あいつはあの子のことが好き。
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#328 [みぉり]
俺はこの学校では"優等生"でいる。
理由?・・・・まぁ、大学進学に有利だし
色々ともめ事に巻き込まれたりするのも好きじゃないっつーのもあって
大人しめの俺でいるわけ
・・・・凪に素の俺がばれたのは予定外だったけど
:08/02/15 04:39
:PC
:/js35bgk
#329 [みぉり]
きっかけはバイト先
俺は中学ん時から兄貴のバーをたまに手伝っていた
高校に進学してすぐ、新入りとして入ってきたのが"凪"だ
まさか同じ高校だと思わずにうっかり名前を言ってしまったのが良くなかった
:08/02/15 04:44
:PC
:/js35bgk
#330 [みぉり]
凪が目を丸くして"学年トップの今泉!!"と指を差して言い
兄貴が大笑いして"お前本当に優等生なんだな"と言っちまったもんだから
あっけなくばれちまったってわけ
:08/02/15 04:46
:PC
:/js35bgk
#331 [みぉり]
凪にはくれぐれも校内で俺に話しかけんなっって言ったんだけど・・・
どうやって知ったのか、その2,3日後に写真部に入部してきて今の関係に至った
・・・・・・瀬戸のことを知られたのも
凪が突然、暗室に入ってきたとき
俺のファイルから瀬戸の写真を見つけて(漁って)ばれた
:08/02/15 04:51
:PC
:/js35bgk
#332 [みぉり]
凪「でもさ〜コレってチャンスでしょ!!恭ちゃんがんばらないと!!」
恭「はぁ?チャンス??」
凪「そうだよ!!やっと恭ちゃんとあかりが知り合いになれたんだから!!」
凪は一人興奮気味で、あれこれ作戦(?)を考えてるっぽい
・・・・本当はもうコンテストのモデルを頼んだと言っていいのだろうか
今告げたら、こいつ絶対大声で叫ぶ気がする
:08/02/15 04:55
:PC
:/js35bgk
#333 [みぉり]
凪「それにさ〜この選択で12組入ったとき恭ちゃんいたからさ、もー絶対あかりに紹介して仲取り持たなきゃ!!って思ったのに・・・もう知り合いだったなんて・・・・早く教えてくれればよかったのにぃ」
あ、またいじけた
すーぐいじけんだよなぁこいつ・・・・
:08/02/15 04:58
:PC
:/js35bgk
#334 [みぉり]
恭「あー・・・わりぃ」
凪「気持ちがこもってない・・・」
俺は思いっきり頭を落としてため息をついたあと
"優等生"スマイルで顔をあげた
恭「伝えるのが遅くなってすいません。凪」
:08/02/15 05:00
:PC
:/js35bgk
#335 [みぉり]
凪「・・・・・・・恭ちゃん。気持ちわるい」
恭「・・・・・・・悪かったなぁ」
凪は寒気がするとおおげさに体をさする
凪「でもさ!本当にチャンスじゃん!!あかりを振り向かせよう大作戦だっvv」
:08/02/15 05:05
:PC
:/js35bgk
#336 [みぉり]
・・・・・・それが出来れば苦労しねぇよ
色々、考えている凪に気づかれないように俺は真野篤と瀬戸をチラリと見た
:08/02/15 05:07
:PC
:/js35bgk
#337 [みぉり]
瀬戸が真野篤を好きなのはすぐにわかった
あいつが職員室から鍵をこっそり持ち出したのを俺は偶然目撃した
何に使うんだろうって気にはなった・・・・けど
まさか備品室から真野を見つめるあいつを見つけることになるなんて・・・・
思いもしなかったんだ
:08/02/15 05:11
:PC
:/js35bgk
#338 [みぉり]
でもそんなあいつを知ってるのはきっと俺だけだ
いつも一緒にいる有希って子もおそらく知らないだろう
あいつは恋愛に対しては一切の無関心でいるし、
それを有希って子も承知のはずだからだ・・・
:08/02/15 05:13
:PC
:/js35bgk
#339 [みぉり]
いつからあいつが恋愛に対して冷めた姿勢でいるのか知らない
けど、確実に俺が"初めて"あいつに告白したときには
すでに"好き"に対して疑問を持つようになっていたのは確か
:08/02/15 05:15
:PC
:/js35bgk
#340 [みぉり]
・・・・もっともあいつはきっと俺が告白したことなんて忘れちまってるんだろうけど
凪「あっ!!!!!!」
凪の声で俺は時間を"今"に戻された
:08/02/15 05:19
:PC
:/js35bgk
#341 [みぉり]
恭「・・・今度はなんだよ」
凪「・・・恭ちゃん、今朝あかりに屋上で会ったんでしょ?」
恭「?ああ、そうだけど・・・」
凪は首をかしげてあれぇと悩んでいる様子
恭「なんだよ?はっきり言え」
:08/02/15 05:20
:PC
:/js35bgk
#342 [みぉり]
凪「いや・・・屋上の鍵・・・確かあかりは持ってないはずなんだ・・・あいつどうやってはいったんだろう」
凪にしては鋭いなぁ
俺はちょっと感心してしまった
:08/02/15 05:22
:PC
:/js35bgk
#343 [みぉり]
恭「さぁ?鍵閉め忘れてたんじゃないの?」
俺はすっとぼけて返事をする
うぅーんと凪はうなっていたが、そうかもと納得した
単純なやつ(笑)
:08/02/15 05:23
:PC
:/js35bgk
#344 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン・・・・・
凪「あっ!!昼休みだ〜・・・ね、恭ちゃん今日バイトでしょ?」
恭「んぁ?あぁ・・・」
凪「じゃ!バイトの時に"あかりに接近大作戦"考えようね☆」
凪はまったね〜と笑って席に戻り、あいつを起こして教室を出て行った。
:08/02/15 05:27
:PC
:/js35bgk
#345 [みぉり]
あいつは教室を出る間際、俺にぺこっとお辞儀をしてー・・・
真野を見て出て行った。
:08/02/15 05:30
:PC
:/js35bgk
#346 [みぉり]
暗室いこ・・・・
俺は教室に戻り、教科書とオートをおくと暗室へ向かった
:08/02/15 05:31
:PC
:/js35bgk
#347 [みぉり]
ガチャ・・・
ボードを"入室禁止"にし暗室に入ると鍵を閉めた
真っ暗な暗室を唯一照らす、セーフライトをつけ
俺はソファへと倒れこんだ
:08/02/15 05:33
:PC
:/js35bgk
#348 [みぉり]
ふと、凪の"接近大作戦"というフレーズを思い出す。
接近なんて・・・出来るわけがない
:08/02/15 05:34
:PC
:/js35bgk
#349 [みぉり]
あいつの中には真野しかいねぇ・・・・・
そんなことは俺が一番よくわかってる
それに・・・
:08/02/15 05:35
:PC
:/js35bgk
#350 [みぉり]
触れられる距離に行ったら・・・・自分を抑える自信がない
集会の日、あいつのケガが気になって行った保健室で
ベットに寝かせた後ー・・・・・・キスマークをつけてしまった
:08/02/15 05:38
:PC
:/js35bgk
#351 [みぉり]
あんなに近い距離になったのは初めてで
自分の衝動を抑え切れなった。
だから放課後、あいつが暗室の前にいた時
:08/02/15 05:41
:PC
:/js35bgk
#352 [みぉり]
俺の中はうしろめたさでいっぱいだった。
でもあいつにとって、俺は"今日知り合った今泉さん"
だったから必死に"優等生"でいようとしたんだ
:08/02/15 05:43
:PC
:/js35bgk
#353 [みぉり]
やまとは気を利かせてあいつを遣いによこしたんだろうけど
あのときの俺に、あいつを暗室に踏み入れさせて
手を出さないでいる自信なんてなかった
だから・・・・・金曜の朝・・・・やっちまったんだ
:08/02/15 05:45
:PC
:/js35bgk
#354 [みぉり]
事故とはいえ・・・直接触れてしまったら
抑えられなかった。
気づいたら夢中でキスしてた。
あいつの"離して"っていう声を聞くまで・・・
:08/02/15 05:46
:PC
:/js35bgk
#355 [みぉり]
俺の中は醜い欲望でいっぱいだった。
・・・・あんなことして泣かせて
・・・・本当なさけねぇなぁ・・・俺
:08/02/15 05:48
:PC
:/js35bgk
#356 [みぉり]
それなのに
なんとかあいつに俺を知って欲しくて・・・・
俺を見て欲しくて・・・・
モデルなんて頼んで・・・
誰にも何も言わないで全部黙ってる俺はー・・・・
:08/02/15 05:51
:PC
:/js35bgk
#357 [みぉり]
恭「卑怯ものー・・・・・・だよなぁ」
誰もいない暗室の天井に向かって俺はつぶやいた
:08/02/15 05:53
:PC
:/js35bgk
#358 [みぉり]
お昼休み・・・・
いつものように有希と一緒に屋上へ向かう。
4時間目に眠ったせいかやたら頭がすっきりして目もさえてる(笑)
:08/02/15 06:12
:PC
:/js35bgk
#359 [みぉり]
有「ね。あかりなんかあった?」
あ「え?なにいきなり(笑)」
有「んー?なんとなく(笑)今日はいい顔してるなぁって」
お弁当を食べながら有希がふいにそんなことを言い出す。
それって・・・・朝誰かにもー・・・・
:08/02/15 06:13
:PC
:/js35bgk
#360 [みぉり]
あ「凪にも同じこといわれたよ朝(笑)」
有「え・・・・あ、そう・・・・」
有希は"凪"と聞くと表情をふと曇らせた。
有希??
:08/02/15 06:15
:PC
:/js35bgk
#361 [みぉり]
あ「有希?どしたの?」
有「・・・え?あっなんでもないよっ!!凪と言う事かぶるなんてなぁーって思っただけ」
有希はわざと明るく振舞ってる・・・・なんで?
あ「ねぇ・・・有希」
:08/02/15 06:17
:PC
:/js35bgk
#362 [みぉり]
有「ん?・・・・いたっ」
私は有希の額にデコピンしてやった。
有希は"痛いよぉー"といいながら額をさすってる
あ「・・・・私だってね、だてに有希と一緒にいるわけじゃないんですけど?」
有「・・・・・」
私の言葉に右手を額にあてたまま有希はうつむく
:08/02/15 06:20
:PC
:/js35bgk
#363 [みぉり]
あ「有希?・・・・私じゃ頼りにならないかもしれないけど話してくれないかなぁ」
有「あかり・・・・・っ」
顔をあげた有希の目にはうっすらと涙が浮かんでいた
:08/02/15 06:26
:PC
:/js35bgk
#364 [みぉり]
有「・・・・凪がね、遠くに行っちゃったな・・・って思うの」
あ「え?」
有「なんていうのかな・・・・ほら、幼馴染だから結構、色々知ってることもいっぱいあったし、それこそあいつの歴代彼女だって言えちゃうくらい!!(笑)・・・・・・・・だったのに」
有希は再び、うつむいて黙り込んでしまった
私は有希のポケットから出ている、屋上の鍵につけられたストラップを見つめながら
有希の次の言葉を待つ
:08/02/15 06:30
:PC
:/js35bgk
#365 [みぉり]
有「・・・・・・高校入ってから少しずつ・・・・知らないことが増えていって・・・・そりゃ!元は他人なんだもん!それくらい当たり前のことなのかもしれない・・・・けど」
あ「・・・・・・・・・」
有「凪ってさ・・・・ずっと彼女いないってあかりも知ってるよね?」
:08/02/15 13:43
:PC
:/js35bgk
#366 [みぉり]
あ「うん、1年の・・・・夏休みあけくらいから・・・かな」
有希は私の言葉にこくんと頷いた
凪はあの容姿と性格だからかなりモテる
中学だって彼女がいないときなんてほとんどなかったんじゃないかな
でもこの半年ちょっとは"彼女"という存在を聞いたことはない
:08/02/15 13:46
:PC
:/js35bgk
#367 [みぉり]
告白してくる子はみんな断ってる・・・・って聞いたような
私がそう呟くと有希はまたうつむいて首を横にふった
有「違うの・・・・」
:08/02/15 13:48
:PC
:/js35bgk
#368 [みぉり]
私は"え?"と聞き返した
有希はぐっとスカートの裾を握って一呼吸おく
有「断ってる・・・んじゃなくて・・・・・その・・・・体の関係のある・・・友達になってるの」
:08/02/15 13:52
:PC
:/js35bgk
#369 [みぉり]
あ「へ・・・・・・・・・・・・・えっ!!!!!」
かか体の関係って・・・・・それって・・・・・!!!
有「そ・・・・セフレってやつ・・・だよ」
あ「なんで?!・・・・凪、そんなやつじゃなかったじゃない!!」
:08/02/15 13:54
:PC
:/js35bgk
#370 [みぉり]
私は驚きとショックで声を荒げてしまう
有希はそんな私を見て、悲しそうに笑う
有「っていっても・・・・そのことに気づいたの・・・・先週なんだ」
あ「先週・・・・?」
:08/02/15 13:56
:PC
:/js35bgk
#371 [みぉり]
有「うん・・・・ほら、凪のバイト先聞いたじゃない?」
あぁ!!新学期の日に"BIT"でご飯食べたときに言ってた!
私が思い出した様子を見ると有希は体を投げ出して横になってしまった
:08/02/15 14:02
:PC
:/js35bgk
#372 [みぉり]
有「バイトしてること・・・・うすうすは気づいてた。でもね、まさかバーテンしてるなんて思わなかったの・・・・だって・・・夜のお仕事って感じでしょ?・・・・・あー私は本当に何にも知らないんだなって寂しくなっちゃった」
有希は空を見つめながら独り言のように話す
あ「ん・・・・」
あの日、有希の様子がおかしかったのはそれが原因・・・・
:08/02/15 14:05
:PC
:/js35bgk
#373 [みぉり]
有「でさ・・・・うじうじ悩むのって・・・・・私が嫌いなのはあかりも知ってるでしょ?(笑)」
あ「・・・うん(笑)しってる」
ほんの少し有希の声が明るくなった・・・・
有希は悩むくらいなら動けばいい!!って考え方で
:08/02/15 14:27
:PC
:/js35bgk
#374 [みぉり]
私も似てるとこあるからこれまでも色んな面で波長が合って
居心地よく過ごしてきた
有「だからね・・・・・・・・・金曜の夜・・・・こっそり後ついていったの」
あ「えっ!!」
:08/02/15 14:30
:PC
:/js35bgk
#375 [みぉり]
有希は体を起こして私の顔を見て笑う
有「あかり・・・・・・金魚みたい(笑)」
そのときの私は目を丸くして、口をぱくぱくさせていたらしい・・・
:08/02/15 14:36
:PC
:/js35bgk
#376 [みぉり]
有希はふふっと笑って大きく息を吸い込む
有「そりゃびっくりするよね?・・・・・直接聞けば済むのに・・・・」
あ「・・・・・でも、聞けなかった・・・・からあとつけたんでしょ?」
有「うん・・・・・でもばれちゃって」
:08/02/15 14:48
:PC
:/js35bgk
#377 [みぉり]
あ「えぇぇぇっ!!!」
有「あいつさ〜・・・・昔っから変な勘だけは良かったんだけど・・・まさかばれちゃうとは思わなかった。・・・・服だって大人っぽくしていったし、堂々と飲んでたのに・・・」
有希はくやしそうに口を尖らせる
あ「っていうか・・・有希、お店の中まではいったの?!」
:08/02/15 14:52
:PC
:/js35bgk
#378 [みぉり]
有「そうだよぉ?だって・・・・店の外で出待ちしてるほうが危ないでしょ?」
有希はけろっとしている・・・・・・すごい肝が据わってるよなぁ
私は"ははぁ〜っ"と感嘆の意をもらしてしまった(笑)
:08/02/15 14:54
:PC
:/js35bgk
#379 [みぉり]
有「最初はさ・・・・平気だったのよ?でも・・・・なんかしつこく誘ってくる男がいてあしらうのに苦労してたら突然、誰かに腕をひっぱられて・・・・」
あ「・・・・・それが凪だったと?」
有希はそうなのと続きを話す
:08/02/15 15:04
:PC
:/js35bgk
#380 [みぉり]
有「いやぁ〜さすがにあせったよ・・・・凪の怒った顔久しぶりに見たモン・・・・」
あ「いやいやτ誰だって怒るでしょ!そんな危ないことしたら」
有希はてへへと笑ってごまかしたけど私は"何もなかったからいいけどさ"とじとーっと有希を見た。
:08/02/15 15:09
:PC
:/js35bgk
#381 [みぉり]
有「まぁ・・・とりあえずそれでばれたんだけど・・・・その直後に凪に話しかけてきた女の子が・・・・」
そこまで言うと話しだしたときと同じように表情を暗くした
有「その子が・・・・凪に"先に部屋にいってるから"って言ってて・・・それだけなら彼女かなって思うじゃない?」
あ「うん・・・まぁ、そうだろうねぇ」
有「だから・・・・凪に彼女いたんだねって言ったの・・・・そしたらあいつ・・・・・そんなんじゃないよって・・・・・私の知らない顔で笑って・・・・」
:08/02/15 15:21
:PC
:/js35bgk
#382 [みぉり]
有「・・・・あれはセフレだから、お前が知らないだけで俺にはいっぱいいるんだよって・・・・そういって早く帰れってお店出されたんだ」
あ「そ・・・んなことが・・・」
有希はそこからどう帰ったかはほとんど覚えてなくて
気づいたら家だったと話す・・・
:08/02/15 15:27
:PC
:/js35bgk
#383 [みぉり]
有「いやぁ〜・・・・さすがにショックだった・・・よ」
あ「有希・・・・・」
有「それでわかったの・・・・・」
:08/02/15 15:35
:PC
:/js35bgk
#384 [みぉり]
有「私ね・・・・・多分凪のことが好きなんだ」
あ「・・・・・・」
有「でもね・・・・同時に失恋!!」
今にもあふれ出しそうな涙を堪えるためか
有希は空を仰ぐように見つめながら続ける
:08/02/15 15:38
:PC
:/js35bgk
#385 [
]
:08/02/15 16:14
:D903i
:QCiTuevg
#386 [みぉり]
>>

さん

アンカーつけて頂いてありがとうございます


少しですが更新します


:08/02/15 17:47
:N904i
:CGSaM43w
#387 [みぉり]
>>384から
有「・・・・・・・なんで今頃気づくかな〜私ってば・・・・」
あ「有希・・・・・」
有「誰かが・・・・凪に触れるって思うと・・・それがすごい嫌なんて・・・・」
有希は私のほうを向き直って涙をいっぱい溜めた瞳で言う
有「凪にとって・・・私は"幼馴染"であってそれ以上でも以下でもないってわかってるのに・・・ね」
:08/02/15 17:52
:PC
:/js35bgk
#388 [みぉり]
私は・・・・・何もいえなかった
有希の気持ちを知ることで・・・
何か助けられたらって思うのに
・・・・私は無力だ
:08/02/15 17:55
:PC
:/js35bgk
#389 [みぉり]
有「やだ・・・・なんであかりが泣いてるの」
あ「え・・・・?」
雪に言われて気づいた
いつのまにか、私の頬は涙が後を残していた
あ「ぅわわ・・・・ごめっ・・・ん」
有「なんで謝るのよ(笑)」
:08/02/15 17:58
:PC
:/js35bgk
#390 [みぉり]
私はあわてて涙を拭うのに・・・・目からはぽろぽろ勝手に流れてくる
あ「ごめっ・・・っ・・・う・・・」
有「あかりが泣いたら・・・私まで・・・泣けちゃう・・じゃん・・・っ」
一生懸命我慢したのに・・・有希は呟くとせきを切ったように泣き始めた
:08/02/15 18:10
:PC
:/js35bgk
#391 [みぉり]
後ろでは予鈴を告げるチャイムが鳴り響くー・・・・
本鈴のチャイムが鳴り終わっても有希の涙は止まらなかった
そんな有希を見て"本当に凪が好きなんだ"って・・・・
こんなに人をまっすぐに好きと想えることをすごいと思った
:08/02/15 18:15
:PC
:/js35bgk
#392 [みぉり]
私は・・・・なんで泣いたのだろう
有希の気持ちに胸を打たれて?
それとも・・・・
これまで私を好きと言ってくれた人たちに
その気持ちを疑ったことに対する後悔・・・?
:08/02/15 18:16
:PC
:/js35bgk
#393 [いちご]
:08/02/15 18:18
:SH703i
:JmI1.vv2
#394 [みぉり]
:08/02/15 21:23
:N904i
:CGSaM43w
#395 [みぉり]
:08/02/15 21:25
:N904i
:CGSaM43w
#396 [みぉり]
有希が泣き止むまで私はずっと黙ってた
有希の気が落ち着くまで…と思いながら、
頭の片隅には"好きといわれる"感情に向き合ってこなかったこれまでの自分を思い返していた
:08/02/15 21:48
:N904i
:CGSaM43w
#397 [みぉり]
私は"真野篤"が好き
そのことは誰に何を言われても揺るがないものだって思ってる・・・・
でも・・・・
私は逆の立場で考えたことってあったのかな
私が"真野篤"に告白したとして
私の"好き"を信じてもらえない・・・・・・
:08/02/16 04:23
:PC
:zTMYivWA
#398 [みぉり]
今までの私が・・・・・してきたことを
"真野篤"にされたら・・・・・
・・・・・・どう・・・・思うんだろう
:08/02/16 04:28
:PC
:zTMYivWA
#399 [みぉり]
有希を見つめながら・・・・・
その答えを探したけれど
いくら想像してみても・・・・・
自分の心に、その答えの欠片さえも見つけられなかったー・・・
:08/02/16 04:33
:PC
:zTMYivWA
#400 [みぉり]
5時間目も大体、半分を過ぎたころ・・・
有希はすっかり落ち着いていた
有「っは〜・・・・久々にこんな泣いたかも(笑)」
あ「有希の泣き顔初めてみたかも(笑)」
有「あれ・そうだっけ????」
あ「そうだよぉ〜・・・・」
:08/02/16 04:37
:PC
:zTMYivWA
#401 [みぉり]
有希は立ち上がり大きく腕を伸ばして深呼吸してる
そんな姿を黙って見つめていると・・・
有希がグラウンドを見ながら呟く
:08/02/16 16:02
:PC
:zTMYivWA
#402 [みぉり]
有「あかり・・・・・このこと内緒にしてね・・・?」
あ「え?」
有「凪には・・・・この気持ち知られたくないから・・・今まで通りの幼馴染でいたいの」
あ「・・・・・・・有希がそれを望むなら・・・・でも」
:08/02/16 16:04
:PC
:zTMYivWA
#403 [みぉり]
私は一瞬、口をつぐむ・・・・・
"凪に触れる人がいるんだよ?"
"有希はそれを見ても我慢できるの?"
"苦しくないの?"
そういい掛けて・・・・・言うのをやめた
:08/02/16 16:06
:PC
:zTMYivWA
#404 [みぉり]
有「・・・・なに?」
有希はそんなのことはきっとわかってる
苦しくなるのはわかってて・・・・・
でも、それを覚悟して
凪を想うんだ
:08/02/16 16:09
:PC
:zTMYivWA
#405 [みぉり]
あ「・・・・なんでもないっ!つらい時には・・・・頼ってよね?」
有希は一瞬驚いた顔をして、でもすぐに
有「ありがとう」
そう言ってにっこり微笑んだ
:08/02/16 16:12
:PC
:zTMYivWA
#406 [みぉり]
キレイー・・・・
私はその笑顔にどきっとしてしまった。
有希はもともと美人だけど・・・・
こんなにキレイに微笑むだって
初めて知った
:08/02/16 16:15
:PC
:zTMYivWA
#407 [みぉり]
有「よしっ!5時間目の残り時間いっぱいお昼ねしよっかー(笑)」
有希はいつもの有希の笑顔で私の隣に寝転んだ
私も体を横にする
それから二人ともすぐに眠りの世界へ落ちていったー・・・
:08/02/16 16:21
:PC
:zTMYivWA
#408 [みぉり]
夢を見た
この間と同じ夢・・・・・・
誰かに話しかけられて、でもその人の顔が見えない
そしてまた、甘いほのかないいにおいがする
:08/02/16 16:24
:PC
:zTMYivWA
#409 [みぉり]
カシャン・・・・カシャン・・・・
ゆっくり静かに・・・・・・
二人を起こさないようにハシゴを登る
登りきって・・・・泣きはらした顔で眠る2人の姿が目に入る
:08/02/16 16:26
:PC
:zTMYivWA
#410 [みぉり]
2人で寄り添うように眠る姿に・・・・
凪は静かにシャッターを切った
:08/02/16 16:27
:PC
:zTMYivWA
#411 [みぉり]
凪は1枚だけ写真を撮ると
その横にいる人物にカメラを渡し
また静かにハシゴを降りて校内へ戻っていく
カメラを受け取った恭平も何も言わずに、凪の後を追いかけた
:08/02/16 16:29
:PC
:zTMYivWA
#412 [みぉり]
恭平が校内に入ると・・・・・そこに凪の姿はなかった
・・・・あそこだろ
俺はため息をついて
凪がいるであろう場所に向かって歩き出した
:08/02/16 16:35
:PC
:zTMYivWA
#413 [みぉり]
歩いていくと、その部屋の前でしゃがみこむ凪の姿が見えた
凪は俺に気づくと力なさげに右手をあげ
凪「鍵・・・お前に取られたままだった」
と苦笑いを浮かべた
:08/02/16 16:37
:PC
:zTMYivWA
#414 [みぉり]
恭「ばーか・・・・しかもその口調なんだよ(笑)俺の真似?」
凪「・・・・ばれちゃった?(笑)」
俺はふっと笑って鍵穴に俺の持っている鍵を差し込む
ガチャン・・・・カチャ
:08/02/16 16:39
:PC
:zTMYivWA
#415 [みぉり]
俺たちは"保健室"に入ると鍵を閉めて
凪はソファに
俺は先生のデスクの椅子に腰掛けた
:08/02/16 16:40
:PC
:zTMYivWA
#416 [みぉり]
凪は何も言わない
だから俺も何も聞かなかった
さっきの屋上でー…
凪の幼馴染の言葉を俺たちは聞いてしまった
:08/02/16 22:31
:N904i
:YtZuM70g
#417 [みぉり]
凪「……カメラ」
恭「あ?」
凪「カメラちょーだい」
凪が俺の肩にかかっているカメラを指差して言う
:08/02/16 23:41
:N904i
:YtZuM70g
#418 [
]
最高


:08/02/17 00:52
:SH903iTV
:RG4tanRE
#419 [みぉり]
>>

さん

最高

なんて…

すごく嬉しい言葉をありがとうございます


頑張りますのでよろしくお願いします

:08/02/17 06:07
:N904i
:naLYeGmA
#420 [みぉり]
>>417から
俺はカメラをとって凪に渡す
恭「・・・・ん」
凪「ありがと」
カメラを受け取ると凪はさっき撮った画像を出して画面を見つめた
:08/02/17 06:09
:PC
:2hbJyPc2
#421 [みぉり]
俺は保健室に置いてある三脚を手に取りそれを磨く
凪「・・・・・ばかだよね」
恭「は?」
:08/02/17 06:11
:PC
:2hbJyPc2
#422 [みぉり]
ソファの前にあるテーブルにカメラおいて呟く
恭「・・・・・・誰が?」
:08/02/17 06:13
:PC
:2hbJyPc2
#423 [みぉり]
凪「・・・・・・・・・・さぁ」
恭「なんだよそれ(笑)」
三脚を元に戻して、凪に目を向けると
凪はじっと床を見つめていた
:08/02/17 06:15
:PC
:2hbJyPc2
#424 [みぉり]
壁にかけてある時計を見ると時間は5時間目終了10分前を指している
そろそろ・・・・三井サンが戻ってくるな
月曜日の5時間目は三井先生が一週間の保健室利用状況を校長に報告している時間だ
だからこそ、写真部である俺たちが今ここにいるわけだが・・・・
:08/02/17 06:31
:PC
:2hbJyPc2
#425 [みぉり]
恭「おい・・・・そろそろ出るぞ」
凪「・・・・・うん」
返事はするもの凪は立ち上がらない
視線は相変わらず床にある
:08/02/17 06:34
:PC
:2hbJyPc2
#426 [みぉり]
恭「・・・・・凪?」
凪「・・・・・・・よしっ!!」
凪はおもむろに立ち上がりカメラを肩にかけて俺に"行こう"と返事をする
:08/02/17 06:36
:PC
:2hbJyPc2
#427 [我輩は匿名である]
:08/02/17 12:04
:SO703i
:h5M2clAs
#428 [
]
あげ

:08/02/17 16:33
:SH903iTV
:RG4tanRE
#429 [みぉり]
>>我輩さん

アンカーありがとうございます


>>

さん

あげていただいてありがとうございます


これから更新します

:08/02/18 02:08
:N904i
:L7U5v4Mc
#430 [みぉり]
>>426から
保健室を出ると凪は教室には向かわず階段を降り始めた
俺は凪が何を考えているのかわからない
けど・・・・
凪の背中が俺に"ついて来て"と言っている様で
俺は黙ってその後を歩いて学校をあとにした
:08/02/18 02:11
:PC
:sDQ49QTY
#431 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン・・・・
有「んー・・・・」
あ「・・・ふぁ〜・・・・」
あ&有「!!!!!!!!」
ガバッ!!
:08/02/18 02:13
:PC
:sDQ49QTY
#432 [みぉり]
鐘の音にあわてて2人で私の腕時計をみる
時計はすでに帰りのHRが始まる3分前
あ&有「やばいっ!!教室戻らなきゃ!!!!」
私たちはさっきまでの感傷に浸る間もないまま
"また明日っ"と言葉を交わして2組と10組へとそれぞれの教室に向かって全速力で走った
:08/02/18 02:29
:PC
:sDQ49QTY
#433 [みぉり]
あ「ーーーーーっセーフっ!!!!」
私はなんとか石田先生がくる寸前に教室へ滑り込んだ
帰り支度をするみんなに紛れてさりげなく席に着く
・・・・・が、それでも私に気づくクラスメートも当然いるわけで・・・・
「あれ?瀬戸さんいつ戻ったの?」
:08/02/18 03:20
:PC
:sDQ49QTY
#434 [みぉり]
あ「え?あ、さっきさっきι」
私はあははと乾いた笑いに作り笑顔でなんとかごまかしていると石田先生が入ってきた
「ふぅーん…」
あ「ほら先生きたし!席つかないと…」
私に話し掛けていた子は不思議そうな顔をしながらみんなと同じように席に戻った
:08/02/18 15:19
:N904i
:L7U5v4Mc
#435 [みぉり]
あ「はぁー…疲れるιι」
新学期始まってからなんか毎日走ってる気がするんですけど私…ιιι
疲れて机につっぷして何気なく横をみて凪がいないことに気付いた
:08/02/18 15:44
:N904i
:L7U5v4Mc
#436 [みぉり]
ありゃ?早退………じゃないなぁ、カバンあるし
凪もさぼりかしら?なんて
この時の私は凪の気持ちも有希の気持ちも何にも見えてなかったんだ
:08/02/18 16:01
:N904i
:L7U5v4Mc
#437 [みぉり]
石「…では今日はこれで終わりだ。気を付けて帰るように」
凪のカバンが気になったけど
特に学校に用事もなかったから帰ることにした
:08/02/18 16:48
:N904i
:L7U5v4Mc
#438 [みぉり]
放課後は運動部がさまざなところで活動している
バスケは体育館、水泳は屋内プール、弓道は弓道場…
陸上はグラウンドとその横にある競技場で…
:08/02/18 16:53
:N904i
:L7U5v4Mc
#439 [みぉり]
…私は放課後の陸上部は見ないことに決めてる
だってそんなことしたらみんなに"好き"って言いふらしているようなものだから
人からの"好き"を疑う私が、人を"好き"なんて……
そんなの許されることじゃないから…
:08/02/19 00:33
:N904i
:xu0rPRRE
#440 [みぉり]
恭「おい・・・・・」
凪「♪〜」
恭「おいこら、無視すんな」
俺は凪のシャツの襟を後ろからひっぱった
凪「ぐぇっ・・・っきょーちゃ・・・っ苦しいっ!!」
:08/02/19 05:55
:PC
:JQGZyflQ
#441 [みぉり]
凪はぎゃーぎゃー言って暴れる
恭「・・・・・ちゃんと質問に応えるか?」
凪「ごだえまずっ」
恭「よろしい」
凪の首を絞めるようにひっぱっていた襟を放した
:08/02/19 05:58
:PC
:JQGZyflQ
#442 [みぉり]
凪「はーっ・・・っ・・・恭ちゃんの人殺し!!」
恭「いやいや、生きてるだろお前」
凪「殺人未遂だぁぁ〜〜〜〜!!!」
恭「・・・・・被害妄想だろそんなの」
凪「ちがうぅ!!恭ちゃんが〜・・・・」
軽く言い合いになっている2人を見つめながらグラスを拭く影がひとつ
:08/02/19 06:02
:PC
:JQGZyflQ
#443 [みぉり]
その影は、グラスを置き溜め息をつくと
言い合いを続ける2人にむかって顔をあげた
「・・・・・・・うるせぇ」
:08/02/19 06:05
:PC
:JQGZyflQ
#444 [みぉり]
途端、2人お動きはぴたっと止まり声の主へと目を向ける
「揉めるんなら仕事の後にしろ。給料ださねぇぞ?」
:08/02/19 06:10
:PC
:JQGZyflQ
#445 [みぉり]
凪「そんなんいやっす


」
恭「……横暴だ」
凪と恭平はやや不満を漏らすもののはなれた
その様子を見て満足そうに笑ったその影は再びグラスを磨く
:08/02/19 20:25
:N904i
:xu0rPRRE
#446 [
]
がんばっ


:08/02/20 05:30
:SH903iTV
:OVDJZnmM
#447 [みぉり]
>>

さん

いつもありがとうございます


少しですが更新します

:08/02/20 05:33
:N904i
:nDTi5soU
#448 [みぉり]
2人は怒られたため、距離をとりつつばらばらに仕事をしながらも恭平は隙を見て凪に話し掛けた
恭「……凪」
凪「なぁんだよぅ〜だ」
凪はまだすねた様子で俺からぷぃっと顔をそむけてシェーカーを磨いている
:08/02/20 05:39
:N904i
:nDTi5soU
#449 [みぉり]
恭「……真面目な話」
凪「………なぁに?」
俺の言葉に凪もさっきとは明らかに声のトーンが変わる
恭「…なんで突然、コンテストに参加するなんて言い出したんだ」
凪「……………」
:08/02/20 05:44
:N904i
:nDTi5soU
#450 [みぉり]
凪は黙ってシェーカーを磨き続ける
凪はたいていのことにはきちんと答えてくれる性格だ
その凪が口を閉ざして答えないということは…
俺にも話すつもりはないってことだ
:08/02/20 21:17
:N904i
:nDTi5soU
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