱:N905i 🆔:iUqFEL66


#689 [みぉり]
>>687から


カチャ…

4階の角部屋にある図書室の扉を開ける


軽くまわりを見回すが…今泉さんの姿はない



まだ…来てないのかな



ふっと緊張が和らぐ

⏰:08/03/02 07:29 📱:N905i 🆔:iUqFEL66


#690 [みぉり]
図書室は…1年時の校内案内っきり来ていないからほとんど初めてだ


中央にある学習スペースの机には3年生らしき人たちが数人勉強している




ここで撮影なんてできるのかなぁ

⏰:08/03/02 07:32 📱:N905i 🆔:iUqFEL66


#691 [みぉり]
扉の前でそんなことを考えていたら突然、後ろに気配を感じた


バッ


恭「しーっ」


振り返った先にいたのは口の前に人差し指をたてた今泉さん


あ「ーっ(小声)びっくりしたじゃないですかっ」

⏰:08/03/02 16:33 📱:N905i 🆔:iUqFEL66


#692 [みぉり]
恭「ごめん(笑)驚かすつもりはなかったんだけど」


今泉さんも小声で笑いながら口元にあてた指を下ろした


あ「…あの、本当にここで撮影するんですか?」


今泉さんに促されて一番端っこの学習スペースに歩きながら尋ねる

⏰:08/03/02 23:36 📱:N905i 🆔:iUqFEL66


#693 [みぉり]
恭「えぇ・・・・そのつもりですよ?」


またいつものにっこり笑いで話す今泉さんをやっぱり直視できなくて顔をそらしてしまった



う〜〜〜・・・・////



私は赤くなっているであろう頬を押さえて深呼吸する

⏰:08/03/03 05:55 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#694 [みぉり]
扉の前では突然の出来事だったし・・・とっさに普通にできたけど


改まって話さなきゃならない状況だと・・・・緊張してしまって仕方ない



あ「・・・・・あのぉ・・・どうやって撮影を?」



普通に普通に・・・と自分に言い聞かせて口を開いた

⏰:08/03/03 05:56 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#695 [みぉり]
恭「えぇ・・・瀬戸さんが好きな本を読んでる風景を撮る形にしようかと・・・・(小声)さすがにおしゃべりはここではできませんから(笑)」


周りを見回して肩をすくめて見せた今泉さんがちょっぴり子どもに見えてなんだか気持ちが落ち着いた



あ「ですよね(笑)・・・・本ってなんでもいいですか?」

恭「えぇ、俺は様子を撮らせてもらうだけなので・・・・」

⏰:08/03/03 05:59 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#696 [みぉり]
私は静かに席を立って本を探しに行く・・・・


色んな本が置いてあるけど私が一番好きなのはー・・・・




あ「あっあった」





本を手に取り今泉さんの元へと戻る

⏰:08/03/03 06:00 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#697 [みぉり]
恭「・・・・・詩集でしょう?」

あ「っ!!!!なんでわかったんですか?!?!?!」


まだ見せていない手中にある本が何かを言い当てられて驚いた


なんで?タイトルだって・・・・見えてないのに



不思議に思って首をかしげると今泉さんはくくっと笑って机に片手を突いて

その上にあごを乗せながら



恭「・・・・好きな人の好きなものくらい知ってるよ?(笑)」

⏰:08/03/03 06:05 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#698 [みぉり]
そういってふっと笑った


あ「〜〜〜っ///」


その笑顔と発言に、恥ずかしくなって思わず本で顔を隠す



恭「・・・・・やっぱり詩集ですね」



今泉さんに向けるように本を顔の前に持ったのでタイトルが見えたらしく"当たった"とちょっと得意げな声が耳に響く

⏰:08/03/03 15:55 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#699 [みぉり]
うー・・・・恥ずかしすぎる////


・・・・・今まで告白された後にこうやって本人と一緒にいることもなかったし


不思議な感じ・・・・



私はさっきのように深呼吸をして本を下ろすと今泉さんに向き合った

⏰:08/03/03 16:02 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#700 [みぉり]
あ「・・・・そういうこと恥ずかしいからあんまり言わないでください///」


恭「うーん・・・でも俺が瀬戸さんのこと好きななんだってしっかり信じてもらいたいし」


"ね"とにっこり笑って私を見つめる


あ「・・・信じるからやめてっていったら・・・?」

恭「それは嘘だね」


ズバっと一刀両断された

⏰:08/03/03 16:19 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#701 [みぉり]
恭「そんな簡単に信じてもらえるなら何年も想ったりしない」


ドキッ


今泉さんは一瞬、真剣な顔つきになって・・・でもすぐににっこり笑った



あ「っ///」

恭「それに・・・・そういうこと言った後の瀬戸さん・・・・おもしろいし(笑)」

⏰:08/03/03 16:38 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#702 [みぉり]
おもっ・・・・おもしろいぃぃぃ!!??


あ「・・・・おもしろくないですっ///」


今泉さんはくくっと笑って私に席に座るように促す


今泉さんの向かいに座ってすぐに本を開く


始めは向かいが気になっていたけど・・・・すぐに詩の世界に入り込んでしまった

⏰:08/03/03 17:38 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#703 [みぉり]
そのままずーっと読みふけって・・・・


今泉さんが向かいからシャッターを切ったり、撮影の角度を変えるためか立ち上がったりとしていたけど



私は変に意識することなくそのまま読み続けていた

⏰:08/03/03 18:14 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#704 [みぉり]
いつのまにかシャッター音は止んでいて


私が本を読み終えてふと顔をあげると・・・・



ドキッ


再び私の前に座っていた今泉さんは肘をついた手のひらに顔をのせたまま眠っていた

⏰:08/03/03 18:24 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#705 [みぉり]
周りを見回せば、他の生徒はほとんどいなくなっていて室内時計は6時すぎを示している




・・・・2時間以上よみふけっちゃったんだ




私は静かに伸びをして目の前の今泉さんを起こさないように本を棚に戻しに席を立った

⏰:08/03/03 18:27 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#706 [みぉり]
本を戻して席に戻りながらゆっくり今泉さんの・・・・・隣に座った


眼鏡がほんの少しずり下がってその間から見える長いまつげ


規則正しい呼吸を繰り返す唇




・・・・・キレイな顔

⏰:08/03/03 21:46 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#707 [みぉり]
この人が私を好きなんて・・・・・



やっぱり信じられない・・・・



私は今泉さんの傍らに置かれていたカメラに気づき、それを手に取った



画像の履歴をゆっくり見る




うわぁ〜・・・すごいキレイに撮ってくれてる

⏰:08/03/03 21:51 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#708 [みぉり]
恭「・・・ん」

夢中になって見ている横で今泉さんが身じろぎした


私は慌ててカメラを置くと向かいに座ろうとして立ち上がった拍子に椅子に足をぶつけてバランスを崩した



バタンっ



あ「痛たた・・・・!!??」

⏰:08/03/03 22:07 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#709 [みぉり]
恭「・・・・・ずいぶんな起こし方ですね」


私の下敷きになっている今泉さんが頭を抑えながら上半身を起こす


あ「ごっごめんなさいっ!!!!」


恭「俺は全然構わないけど・・・・この体勢はちょっとね」


今泉さんに言われて自分の今の体勢にはっとした

⏰:08/03/03 22:22 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#710 [みぉり]
今泉さんの膝にまたがって、だっこされている状態



あ「〜〜〜〜っほっ本当にごめんなさいっ////」



私は慌てて立ち上がると今泉さんも笑いながら立ち上がって大きく伸びをした


恭「ん〜・・・途中寝ちゃってすいません」

あ「いえ!!・・・・・私が読みふけっちゃったせいで」

⏰:08/03/03 22:54 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#711 [みぉり]
恭「いえいえ・・・おかげさまでいい写真撮れましたし」


椅子や机を直した今泉さんはカメラを持ってにっこり笑いかける



あ「そ・・・うですか///」



また心臓がドキッとして今泉さんから目をそらした


今泉さんはくるりと向きを変えて扉に向かって歩き出す


私はその後をついて図書室をあとにした

⏰:08/03/03 23:07 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#712 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:08/03/03 23:16 📱:D705i 🆔:qqKiGUec


#713 [みぉり]
>>匿名さん
アンカーありがとうございます頑張ります

⏰:08/03/03 23:20 📱:N905i 🆔:rNRFr3aQ


#714 [みぉり]
いつものように今泉さんと暗室の前で別れる


恭「じゃあ・・・明日は教室でお願いします」


今泉さんはドアノブに手を掛けながら私に言う


あ「あ・・・・はい、わかりました。それからっ///さっきは・・・ごめんなさい」


恭「あぁ・・・俺は嬉しいハプニングだったけど(笑)」


一瞬で真っ赤になった私の顔をみて今泉さんはくくっと笑って"じゃあ"と暗室に入ってしまった

⏰:08/03/03 23:40 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#715 [みぉり]
バタン・・・


私は扉がしまるとその扉におでこを当てるようによりかかった





はぁぁ〜・・・・



今泉さんの姿が見えなくなって緊張の糸が切れたのか大きなため息が出る

⏰:08/03/03 23:44 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#716 [我輩は匿名である]
がんばってください

⏰:08/03/03 23:48 📱:D705i 🆔:qqKiGUec


#717 [みぉり]
>>匿名さん
ありがとうございます未熟ものですが頑張りますので

⏰:08/03/04 00:04 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#718 [みぉり]
>>715から

今日一日は・・・心臓がドキドキしすぎてなんか変な感じ



寄りかかった体を起こして、ゆっくり教室へ向かう



・・・・寝顔キレイだったなぁ〜



今泉さんの寝顔をふと思い出しながら教室の扉をあけた

⏰:08/03/04 00:13 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#719 [みぉり]
ガラッ・・・・パチン


教室に入り電気をつけると窓際の席で眠っている凪が目に入った




あれ・・・・こんな時間まで何してたんだろう



私は自分のカバンを取ると凪を起こそうと声をかける



あ「凪ー?」


凪「ん〜・・・・」

⏰:08/03/04 00:40 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#720 [みぉり]
あ「こんなとこで寝てたら風邪引くよー?」


なかなかおきないので肩を揺すっていると凪がふと口を開いた



凪「ん・・・有希ぃ・・・・」




え?

⏰:08/03/04 00:48 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#721 [みぉり]
凪「・・・・ごめん、ごめん俺のせいで・・・・」



・・・・凪?



私は肩を揺する手を離して凪の寝言に耳を傾けた




有希に・・・・何を謝ってるの・・・・?

⏰:08/03/04 01:26 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#722 [みぉり]
凪「俺の・・・せいなんだ」


そう言う凪の目じりにはうっすら涙がにじんでいるように見えた


私はなんだか見ていられなくって・・・・・凪の耳元に顔をよせて


スゥー・・・・


あ「なーぎーーーーーーー!!!!!!!!おっきろ〜〜〜〜〜!!!!」


凪「うっわわわわわわっ!!!!!」



ガシャン・・・ッガタガタッ


大きな声で叫ぶと途端に目覚めた凪は椅子から転がり落ちた

⏰:08/03/04 01:30 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#723 [みぉり]
凪「あっ・・・あかりぃ??」

あ「お目覚めになりまして??(笑)」


私が声をかけると寝ぼけ眼の凪は目を擦りながら

立ち上がると転んだ拍子に打ったらしい腰を抑えて擦る

⏰:08/03/04 01:36 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#724 [みぉり]
凪「あれぇ・・・いつのまに寝てたんだ俺ぇ・・・?」


あ「そんなの知らないよ(笑)・・・・なんか嫌な夢でもみたの?」


凪「・・・・・え」


あ「・・・・なんども謝ってたよ?おれのせいでごめんって・・・・」


私は凪の顔色をこっそりうかがうように見ると

凪ははっと真剣な顔つきで口元を覆うように右手を添えている

⏰:08/03/04 01:42 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#725 [みぉり]
凪「・・・・他になんかいってた?」


真剣な顔つきのまま私を見つめる凪


いつものへらっとした凪と180度違う様子に戸惑いながらも私は"ううん、それだけ"と答えた


凪は"そっか"と呟くとすぐにいつもの凪に戻って"帰ろう"とカバンを持って教室を出た

⏰:08/03/04 01:46 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#726 [みぉり]
・・・・・・本当は"有希"っていってたけど



その言葉はなんだか言い出せなくて飲み込んだまま

凪の出て行った扉を見つめて・・・・その後を追った

⏰:08/03/04 01:56 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#727 [みぉり]
その帰り道は・・・二人ともなぜだか無言で


私はこの前の有希との帰り道を思い出して複雑な気持ちだった




あの帰り道の後・・・・話を聞いて有希の気持ちを知った


有希の力になりたいと思いながらも・・・・結局何も出来ないんだって無力な自分と


"好き"に対する感情の変化で戸惑いを抱き続けてるだけ

⏰:08/03/04 02:14 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#728 [みぉり]
情けないなぁ〜・・・・




心底そう思いながら凪と並んで歩く


大きな十字路で凪とは道を別れて一人で歩きながら


今日は顔を合わせなかった有希を思い出した

⏰:08/03/04 02:26 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#729 [みぉり]
・・・・有希は凪が好き


もし、凪が有希のその気持ちを信じなかったら・・・



有希はもちろん・・・すごく傷つくし、私も悲しい・・・な



・・・・でも悲しいって思う私だって今までずっと"好き"を信じないで来た

⏰:08/03/04 02:31 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#730 [みぉり]
きっと・・・これまで私はそうやって人をたくさん傷つけた


その私が・・・・本当の意味で・・・


人を"好きになる"気持ちをわかってるのかな



・・・・・・"真野篤"を好きって言い切ってもいいのかなぁ

⏰:08/03/04 02:34 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#731 [みぉり]
そんなことが頭の中をぐるぐると駆け巡る


あ「うー・・・またわけわかんなくなってきた」




・・・・・今泉さん


私のこと"何年も想ったりしない"って・・・・


一体いつからなの・・・?

⏰:08/03/04 02:40 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#732 [みぉり]
いつから・・・・好きでいてくれてるんだろう




考えたって答えのわかるわけのないことばかり考えて気づけば家についていた




はぁ・・・・きちんと本人に聞くのが一番なのに



恋愛ごとは苦手なんだよねぇ

⏰:08/03/04 02:42 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#733 [みぉり]
・・・・・今が"好き"に向き合ういい時期なのかもしれないな




私は大きく息を吸い込むと玄関の扉をあけた


あ「ただいまー」

⏰:08/03/04 02:49 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#734 [みぉり]
━━――──……‥
恭平Side

〜♪〜〜〜♪


暗室で作業をしていた俺の携帯が突然鳴り出す


画面表示を確認しないでそれを手に取った



ピッ・・・・


恭「はい・・・・」


『あ、今泉くん???私ー・・・・』

⏰:08/03/04 02:54 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#735 [みぉり]
その声に片手で作業しようとしていた動きが止まる









恭「・・・・・・・・・・相原」


俺は電話の主の名前を呟いて、ソファに四肢を投げ出すように座り込んだ

⏰:08/03/04 02:57 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#736 [みぉり]
『わかってくれてよかった』


電話先から嬉しそうな声が聞こえる・・・・が俺にとっては耳障りこの上ない


恭「なんですか・・・・・・・お前とはもう終わりだっつただろ」



俺はイライラしながら現像されて浮かび上がった写真の1枚を手にとって話す



『そ・・・うなんだけど・・・・ねぇ、突然どうして』

⏰:08/03/04 03:55 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#737 [みぉり]
恭「・・・・・・・・お前には関係ない」



瀬戸が詩集を真剣に読んでいる写真をみつめて静かに言い放った



恭「それに・・・・元からそういう契約だったろ」


『それは・・・・そうだけど・・・でも突然すぎるよ』


恭「突然でもなんでもない、元々お前からの提案だったろ・・・"俺の好きなタイミングでおしまいにする"」


『・・・・・ん、そうだね。・・・・ちょうど潮時なのかもね』



電話先の声がややトーンを落として寂しげに呟く

⏰:08/03/04 04:02 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#738 [みぉり]
俺はほんの一瞬だけ"相原"に申し訳なさがこみ上げた



・・・・でもこの関係を作ったのはこの女で、お互いに割り切った関係でいた


俺はそう思い直して再び電話先に強い口調で続ける



恭「とにかく・・・・終りだから・・・・・お前も彼氏にばれるとまずいでしょ」

⏰:08/03/04 04:08 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#739 [みぉり]
そう言うと"相原"は黙ってしまった



俺は半ばイライラしながらも瀬戸の写真を見つめて気を紛らわす




『・・・・うん、・・・ちょっと気づいてるっぽいし』


恭「そ・・・まぁ、がんばれよ・・・じゃあ」



俺はそういって電話を切ろうとボタンに指をかけた

⏰:08/03/04 04:12 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#740 [みぉり]
『ちょっと待ってっ・・・・・今日図書室にいたでしょ?』



!!!!



俺は思わず言葉につまる


恭「っ・・・・・なんで知ってるんだよ」



『・・・・・たまたま行ったら・・・頬杖ついて寝てるのみた』

⏰:08/03/04 04:15 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#741 [みぉり]
タイミングが悪い・・・・・それならきっと



向かいにいたあいつにも気づいただろう


俺のその気持ちを読んだのか・・・・"相原"は言葉を続ける



『向かいにいた子・・・・あの子・・・今泉くんの・・・?』



・・・・たぶん、"彼女"か"好きな子"そんなことを言いたいのだろう

⏰:08/03/04 04:22 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#742 [みぉり]
恭「・・・・・・コンテストのモデル」


『え?コンテストって・・・・今度の?』


恭「あぁ・・・・・凪の友達でイメージに合ったから頼んだ」



俺はなんで"相原"にこんな説明してんだって思いながらも話すと


電話先の声は"へぇ〜そうなんだ"と呟いて納得しているようだった



これで本当に最後だ・・・・そう思って"じゃあ"と声をかけると"ばいばい"そう聞こえたので俺は静かに電話を切った

⏰:08/03/04 04:34 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#743 [みぉり]
ピッ・・・・


携帯を閉じてそのままソファにぽんと放り投げて


起き上がり、途中だった現像作業に戻る



現像するための液体につけると1枚ずつ・・・・瀬戸の写真が浮かび上がってくる





なんで詩を読んでるだけなのに・・・・・こんなにコロコロ表情変わるんだか

⏰:08/03/04 04:42 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#744 [みぉり]
はっとしている顔、真剣な顔、涙ぐんでいる顔



・・・・・・満面の笑顔



1枚ずつゆっくりとその表情を見つめながら、張り巡らせたテグスに洗濯ばさみで写真を挟んで吊るしていく




・・・・ふぅ、コレで終りかな

⏰:08/03/04 05:09 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#745 [みぉり]
吊るし終わった写真を見回すと後片付けをして暗室に鍵を掛けた



ガチャ・・・・



廊下は真っ暗で、ふと腕時計を見てみれば9時をしめしていた




やべー・・・・校門しまってんな・・・・きっと



遅くまで残りすぎたとやや後悔をしながらも玄関へと急いだー・・・

⏰:08/03/04 05:12 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#746 [みぉり]
━━――──……‥
あかりside

⏰:08/03/04 05:20 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#747 [みぉり]
ブーッ・・・・ブーッ・・・・

ピッ・・・・


今泉さんからだ。


なんとなく予想はしていたので昨日みたいに


変に考えないようにメールを読む

⏰:08/03/04 05:25 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#748 [みぉり]
----------------------
Date 4/15 21:49
From 今泉恭平
Sub  無題

今日も一日お疲れ様でした。
瀬戸さんもリラックスして撮影ができるようになったみたいで・・・
俺としては嬉しい限りです(^^)
では明日は教室で・・・おやすみなさい

    ----END----


ピッ・・・ピッ・・・

メールを読んで、今日の撮影を思い返す

⏰:08/03/04 05:30 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#749 [みぉり]
・・・・・・・確かにシャッター音も気にならなくなったかも


まぁ、本を読んでたからかもしれないけど(苦笑)


そんなことを思いながらも返信の文面を打つ


ピッ・・・ピッ・・・

----------------------
Date 4/15 22:02
To  今泉恭平
Sub  無題

お疲れ様です☆
今日は久しぶりの図書室で・・・なんだか新鮮な気持ちでした
撮影もあまり緊張しなくなったので少しはお役に立ててるみたいで嬉しいです(^▽^)
また明日、よろしくお願いします
おやすみなさい

    ----END----

ピッ・・・

【送信完了】

⏰:08/03/04 05:43 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#750 [みぉり]
よしっ!!
明日も撮影がんばろうっ!!


私は明日の用意を・・・・時間割に"選択"の文字に気を止めつつも


眠りについた

⏰:08/03/04 06:26 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#751 [みぉり]
学校へと向かう道の途中ー・・・・


いつもよりも早めの時間に歩いていると道の先にひとつの後姿を見つけた




・・・・たぶん、凪っぽい



そんな風に思いながらなんとなく声をかけられずに後ろを歩く

⏰:08/03/04 06:33 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#752 [みぉり]
でも、ほんの少し歩くスピードをあげて凪との距離をつめてあることに気づいた



・・・・・肩からカメラ・・・・提げてる・・・?



凪の左肩には、今泉さんが使っているものと似た感じのカメラがその動きに合わせて揺れているのが見える





凪・・・・幽霊部員やめたのかな・・・


それとも、今泉さんと同じコンテストに出るのかなぁ

⏰:08/03/04 06:36 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#753 [みぉり]
あれこれ考えていると・・・・凪が学校へ向かう道と反対の路地へと入っていくのが見えた




・・・・・・どこ行くんだろう




こういう時に限って私の妙な好奇心がうずく





後つけちゃお(笑)

⏰:08/03/04 06:38 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#754 [みぉり]
凪はスタスタと入り組んだ路地を進んでいく



どこに行くのかなぁ



後をつけてるのがばれないように、でも凪を見失わないようにしながら歩く



いくつかの路地を抜けて、いくつかの角をまがると凪はある場所へと入っていく


………………公園?

⏰:08/03/04 08:44 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#755 [みぉり]
早朝の公園には人の姿はほとんどないが、晴天のため遊具のカラフルな色彩がより一層映えてなんだか懐かしい気持ちになる



私は公園に入らずこっそり凪の様子を伺う



凪はブランコに近づいて肩に掛けていたカメラをしっかり構えて写真を撮り始めた

⏰:08/03/04 08:51 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#756 [みぉり]
写真撮ってる……



それがコンテスト用なのか、単なる趣味写真としてなのかわからなかったけど…



こんな朝早くから撮りに来てるくらいだから…



幽霊部員でなくなったことだけは確かみたい


凪は次々に遊具を撮っていく


シーソー、砂場、ジャングルジム……


私はじっとその様子を見つめた

⏰:08/03/04 09:58 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#757 [みぉり]
凪のすぐ近くにある時計台の時刻はもうすぐ7:50になろうとしていた



やばっ…そろそろ行かなきゃ遅刻しちゃう



そんなことを考えながらソワソワするものの公園から凪がでてくる様子はない




もー…時間わかってるのかなぁ

⏰:08/03/04 10:04 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#758 [みぉり]
でも…もし今凪がここを出てきたら鉢合わせしちゃう

…………先にいこ


まだ撮影をしている凪をチラリと見てから静かに学校へ向けて歩きだした


さっきと同じ道をさかのぼり歩いて通学路へと戻る


道中出会う友達に挨拶しながら学校へ行った

⏰:08/03/04 10:10 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#759 [みぉり]
教室についてすぐに予鈴がなって石田先生が入ってきたー……と同時に後ろの扉から


凪「ーっセーフっ!!!」


凪が勢いよく滑り込んできた


その肩にはさっきまで持っていたカメラはない


………どこかに置いてきたのかな?

⏰:08/03/04 10:14 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#760 [みぉり]
凪「危なかったぁ〜…」

あ「ギリギリだっね(笑)」 


隣に腰を下ろした凪に笑いながら声をかけた


凪「あー…寝坊しちゃったよぅ(笑)」


凪はにへっと笑いながら目線を前に向ける



…………朝見ちゃったけど(笑)

⏰:08/03/04 10:18 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#761 [みぉり]
なんで凪がうそついたかわからないけど、後をこっそり付けた私がそこを聞くことはできない


ちょっとした謎ではあったけど"そっか"と私も答えて目線を前に向けた



━━―――………

2時間目の休み時間

選択授業のために12組にむかって凪と歩く

⏰:08/03/04 10:22 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#762 [みぉり]
今泉さんと11組の前で会って一緒に教室に入った



…………席はこの間と同じ

私の席の3席前には"真野篤"が座っている

⏰:08/03/04 14:03 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#763 [失礼します]
>>690-750

⏰:08/03/05 00:08 📱:D705imyu 🆔:XXTTG15s


#764 [みぉり]
>>失礼しますさん
アンカーありがとうございます

⏰:08/03/05 11:44 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#765 [みぉり]
>>762から
━━―――…………
恭平side

………またこの時間が来たなぁ


あいつに会えるという嬉しさの反面……




あいつが真野を好きなことを突き付けられる時間

⏰:08/03/05 11:50 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#766 [みぉり]
それが少しだけつらい…


恭「はぁ〜…」


……でもその横顔を見たいと思う



恭「…………ばかだよなぁ」

呟いて自嘲気味にふっと笑った

⏰:08/03/05 12:45 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#767 [みぉり]
授業が始まってからも俺はあいつを見つめながら

時に黒板を写して1時間を過ごす



……なんだかなぁ



一昨日、凪から話を聞く前に受けた授業と今では


少し気持ちに変化があることに気付いた

⏰:08/03/05 14:41 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#768 [みぉり]
俺は"真野には彼女がいるから"あいつは告白もしないだろう、その恋はかなわないだろうと思っていた


でもそれは違う


きっとあいつは真野に彼女がいなかったとしても告白しないだろう


…………誰かと付き合うことなんてしない…したくないんだと思う

⏰:08/03/05 17:03 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#769 [みぉり]
……人の気持ちを信じられないから


そんな自分が誰かを好きになることを


自分自身が許さないのだと思う


……………きっと


あいつの性格ならそう思ってるんだろうな

⏰:08/03/05 17:06 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#770 [みぉり]
だから人から"好き"と言われることを

…………俺があいつを好きなことを


信じてもらえたら少しはあいつの恋愛感が変わるんじゃないかって思う


………まぁ、相原と半端な関係を持っていた俺に説得力はないかもしれないけど

⏰:08/03/05 17:14 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#771 [みぉり]
あいつを想ってきた時間は嘘じゃないから


そこだけは………




信じてほしいんだ

⏰:08/03/05 17:16 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#772 [みぉり]
━━―――………
あかりside


落ち着かない


一昨日と同じように座って同じように授業をうけてるのに……



今泉さんの気持ちを知って、同じ空間に私の好きな人と私を好きな人………


その両方の存在といることが妙に不思議な感じがした

⏰:08/03/05 17:24 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#773 [みぉり]
うーん……

でも気にしたってこの事実は変わらないしなぁ…



私は"真野篤"の後ろ姿を見ながら考える



………それに今泉さんが本気とも今だに思えないし


誰かと付き合うことも付き合うわけもないんだから


あ「………まぁいっか」


呟いて授業に意識を移した

⏰:08/03/05 17:32 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#774 [みぉり]
━━―――……
お昼休み


有希とご飯しながら、今泉さんに告白されたことを話すと、有希は目を丸くして固まってしまった



あ「もしもーし有希さぁん?」



私の問い掛けに有希ははっとした様子で私に向き直った

⏰:08/03/05 17:41 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#775 [みぉり]
有「ごめんびっくりしすぎて…」

あ「ううん、私もびっくりしたしねー(笑)」


有「……………でもあかりの"あの言葉"を知ってたんだよね?」

あ「うん…………」

有「覚え…………ないの?」

⏰:08/03/05 17:46 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#776 [みぉり]
有希の言葉にもう一度記憶をたどる…


でも………



あ「やっぱり思い出せないんだよね」


有「そっか………撮影は続けてるんでしょ?」

あ「うん………なんか変な感じだけど」

⏰:08/03/05 22:34 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#777 [みぉり]
有「変……って?」


あ「なんていうのかなぁ…今までは告白されたら避けてきたし避けられてきたから…その後に話しをすることはあっても今みたいに一緒にいることなんてなかったから…」


有「うーん…確かに、今までのあかりのパターンにはないね」


あ「……信じてほしいって」
有「え?」

⏰:08/03/05 22:40 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#778 [みぉり]
あ「…俺の気持ちだけは信じてほしいって」


有「…………」


あ「そう言われたらどうしたらいいかわかんなくて……」


そう呟いてみつめると有希は黙って何か考えてるみたいだった


あ「有希?」

⏰:08/03/05 22:50 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#779 [みぉり]
有「……………信じる信じないはあかりの気持ちが決めることだけど……変に構えなきゃいいんじゃないかな」


あ「え?」


有「今泉くんはあかりが受けとめてくれなくてもいいっていったんだよね?」


あ「たぶん…意味的には」

⏰:08/03/05 22:55 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#780 [みぉり]
有「じゃあ、あかりは何も気にすることないよ。あかりの性格だと思わせぶりなことはできない、とか色々考えてるんだと思うけど…」


あ「……………」


有「あたりでしょ」




さすがは有希

⏰:08/03/05 23:12 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#781 [みぉり]
有希は"だてに一緒にいるわけじゃないよ"と私のおでこにデコピンしていたずらっこみたいに笑う


あ「………うー…」


私は額を押さえながら有希に"さすがです"と苦笑いした

⏰:08/03/05 23:23 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#782 [みぉり]
有「あかりが話したいように話せばいいし、聞きたいように聞いたらいいんだよ。うじうじ悩むのは…嫌いでしょ?(笑)」


あ「そ………だよね」



そうだよ

ぐじぐじするなんて私らしくないもん!!

聞きたいことは溜め込まないのが私だもん

⏰:08/03/05 23:26 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#783 [みぉり]
あ「ありがと有希っ!!!!」


私が笑顔で言うと有希は満足そうに"あかりの思うままにね"とにっこり笑った


そのまま有希と別れて教室に戻った私は


気持ちがふっと軽くなんだかもやもやが取れた感じだった

⏰:08/03/06 00:48 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#784 [みぉり]
━━―――………
放課後


恭「じゃあ…席に着いてノート開いてもらえますか?落書きでいいので何か書いてる様子を撮ります」

あ「はいっ!!」


10組で撮影を始めた

私は自分の席に座ってノートをひらく

⏰:08/03/06 09:39 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#785 [みぉり]
恭「んー…瀬戸さんの…好きな食物は?」


この前の撮影と同じように質問を始める今泉さん


私は答えながらも逆に質問するタイミングを伺う


今泉さんがどれだけ私を見てくれてるのか―…きちんと見ようって思ったから

⏰:08/03/06 09:42 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#786 [みぉり]
カシャ…カシャ…

私は落書きをしながら短い文字を綴った


今泉さんが至近距離にカメラを向けた時それに気付くように……


カシャ…カシャ……


今泉さんが私の前の席に座った時、それに気付いて一瞬"ん?"という顔でカメラを下ろした

⏰:08/03/06 09:45 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#787 [みぉり]
"私が好きな飲み物は?"


今泉さんは黙ってしまった
私はドキドキして待っていると今泉さんがペンを拾って文字を書き出す


私はじっとそのペンの動きを見つめた

⏰:08/03/06 10:32 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#788 [我輩は匿名である]
>>328-750

⏰:08/03/06 11:03 📱:D905i 🆔:/k.Sd4ZY


#789 [みぉり]
ペンをおいて私を伺うように今泉さんが顔をあげた

書かれた答えは"グレープフルーツジュース"


……………本当に知ってた

私は半ば驚きながら赤ペンでさっと文字のうえに丸を書いた


今泉さんは"当たった"とにっこり笑う


あ「………次の問題」


私はまた新しく質問を綴っては今泉さんに見せる

⏰:08/03/06 11:19 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#790 [みぉり]
>>匿名さん
アンカーありがとうございます

⏰:08/03/06 11:29 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#791 [みぉり]
>>789から

"1年のクラスは?""癖は?""仲良しの友達は?""家族構成は?"などなど…


今泉さんは私の問題をスラスラ解いていく


クラスも癖も、有希の名前も…お兄ちゃんがいることも知ってた


問題を出しては答えてもらう何回目かで今泉さんがペンを置いて口を開いた


恭「俺……ストーカーみたいだね(苦笑)」

⏰:08/03/06 11:39 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#792 [みぉり]
あ「えっ!?そんなこと思ってないですよっ!!??」


私の質問のせいでそう思わせてしまったとあわてて否定した


あ「…ちゃんと知りたかったの」

恭「え?」

あ「今までは…好きって言われても信じなかったしみんなすぐ諦めてくれてたから…本気に思えなかった」

恭「……………」

あ「でも今泉さんは信じてほしいって向き合ってくれたでしょう?」

⏰:08/03/06 12:00 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#793 [みぉり]
あ「だから私もきちんと向き合いたいと思ったんです……でもどうしたらいいかわかんなくて……」


今泉さんは黙って私の言葉を聞いてくれてる


お互いに目は反らさずまっすぐに見つめあったままで……


あ「考えて…私が聞きたいことを聞いてみようって思って…だからいろんな質問してどれくらい私を見てくれていたのかを知りたくて…」

⏰:08/03/06 14:23 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#794 [我輩は匿名である]
今泉サンかっこいい

⏰:08/03/06 14:32 📱:D705i 🆔:TwifQTAA


#795 [みぉり]
>>匿名さん
かっこいいですかありがとうございますまぁ…ちょいと冷たいとこもありますが(笑)これからもよろしくお願いします

⏰:08/03/06 16:33 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#796 [みぉり]
>>793から

あ「試すようなことをしてごめんなさい」


私は座ったまま机ぎりぎりまで頭を下げた


恭「…………」



今泉さんは何も言わない


私は顔を上げられなくて…怒られるのを覚悟して今泉さんの言葉を待つ



恭「…………ごめん」

⏰:08/03/06 17:29 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#797 [みぉり]
え?ごめんって……?


呟いた言葉の意味がわからなくて顔をあげられないまま私は机を見ていた、すると


ガタンッ…


今泉さんが急に立ち上がった


私は怒って教室を出ていってしまうんじゃないかとバッと顔をあげた瞬間

⏰:08/03/06 17:49 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#798 [みぉり]
あ「……何してるんですか?」


恭「いや…////ちょっと…」

今まで使っていたノートを顔の前で持って、まるで昨日の私みたいに顔を隠す今泉さん


あ「…………あの」


恭「ちょっとまってて」


そういって今泉さんはノートを下ろして私に背を向けてたった

⏰:08/03/06 20:58 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#799 [みぉり]
あ「はぁ…」

わけもわからずそのまま待つ私

すると30秒もしないで今泉さんはくるりと向き直った

恭「………いきなりすいませんでした///」

あ「いえ…あの、…私なんか変なこといいました?」

私が首を傾げて尋ねると今泉さんは一瞬困った顔をして……ふぅと息を吐いた

⏰:08/03/06 21:06 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#800 [みぉり]
そしてちょっと苦笑いしながら再びカメラを構えて言う

恭「そんなに真剣に考えてもらえるなんて思ってなかったから…嬉しかった……………で、嬉しさのあまり抱き締めたくなったから我慢してたんです(笑)」


さっきの不可解な今泉さんの行動の理由がわかり私は恥ずかしさと驚きで言葉を失った


カシャ…


あ「っ!!??/////」


今泉さんは顔を真っ赤にして金魚みたいに口をぱくぱくさせる私にシャッターを切った

⏰:08/03/06 23:13 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#801 [みぉり]
あ「いっ今泉さんっ!?///」

私はシャッター音にあたふたしていると今泉さんはカメラをおろしてにっこりと


恭「……ありがと」


と一言呟いてから顔をくしゃくしゃにして笑った


あ「いえっ////」

⏰:08/03/06 23:31 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#802 [我輩は匿名である]
更新早くて
アンカどこいったか忘れた

⏰:08/03/06 23:36 📱:D705i 🆔:RQXNt0IE


#803 []
きゅんきゅんすぎてやーばいっ

⏰:08/03/06 23:40 📱:SH903iTV 🆔:ysluJBVY


#804 [みぉり]
>>匿名さん
黙々と更新してたらかなり進んでしまいました
アンカー新しく立てますね

>>さん
きゅんきゅんしてもらえましたかすごく嬉しいことっす
もっときゅんきゅんしてもらえるように頑張りまっす

⏰:08/03/06 23:50 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#805 [みぉり]
【アンカー】
読者の皆様へよろしければご活用ください

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800

⏰:08/03/06 23:53 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#806 [みぉり]
>>801から

私は思わず俯く

そのうち、ガチャガチャと今泉さんがノートを閉じカメラを片付け始めた


うー…私っていっつもどきどきして赤くなってる気がする


そんなことを思いつつ顔を上げると今泉さんが"帰りますよ"といつもみたいに笑ったので私も一緒に教室を出る


いつもは暗室前で分かれてたけど、今日は校門前まで一緒に出て……そのまま帰宅した

⏰:08/03/07 00:04 📱:N905i 🆔:CrknX0xU


#807 [みぉり]
━━――………

次の日も、次の週もまた次の週も……毎日放課後は撮影をした


部室、音楽室、美術室、保健室…校内の色んな場所で色んな話をしながら


今泉さんが私と話す内容も質問から世間話になり


私も変に意識せず(相変わらず敬語だけど)気になることは聞いて…時には選択の先生の愚痴を話ながら過ごした

⏰:08/03/07 00:12 📱:N905i 🆔:CrknX0xU


#808 [みぉり]
有「楽しそう」

あ「へ?」


お昼休みにお弁当食べていたら有希がぽつりと言った

私が"何が?"と聞くと有希はにやっと笑う


有「あかりが今泉くんとの撮影の時を話す様子が」


あ「だって楽しいもん、カメラも全然意識しなくなったし」


得意気に私は答えた

⏰:08/03/07 00:20 📱:N905i 🆔:CrknX0xU


#809 [みぉり]
そんな私を見て有希は何やら呆れ顔になってから"そういうことじゃないんだけど"と呟いてため息をついた


あ「えー?何そのため息はっ!!」


有「べっつにぃ〜…(小声)ったく、あかりはどうしてこうも鈍く…ブツブツ」


あ「?何??はっきり言ってよ」


ブツブツ眉間にしわを寄せながら話す有希に言うも有希は"自分で考えな"って言ったきりそのことは話してくれなかった


あ「むぅ〜…別にいいけどさっ」

⏰:08/03/07 00:30 📱:N905i 🆔:CrknX0xU


#810 [失礼します]
>>753-810

⏰:08/03/07 01:54 📱:D705imyu 🆔:Ikfq5CoE


#811 [みぉり]
>>失礼しますさん
いつもアンカーありがとうございます

⏰:08/03/07 03:53 📱:N905i 🆔:CrknX0xU


#812 [みぉり]
>>809から

お昼を食べて5時間目の選択授業の用意をしていた

凪は予鈴がなっても教室に帰ってきてないみたいだったからそのまま置いていくことに(笑)

11組をチラっと覗いて今泉さんを探したが見当たらないので私は一人で教室に向かった


ガラッ…

ドンッ

あ「ひゃっ」

「ごめんっ!!」


誰かがいきなり12組から出てきてぶつかってしまった

⏰:08/03/07 03:59 📱:N905i 🆔:CrknX0xU


#813 [みぉり]
あ「いてて…」

「大丈夫?」


私は散らばった教科書を見ながら差し出された手を握り立ち上がった


「ごめん」


声の主に顔を向けて…

私は今までの人生で最も驚く瞬間を目にした

だって……そこにいたのは

⏰:08/03/07 15:13 📱:N905i 🆔:CrknX0xU


#814 [みぉり]
あ「真野…………くん」

「?俺の名前知ってるんだ?」


真野篤が不思議そうな顔で私を見る


思わず名前を呟いちゃった!!


私はあわてて床に散らばった教科書類を拾い集めて"大丈夫"と答えて席に着いた


真野篤はちょっと驚いたみたいだったけど…すぐに先生が来たから席に座る




びっくりしたびっくりしたぁっ…………っ

⏰:08/03/07 15:19 📱:N905i 🆔:CrknX0xU


#815 [みぉり]
ドキドキと鳴り止まない心臓を押さえながら深呼吸する


半年前のあの日から初めて声を交わした


………不思議な感じ


私は少しずつ落ち着き始めると顔を上げて前を向く


そこにはいつもと同じように"真野篤"の姿があった


次の瞬間、私はチラっと今泉さんの席を見た


今泉さん………お休みかな

⏰:08/03/07 15:26 📱:N905i 🆔:CrknX0xU


#816 [みぉり]
凪もいないし……一緒にさぼり?……なわけないか(笑)


今泉さんは凪と違って真面目だし




特に気にすることなくそのまま授業に集中する





……何が起きていたかもまったく知らないままで

⏰:08/03/08 01:23 📱:N905i 🆔:Tz6JP7Bk


#817 [みぉり]
━━――………
放課後


今日の撮影場所は"玄関"

私は玄関の前にあるエントランスでベンチに座って今泉さんを待つ


5分もしないで今泉さんがやってきた


でも・・・・なんか表情が暗い・・・ような気がする



どうしたんだろう・・・・



あ「今泉さん?どうかしました?」

⏰:08/03/08 03:01 📱:PC 🆔:MWoPhD0E


#818 [みぉり]
今泉さんの顔は下向きで、肩から提げたカメラのベルトをぎゅっと握ってる


なんか・・・・様子が変だ



それだけはわかる、もう一度"どうしたの"と聞こうとした瞬間

今泉さんが顔をあげた




恭「今日は・・・・・・・グラウンドで撮影しましょう」

⏰:08/03/08 03:04 📱:PC 🆔:MWoPhD0E


#819 [みぉり]
あ「え…グラウンド…ですか?」

恭「そうです」


今泉さんはほんの少しだけにっこり笑ってすぐ私に背を向けて歩きだした


私は黙ってそのあとを歩く


なんでいきなりグラウンドなの?

確かにまだ撮影したことなかったけど…

⏰:08/03/08 12:40 📱:N905i 🆔:Tz6JP7Bk


#820 [みぉり]
歩きながらでも聞けるはずなの…


なんだか今泉さんの背中が"何も聞かないで"と言っているようで話せなかった


だんだんグラウンドが見えてきた、その奥には競技場が広がっている


色んな部活の練習風景が目に入る


もちろん……陸上部もいた

⏰:08/03/08 12:48 📱:N905i 🆔:Tz6JP7Bk


#821 [みぉり]
【訂正】
>>820
"聞けるはずなの"→"聞けるはずなのに"です

間違い多くてすいません

⏰:08/03/08 12:56 📱:N905i 🆔:Tz6JP7Bk


#822 [みぉり]
>>820から

今泉さんがグランドが見渡せるベンチの前で立ち止まった
私も自然に足を止める


恭「…今日はおしゃべりなしで撮らせてください」

あ「…え、なんで…ですか」
恭「……」

あ「今泉さん?」


両手に構えたカメラを俯くように見つめて今泉さんは何も話さない

⏰:08/03/08 14:18 📱:N905i 🆔:Tz6JP7Bk


#823 [りさ]
ずっと読んでました
すごいおもしろいです(>艸<)
更新頑張って下さい

⏰:08/03/08 15:45 📱:SH902iS 🆔:tMQbb0H6


#824 [みぉり]
>>りさサン
嬉しいお言葉ありがとうございます
頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします

⏰:08/03/08 21:20 📱:N905i 🆔:Tz6JP7Bk


#825 [みぉり]
>>822から
恭「…お願いします」


今泉さんは顔をあげて真剣に言う


あ「…………っ」


私はそれ以上、何も言えずに頷いてベンチに腰掛けた


目の前には陸上部がランニングしている様子がある




カシャ…カシャ…

⏰:08/03/08 21:31 📱:N905i 🆔:Tz6JP7Bk


#826 [みぉり]
私は目を瞑って静かに深呼吸した


カメラのシャッター音だけがやけに耳に響く



………変に考えないようにしよう

撮影に集中しなきゃ



自分にそう言い聞かせる

⏰:08/03/08 21:57 📱:N905i 🆔:Tz6JP7Bk


#827 [みぉり]
でも…なんで急にグラウンド?昨日までは玄関って話してたのに…


……今泉さんの様子だって明らかにおかしい

なんかあったのかな?


………聞いてみよっかなぁ


目を瞑ったままぐるぐる回る考えをゆっくり整理する

カシャ…カシャ…

⏰:08/03/08 23:54 📱:N905i 🆔:Tz6JP7Bk


#828 [みぉり]
話し掛けようかどうしようか迷っていたその時、シャッター音に重なるように声が聞こえた



「真野ーっ!!アップあがってストレッチ入れーっ!!」



私はすぐ近くから聞こえたそれに驚いて目を開けた

目の前にあるフェンスの先に"真野篤"の走っている姿が見える




………今日、初めて話したんだよね

⏰:08/03/09 14:15 📱:N905i 🆔:0Odav7xo


#829 [我輩は匿名である]
最初の設定では
名前が
瀬名 あかり
になっているのに

話しの途中から
瀬戸 あかり
になってますよね??


っでも
おもしろいので
頑張って下さいね(^^)

⏰:08/03/09 14:49 📱:SH703i 🆔:lu4Wuayc


#830 [みぉり]
実は最近、朝早く学校に"真野篤"を見に来ていなかった


なんでかって言われると…選択授業で見れるっていうのもあったし…


それに満足してたから


だからこうして練習をしてる"真野篤"を見るのは久ぶり




カシャ…カシャ……

⏰:08/03/09 15:15 📱:N905i 🆔:0Odav7xo


#831 [みぉり]
>>匿名さん
そうなんです初めは"瀬名"にしたんですがどうもしっくり来なくて途中から急遽"瀬戸"とさせて頂きました紛らわしくて申し訳ありません

感想ありがとうございます頑張りますのでよろしくお願いします

⏰:08/03/09 22:48 📱:N905i 🆔:0Odav7xo


#832 [みぉり]
>>830から


カシャ…………………

カメラのシャッター音が止んだ


あ「?」


不思議に思って今泉さんの方を向くと、さっきのように真顔で俯く姿があった



あ「今泉さん…?」

⏰:08/03/09 23:27 📱:N905i 🆔:0Odav7xo


#833 [みぉり]
恭「俺が……図書室で瀬戸さんに言ったこと覚えてますか?」


あ「え?」


恭「詩集を選んだことを当てたとき」


あ「あ…」


"好きな人の好きなものくらい知ってる"


あ「……はぃ///」


思い出して恥ずかしくなってしまった

⏰:08/03/09 23:58 📱:N905i 🆔:0Odav7xo


#834 [みぉり]
私が答えると今泉さんは少し間をあけて顔を上げた


恭「………知ってるのは"詩集"だけじゃないのは撮影の時間を通じてわかってくれた?」


まっすぐ見つめる瞳に心臓が大きく跳ねる


あ「…………はい」


この3週間で今泉さんがどれだけ私を見ていてくれたかわかった

⏰:08/03/10 00:27 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#835 [みぉり]
………だけど、それが"好き"とは結び付けられない

話をする時も普通の友達な感じだし……



私のその気持ちをわかってか今泉さんは真剣な眼差しのまま


恭「……でも好きだってことはまだ信じ切れてないよね?」

と少し哀しげに言う

あ「……っ!!………はい」

⏰:08/03/10 00:36 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#836 [みぉり]
その瞳にうそは答えられなくて素直に答えると


今泉さんはいつもみたいににっこり笑ってカメラを肩にかけて私の隣に座った


二人とも目線はフェンスの奥まっすぐ前に広がる陸上部の練習風景に自然とうつる



今泉さんのいる右側の体半分が心なしか緊張している

なんだか話せなくて黙っていると今泉さんが切り出した

⏰:08/03/10 00:45 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#837 [みぉり]
恭「俺が……瀬戸さんが誰にも話していない秘密を知ってたら………信じてくれる?」


あ「え?」


隣を見るが今泉さんはまっすぐ前を見据えたまま…


恭「…信じて……もらいたいんだ」

あ「っ!!」



その横顔がものすごく哀しげでつらそうで…


私は初めて……

"気持ちを信じないこと"で傷ついている人の顔を見た


…こんなに苦しめてたんだ

⏰:08/03/10 00:55 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#838 [みぉり]
その表情に、思わず目をそらしたかったけど……それはしてはいけないんだ


だってこんな顔をさせたのは私のせいだから…


だから目をそらしてはだめ


自分に言い聞かせてぐっと見つめる


でも…私だけの秘密って……何だろう

考えても……思いつかない

⏰:08/03/10 01:50 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#839 [みぉり]
あ「…あの、秘密ってなんですか……?」

今泉さんから目をそらさないで聞く

恭「瀬戸さんが俺の気持ちを信じるって約束してくれるなら言いますよ」


今泉さんは相変わらず前を向いたまま言う

その声はなんだか、思い詰めた感じさえする



私は一度目を瞑ってから、自分自身に言い聞かせる

⏰:08/03/10 01:54 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#840 [みぉり]
あの時から…ずっと"好き"を信じられないできた


でも今泉さんはそんな私にもまっすぐ気持ちを向けてくれた


あんなにつらい顔をさせてしまうくらい、私の"信じない"気持ちで苦しめて…


いつまでも……このままじゃだめだよ

⏰:08/03/10 01:58 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#841 [みぉり]
……本当は信じてみたい



それはずっと心のどこかで抱いてきたから……



だから




私は目を開いて


あ「……信じます」


はっきり告げた

⏰:08/03/10 02:00 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#842 [みぉり]
すると、今泉さんは静かに私の方を向いてにっこり…少し寂しげに笑った


恭「……好きな人の好きなものくらい知ってる………それが秘密」

あ「?どういう……?」


意味がわからず聞き返す私に今泉さんはゆっくり視線を移す

私もそれにつられるように視線を移すと……その先には………




恭「好きな人の好きな人くらい………わかっちゃうんだ」

⏰:08/03/10 02:07 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#843 [みぉり]
そう言った今泉さんの目の先には"真野篤"の姿があった


あ「うそ………なん…で…」


私は……驚きのあまり…言葉がでない



どうして?誰にも言ってなかったのに…



あ「なんで………知ってるの…?」

やっと出した言葉に今泉さんは

⏰:08/03/10 02:12 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#844 [みぉり]
恭「好きだから」

今泉さんの声のトーンがぐっと低くなった


私の心臓はうるさいくらいドキドキしていて

目の前にいる今泉さんもきっと私がすごく動揺していることをわかってる


今泉さんは私に視線を戻して


恭「ずっと好きだったから…好きな人が誰を好きかなんて……いやでも気付くんだよ」


呟くように言って…悲しそうに笑った

⏰:08/03/10 02:22 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#845 [みぉり]
私はそのまま動けなくて、声もだせなくて……ただ今泉さんを見つめることしかできなかった


どれくらいそうしていたかわからない


本当は10分もなかったのかもしれないけど

私にはすごく長い時間を見つめあっていたように感じていた


そんな中、ふいに今泉さんが口を開く

⏰:08/03/10 02:26 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#846 [みぉり]
恭「…瀬戸さんが俺の気持ちを信じてくれれば………それだけでいいって言ったよね」


あ「…………」


私は言葉がでなくてコクンと頷く


恭「でも……やっぱり無理なんだ」

今泉さんは困ったように笑って続ける

⏰:08/03/10 02:31 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#847 [みぉり]
恭「近くにいたら触れたいと思う…一緒にいればいるほど…苦しくなる」


あ「………ッ」


また……哀しそうな……顔


そんな顔…見たくないよ


目をそらしたい…でもだめだ


それだけはしちゃいけない

⏰:08/03/10 02:35 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#848 [みぉり]
私は今泉さんを見つめてただ黙って聞くしかできない


恭「選択の時間…真野を見てるの知ってた……といっても途中からは………そんな瀬戸さん見てるのがつらくなってきて見れなくなったけど」


ふぅっとため息を吐いて続ける


恭「………朝練見てるのも知ってた」

あ「ッ!!!!????」


うそっ……っそんな…

⏰:08/03/10 02:41 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#849 [みぉり]
今泉さんはそんな私を見ながら"やっぱり俺はストーカーみたいだね"っと笑った


驚きすぎて何も言えなくて黙り込む私に今泉さんはまた真剣な顔つきになる


恭「撮影は…これでおしまいです。今までありがとうございました」

あ「!?」

恭「俺のわがままで始まったことだけど……すごく嬉しかったよ……本当なら撮影おわってもこれからもよろしくって言いたかったんだけど………」

⏰:08/03/10 03:52 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#850 [みぉり]
そこまで言うとまた困ったように笑いながら立ち上がり


恭「もう………苦しいんだ、このまま一緒にいたら…力ずくでも俺のものにしたくなる」


そう言って、今泉さんは私の正面に立った




恭「……知り合う前の関係に…戻ってほしい…わがままでごめん」

呟いて私に深々と一礼するとさっと立ち去ってしまった

⏰:08/03/10 04:00 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#851 [みぉり]
一人、ベンチに取り残された私



え……?今…何が………



あまりに突然すぎた出来事に頭が追い付かない


今泉さんが小さく見えなくなっていくのはわかるのに声がでない

体が動かない

⏰:08/03/10 04:14 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#852 [さくら]
 
いつもチェックしてます
今後の展開が
楽しみです
頑張って下さい

⏰:08/03/10 09:24 📱:SH903i 🆔:lFH/GQQw


#853 [みぉり]
>>さくらさん
いつもチェックしていただいてたんですかありがとうございます今後の展開も楽しんでいただけるように書いていきますので…よろしくお願いします

⏰:08/03/10 17:04 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#854 [愛]
更新楽しみに待ってます。
頑張って下さぁいイ

⏰:08/03/10 18:05 📱:W53K 🆔:h4oCFshI


#855 [みぉり]
>>愛さん
ありがとうございます頑張ります

⏰:08/03/10 21:39 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#856 [みぉり]
>>851から


そのまま今泉さんの姿は見えなくなっていった

私は全身の力が抜けてベンチにもたれかかる



私が……追い詰めたんだ…



この数週間…どんな気持ちでいたかなんてわからない…

⏰:08/03/10 22:50 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#857 [みぉり]
でも…あの表情からどんなな苦しかっただけは感じ取れた




どうして信じなかったんだろう


"ただの友達"として接したらいい…なんて


私が真野篤を好きなことに気付きながら……


それでも想い続けてくれていたのに

⏰:08/03/10 22:57 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#858 [みぉり]
あ「……ごめんなさい」


呟いて、しばらくそのままグラウンドを見つめていた




━━ーーー…………
恭平side

⏰:08/03/10 23:28 📱:N905i 🆔:7mEijueI


#859 [みぉり]
ガチャ……


「あれ?今日、休みじゃなかったっけ…って制服のままだし」


俺が入ってきたことに気付いた凪がカウンターから顔を出す


恭「あ……忘れてた」


凪に言われて制服を着たままバーに来ていたことに気付いた



…………無意識にここ来てたな

⏰:08/03/11 00:16 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#860 [みぉり]
"変な恭ちゃん"と凪は笑ってカウンターでの仕事に戻る


俺はその様子をチラリと見て凪にばれないようにふぅと息を吐きだした


そのまま更衣室へと入り、ロッカーに置いてある私服に着替えて店内に入ると

兄貴が凪と開店前の準備をしていた


俺はカウンターの奥に座ってその様子をぼーっと眺める

⏰:08/03/11 00:57 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#861 [みぉり]
「恭平」

恭「ん?」


準備が一段落ついたらしく兄貴がカウンターの中から俺に話し掛けてきた


「しばらく店入れないっつってたのに…急にどうしたんだよ」

"しかも私服か"と少し嫌味をこめて言う


まぁ、これも兄貴なりに俺を心配しての言葉なんだけど

⏰:08/03/11 01:05 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#862 [みぉり]
恭「あー…ちょっとね、明日からはしっかり入れるから」


苦笑いしながら答えると兄貴はふっと笑ってシェーカーを振る


コトン…


兄貴が作ったカクテルを凪がグラスに注いで俺の前に置いた


凪「恭ちゃんそれ好きだね(笑)」

⏰:08/03/11 01:34 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#863 [みぉり]
恭「まぁね…ホントは養命酒かマヨネーズの方が好きなんだけど…。」

兄「まぁ恭平はそないなやっちゃ昔から!アボジ!メッチャイーナ!…凪カレー汁喰うか?」

凪「いらんwwwwサーセンwwwwバロスwwwwタクシーwwww」
充「?」

ラム「だっちゃ!」

のび太「バロスwwww」

終わり

⏰:08/03/11 01:39 📱:W52CA 🆔:Quiuk7kk


#864 [みぉり]
恭「ん、コレが一番美味いんだよ」

グラスのカクテルを口に運ぶ、その時ふいにある写真が目に止まった


そうだ、あの写真……


恭「兄貴、あの写真さ……さげたいだけどいい?」


俺が示す先の写真を兄貴と凪が揃って確認すると


凪「……………なんで」


凪が呟いた

⏰:08/03/11 01:42 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#865 [みぉり]
>>863さん

いきなりの書き込みでびっくりしました。申し訳ありませんが…そのような書き込みはやめてください、お願いします。

僅かでも読んでくださっている方がいらっしゃいます、不快な想いをされては私自身も悲しく…続けるにあたり気持ちが苦しくなります…

今後はどうか話を乱すような書き込みはやめてください、お願いいたします

⏰:08/03/11 01:50 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#866 [ゆう]
恭「知らねー。まじうぜぇ。」

そういうとシェーカーを投げつけてきた。
更に氷を顔めがけて投げつけてくる。
縄で手足を縛られた後、スタンガンで何度も気絶させられた。
あそこが激しく濡れていて、今すぐに…射れてほしい。

⏰:08/03/11 01:52 📱:W52CA 🆔:Quiuk7kk


#867 [ゆう]
>>865 OKOKゥ

⏰:08/03/11 01:52 📱:W52CA 🆔:Quiuk7kk


#868 [みぉり]
>>864から

恭「………なんででしょう」


俺がため息をつきながら笑っていうが凪は真剣な眼差しで俺を見る

凪「あかりとなんかあったの?」

恭「………確信つくなよ」


苦笑いして一気にカクテルを飲み干すと昼休みの事、放課後に瀬戸と話した事をぽつりぽつりと言った

⏰:08/03/11 01:57 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#869 [みぉり]
凪「恭ちゃん…それでいいの?」


恭「いいとか悪いとかじゃねぇよ、もう…近くにいて抑える自信がないんだから………そんなのあいつを傷つけるだけだ、それに……俺が好きだったことをあいつは信じてくれたから………その先を望むなんてできねぇよ」


凪は黙りこんで、兄貴はその傍らでグラスを磨く


俺はゆっくり立ち上がって、壁にかけてあった写真をおろして手に取った

⏰:08/03/11 02:07 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#870 [みぉり]
その写真に写っているのはー…

入学式でみかけたあいつの後ろ姿

まさか同じ高校だなんて思っていなかったから……見つけた瞬間に撮った一枚


兄貴が気に入ってこの店に飾っていた


俺は額から写真を外すと、元あった場所へ

空っぽの額を戻した

⏰:08/03/11 02:13 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#871 [みぉ]
切なくて、苦しいですね(泣)毎日読んでます。頑張って下さい

⏰:08/03/11 02:19 📱:D903iTV 🆔:GVlmk2Jw


#872 [みぉり]
>>みぉさん
コメントありがとうございますこれからどうなるのか…最後までお付き合いお願いします

⏰:08/03/11 03:02 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#873 [みぉり]
>>870から
━━━ーー…………
あかりside

次の日、2時間目は選択授業…今泉さんと顔をあわせなきゃならない時間だ


いつも凪と迎えにいった11組の前を一人足早に通り過ぎていつもの席に座る


少し遅れて凪と………今泉さんが入ってきた


凪は私の後ろに座っていつも通りに話し掛ける

……ただそこに今泉さんがいないだけ

⏰:08/03/11 03:07 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#874 [みぉり]
ただそれだけなのに…ひどく違和感を感じる

凪もきっと同じ感じを受けているはずなのに、そこには一切触れずにいる


……………きっと、今泉さんから聞いたんだね


ずっと前から今泉さんと仲良しの凪だもん……今の私たちの状態を知ってるんだ

⏰:08/03/11 03:12 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#875 [みぉり]
それでも普通にしようとしてくれてる凪に、改めて自分の無神経さを感じずにはいられなかった


私が信じなかったから………凪にもこんなに気を張らせてしまってるんだと思うと申し訳なささえこみあげる


直後、チャイムとともに先生が来たのでいつものように授業が始まった


私はいつも通り………"真野篤"の後ろ姿を見る

⏰:08/03/11 03:17 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#876 [かえで]
一気に読みました*!
すごく夢中になっちゃいました^^
がんばってください!

⏰:08/03/11 13:02 📱:W43H 🆔:BnMGsvV6


#877 [我輩は匿名である]
ファイトです1

⏰:08/03/11 14:18 📱:PC 🆔:78opQP6s


#878 [みぉり]
>>かえでさん
ありがとうございますより楽しんでいただけるように頑張ります

>>匿名さん
ありがとうございますっ

⏰:08/03/11 17:35 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#879 [みぉり]
【アンカー】
読者様へよろしければご利用ください

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>900-1000

⏰:08/03/11 17:37 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#880 [みぉり]
>>875から

いつもと同じ、特に何も変わりはない


………私がこうやって"真野篤"を見つめる姿をずっと見てきたんだろうか



見られているなんて気付かなかった


………いや、気付こうともしなかっただけ


"好き"を本気に思えずにいたから"まさか"見てるなんて思わなかったんだ

⏰:08/03/11 17:45 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#881 [みぉり]
どこまでも無神経な自分に嫌気がさす



私は机につっぷして眠りはしなかったがそのまま過ごした




━━ーー………
昼休み

⏰:08/03/11 17:54 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#882 [みぉり]
有「うそ………」


有希はお弁当を食べる手を止め呆然と言う


食べ始めてすぐに昨日の出来事を話して今に至るんだけど……



あ「有希ちゃーん?」


口をあんぐり開けたまま固まった有希

⏰:08/03/11 19:07 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#883 [みぉり]
有「いきなり……すぎだよ」

あ「ん、本当にさ、自分の無神経さと鈍感さと………残酷さに呆れてるよ」


自嘲気味に笑うけど、有希は真顔で黙ったまま


………昨日のことを話したとはいっても"真野篤"に関わる話は一切してない

⏰:08/03/11 19:47 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#884 [みぉり]
有希は知らない、いまさら……いえない


有「これからどうするの?」


あ「……………どうもしないよ」


有「あかりっ………」


あ「だってどうにもできないよっ!!私のせいでこうなったのに………何も…………できないよ」

⏰:08/03/11 21:09 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#885 [みぉり]
有希は黙り込んでしまった

私もうつむいて涙で視界が歪んでいくのを必死に堪えた



私は泣けない、泣いちゃいけない


あ「…好きと言われることを信じられるようになった、信じないことでどれだけ人を傷つけるのかわかった………だから…何もできない…………今泉さんが……知り合う前の関係を望むなら…その気持ちを優先することしかできないよ……」


呟くように告げる

⏰:08/03/11 23:02 📱:N905i 🆔:53cYK42s


#886 [みぉり]
有希は"わかった"とだけ答えると…そのまま無言でご飯を食べて教室にもどった







次の日から有希は一切、その話しはしなかった


……言いたいことも全部堪えてくれたんだと思う

⏰:08/03/12 01:16 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#887 [みぉり]
……ピッ


部屋に帰って携帯の画面を見つめる




そういえば……撮影があった日はいつもメールしてたなぁ



"お疲れさま"って…今泉さん送ってくれてた

⏰:08/03/12 01:25 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#888 [みぉり]
あれから………"知り合う前の関係"に戻ってから………何日もすぎた




相変わらず選択授業はバラバラに教室へ行き、たまにすれ違うことがあってもお互い目を合わすこともない



重いため息を吐き出し、携帯を閉じて布団に潜り込む

⏰:08/03/12 01:36 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#889 [みぉり]
…"真野篤"を見ることもしなくなった


見ることができなくなったという方が正しいかもしれない


朝もみんなと同じ時間に登校して、授業中は先生を見てるか眠って過ごすかのどちらか…




そんな日々の中……いつものように有希と屋上へご飯を食べに階段を上っていると扉の前に人影を見つけた

⏰:08/03/12 02:20 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#890 [みぉり]
誰だろう………



有希と顔を見合わせつつゆっくり階段を上っていると、扉の前にいた生徒が私たちに気付いた



あ「あ…………」



長い髪がサラリとなびいて、こちらを振り向いたその顔はいつかの暗室前でぶつかった女の子だった

⏰:08/03/12 02:28 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#891 [みぉり]
有「あや先輩っ!!」


隣にいた有希が驚いた様子で呼んだその名前に

女の子は一瞬、目を丸くしていたがにこっとほほえんで"有希ちゃん、久しぶり"と声をかけてきた



どうやら有希の知り合いみたいで有希も笑って"お久しぶりです"と返事をする

⏰:08/03/12 02:33 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#892 [みぉり]
有「あかり、中学の時、お世話になった先輩で絢(アヤ)さん」


私は戸惑いつつも"どうも"とぺこりと挨拶した


絢さんが"こんにちは"と微笑むと有希は"友達のあかりです"と私を紹介してくれた



綺麗な人ー…

暗室前で会った時はこんなにまじまじと見なかったけど

改めて今みると……スラーっと背が高くてロングの髪がよく似合う美人

⏰:08/03/12 04:24 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#893 [みぉり]
有「絢先輩、こんなところで何してたんですか?」


有希がふと思い出したように尋ねる


絢「ん?ちょっとね……一人になりたくなってたそがれにきたの(笑)」

有「あちゃ、私たちお邪魔しちゃいましたね」

絢「そんなことないよっ!!久しぶりに有希ちゃんにあえて嬉しいもの」


絢さんはにっこり笑って言う

⏰:08/03/12 04:28 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#894 [みぉり]
でも……その笑顔がすごく悲しそうで私と有希はチラッと目をあわせた


有「あの……先輩お昼まだですよね?」

絢「え?うん、まだよ」


有「…………一緒に食べましょっ!!」


有希の突然の提案に絢さんは驚いてるみたいで、有希が繰り返し誘うと、"でも…"と呟いて私のことを気にしてくれた様子だった

⏰:08/03/12 04:32 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#895 [みぉり]
あ「絢さんさえよければ…一緒に食べましょう!!」


私が笑って声をかけると絢さんも"じゃあ…"と一緒に食べることになった


私たちが"内緒ですよ"とこっそり鍵を出して屋上の扉をあけると、

絢さんはまたまたびっくりしながらも"秘密基地みたい"と子供みたいに笑って一緒にいつものところに座った

⏰:08/03/12 04:37 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#896 [みぉり]
絢さんはお弁当を持っていなかったから"教室に取りに行きますか?"と尋ねると"食欲ないから…あとで食べるわ"とのことだった

有希は久しぶりにあえた先輩と嬉しそうに思い出話をしたりする

同じ高校とはいえかなり生徒が多いため、学年が違えば部活以外の人は顔を会わすことがない


だからこうして絢さんと会うのは絢さんが卒業して以来らしい

⏰:08/03/12 04:45 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#897 [みぉり]
有「でも、本当に会えて嬉しいです」


有希はにこにこしながら話す、最近は私のことを気遣ってくれることが多かったから……こうやってはしゃぐ有希が見れるのはすごく嬉しかった


絢さんは本当に綺麗で有希の話をにこにこしながら聞く



あ「…………もてそうだなぁ」

⏰:08/03/12 15:34 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#898 [みぉり]
絢「え?」

有「あかり……無意識の独り言やめなさいって(笑)」
あ「えっ!?声に出てた!?」


慌てる私を有希と絢さんがくすくす笑う


有「確かにね〜中学の時からもててたもん!!絢さんは」

有希がいたずらっこみたいに笑うけど絢さんはそんなことないって困った顔をみせる

⏰:08/03/12 15:57 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#899 [みぉり]
またまたぁと私も一緒になっておどけて見せると絢さんは"からかわないの"と怒る姿も可愛らしい



有「今は彼氏さんとかいないんですかっ!?」


有希が目をキラキラさせて聞く


有希ってばこの手の話大好きだもんなぁ(笑)



そんなことを思って絢さんを見ると絢さんは哀しげに笑って"いないよ"と首をふった

⏰:08/03/12 16:02 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#900 [みぉり]
有「えーっ!!先輩なら絶対いると思ってました」


私も隣で"うんうん"と頷いて驚いてしまった


絢「………いたけど……最近別れちゃったんだ」



その先輩の顔が寂しげで黙ってしまうと絢さんが"聞いてくれる?"と私たちに尋ねる



私と有希は一瞬、顔を見合わせたが"私たちでよければ…"と答えると

絢さんはふっと笑って話しだした

⏰:08/03/12 16:57 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#901 [みぉり]
絢「……いきなりごめんね?あかりちゃんも……初対面なのに……」


あ「いぇっ、気にしないでくださいっ」


"ありがと"と言って絢さんは息を吸い込んだ


絢「彼氏は一つ下でね…去年の夏休み前に告白されて付き合ったの、毎日放課後は部活の様子をみたり休みの日は遊びに行ったり……すごく私のことを想ってくれてた」  


絢さんは遠くを見ながらぽつりぽつりと言う

⏰:08/03/12 18:27 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#902 [みぉり]
絢「私も幸せで楽しかった……でも…気付いてしまったの……私が好きなのは他の人だって」


絢さんは私たちを見つめて

絢「…これから話すことは……私を軽蔑してもおかしくはないことなんだけど……聞いてくれるかな?」


と言った、私と有希はごくりと息をのみつつもコクンと頷いた



絢「去年の春先………一人のバーテンダーとの出会いがきっかけ」

⏰:08/03/12 18:42 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#903 [みぉり]
絢「高校入ってからお姉ちゃんにバーに連れていってもらったりしてて……そこで一番お気に入りのバーのバーテンさんでね、ずっと気になってたんだけど話すタイミングもなくて……そんな時にそのバーテンさんのある秘密を知って……お酒が入ってたのもあって内緒にしてるから遊びましょって声かけたの………それからずっと関係を持ってて……彼氏ができても続けてた」


絢さんは静かに話続ける

⏰:08/03/12 20:32 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#904 [みぉり]
絢「バーテンさんは私に対して気持ちがあるわけじゃなかったし、私も遊びのつもりだったから……彼氏がいたのに一年ちかく続けて………最低よね」


私たちは何も言えずに黙っている


絢「最近になって、突然向こうからやめにしようって言われて……おわったんだけど……それからずっと忘れられなくて……彼氏と別れたのよ」


絢さんはそこまで話しきると空を見上げて"言っちゃった"と呟いてから私たちに視線を向けた

⏰:08/03/12 20:50 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#905 [みぉり]
私と有希はびっくりしすぎて言葉がでない…


絢「誰にも言えなくて苦しかったから…聞いてもらってすっきりしたわ、ありがとうね」


ふふっと笑って絢さんは私たちに"もう終わったことだから気にしないで"と晴れやかに笑う


その顔を見て有希と私はなんだか緊張が解けて、つられて笑ってしまった

⏰:08/03/12 20:58 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#906 [みぉり]
そのまま3人で笑いあっていると有希が突然、切り出した


有「あのっ……ぶしつけで申し訳ないですけど……バーテンって……うちの学年ですか?」


絢「え?どうして…?」


私も不思議に思って有希を見るといつのまにか有希は真剣な顔つきになっていた


有「……名前……若菜……じゃないですか?」

⏰:08/03/12 21:12 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#907 [みぉり]
私ははっと思い出した


そうだ、凪……バーテンしてて………セフレを作ってた


私も思わず絢さんを見つめて言葉を待った


絢さんは考えてるみたいで少ししてから口を開く


絢「若菜って………凪…くん?」



!!!!

⏰:08/03/12 21:15 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#908 [みぉり]
有「………………そうです」

有希は答えると力なく俯いた


私は何もいえなくて……やっぱり凪だったのかと悲しくなった


ところが次の瞬間


絢「違うよっ凪くんはそのバーで働いてはいるけど」


絢さんは笑って否定した

⏰:08/03/12 21:22 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#909 [みぉり]
途端に有希は顔をあげてぱぁっと笑う


私も"良かった"と有希に抱きつくとその様子を絢さんがくすくす笑って見ていた


私たちは慌てて離れ、すいませんと苦笑い



有「凪の働いてるバーの人?年上……ですか?」


あ「有希っ!!そこまで聞くのは失礼だよっ」

⏰:08/03/12 21:29 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#910 [みぉり]
私が有希を制しようとすると絢さんは笑って"いいのよ"と言ってからはっとした様子で私をじっと見つめる



なっなに?



突然の絢さんからの眼差しにドキマギしているとその口から思いもしない名前が出てきた




絢「今泉くんの………モデルさん?」

⏰:08/03/12 21:32 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#911 [みぉり]
モデルって……写真の?

どうして絢さんが知ってるんだろう?

………今泉さんから聞いたのかな?



突然の質問に戸惑いながらも"はい"と答えると絢さんは"やっぱり"と呟いて俯く


有希と私は顔を見合わせて"どういうことかな"と首を傾げた

⏰:08/03/12 22:32 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#912 [みぉり]
絢さんはやっぱり写真部なのかな?

暗室前で会ったし……それなら今泉さんの名前が出たことも

私がモデルだったのを知ってることも納得できる



………でも




絢さんのこの雰囲気はなんだろう……


思い詰めたような哀しげな………

⏰:08/03/12 22:48 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#913 [みぉり]
なんだか落ち着かないこの空気を打ち消すためか有希が口を開く


有「絢先輩っ!!元彼くんって………誰ですか?」


あ「有希っ」



もー……またそんな話っ!?


私の表情をみて有希が"だって…"とオドオドして"他に思いつかなくて"とすねたように呟く

⏰:08/03/12 22:52 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#914 [みぉり]
そんな私たちの様子にはっとしたように絢さんは顔を上げて"ごめんね"と笑う


絢「元彼は……そっか、有希ちゃんたちと同学年だから知ってるかもね」


有希は"誰誰?"とキラキラした顔で私は"もー"と有希をこづきつつ絢さんの言葉に耳を傾ける




絢「真野篤って知ってる?」

⏰:08/03/12 22:56 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#915 [みぉり]
え………





有「はい、知ってます………」


有希が答える

この時、有希が私をチラッと見たことには気付いてなかった




私は………絢さんの顔をじっと見つめた




そうか………だから見覚えがあったんだ

⏰:08/03/12 23:12 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#916 [みぉり]
見覚えがあったのは"真野篤"の彼女だったから


……私が放課後に陸上部を初めてこっそり見た日


"真野篤"がすごく幸せそうな笑顔でフェンス越しに話していた人………




絢さんだったんだ………


その時から放課後は見に行かなくなった、もちろん誰にもばれたくなかったのも理由だったけど…

⏰:08/03/12 23:21 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#917 [みぉり]
"真野篤"と彼女のツーショットを見たくなかったのも行かなくなった理由のひとつだった



あ「そ……うだった…んですか」


私は驚きながらも呟いて、そんなに衝撃を受けていない自分に戸惑っていた


………今、久しぶりに"真野篤"のことを考えてたことにも気付かされた

⏰:08/03/12 23:25 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#918 [みぉり]
絢「告白されて付き合ったんだけと……私が……他に好きな人がいることに薄々は気付いてたみたいでね、……いつだったかな…2週間くらい前に別れたんだ…篤にはひどいことしちゃった……でも」

絢さんの話を有希も私も黙って聞く



絢「篤が背中押してくれてね、バーテンさんに気持ちを伝えたんだけど………ふられちゃったの」


絢さんは思い出してるみたいで悲しそうに話す

⏰:08/03/12 23:31 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#919 [みぉり]
絢「そういえば……有希ちゃん、よくバーテンってだけで凪くんが出てきたね」


有「えっ!?あ、凪がバーテンしてるって聞いてたんで……もしかしてって……勘で言ったら………お店があたってたみたいですね(笑)」


絢さんのふいな問い掛けに有希は慌てつつも、困ったような笑顔で答える


絢さんも"すごい勘ね"って笑って………また遠くを見てから私に視線を移した

⏰:08/03/12 23:36 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#920 [みぉり]
絢「あかりちゃん、今泉くんと……仲良し?」


突然の質問


あ「え………いえ、撮影終わってからは……話してないですね」


私は答えながら………グラウンドでの出来事を思い出して俯いてしまった



絢「そっか………あのね…私がこれから話すこと……内緒にしてくれる?」

⏰:08/03/12 23:48 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#921 [みぉり]
有希と私は顔を見合わせつつ"はい"と答えた


絢さんは大きく深呼吸してから、"信じないかもしれないけど…"と言ったあと




絢「今泉恭平…………私が振られたバーテンさんなの」

⏰:08/03/12 23:54 📱:N905i 🆔:ALNKkoGg


#922 [みぉり]
絢さんが呟いた瞬間、私の頭は殴られたような衝撃が走った


隣にいる有希も目を丸くして驚きのあまり口を押さえている





今泉さんと……絢さんが?


私の中にいろんな記憶と感情がこみあげてくる

⏰:08/03/13 00:02 📱:N905i 🆔:txiHegR2


#923 [みぉり]
……………どうして気付かなかったんだろう



絢さんの口から今泉さんの名前が何度か出ていたのに…


そのあとに悲しそうな顔をしていたのに


どうして、凪と今泉さんが仲良しなのは写真部だけのつながりだなんて納得してたんだろう




どうして……………

⏰:08/03/13 00:05 📱:N905i 🆔:txiHegR2


#924 [みぉり]
【読者の皆様へ】
スペースが残りわずかとなってまいりました。

話もこれから先を展開するにあたりまして新しくスレッドを立てさせて頂きます
続きは新しいスレッドで書いてゆきますので最後までお付き合いお願いいたします。

>>続スレッド
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/7649/

⏰:08/03/13 00:21 📱:N905i 🆔:txiHegR2


#925 [みぉり]
【アンカー】
よろしければご活用ください。

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-925

⏰:08/03/13 00:24 📱:N905i 🆔:txiHegR2


#926 [みぉり]
【続スレッド】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/7649/

⏰:08/03/13 00:24 📱:N905i 🆔:txiHegR2


#927 [みぉり]
すいません失敗したので貼り直します

【続スレッド】

bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/7649/

⏰:08/03/13 00:27 📱:N905i 🆔:txiHegR2


#928 [みぉり]
すいません

うまく貼れませんでしたどなたか貼りつけることが出来る方いらっしゃいましたら貼って頂けますか?

お願いいたします

⏰:08/03/13 00:30 📱:N905i 🆔:txiHegR2


#929 [東脂ヤ転
【続スレッド】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/7649/

勝手ながら貼らして頂きました(^-^)/

次のスレでも、更新頑張って下さい♪

⏰:08/03/13 00:39 📱:W52P 🆔:1fOVzELI


#930 [みぉり]
>>月花さん
ありがとうございます頑張ります(ノд<。)゜。
月花さんの作品、拝見させていただいてます

お互い頑張りましょう

⏰:08/03/13 00:44 📱:N905i 🆔:txiHegR2


#931 [東脂ヤ転
読んでくれてるんですか!?めっちゃ嬉しいです!!o(^▽^)o☆

私も、みぉりさんを応援してるんで、頑張りましょうねッ♪(b^-゜)"

これからもよろしくお願いしますッ~\(^_^)/

⏰:08/03/13 00:53 📱:W52P 🆔:1fOVzELI


#932 [我輩は匿名である]






















⏰:08/03/15 13:25 📱:D905i 🆔:SXBdLu3w


#933 [みぉり]
>>匿名さん♪
コメントありがとうございます(。´・ω・。)ゞ
がんばりますっ!!!!

⏰:08/03/17 01:03 📱:PC 🆔:mVcJvHaI


#934 [我輩は匿名である]
>>1-200
>>201-400
>>401-600
>>601-800
>>801-1000

⏰:08/04/13 09:54 📱:F705i 🆔:IJ6/AzD2


#935 [☆]
>>1-40
>>41-80
>>81-120
>>121-160
>>161-200
>>201-240
>>241-280
>>281-320
>>321-360
>>361-400
>>401-440
>>441-480
>>481-520
>>521-560
>>561-600
>>601-640
>>641-680
>>681-720
>>721-760
>>761-800
>>801-840
>>841-880
>>881-930

⏰:08/08/17 16:30 📱:W45T 🆔:AjuFaKdM


#936 [みぉり]
>>☆さん
アンカーありがとうございます(^^)
あげていただけて嬉しいです!!!!
今は「宝物。」で凪と有希をメインに書いていますので、お時間ありましたら読んでください。

⏰:08/08/17 19:14 📱:PC 🆔:61JlzwEo


#937 [かぁな☆]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:09/04/29 23:00 📱:N905i 🆔:lycFubNI


#938 [りおさん☆*゚]
感動!!全部読みました!!
すごくキュンキュンしましたx
漫画化かドラマ化して欲しいくらいです!!


こんなに感動したのこのサイトで初めてです(*^_^*)

2人のその後も書いて欲しいです(>_<)

ありがとうございました咐x

⏰:09/04/30 01:24 📱:W45T 🆔:CRnrfZB2


#939 [みぉり]
>>かぁな☆さん
アンカーありがとうございます完結して長いにもかかわらず、とてもうれしいです。


>>りおさん
嬉しいコメントありがとうございます。初めて描いた小説にそんなに感動していただけて幸せです。

「宝物。」が完結しましたら、また二人の話を書きたいと思います。

ありがとうございました。


みぉり

⏰:09/05/09 11:56 📱:N905i 🆔:Ex1bs22M


#940 [あま]
あげます

⏰:10/03/14 14:24 📱:SH06A3 🆔:3DLnFr6w


#941 [みぉり]
>>あまさん
ありがとうございます(^^)

⏰:10/03/15 01:07 📱:PC 🆔:38EE/k9o


#942 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age

⏰:22/10/05 00:59 📱:Android 🆔:dfJ9pWTw


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