あいつはあの子のことが好き。
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#601 [みぉり]
私が手を叩いて"それ考えるの忘れてました"というと

今泉さんはふっと笑って再びカメラを構えた

カシャ・・・


あ「えっ?!」



私があたふたしているにも関わらず今泉さんはシャッターを切り続ける


カシャ・・・・カシャ・・・カシャ・・・

⏰:08/02/25 03:21 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#602 [みぉり]
あ「なっ///なんでいきなり///」


私は恥ずかしくなってカメラから逃げようと体の向きを変えるが


今泉さんはすぐに私の前に回りこんでシャッターを切る


カシャ・・・




なっ///なんでいきなりぃ〜!?!?!?

⏰:08/02/25 03:24 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#603 [みぉり]
あ「ちょっ・・・ちょっと待ってください///」


カメラのレンズに手をあてて撮れないようにして今泉さんの動きを止める


今泉さんはカメラを下ろして、昨日と同じように困った顔で私を見る


あ「あのっ///不意打ちはちょっと///」


私が必死に訴えると、今泉さんはうーんと首を傾げて何か考えている様子

⏰:08/02/25 03:28 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#604 [みぉり]
恭「・・・俺が黙ってカメラを向けて・・・瀬戸さんは普通にできますか?」


予想もしてなかった突然の質問に


あ「え・・・・あの・・・それは・・・・」


私はおろおろしてしまうが・・・心の中では

"多分、無理です。"

と訴えていた(泣)


黙り込んだ私からその意を感じた今泉さんは

にっこり笑ってある提案をする

⏰:08/02/25 03:34 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#605 [失礼します]
>>450-650

⏰:08/02/25 11:22 📱:D705imyu 🆔:XA3jORpE


#606 [みぉり]
>>失礼しますサン
アンカーありがとうございます

⏰:08/02/25 14:41 📱:N904i 🆔:jas0V3Zk


#607 [みぉり]
>>604から

恭「黙って撮るのより、おしゃべりしながら撮るほうが楽しいと思いませんか?」


あ「え・・・・おしゃべり・・・・ですか?」


私が聞き返すと今泉さんはにっこり笑って頷く


恭「撮られることばかり気にするよりやり易いと思いますよ」

⏰:08/02/25 14:45 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#608 [みぉり]
確かに・・・・その方が絶対、緊張もやわらぐし

何より"撮られてる"感が少なくて良さそう




私は今泉さんの提案にコクンと頷いた



すると今泉さんは再びカメラを構えて私に話しかけ始めた

⏰:08/02/25 14:53 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#609 [みぉり]
恭「じゃー・・・・名前とクラスは?」

あ「え?今泉さん知ってるじゃないですかっ(笑)」

恭「とりあえず初めですからねー・・・・簡単な質問から(笑)」



私はくすくす笑いながらも名前とクラスを答えた


カメラを必ずしも見なくていいと今泉さんに言われたので


目線は遠くを見るようにしする

⏰:08/02/25 14:59 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#610 [みぉり]
カシャ・・・カシャ・・・


シャッター音もさっきより全然気にならなくなってきた


恭「誕生日は?」

あ「5月20日」


カシャ・・・


恭「血液型は?」

あ「AB型」

カシャ・・・

⏰:08/02/25 15:04 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#611 [みぉり]
恭「あー・・・なんかそんな感じ(笑)」

あ「え?」

カシャ・・・


今泉さんの言葉の意味を聞こうと顔を向けた瞬間、


シャッターを切られた


あ「・・・・っ///」

恭「いや・・・AB型っぽいなぁって(笑)」

⏰:08/02/25 15:06 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#612 [みぉり]
顔を真っ赤にしてしまった私を見て

今泉さんはカメラを下ろしてくくっと笑う



あ「う〜///」


私は恥ずかしくて、両手で顔を覆ってしまった

⏰:08/02/25 15:12 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#613 [みぉり]
恭「・・・・今日はこの辺にしましょうか」

あ「え?」


今泉さんはカメラを肩に掛けながらにっこり笑う



恭「俺のせいで・・・始める時間も遅くなっちゃいましたし・・・」


あ「あ・・・いえ、」


そういえば・・・今泉さんなんで遅れたんだろう

体調悪かったから寝てたのかな?

それでも私との約束守って・・・ここに来てくれた・・・のかな

撮影も私がやりやすいように考えてくれて・・・




あ「・・・えと・・・ありがとうございました」

恭「え?」

⏰:08/02/25 15:21 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#614 [みぉり]
私の"ありがとう"に今泉さんは首を傾げてる


あ「あっ///・・・あの、撮影とか・・私がやりやすいようにって色々考えてもらって・・・ありがとう」


私は慌てて言葉を付け足してから、今泉さんに向き直ってお礼を言った


恭「・・・・・っ///」

⏰:08/02/25 15:25 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#615 [みぉり]
ぐいっ

あ「ひゃっ・・・・」


一瞬、何が起こったのかわからなかった

突然腕を引っ張られて、何かに包まれたことと





・・・・それが今泉さんの腕の中であるということ



それがわかるのに数秒かかった

⏰:08/02/25 15:36 📱:PC 🆔:yZvpGibY


#616 [我輩は匿名である]
おもしろいです

⏰:08/02/25 22:30 📱:D705i 🆔:n6XXvw8E


#617 [我輩は匿名である]
>>328ー615

⏰:08/02/25 23:06 📱:SH902iS 🆔:lPzqGwU.


#618 [我輩は匿名である]
>>328ー610

⏰:08/02/25 23:10 📱:SH902iS 🆔:lPzqGwU.


#619 [みぉり]
>>616の匿名さん
コメントありがとうございます頑張ります

>>617、618の匿名さん
アンカーありがとうございます

⏰:08/02/26 01:28 📱:N904i 🆔:vRiEU6FQ


#620 [みぉり]
>>615から

あ「い、今泉さん?///」


なんで抱きしめられてるのか、わけがわからなかったけど

なぜかとっさに、今泉さんの名前を呼んだ


でも・・・


恭「・・・・・・・・・」


今泉さんは何も応えてはくれない

⏰:08/02/26 01:51 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#621 [みぉり]
あ「あのっ・・・・////」


腕から抜け出そうと動いてみるも・・・・


ぎゅうっ



もっと強く抱きしめられてそれは叶わない



あ「〜〜〜〜っ/////」




なんで?

⏰:08/02/26 01:53 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#622 [みぉり]
なんでこの人は私を抱きしめてるの?



・・・・・また、からかわれてるの?



金曜日の暗室での出来事

そして今のこの状況


それから・・・・中学の時のこと


その全てが頭の中を駆け巡る

⏰:08/02/26 02:03 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#623 [みぉり]
あ「・・・・・・ッ」


いやだ・・・いやだよ・・・


またこうやって・・・・


からかわれて振り回されるのは・・・・


もう・・・


あ「・・・・・・・いや」

恭「からかってるわけじゃないから」

⏰:08/02/26 02:06 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#624 [みぉり]
あ「・・・・・え?」


今泉さんは私を抱きしめたままもう一度繰り返す


恭「・・・・・からかってるわけでも、ふざけてるわけでもない」



私は驚きで声が出ない



なんで私の考えていることがわかったの?

⏰:08/02/26 02:13 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#625 [みぉり]
あ「・・・・なんで」


恭「・・・・・・・・・・」



私の問いに今泉さんはまた・・・黙ってしまった



恭「・・・・き・・・だから」

あ「・・・?」

⏰:08/02/26 02:32 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#626 [みぉり]
今泉さんが何か呟いたけど・・・・よく聞こえない


あ「今、なんて・・・・」



バッ



今度は突然、両腕を捕まれた状態で体を離される


顔をあげるとそこには真剣な今泉さんの顔があった

⏰:08/02/26 02:42 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#627 [みぉり]
恭「・・・・瀬戸さんが好きだから」

あ「・・・・・え?」



何を言ってるの?



多分、今の私の顔にはそう書いてあると思う



だって今泉さんと知り合ったのは先週だよ?


なのに・・・私を好き?

⏰:08/02/26 02:47 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#628 [みぉり]
今泉さんから顔をそらすために私は俯く

そして・・・・一呼吸してから口を開いた


あ「・・・・・冗談」

恭「"冗談はやめてよ""何かの罰ゲーム?"」



!!!!



あ「なんでっ・・・・」

⏰:08/02/26 02:54 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#629 [みぉり]
私が・・・・しつこく告白してくる人を振るために


中学の時に使っていた・・・・言葉


それをどうして・・・・・




あ「どうして・・・・知ってるの」

⏰:08/02/26 03:06 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#630 [みぉり]
顔を上げて今泉さんを見るとー・・・・


今泉さんはいつもみたいににっこり笑って




恭「さて、どうしてでしょう?」



そう言って掴んでいた私の腕を離した

⏰:08/02/26 03:11 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#631 [みぉり]
今泉さんのその笑顔が・・・・私の考えを全部見透かしているようで


私はまた俯いて今泉さんから目をそらした



あ「・・・・っ・・・やっぱり・・・からかってるんでしょ?」


恭「・・・・・今はそう思われてもかまわないよ」


今泉さんの声のトーンがひとつ低くなる

⏰:08/02/26 03:17 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#632 [みぉり]
恭「今はそう思われてもいい・・・でもこれだけはちゃんと聞いて」



その声になんとなく・・・・顔を上げるように促されているようで


私は自然と今泉さんに向き合う




恭「俺は、ずっと瀬戸あかりが好きだった」




瞬間、風が通り抜けて私の中学の記憶がフラッシュバックする

⏰:08/02/26 03:30 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#633 [みぉり]
この感覚・・・・・どこかで・・・・



あ「前に・・・・どこかで・・・・」



自然と言葉に出していた


その私を見て今泉さんは一瞬驚いて・・・

でもすぐににっこり笑って"さぁ"と言うだけだった

⏰:08/02/26 03:39 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#634 [みぉり]
それから・・・・

今泉さんはズレ落ちていたカメラを肩に掛けなおして私に向き直り


恭「明日からも・・・・撮影に付き合ってくれる?」


静かに問いかける


あ「・・・・・・」


私は何も応えることができない



告白された人と・・・・一緒になんていられない

⏰:08/02/26 03:49 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#635 [みぉり]
それがいつもなら思うだろう私の気持ち

でも・・・・なんでか・・・・今は

明日からも会うことを"いや"と思わない


何も応えない私に今泉さんは再び口を開く




恭「今日みたいなことは二度としない、約束する」

あ「・・・・・・・」

⏰:08/02/26 03:52 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#636 [みぉり]
恭「指一本も触れないから・・・・でも、俺の気持ちを疑わないで」


今泉さんから目をそらせない



あ「・・・・・約束・・・ですよ」




気づいたら私はそう呟いていた

⏰:08/02/26 03:58 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#637 [みぉり]
恭「・・・・あぁ、約束する」


今泉さんはいつもみたいなにっこり笑顔じゃなくて・・・・


もっと子どもみたいな・・・くしゃっとした笑顔でそう言った



恭「・・・・さて、帰りましょう」

あ「・・・・はい」


今泉さんが私に背を向けて歩き始める

⏰:08/02/26 04:04 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#638 [みぉり]
私はその後ろ姿を見つめながら・・・・


自分の中にある不思議な感覚に戸惑っていた



今までずっと・・・・中学の"あの時"から・・・・


誰かに"好きと言われる"ことがあっても


ずっと信じられなかった

⏰:08/02/26 04:08 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#639 [みぉり]
・・・・・でも


有希の涙を見た時から・・・・私の中で少しずつ


"好き"に対してこれまでと違う感覚が生まれ始めてる



なんだろう・・・・変な感じ

⏰:08/02/26 04:14 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#640 [みぉり]
そのまま今泉さんと正門まで一言も交わさぬまま歩いた



恭「・・・じゃあ、また明日」

あ「はい・・・また」



それだけ言うとお互いに背を向けてそれぞれの家路についた

⏰:08/02/26 04:22 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#641 [みぉり]
【アンカー】
読んでいただいてる方へ
よろしければご活用ください(o´・ω・`o)

>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650

⏰:08/02/26 04:27 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#642 [みぉり]
>>640から

━━――──……‥
恭平side


キィー・・・ガチャ・・・・



「あれ?どうした恭平」



兄貴がカウンターから俺に声をかける

⏰:08/02/26 15:37 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#643 [みぉり]
恭「ん・・・・・ちょっと」


「・・・・・・そか」



俺は力なく応えると一番奥のカウンターに座ってつっぷした

兄貴は何も聞くことなく戸口へと歩いていった



コト・・・・


何かが置かれた音に顔を上げる

⏰:08/02/26 15:47 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#644 [みぉり]
そこにはカクテルの入ったグラスがあった



「・・・・好きだろそれ」



声に反応して兄貴を見ると兄貴は黙ってシェーカーを磨いていた



恭「ん・・・・・ありがと」



俺は静かにグラスをとって中の白い半透明な液体を見つめた


XYZ・・・・俺が一番好きなカクテルで・・・・



まさに今の俺の状態

⏰:08/02/26 16:01 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#645 [みぉり]
一口飲んでからそのままぼんやりと・・・カクテルを見つめていた


それからどれくらいたったか・・・・


ふと顔を上げて、店内にカウンター側の小さな時計を見ると


時刻を5時半を示していた



あれ・・・もう開店している時間じゃ・・・・


そう思って兄貴に眼を向けるとー・・・・

⏰:08/02/26 16:06 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#646 [みぉり]
「今日は・・・・気分がのらねぇから・・・な」



そういって自分で作ったカクテルをグラスに注いで静かに飲んでいた




恭「・・・・・ありがと」



俺が呟くようにいうと"何がだよ"って笑って戸棚のレコードを整理し始める

⏰:08/02/26 16:10 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#647 [みぉり]
兄貴も俺も何も言わずに・・・ただ黙って・・・カウンターに座ってカクテルを飲んでいた






昼間・・・・凪の話を聞いてから

俺はひとつの大きな決心をした




瀬戸あかり・・・・


あいつが"好きと言われること"を信じることができるようにしたい

⏰:08/02/26 16:14 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#648 [みぉり]
恭「・・・・にしていきなりすぎたよなぁ」


屋上での出来事を思い出して俺は思わず苦笑いした



まぁ・・・・きちんと気持ちを伝えて・・・


それからあいつが俺を受け入れてくれなくてもいいから・・・


・・・・俺のあいつを思う気持ちは本物だって信じてもらえれば



それで・・・・

⏰:08/02/26 16:18 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#649 [みぉり]
俺はカクテルをぐぃっと飲み干すと携帯を取り出して

メール画面を開いた


ピッ・・・・ピッ・・・・

⏰:08/02/26 16:27 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#650 [みぉり]
━━――──……‥
あかりside


〜♪〜♪


突然鳴り出した携帯の着メロに画面を開く

ピッ・・・・



!!!!



今泉・・・さんだ

⏰:08/02/26 16:29 📱:PC 🆔:nG/yN8Qo


#651 [みぉり]
----------------------
Date 4/14 20:18
From 今泉恭平
Sub  無題

今日の撮影・・・遅刻してすいませんでした。
それから、突然あんなことをしてすごく驚かせてしまったと思う・・・
本当にすいません
でも、俺の気持ちは疑わないで欲しい
それ以上は何も望まないから・・・・って俺のわがままばかりで申し訳ないですが

明日からは、いつもと同じでいて下さい
撮影は図書室でお願いします。
ではまた明日・・・おやすみなさい

   ----END----

ピッ・・・

⏰:08/02/27 00:13 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#652 [みぉり]
携帯を静かに閉じてそのままベットに倒れこむ



はぁー・・・・



やっぱり・・・・信じられないよ

いきなり"好き"って言われても・・・・

だって知り合ったの先週だよ?

⏰:08/02/27 00:32 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#653 [みぉり]
もう一度携帯を開いて画面を見つめながら

屋上での出来事を思い返す



あ「・・・・・っ///」


思い出すだけで恥ずかしくなる


あんなふうに抱きしめられたのなんて・・・・


金曜日の出来事を含めて2回目

⏰:08/02/27 00:41 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#654 [みぉり]
・・・・・今泉さん


なんで・・・・私の"あの言葉"を知ってたんだろう


あの言葉を使ったのは・・・・中学までなのに



私のこと"ずっと好きだった"って言ってた・・・・



でも・・・私の記憶をいくら手繰り寄せても今泉さんを見つけることができない

⏰:08/02/27 00:47 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#655 [みぉり]
あ「わけわかんないよ・・・・・」



考えても考えても整理のつかない頭・・・・




もー・・・・考えるのやめよう


とにかく、明日からも普通に撮影することになったんだし!!


変に意識しないようにしよう!!

うんっ!!


自分に言い聞かせて布団にもぐりこむといつのまにか眠ってしまったー・・・

⏰:08/02/27 01:14 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#656 [みぉり]
━━――──……‥

うそでしょ・・・・



一日の時間が過ぎるのはあっという間


朝から学校に来てから教室の時計に目を向ければお昼を示している




有希に会って昨日のことを相談しよう・・・・


そう思ってたのに・・・


ピッ・・・

⏰:08/02/27 01:23 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#657 [みぉり]
----------------------
Date 4/15 11:58
From 有希
Sub  無題

連絡するの遅くてごめんー((( ;゚Д゚)))
実は朝から首を寝違えてしまって・・・・病院行ったら思いのほか時間かかってさ↓↓

午後から学校行くからお昼一緒できないฺ(ノへ・。)
ごめんね↓↓↓

   ----END----



なんで今日に限ってなの〜〜〜(涙)

⏰:08/02/27 01:30 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#658 [みぉり]
ピッ・・・


携帯をポケットにしまって



さて、お昼どこで食べようかな〜


いつも屋上だから・・・・中庭とか行ってみよ



そう思い立った私はお弁当片手に階段へと向かう

⏰:08/02/27 01:39 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#659 [みぉり]
4階から3階へと階段を降りて


中庭により近い方の階段へ移動するために


・・・・・・・・・・"倉庫B"のある廊下を歩く




中庭に行くのは・・・・ここ通るしかないんだよなぁ



どうか・・・今泉さんに会いませんように

⏰:08/02/27 01:50 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#660 [みぉり]
放課後に会わなくてはならないとわかっているけど・・・・



でも・・・できることならその前には会いたくない



会いたくない・・・・じゃないか



どんな顔したらいいかわかんない・・・・


そのほうが正しいかも

⏰:08/02/27 01:57 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#661 [みぉり]
そんなことを考えながらぼぉーっと歩き


暗室の前を通り過ぎようとした瞬間




ガチャ



!!!!

⏰:08/02/27 04:10 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#662 [みぉり]
ドンっっ


あ「・・・・っぃた」



突然扉が開いたかと思うと

中から飛び出してきた(?)人とぶつかってしまった




「ごっごめんなさいっ!!!!」

⏰:08/02/27 04:13 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#663 [みぉり]
倒れこんでしまった私に差し伸べられた手ー・・・・


それを辿って見上げた先にあったのは




あ「あ・・・・・」



一昨日・・・暗室から走り去った人

・・・・・だと思う

⏰:08/02/27 04:25 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#664 [みぉり]
「?あのー・・・??」


その人は手を差し出したまま


じっと顔を見つめる私に不思議そうな顔をする


はっ((( ;゚Д゚)))


あ「あっ・・・ありがとうございます!!」



私は慌てて差し出された手を握り立ち上がるとお礼を言った

⏰:08/02/27 04:28 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#665 [みぉり]
「ケガ・・・ないかな?」

あ「あっ大丈夫ですッ!!」

「そう、なら良かった」


その人はにこっと笑うともう一度私に"本当にごめんね"と声をかけて

一礼し私が来た方向へ歩いていってしまった



私はその後姿を眺めて・・・・・


一昨日の暗室から出てきた女の人であることを確信した

⏰:08/02/27 04:32 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#666 [みぉり]
うーん・・・・

やっぱりどこかで見たことあるんだけどなぁ〜・・・


一生懸命考えてみるが・・・・・・・・・・・・・・・思い出せない




はぁ〜・・・・今泉さんのことといい、

私って記憶力なさすぎだなぁ〜(涙)

⏰:08/02/27 04:39 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#667 [みぉり]
自分の記憶力のなさに落胆しつつ、開きっぱなしになっていた暗室の扉を閉め、床に落としたお弁当を拾い上げ中庭に向かって歩き出す


階段を3階から降りていく途中




そういえば・・・あの人って写真部なのかな

暗室に出入りしてるってことはー・・・そうなんだよね?たぶん



ふとそんなことを考えた

⏰:08/02/27 04:46 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#668 [みぉり]
階段を降りきって、中庭に出る扉へ手を掛けた瞬間



ぐぅ〜・・・・・



ちょっぴり真面目に考え事をしているというのに

・・・・・なんて緊張感のない私のおなか(涙)


あ「うー・・・さっさとお弁当食べちゃお」

⏰:08/02/27 04:50 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#669 [みぉり]
「俺も一緒に食べてい〜?♪」



!!!!



あ「凪ぃっ!!!!????いつからそこいたのっ!!!!」



振り返ると両手一杯にパンやらおにぎりやらを抱えた凪がにっこり笑って立っていた

⏰:08/02/27 04:56 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#670 [みぉり]
凪「え?んー・・・・教室から?(笑)」


あ「後つけてたのぉっ?!」



凪はにへっと笑って"人聞き悪いなぁ〜"と私を通り越して先に中庭に出てしまった



あ「ちょっと・・・・ッもー・・・」



慌てて凪を追いかけると凪はすでに近くにあったベンチに座っていて


私においでおいでと手招きしている

⏰:08/02/27 05:02 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#671 [みぉり]
あ「・・・・・マイペース男めっ」


私は呟いて凪の横にストンと腰を下ろしてお弁当を広げた

凪は大量購入したらしいパンやおにぎりをパクパクと

それはおいしそうに食べてゆく



・・・・お子様っ(笑)



私はふっと笑ってお弁当を口に運ぶ


凪「あっ・・・・そのから揚げ食べたい」


凪が私のお弁当にあったから揚げを指差してねだる

⏰:08/02/27 05:07 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#672 [みぉり]
あ「えっやだっ!!これ大好きなんだかあげないよっ」


慌てて凪からお弁当を守るように体の向きを変えてから揚げをほおばる


凪「えー・・・・けちぃ」

あ「けちじゃないのっ!!これは私のエネルギー源なんだからだめっ!!」


凪とぎゃーぎゃーと言い合ってると、




カシャ・・・・

⏰:08/02/27 05:10 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#673 [みぉり]
私たちの前方からシャッター音が聞こえた


この音は・・・・・・・


私の心臓が一気に心拍数をあげる



ドキン・・・・ドキン・・・・



凪「盗撮やめてよぉ(笑)」


凪がシャッターを切った主に向かって声をかける

⏰:08/02/27 05:24 📱:PC 🆔:0cJmIQRs


#674 []
あげー

⏰:08/02/27 20:50 📱:SH903iTV 🆔:CXIjIUms


#675 [みぉり]
>>さん
あげていただきありがとうございます

⏰:08/02/28 00:37 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#676 [みぉり]
>>673から


「人聞き悪いですね、俺がいるの気付いてたでしょ?(笑)」



……やっぱり


この声は……今泉さん


私は顔をあげることも声を出すこともできないまま

⏰:08/02/28 03:11 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#677 [みぉり]
凪「恭ちゃんご飯はー?」

恭「ん…もう食べましたよ」

凪「そっかぁ」


凪と今泉さんの何気ない会話


それを聞きながら私はお弁当を見つめ黙っておかずを口に運ぶ




…………私、感じ悪い人だー(涙)

⏰:08/02/28 03:14 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#678 [みぉり]
凪「あかりぃ?」

あ「へっ!!??なっなに?!」


凪に呼ばれて思わず声がうわずる


凪「?どしたー?急に黙っちゃってさ」


あ「そっっんなこと…なぃょ」


図星すぎて声が小さくなってしまう

⏰:08/02/28 04:02 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#679 [みぉり]
目線はお弁当から外せない
……だって見上げたら今泉さんいるんだもん

どうしたらいいかわかんないよっ


また黙ってお弁当を食べ出したその時



ヒョイッ

⏰:08/02/28 04:21 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#680 [みぉり]
お弁当に手が伸び私の唐揚げを奪われてしまった



あ「!!!!!!ッ私の唐揚げがっ」


凪のやつめぇっ



私はキッと唐揚げを奪った手の先を見上げた


あ「なーぎーっっ」

⏰:08/02/28 04:25 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#681 [みぉり]
あ「………ッ!!」


目で追った先にいたのは唐揚げをおいしそうに頬張る今泉さん



凪だと思い込んでいた手は今泉さんだった



凪「あーっ!!恭ちゃんずるいー!!!」

⏰:08/02/28 04:28 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#682 [みぉり]
恭「……ぅまい」

凪「俺も食べたいっ……ってもーないじゃん(涙)」


凪が今泉さんに"ずるいっ"と喚いている横で

私はぽかんと今泉さんを見つめていた



恭「ごちそうさま」


はっ( ̄□ ̄;)!!

⏰:08/02/28 04:46 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#683 [みぉり]
恭「はいこれ」

今泉さんは私にジュースを手渡す


あ「?」

訳が分からず今泉さんを見つめると


恭「唐揚げのお礼です(笑)」

とにっこり笑った


あ「ぁっ…はい///」


やっぱり顔…まともに見れないよーっ///

⏰:08/02/28 05:02 📱:N904i 🆔:oNtn4HpM


#684 [みぉり]
俯いて今もらったジュースを見つめていると


キーンコーンカーンコーン…


昼休み終了の鐘の音が…


恭「あ、予鈴だ」

あ「えっ!?やばい早く食べなきゃ」

凪「早くしないと置いてっちゃうよー♪」

あ「やだっ


私は慌てて残りを食べきり、暗室前で今泉さんと別れて凪と教室に戻った

⏰:08/02/29 07:41 📱:N904i 🆔:tE.s/mWs


#685 [みぉり]
席につくと私は思わず机につっぷしてしまった


………まさかあそこで会うなんて思わなかった



しかも凪がいるのにも関わらず今泉さん直視できなかったし…


こんなんで放課後に撮影できるの私っ!!??(涙)

⏰:08/03/01 18:35 📱:SH902i 🆔:ffpHaaME


#686 [みぉり]
【みぉりです
昨日、携帯を水没させてしまい古い携帯から更新しています携帯は異なりますが私自身が更新していまたす

⏰:08/03/01 18:38 📱:SH902i 🆔:ffpHaaME


#687 [みぉり]
>>685から

不安ばかりが募る中、時間だけは刻々と過ぎとうとう放課後になってしまった



はぁ…図書室いかなきゃ



足取り重く約束の場へむかう

⏰:08/03/01 18:42 📱:SH902i 🆔:ffpHaaME


#688 [みぉり]
【みぉりです】
携帯を新しくしましたこれからまた更新しますのでよろしくお願いします

⏰:08/03/02 07:26 📱:N905i 🆔:iUqFEL66


#689 [みぉり]
>>687から


カチャ…

4階の角部屋にある図書室の扉を開ける


軽くまわりを見回すが…今泉さんの姿はない



まだ…来てないのかな



ふっと緊張が和らぐ

⏰:08/03/02 07:29 📱:N905i 🆔:iUqFEL66


#690 [みぉり]
図書室は…1年時の校内案内っきり来ていないからほとんど初めてだ


中央にある学習スペースの机には3年生らしき人たちが数人勉強している




ここで撮影なんてできるのかなぁ

⏰:08/03/02 07:32 📱:N905i 🆔:iUqFEL66


#691 [みぉり]
扉の前でそんなことを考えていたら突然、後ろに気配を感じた


バッ


恭「しーっ」


振り返った先にいたのは口の前に人差し指をたてた今泉さん


あ「ーっ(小声)びっくりしたじゃないですかっ」

⏰:08/03/02 16:33 📱:N905i 🆔:iUqFEL66


#692 [みぉり]
恭「ごめん(笑)驚かすつもりはなかったんだけど」


今泉さんも小声で笑いながら口元にあてた指を下ろした


あ「…あの、本当にここで撮影するんですか?」


今泉さんに促されて一番端っこの学習スペースに歩きながら尋ねる

⏰:08/03/02 23:36 📱:N905i 🆔:iUqFEL66


#693 [みぉり]
恭「えぇ・・・・そのつもりですよ?」


またいつものにっこり笑いで話す今泉さんをやっぱり直視できなくて顔をそらしてしまった



う〜〜〜・・・・////



私は赤くなっているであろう頬を押さえて深呼吸する

⏰:08/03/03 05:55 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#694 [みぉり]
扉の前では突然の出来事だったし・・・とっさに普通にできたけど


改まって話さなきゃならない状況だと・・・・緊張してしまって仕方ない



あ「・・・・・あのぉ・・・どうやって撮影を?」



普通に普通に・・・と自分に言い聞かせて口を開いた

⏰:08/03/03 05:56 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#695 [みぉり]
恭「えぇ・・・瀬戸さんが好きな本を読んでる風景を撮る形にしようかと・・・・(小声)さすがにおしゃべりはここではできませんから(笑)」


周りを見回して肩をすくめて見せた今泉さんがちょっぴり子どもに見えてなんだか気持ちが落ち着いた



あ「ですよね(笑)・・・・本ってなんでもいいですか?」

恭「えぇ、俺は様子を撮らせてもらうだけなので・・・・」

⏰:08/03/03 05:59 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#696 [みぉり]
私は静かに席を立って本を探しに行く・・・・


色んな本が置いてあるけど私が一番好きなのはー・・・・




あ「あっあった」





本を手に取り今泉さんの元へと戻る

⏰:08/03/03 06:00 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#697 [みぉり]
恭「・・・・・詩集でしょう?」

あ「っ!!!!なんでわかったんですか?!?!?!」


まだ見せていない手中にある本が何かを言い当てられて驚いた


なんで?タイトルだって・・・・見えてないのに



不思議に思って首をかしげると今泉さんはくくっと笑って机に片手を突いて

その上にあごを乗せながら



恭「・・・・好きな人の好きなものくらい知ってるよ?(笑)」

⏰:08/03/03 06:05 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#698 [みぉり]
そういってふっと笑った


あ「〜〜〜っ///」


その笑顔と発言に、恥ずかしくなって思わず本で顔を隠す



恭「・・・・・やっぱり詩集ですね」



今泉さんに向けるように本を顔の前に持ったのでタイトルが見えたらしく"当たった"とちょっと得意げな声が耳に響く

⏰:08/03/03 15:55 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#699 [みぉり]
うー・・・・恥ずかしすぎる////


・・・・・今まで告白された後にこうやって本人と一緒にいることもなかったし


不思議な感じ・・・・



私はさっきのように深呼吸をして本を下ろすと今泉さんに向き合った

⏰:08/03/03 16:02 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#700 [みぉり]
あ「・・・・そういうこと恥ずかしいからあんまり言わないでください///」


恭「うーん・・・でも俺が瀬戸さんのこと好きななんだってしっかり信じてもらいたいし」


"ね"とにっこり笑って私を見つめる


あ「・・・信じるからやめてっていったら・・・?」

恭「それは嘘だね」


ズバっと一刀両断された

⏰:08/03/03 16:19 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#701 [みぉり]
恭「そんな簡単に信じてもらえるなら何年も想ったりしない」


ドキッ


今泉さんは一瞬、真剣な顔つきになって・・・でもすぐににっこり笑った



あ「っ///」

恭「それに・・・・そういうこと言った後の瀬戸さん・・・・おもしろいし(笑)」

⏰:08/03/03 16:38 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#702 [みぉり]
おもっ・・・・おもしろいぃぃぃ!!??


あ「・・・・おもしろくないですっ///」


今泉さんはくくっと笑って私に席に座るように促す


今泉さんの向かいに座ってすぐに本を開く


始めは向かいが気になっていたけど・・・・すぐに詩の世界に入り込んでしまった

⏰:08/03/03 17:38 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#703 [みぉり]
そのままずーっと読みふけって・・・・


今泉さんが向かいからシャッターを切ったり、撮影の角度を変えるためか立ち上がったりとしていたけど



私は変に意識することなくそのまま読み続けていた

⏰:08/03/03 18:14 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#704 [みぉり]
いつのまにかシャッター音は止んでいて


私が本を読み終えてふと顔をあげると・・・・



ドキッ


再び私の前に座っていた今泉さんは肘をついた手のひらに顔をのせたまま眠っていた

⏰:08/03/03 18:24 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#705 [みぉり]
周りを見回せば、他の生徒はほとんどいなくなっていて室内時計は6時すぎを示している




・・・・2時間以上よみふけっちゃったんだ




私は静かに伸びをして目の前の今泉さんを起こさないように本を棚に戻しに席を立った

⏰:08/03/03 18:27 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#706 [みぉり]
本を戻して席に戻りながらゆっくり今泉さんの・・・・・隣に座った


眼鏡がほんの少しずり下がってその間から見える長いまつげ


規則正しい呼吸を繰り返す唇




・・・・・キレイな顔

⏰:08/03/03 21:46 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#707 [みぉり]
この人が私を好きなんて・・・・・



やっぱり信じられない・・・・



私は今泉さんの傍らに置かれていたカメラに気づき、それを手に取った



画像の履歴をゆっくり見る




うわぁ〜・・・すごいキレイに撮ってくれてる

⏰:08/03/03 21:51 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#708 [みぉり]
恭「・・・ん」

夢中になって見ている横で今泉さんが身じろぎした


私は慌ててカメラを置くと向かいに座ろうとして立ち上がった拍子に椅子に足をぶつけてバランスを崩した



バタンっ



あ「痛たた・・・・!!??」

⏰:08/03/03 22:07 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#709 [みぉり]
恭「・・・・・ずいぶんな起こし方ですね」


私の下敷きになっている今泉さんが頭を抑えながら上半身を起こす


あ「ごっごめんなさいっ!!!!」


恭「俺は全然構わないけど・・・・この体勢はちょっとね」


今泉さんに言われて自分の今の体勢にはっとした

⏰:08/03/03 22:22 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#710 [みぉり]
今泉さんの膝にまたがって、だっこされている状態



あ「〜〜〜〜っほっ本当にごめんなさいっ////」



私は慌てて立ち上がると今泉さんも笑いながら立ち上がって大きく伸びをした


恭「ん〜・・・途中寝ちゃってすいません」

あ「いえ!!・・・・・私が読みふけっちゃったせいで」

⏰:08/03/03 22:54 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#711 [みぉり]
恭「いえいえ・・・おかげさまでいい写真撮れましたし」


椅子や机を直した今泉さんはカメラを持ってにっこり笑いかける



あ「そ・・・うですか///」



また心臓がドキッとして今泉さんから目をそらした


今泉さんはくるりと向きを変えて扉に向かって歩き出す


私はその後をついて図書室をあとにした

⏰:08/03/03 23:07 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#712 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:08/03/03 23:16 📱:D705i 🆔:qqKiGUec


#713 [みぉり]
>>匿名さん
アンカーありがとうございます頑張ります

⏰:08/03/03 23:20 📱:N905i 🆔:rNRFr3aQ


#714 [みぉり]
いつものように今泉さんと暗室の前で別れる


恭「じゃあ・・・明日は教室でお願いします」


今泉さんはドアノブに手を掛けながら私に言う


あ「あ・・・・はい、わかりました。それからっ///さっきは・・・ごめんなさい」


恭「あぁ・・・俺は嬉しいハプニングだったけど(笑)」


一瞬で真っ赤になった私の顔をみて今泉さんはくくっと笑って"じゃあ"と暗室に入ってしまった

⏰:08/03/03 23:40 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#715 [みぉり]
バタン・・・


私は扉がしまるとその扉におでこを当てるようによりかかった





はぁぁ〜・・・・



今泉さんの姿が見えなくなって緊張の糸が切れたのか大きなため息が出る

⏰:08/03/03 23:44 📱:PC 🆔:vhyZfKtA


#716 [我輩は匿名である]
がんばってください

⏰:08/03/03 23:48 📱:D705i 🆔:qqKiGUec


#717 [みぉり]
>>匿名さん
ありがとうございます未熟ものですが頑張りますので

⏰:08/03/04 00:04 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#718 [みぉり]
>>715から

今日一日は・・・心臓がドキドキしすぎてなんか変な感じ



寄りかかった体を起こして、ゆっくり教室へ向かう



・・・・寝顔キレイだったなぁ〜



今泉さんの寝顔をふと思い出しながら教室の扉をあけた

⏰:08/03/04 00:13 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#719 [みぉり]
ガラッ・・・・パチン


教室に入り電気をつけると窓際の席で眠っている凪が目に入った




あれ・・・・こんな時間まで何してたんだろう



私は自分のカバンを取ると凪を起こそうと声をかける



あ「凪ー?」


凪「ん〜・・・・」

⏰:08/03/04 00:40 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#720 [みぉり]
あ「こんなとこで寝てたら風邪引くよー?」


なかなかおきないので肩を揺すっていると凪がふと口を開いた



凪「ん・・・有希ぃ・・・・」




え?

⏰:08/03/04 00:48 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#721 [みぉり]
凪「・・・・ごめん、ごめん俺のせいで・・・・」



・・・・凪?



私は肩を揺する手を離して凪の寝言に耳を傾けた




有希に・・・・何を謝ってるの・・・・?

⏰:08/03/04 01:26 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#722 [みぉり]
凪「俺の・・・せいなんだ」


そう言う凪の目じりにはうっすら涙がにじんでいるように見えた


私はなんだか見ていられなくって・・・・・凪の耳元に顔をよせて


スゥー・・・・


あ「なーぎーーーーーーー!!!!!!!!おっきろ〜〜〜〜〜!!!!」


凪「うっわわわわわわっ!!!!!」



ガシャン・・・ッガタガタッ


大きな声で叫ぶと途端に目覚めた凪は椅子から転がり落ちた

⏰:08/03/04 01:30 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#723 [みぉり]
凪「あっ・・・あかりぃ??」

あ「お目覚めになりまして??(笑)」


私が声をかけると寝ぼけ眼の凪は目を擦りながら

立ち上がると転んだ拍子に打ったらしい腰を抑えて擦る

⏰:08/03/04 01:36 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#724 [みぉり]
凪「あれぇ・・・いつのまに寝てたんだ俺ぇ・・・?」


あ「そんなの知らないよ(笑)・・・・なんか嫌な夢でもみたの?」


凪「・・・・・え」


あ「・・・・なんども謝ってたよ?おれのせいでごめんって・・・・」


私は凪の顔色をこっそりうかがうように見ると

凪ははっと真剣な顔つきで口元を覆うように右手を添えている

⏰:08/03/04 01:42 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#725 [みぉり]
凪「・・・・他になんかいってた?」


真剣な顔つきのまま私を見つめる凪


いつものへらっとした凪と180度違う様子に戸惑いながらも私は"ううん、それだけ"と答えた


凪は"そっか"と呟くとすぐにいつもの凪に戻って"帰ろう"とカバンを持って教室を出た

⏰:08/03/04 01:46 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#726 [みぉり]
・・・・・・本当は"有希"っていってたけど



その言葉はなんだか言い出せなくて飲み込んだまま

凪の出て行った扉を見つめて・・・・その後を追った

⏰:08/03/04 01:56 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#727 [みぉり]
その帰り道は・・・二人ともなぜだか無言で


私はこの前の有希との帰り道を思い出して複雑な気持ちだった




あの帰り道の後・・・・話を聞いて有希の気持ちを知った


有希の力になりたいと思いながらも・・・・結局何も出来ないんだって無力な自分と


"好き"に対する感情の変化で戸惑いを抱き続けてるだけ

⏰:08/03/04 02:14 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#728 [みぉり]
情けないなぁ〜・・・・




心底そう思いながら凪と並んで歩く


大きな十字路で凪とは道を別れて一人で歩きながら


今日は顔を合わせなかった有希を思い出した

⏰:08/03/04 02:26 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#729 [みぉり]
・・・・有希は凪が好き


もし、凪が有希のその気持ちを信じなかったら・・・



有希はもちろん・・・すごく傷つくし、私も悲しい・・・な



・・・・でも悲しいって思う私だって今までずっと"好き"を信じないで来た

⏰:08/03/04 02:31 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#730 [みぉり]
きっと・・・これまで私はそうやって人をたくさん傷つけた


その私が・・・・本当の意味で・・・


人を"好きになる"気持ちをわかってるのかな



・・・・・・"真野篤"を好きって言い切ってもいいのかなぁ

⏰:08/03/04 02:34 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#731 [みぉり]
そんなことが頭の中をぐるぐると駆け巡る


あ「うー・・・またわけわかんなくなってきた」




・・・・・今泉さん


私のこと"何年も想ったりしない"って・・・・


一体いつからなの・・・?

⏰:08/03/04 02:40 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#732 [みぉり]
いつから・・・・好きでいてくれてるんだろう




考えたって答えのわかるわけのないことばかり考えて気づけば家についていた




はぁ・・・・きちんと本人に聞くのが一番なのに



恋愛ごとは苦手なんだよねぇ

⏰:08/03/04 02:42 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#733 [みぉり]
・・・・・今が"好き"に向き合ういい時期なのかもしれないな




私は大きく息を吸い込むと玄関の扉をあけた


あ「ただいまー」

⏰:08/03/04 02:49 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#734 [みぉり]
━━――──……‥
恭平Side

〜♪〜〜〜♪


暗室で作業をしていた俺の携帯が突然鳴り出す


画面表示を確認しないでそれを手に取った



ピッ・・・・


恭「はい・・・・」


『あ、今泉くん???私ー・・・・』

⏰:08/03/04 02:54 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#735 [みぉり]
その声に片手で作業しようとしていた動きが止まる









恭「・・・・・・・・・・相原」


俺は電話の主の名前を呟いて、ソファに四肢を投げ出すように座り込んだ

⏰:08/03/04 02:57 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#736 [みぉり]
『わかってくれてよかった』


電話先から嬉しそうな声が聞こえる・・・・が俺にとっては耳障りこの上ない


恭「なんですか・・・・・・・お前とはもう終わりだっつただろ」



俺はイライラしながら現像されて浮かび上がった写真の1枚を手にとって話す



『そ・・・うなんだけど・・・・ねぇ、突然どうして』

⏰:08/03/04 03:55 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#737 [みぉり]
恭「・・・・・・・・お前には関係ない」



瀬戸が詩集を真剣に読んでいる写真をみつめて静かに言い放った



恭「それに・・・・元からそういう契約だったろ」


『それは・・・・そうだけど・・・でも突然すぎるよ』


恭「突然でもなんでもない、元々お前からの提案だったろ・・・"俺の好きなタイミングでおしまいにする"」


『・・・・・ん、そうだね。・・・・ちょうど潮時なのかもね』



電話先の声がややトーンを落として寂しげに呟く

⏰:08/03/04 04:02 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#738 [みぉり]
俺はほんの一瞬だけ"相原"に申し訳なさがこみ上げた



・・・・でもこの関係を作ったのはこの女で、お互いに割り切った関係でいた


俺はそう思い直して再び電話先に強い口調で続ける



恭「とにかく・・・・終りだから・・・・・お前も彼氏にばれるとまずいでしょ」

⏰:08/03/04 04:08 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#739 [みぉり]
そう言うと"相原"は黙ってしまった



俺は半ばイライラしながらも瀬戸の写真を見つめて気を紛らわす




『・・・・うん、・・・ちょっと気づいてるっぽいし』


恭「そ・・・まぁ、がんばれよ・・・じゃあ」



俺はそういって電話を切ろうとボタンに指をかけた

⏰:08/03/04 04:12 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#740 [みぉり]
『ちょっと待ってっ・・・・・今日図書室にいたでしょ?』



!!!!



俺は思わず言葉につまる


恭「っ・・・・・なんで知ってるんだよ」



『・・・・・たまたま行ったら・・・頬杖ついて寝てるのみた』

⏰:08/03/04 04:15 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#741 [みぉり]
タイミングが悪い・・・・・それならきっと



向かいにいたあいつにも気づいただろう


俺のその気持ちを読んだのか・・・・"相原"は言葉を続ける



『向かいにいた子・・・・あの子・・・今泉くんの・・・?』



・・・・たぶん、"彼女"か"好きな子"そんなことを言いたいのだろう

⏰:08/03/04 04:22 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#742 [みぉり]
恭「・・・・・・コンテストのモデル」


『え?コンテストって・・・・今度の?』


恭「あぁ・・・・・凪の友達でイメージに合ったから頼んだ」



俺はなんで"相原"にこんな説明してんだって思いながらも話すと


電話先の声は"へぇ〜そうなんだ"と呟いて納得しているようだった



これで本当に最後だ・・・・そう思って"じゃあ"と声をかけると"ばいばい"そう聞こえたので俺は静かに電話を切った

⏰:08/03/04 04:34 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#743 [みぉり]
ピッ・・・・


携帯を閉じてそのままソファにぽんと放り投げて


起き上がり、途中だった現像作業に戻る



現像するための液体につけると1枚ずつ・・・・瀬戸の写真が浮かび上がってくる





なんで詩を読んでるだけなのに・・・・・こんなにコロコロ表情変わるんだか

⏰:08/03/04 04:42 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#744 [みぉり]
はっとしている顔、真剣な顔、涙ぐんでいる顔



・・・・・・満面の笑顔



1枚ずつゆっくりとその表情を見つめながら、張り巡らせたテグスに洗濯ばさみで写真を挟んで吊るしていく




・・・・ふぅ、コレで終りかな

⏰:08/03/04 05:09 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#745 [みぉり]
吊るし終わった写真を見回すと後片付けをして暗室に鍵を掛けた



ガチャ・・・・



廊下は真っ暗で、ふと腕時計を見てみれば9時をしめしていた




やべー・・・・校門しまってんな・・・・きっと



遅くまで残りすぎたとやや後悔をしながらも玄関へと急いだー・・・

⏰:08/03/04 05:12 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#746 [みぉり]
━━――──……‥
あかりside

⏰:08/03/04 05:20 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#747 [みぉり]
ブーッ・・・・ブーッ・・・・

ピッ・・・・


今泉さんからだ。


なんとなく予想はしていたので昨日みたいに


変に考えないようにメールを読む

⏰:08/03/04 05:25 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#748 [みぉり]
----------------------
Date 4/15 21:49
From 今泉恭平
Sub  無題

今日も一日お疲れ様でした。
瀬戸さんもリラックスして撮影ができるようになったみたいで・・・
俺としては嬉しい限りです(^^)
では明日は教室で・・・おやすみなさい

    ----END----


ピッ・・・ピッ・・・

メールを読んで、今日の撮影を思い返す

⏰:08/03/04 05:30 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#749 [みぉり]
・・・・・・・確かにシャッター音も気にならなくなったかも


まぁ、本を読んでたからかもしれないけど(苦笑)


そんなことを思いながらも返信の文面を打つ


ピッ・・・ピッ・・・

----------------------
Date 4/15 22:02
To  今泉恭平
Sub  無題

お疲れ様です☆
今日は久しぶりの図書室で・・・なんだか新鮮な気持ちでした
撮影もあまり緊張しなくなったので少しはお役に立ててるみたいで嬉しいです(^▽^)
また明日、よろしくお願いします
おやすみなさい

    ----END----

ピッ・・・

【送信完了】

⏰:08/03/04 05:43 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#750 [みぉり]
よしっ!!
明日も撮影がんばろうっ!!


私は明日の用意を・・・・時間割に"選択"の文字に気を止めつつも


眠りについた

⏰:08/03/04 06:26 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#751 [みぉり]
学校へと向かう道の途中ー・・・・


いつもよりも早めの時間に歩いていると道の先にひとつの後姿を見つけた




・・・・たぶん、凪っぽい



そんな風に思いながらなんとなく声をかけられずに後ろを歩く

⏰:08/03/04 06:33 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#752 [みぉり]
でも、ほんの少し歩くスピードをあげて凪との距離をつめてあることに気づいた



・・・・・肩からカメラ・・・・提げてる・・・?



凪の左肩には、今泉さんが使っているものと似た感じのカメラがその動きに合わせて揺れているのが見える





凪・・・・幽霊部員やめたのかな・・・


それとも、今泉さんと同じコンテストに出るのかなぁ

⏰:08/03/04 06:36 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#753 [みぉり]
あれこれ考えていると・・・・凪が学校へ向かう道と反対の路地へと入っていくのが見えた




・・・・・・どこ行くんだろう




こういう時に限って私の妙な好奇心がうずく





後つけちゃお(笑)

⏰:08/03/04 06:38 📱:PC 🆔:pBs89fqk


#754 [みぉり]
凪はスタスタと入り組んだ路地を進んでいく



どこに行くのかなぁ



後をつけてるのがばれないように、でも凪を見失わないようにしながら歩く



いくつかの路地を抜けて、いくつかの角をまがると凪はある場所へと入っていく


………………公園?

⏰:08/03/04 08:44 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#755 [みぉり]
早朝の公園には人の姿はほとんどないが、晴天のため遊具のカラフルな色彩がより一層映えてなんだか懐かしい気持ちになる



私は公園に入らずこっそり凪の様子を伺う



凪はブランコに近づいて肩に掛けていたカメラをしっかり構えて写真を撮り始めた

⏰:08/03/04 08:51 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#756 [みぉり]
写真撮ってる……



それがコンテスト用なのか、単なる趣味写真としてなのかわからなかったけど…



こんな朝早くから撮りに来てるくらいだから…



幽霊部員でなくなったことだけは確かみたい


凪は次々に遊具を撮っていく


シーソー、砂場、ジャングルジム……


私はじっとその様子を見つめた

⏰:08/03/04 09:58 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#757 [みぉり]
凪のすぐ近くにある時計台の時刻はもうすぐ7:50になろうとしていた



やばっ…そろそろ行かなきゃ遅刻しちゃう



そんなことを考えながらソワソワするものの公園から凪がでてくる様子はない




もー…時間わかってるのかなぁ

⏰:08/03/04 10:04 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#758 [みぉり]
でも…もし今凪がここを出てきたら鉢合わせしちゃう

…………先にいこ


まだ撮影をしている凪をチラリと見てから静かに学校へ向けて歩きだした


さっきと同じ道をさかのぼり歩いて通学路へと戻る


道中出会う友達に挨拶しながら学校へ行った

⏰:08/03/04 10:10 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#759 [みぉり]
教室についてすぐに予鈴がなって石田先生が入ってきたー……と同時に後ろの扉から


凪「ーっセーフっ!!!」


凪が勢いよく滑り込んできた


その肩にはさっきまで持っていたカメラはない


………どこかに置いてきたのかな?

⏰:08/03/04 10:14 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#760 [みぉり]
凪「危なかったぁ〜…」

あ「ギリギリだっね(笑)」 


隣に腰を下ろした凪に笑いながら声をかけた


凪「あー…寝坊しちゃったよぅ(笑)」


凪はにへっと笑いながら目線を前に向ける



…………朝見ちゃったけど(笑)

⏰:08/03/04 10:18 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#761 [みぉり]
なんで凪がうそついたかわからないけど、後をこっそり付けた私がそこを聞くことはできない


ちょっとした謎ではあったけど"そっか"と私も答えて目線を前に向けた



━━―――………

2時間目の休み時間

選択授業のために12組にむかって凪と歩く

⏰:08/03/04 10:22 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#762 [みぉり]
今泉さんと11組の前で会って一緒に教室に入った



…………席はこの間と同じ

私の席の3席前には"真野篤"が座っている

⏰:08/03/04 14:03 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#763 [失礼します]
>>690-750

⏰:08/03/05 00:08 📱:D705imyu 🆔:XXTTG15s


#764 [みぉり]
>>失礼しますさん
アンカーありがとうございます

⏰:08/03/05 11:44 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#765 [みぉり]
>>762から
━━―――…………
恭平side

………またこの時間が来たなぁ


あいつに会えるという嬉しさの反面……




あいつが真野を好きなことを突き付けられる時間

⏰:08/03/05 11:50 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#766 [みぉり]
それが少しだけつらい…


恭「はぁ〜…」


……でもその横顔を見たいと思う



恭「…………ばかだよなぁ」

呟いて自嘲気味にふっと笑った

⏰:08/03/05 12:45 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#767 [みぉり]
授業が始まってからも俺はあいつを見つめながら

時に黒板を写して1時間を過ごす



……なんだかなぁ



一昨日、凪から話を聞く前に受けた授業と今では


少し気持ちに変化があることに気付いた

⏰:08/03/05 14:41 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#768 [みぉり]
俺は"真野には彼女がいるから"あいつは告白もしないだろう、その恋はかなわないだろうと思っていた


でもそれは違う


きっとあいつは真野に彼女がいなかったとしても告白しないだろう


…………誰かと付き合うことなんてしない…したくないんだと思う

⏰:08/03/05 17:03 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#769 [みぉり]
……人の気持ちを信じられないから


そんな自分が誰かを好きになることを


自分自身が許さないのだと思う


……………きっと


あいつの性格ならそう思ってるんだろうな

⏰:08/03/05 17:06 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#770 [みぉり]
だから人から"好き"と言われることを

…………俺があいつを好きなことを


信じてもらえたら少しはあいつの恋愛感が変わるんじゃないかって思う


………まぁ、相原と半端な関係を持っていた俺に説得力はないかもしれないけど

⏰:08/03/05 17:14 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#771 [みぉり]
あいつを想ってきた時間は嘘じゃないから


そこだけは………




信じてほしいんだ

⏰:08/03/05 17:16 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#772 [みぉり]
━━―――………
あかりside


落ち着かない


一昨日と同じように座って同じように授業をうけてるのに……



今泉さんの気持ちを知って、同じ空間に私の好きな人と私を好きな人………


その両方の存在といることが妙に不思議な感じがした

⏰:08/03/05 17:24 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#773 [みぉり]
うーん……

でも気にしたってこの事実は変わらないしなぁ…



私は"真野篤"の後ろ姿を見ながら考える



………それに今泉さんが本気とも今だに思えないし


誰かと付き合うことも付き合うわけもないんだから


あ「………まぁいっか」


呟いて授業に意識を移した

⏰:08/03/05 17:32 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#774 [みぉり]
━━―――……
お昼休み


有希とご飯しながら、今泉さんに告白されたことを話すと、有希は目を丸くして固まってしまった



あ「もしもーし有希さぁん?」



私の問い掛けに有希ははっとした様子で私に向き直った

⏰:08/03/05 17:41 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#775 [みぉり]
有「ごめんびっくりしすぎて…」

あ「ううん、私もびっくりしたしねー(笑)」


有「……………でもあかりの"あの言葉"を知ってたんだよね?」

あ「うん…………」

有「覚え…………ないの?」

⏰:08/03/05 17:46 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#776 [みぉり]
有希の言葉にもう一度記憶をたどる…


でも………



あ「やっぱり思い出せないんだよね」


有「そっか………撮影は続けてるんでしょ?」

あ「うん………なんか変な感じだけど」

⏰:08/03/05 22:34 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#777 [みぉり]
有「変……って?」


あ「なんていうのかなぁ…今までは告白されたら避けてきたし避けられてきたから…その後に話しをすることはあっても今みたいに一緒にいることなんてなかったから…」


有「うーん…確かに、今までのあかりのパターンにはないね」


あ「……信じてほしいって」
有「え?」

⏰:08/03/05 22:40 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#778 [みぉり]
あ「…俺の気持ちだけは信じてほしいって」


有「…………」


あ「そう言われたらどうしたらいいかわかんなくて……」


そう呟いてみつめると有希は黙って何か考えてるみたいだった


あ「有希?」

⏰:08/03/05 22:50 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#779 [みぉり]
有「……………信じる信じないはあかりの気持ちが決めることだけど……変に構えなきゃいいんじゃないかな」


あ「え?」


有「今泉くんはあかりが受けとめてくれなくてもいいっていったんだよね?」


あ「たぶん…意味的には」

⏰:08/03/05 22:55 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#780 [みぉり]
有「じゃあ、あかりは何も気にすることないよ。あかりの性格だと思わせぶりなことはできない、とか色々考えてるんだと思うけど…」


あ「……………」


有「あたりでしょ」




さすがは有希

⏰:08/03/05 23:12 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#781 [みぉり]
有希は"だてに一緒にいるわけじゃないよ"と私のおでこにデコピンしていたずらっこみたいに笑う


あ「………うー…」


私は額を押さえながら有希に"さすがです"と苦笑いした

⏰:08/03/05 23:23 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#782 [みぉり]
有「あかりが話したいように話せばいいし、聞きたいように聞いたらいいんだよ。うじうじ悩むのは…嫌いでしょ?(笑)」


あ「そ………だよね」



そうだよ

ぐじぐじするなんて私らしくないもん!!

聞きたいことは溜め込まないのが私だもん

⏰:08/03/05 23:26 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#783 [みぉり]
あ「ありがと有希っ!!!!」


私が笑顔で言うと有希は満足そうに"あかりの思うままにね"とにっこり笑った


そのまま有希と別れて教室に戻った私は


気持ちがふっと軽くなんだかもやもやが取れた感じだった

⏰:08/03/06 00:48 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#784 [みぉり]
━━―――………
放課後


恭「じゃあ…席に着いてノート開いてもらえますか?落書きでいいので何か書いてる様子を撮ります」

あ「はいっ!!」


10組で撮影を始めた

私は自分の席に座ってノートをひらく

⏰:08/03/06 09:39 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#785 [みぉり]
恭「んー…瀬戸さんの…好きな食物は?」


この前の撮影と同じように質問を始める今泉さん


私は答えながらも逆に質問するタイミングを伺う


今泉さんがどれだけ私を見てくれてるのか―…きちんと見ようって思ったから

⏰:08/03/06 09:42 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#786 [みぉり]
カシャ…カシャ…

私は落書きをしながら短い文字を綴った


今泉さんが至近距離にカメラを向けた時それに気付くように……


カシャ…カシャ……


今泉さんが私の前の席に座った時、それに気付いて一瞬"ん?"という顔でカメラを下ろした

⏰:08/03/06 09:45 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#787 [みぉり]
"私が好きな飲み物は?"


今泉さんは黙ってしまった
私はドキドキして待っていると今泉さんがペンを拾って文字を書き出す


私はじっとそのペンの動きを見つめた

⏰:08/03/06 10:32 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#788 [我輩は匿名である]
>>328-750

⏰:08/03/06 11:03 📱:D905i 🆔:/k.Sd4ZY


#789 [みぉり]
ペンをおいて私を伺うように今泉さんが顔をあげた

書かれた答えは"グレープフルーツジュース"


……………本当に知ってた

私は半ば驚きながら赤ペンでさっと文字のうえに丸を書いた


今泉さんは"当たった"とにっこり笑う


あ「………次の問題」


私はまた新しく質問を綴っては今泉さんに見せる

⏰:08/03/06 11:19 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#790 [みぉり]
>>匿名さん
アンカーありがとうございます

⏰:08/03/06 11:29 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#791 [みぉり]
>>789から

"1年のクラスは?""癖は?""仲良しの友達は?""家族構成は?"などなど…


今泉さんは私の問題をスラスラ解いていく


クラスも癖も、有希の名前も…お兄ちゃんがいることも知ってた


問題を出しては答えてもらう何回目かで今泉さんがペンを置いて口を開いた


恭「俺……ストーカーみたいだね(苦笑)」

⏰:08/03/06 11:39 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#792 [みぉり]
あ「えっ!?そんなこと思ってないですよっ!!??」


私の質問のせいでそう思わせてしまったとあわてて否定した


あ「…ちゃんと知りたかったの」

恭「え?」

あ「今までは…好きって言われても信じなかったしみんなすぐ諦めてくれてたから…本気に思えなかった」

恭「……………」

あ「でも今泉さんは信じてほしいって向き合ってくれたでしょう?」

⏰:08/03/06 12:00 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#793 [みぉり]
あ「だから私もきちんと向き合いたいと思ったんです……でもどうしたらいいかわかんなくて……」


今泉さんは黙って私の言葉を聞いてくれてる


お互いに目は反らさずまっすぐに見つめあったままで……


あ「考えて…私が聞きたいことを聞いてみようって思って…だからいろんな質問してどれくらい私を見てくれていたのかを知りたくて…」

⏰:08/03/06 14:23 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#794 [我輩は匿名である]
今泉サンかっこいい

⏰:08/03/06 14:32 📱:D705i 🆔:TwifQTAA


#795 [みぉり]
>>匿名さん
かっこいいですかありがとうございますまぁ…ちょいと冷たいとこもありますが(笑)これからもよろしくお願いします

⏰:08/03/06 16:33 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#796 [みぉり]
>>793から

あ「試すようなことをしてごめんなさい」


私は座ったまま机ぎりぎりまで頭を下げた


恭「…………」



今泉さんは何も言わない


私は顔を上げられなくて…怒られるのを覚悟して今泉さんの言葉を待つ



恭「…………ごめん」

⏰:08/03/06 17:29 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#797 [みぉり]
え?ごめんって……?


呟いた言葉の意味がわからなくて顔をあげられないまま私は机を見ていた、すると


ガタンッ…


今泉さんが急に立ち上がった


私は怒って教室を出ていってしまうんじゃないかとバッと顔をあげた瞬間

⏰:08/03/06 17:49 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#798 [みぉり]
あ「……何してるんですか?」


恭「いや…////ちょっと…」

今まで使っていたノートを顔の前で持って、まるで昨日の私みたいに顔を隠す今泉さん


あ「…………あの」


恭「ちょっとまってて」


そういって今泉さんはノートを下ろして私に背を向けてたった

⏰:08/03/06 20:58 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#799 [みぉり]
あ「はぁ…」

わけもわからずそのまま待つ私

すると30秒もしないで今泉さんはくるりと向き直った

恭「………いきなりすいませんでした///」

あ「いえ…あの、…私なんか変なこといいました?」

私が首を傾げて尋ねると今泉さんは一瞬困った顔をして……ふぅと息を吐いた

⏰:08/03/06 21:06 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#800 [みぉり]
そしてちょっと苦笑いしながら再びカメラを構えて言う

恭「そんなに真剣に考えてもらえるなんて思ってなかったから…嬉しかった……………で、嬉しさのあまり抱き締めたくなったから我慢してたんです(笑)」


さっきの不可解な今泉さんの行動の理由がわかり私は恥ずかしさと驚きで言葉を失った


カシャ…


あ「っ!!??/////」


今泉さんは顔を真っ赤にして金魚みたいに口をぱくぱくさせる私にシャッターを切った

⏰:08/03/06 23:13 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


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