あいつはあの子のことが好き。
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#801 [みぉり]
あ「いっ今泉さんっ!?///」
私はシャッター音にあたふたしていると今泉さんはカメラをおろしてにっこりと
恭「……ありがと」
と一言呟いてから顔をくしゃくしゃにして笑った
あ「いえっ////」
:08/03/06 23:31
:N905i
:ngE7KUfg
#802 [我輩は匿名である]
更新早くて
アンカどこいったか忘れた

笑
:08/03/06 23:36
:D705i
:RQXNt0IE
#803 [
]
:08/03/06 23:40
:SH903iTV
:ysluJBVY
#804 [みぉり]
:08/03/06 23:50
:N905i
:ngE7KUfg
#805 [みぉり]
:08/03/06 23:53
:N905i
:ngE7KUfg
#806 [みぉり]
>>801から
私は思わず俯く
そのうち、ガチャガチャと今泉さんがノートを閉じカメラを片付け始めた
うー…私っていっつもどきどきして赤くなってる気がする
そんなことを思いつつ顔を上げると今泉さんが"帰りますよ"といつもみたいに笑ったので私も一緒に教室を出る
いつもは暗室前で分かれてたけど、今日は校門前まで一緒に出て……そのまま帰宅した
:08/03/07 00:04
:N905i
:CrknX0xU
#807 [みぉり]
━━――………
次の日も、次の週もまた次の週も……毎日放課後は撮影をした
部室、音楽室、美術室、保健室…校内の色んな場所で色んな話をしながら
今泉さんが私と話す内容も質問から世間話になり
私も変に意識せず(相変わらず敬語だけど)気になることは聞いて…時には選択の先生の愚痴を話ながら過ごした
:08/03/07 00:12
:N905i
:CrknX0xU
#808 [みぉり]
有「楽しそう」
あ「へ?」
お昼休みにお弁当食べていたら有希がぽつりと言った
私が"何が?"と聞くと有希はにやっと笑う
有「あかりが今泉くんとの撮影の時を話す様子が」
あ「だって楽しいもん、カメラも全然意識しなくなったし」
得意気に私は答えた
:08/03/07 00:20
:N905i
:CrknX0xU
#809 [みぉり]
そんな私を見て有希は何やら呆れ顔になってから"そういうことじゃないんだけど"と呟いてため息をついた
あ「えー?何そのため息はっ!!」
有「べっつにぃ〜…(小声)ったく、あかりはどうしてこうも鈍く…ブツブツ」
あ「?何??はっきり言ってよ」
ブツブツ眉間にしわを寄せながら話す有希に言うも有希は"自分で考えな"って言ったきりそのことは話してくれなかった
あ「むぅ〜…別にいいけどさっ」
:08/03/07 00:30
:N905i
:CrknX0xU
#810 [失礼します]
:08/03/07 01:54
:D705imyu
:Ikfq5CoE
#811 [みぉり]
>>失礼しますさん

いつもアンカーありがとうございます


:08/03/07 03:53
:N905i
:CrknX0xU
#812 [みぉり]
>>809から
お昼を食べて5時間目の選択授業の用意をしていた
凪は予鈴がなっても教室に帰ってきてないみたいだったからそのまま置いていくことに(笑)
11組をチラっと覗いて今泉さんを探したが見当たらないので私は一人で教室に向かった
ガラッ…
ドンッ
あ「ひゃっ」
「ごめんっ!!」
誰かがいきなり12組から出てきてぶつかってしまった
:08/03/07 03:59
:N905i
:CrknX0xU
#813 [みぉり]
あ「いてて…」
「大丈夫?」
私は散らばった教科書を見ながら差し出された手を握り立ち上がった
「ごめん」
声の主に顔を向けて…
私は今までの人生で最も驚く瞬間を目にした
だって……そこにいたのは
:08/03/07 15:13
:N905i
:CrknX0xU
#814 [みぉり]
あ「真野…………くん」
「?俺の名前知ってるんだ?」
真野篤が不思議そうな顔で私を見る
思わず名前を呟いちゃった!!
私はあわてて床に散らばった教科書類を拾い集めて"大丈夫"と答えて席に着いた
真野篤はちょっと驚いたみたいだったけど…すぐに先生が来たから席に座る
びっくりしたびっくりしたぁっ…………っ
:08/03/07 15:19
:N905i
:CrknX0xU
#815 [みぉり]
ドキドキと鳴り止まない心臓を押さえながら深呼吸する
半年前のあの日から初めて声を交わした
………不思議な感じ
私は少しずつ落ち着き始めると顔を上げて前を向く
そこにはいつもと同じように"真野篤"の姿があった
次の瞬間、私はチラっと今泉さんの席を見た
今泉さん………お休みかな
:08/03/07 15:26
:N905i
:CrknX0xU
#816 [みぉり]
凪もいないし……一緒にさぼり?……なわけないか(笑)
今泉さんは凪と違って真面目だし
特に気にすることなくそのまま授業に集中する
……何が起きていたかもまったく知らないままで
:08/03/08 01:23
:N905i
:Tz6JP7Bk
#817 [みぉり]
━━――………
放課後
今日の撮影場所は"玄関"
私は玄関の前にあるエントランスでベンチに座って今泉さんを待つ
5分もしないで今泉さんがやってきた
でも・・・・なんか表情が暗い・・・ような気がする
どうしたんだろう・・・・
あ「今泉さん?どうかしました?」
:08/03/08 03:01
:PC
:MWoPhD0E
#818 [みぉり]
今泉さんの顔は下向きで、肩から提げたカメラのベルトをぎゅっと握ってる
なんか・・・・様子が変だ
それだけはわかる、もう一度"どうしたの"と聞こうとした瞬間
今泉さんが顔をあげた
恭「今日は・・・・・・・グラウンドで撮影しましょう」
:08/03/08 03:04
:PC
:MWoPhD0E
#819 [みぉり]
あ「え…グラウンド…ですか?」
恭「そうです」
今泉さんはほんの少しだけにっこり笑ってすぐ私に背を向けて歩きだした
私は黙ってそのあとを歩く
なんでいきなりグラウンドなの?
確かにまだ撮影したことなかったけど…
:08/03/08 12:40
:N905i
:Tz6JP7Bk
#820 [みぉり]
歩きながらでも聞けるはずなの…
なんだか今泉さんの背中が"何も聞かないで"と言っているようで話せなかった
だんだんグラウンドが見えてきた、その奥には競技場が広がっている
色んな部活の練習風景が目に入る
もちろん……陸上部もいた
:08/03/08 12:48
:N905i
:Tz6JP7Bk
#821 [みぉり]
【訂正】
>>820"聞けるはずなの"→"聞けるはずなのに"です


間違い多くてすいません

:08/03/08 12:56
:N905i
:Tz6JP7Bk
#822 [みぉり]
>>820から
今泉さんがグランドが見渡せるベンチの前で立ち止まった
私も自然に足を止める
恭「…今日はおしゃべりなしで撮らせてください」
あ「…え、なんで…ですか」
恭「……」
あ「今泉さん?」
両手に構えたカメラを俯くように見つめて今泉さんは何も話さない
:08/03/08 14:18
:N905i
:Tz6JP7Bk
#823 [りさ]
:08/03/08 15:45
:SH902iS
:tMQbb0H6
#824 [みぉり]
>>りさサン

嬉しい

お言葉ありがとうございます


頑張りますので

これからも応援よろしくお願いします


:08/03/08 21:20
:N905i
:Tz6JP7Bk
#825 [みぉり]
>>822から
恭「…お願いします」
今泉さんは顔をあげて真剣に言う
あ「…………っ」
私はそれ以上、何も言えずに頷いてベンチに腰掛けた
目の前には陸上部がランニングしている様子がある
カシャ…カシャ…
:08/03/08 21:31
:N905i
:Tz6JP7Bk
#826 [みぉり]
私は目を瞑って静かに深呼吸した
カメラのシャッター音だけがやけに耳に響く
………変に考えないようにしよう
撮影に集中しなきゃ
自分にそう言い聞かせる
:08/03/08 21:57
:N905i
:Tz6JP7Bk
#827 [みぉり]
でも…なんで急にグラウンド?昨日までは玄関って話してたのに…
……今泉さんの様子だって明らかにおかしい
なんかあったのかな?
………聞いてみよっかなぁ
目を瞑ったままぐるぐる回る考えをゆっくり整理する
カシャ…カシャ…
:08/03/08 23:54
:N905i
:Tz6JP7Bk
#828 [みぉり]
話し掛けようかどうしようか迷っていたその時、シャッター音に重なるように声が聞こえた
「真野ーっ!!アップあがってストレッチ入れーっ!!」
私はすぐ近くから聞こえたそれに驚いて目を開けた
目の前にあるフェンスの先に"真野篤"の走っている姿が見える
………今日、初めて話したんだよね
:08/03/09 14:15
:N905i
:0Odav7xo
#829 [我輩は匿名である]
最初の設定では
名前が
瀬名 あかり
になっているのに
話しの途中から
瀬戸 あかり
になってますよね??
っでも
おもしろいので
頑張って下さいね(^^)
:08/03/09 14:49
:SH703i
:lu4Wuayc
#830 [みぉり]
実は最近、朝早く学校に"真野篤"を見に来ていなかった
なんでかって言われると…選択授業で見れるっていうのもあったし…
それに満足してたから
だからこうして練習をしてる"真野篤"を見るのは久ぶり
カシャ…カシャ……
:08/03/09 15:15
:N905i
:0Odav7xo
#831 [みぉり]
>>匿名さん

そうなんです

初めは"瀬名"にしたんですがどうもしっくり来なくて途中から急遽"瀬戸"とさせて頂きました

紛らわしくて申し訳ありません

感想ありがとうございます

頑張りますのでよろしくお願いします

:08/03/09 22:48
:N905i
:0Odav7xo
#832 [みぉり]
>>830から
カシャ…………………
カメラのシャッター音が止んだ
あ「?」
不思議に思って今泉さんの方を向くと、さっきのように真顔で俯く姿があった
あ「今泉さん…?」
:08/03/09 23:27
:N905i
:0Odav7xo
#833 [みぉり]
恭「俺が……図書室で瀬戸さんに言ったこと覚えてますか?」
あ「え?」
恭「詩集を選んだことを当てたとき」
あ「あ…」
"好きな人の好きなものくらい知ってる"
あ「……はぃ///」
思い出して恥ずかしくなってしまった
:08/03/09 23:58
:N905i
:0Odav7xo
#834 [みぉり]
私が答えると今泉さんは少し間をあけて顔を上げた
恭「………知ってるのは"詩集"だけじゃないのは撮影の時間を通じてわかってくれた?」
まっすぐ見つめる瞳に心臓が大きく跳ねる
あ「…………はい」
この3週間で今泉さんがどれだけ私を見ていてくれたかわかった
:08/03/10 00:27
:N905i
:7mEijueI
#835 [みぉり]
………だけど、それが"好き"とは結び付けられない
話をする時も普通の友達な感じだし……
私のその気持ちをわかってか今泉さんは真剣な眼差しのまま
恭「……でも好きだってことはまだ信じ切れてないよね?」
と少し哀しげに言う
あ「……っ!!………はい」
:08/03/10 00:36
:N905i
:7mEijueI
#836 [みぉり]
その瞳にうそは答えられなくて素直に答えると
今泉さんはいつもみたいににっこり笑ってカメラを肩にかけて私の隣に座った
二人とも目線はフェンスの奥まっすぐ前に広がる陸上部の練習風景に自然とうつる
今泉さんのいる右側の体半分が心なしか緊張している
なんだか話せなくて黙っていると今泉さんが切り出した
:08/03/10 00:45
:N905i
:7mEijueI
#837 [みぉり]
恭「俺が……瀬戸さんが誰にも話していない秘密を知ってたら………信じてくれる?」
あ「え?」
隣を見るが今泉さんはまっすぐ前を見据えたまま…
恭「…信じて……もらいたいんだ」
あ「っ!!」
その横顔がものすごく哀しげでつらそうで…
私は初めて……
"気持ちを信じないこと"で傷ついている人の顔を見た
…こんなに苦しめてたんだ
:08/03/10 00:55
:N905i
:7mEijueI
#838 [みぉり]
その表情に、思わず目をそらしたかったけど……それはしてはいけないんだ
だってこんな顔をさせたのは私のせいだから…
だから目をそらしてはだめ
自分に言い聞かせてぐっと見つめる
でも…私だけの秘密って……何だろう
考えても……思いつかない
:08/03/10 01:50
:N905i
:7mEijueI
#839 [みぉり]
あ「…あの、秘密ってなんですか……?」
今泉さんから目をそらさないで聞く
恭「瀬戸さんが俺の気持ちを信じるって約束してくれるなら言いますよ」
今泉さんは相変わらず前を向いたまま言う
その声はなんだか、思い詰めた感じさえする
私は一度目を瞑ってから、自分自身に言い聞かせる
:08/03/10 01:54
:N905i
:7mEijueI
#840 [みぉり]
あの時から…ずっと"好き"を信じられないできた
でも今泉さんはそんな私にもまっすぐ気持ちを向けてくれた
あんなにつらい顔をさせてしまうくらい、私の"信じない"気持ちで苦しめて…
いつまでも……このままじゃだめだよ
:08/03/10 01:58
:N905i
:7mEijueI
#841 [みぉり]
……本当は信じてみたい
それはずっと心のどこかで抱いてきたから……
だから
私は目を開いて
あ「……信じます」
はっきり告げた
:08/03/10 02:00
:N905i
:7mEijueI
#842 [みぉり]
すると、今泉さんは静かに私の方を向いてにっこり…少し寂しげに笑った
恭「……好きな人の好きなものくらい知ってる………それが秘密」
あ「?どういう……?」
意味がわからず聞き返す私に今泉さんはゆっくり視線を移す
私もそれにつられるように視線を移すと……その先には………
恭「好きな人の好きな人くらい………わかっちゃうんだ」
:08/03/10 02:07
:N905i
:7mEijueI
#843 [みぉり]
そう言った今泉さんの目の先には"真野篤"の姿があった
あ「うそ………なん…で…」
私は……驚きのあまり…言葉がでない
どうして?誰にも言ってなかったのに…
あ「なんで………知ってるの…?」
やっと出した言葉に今泉さんは
:08/03/10 02:12
:N905i
:7mEijueI
#844 [みぉり]
恭「好きだから」
今泉さんの声のトーンがぐっと低くなった
私の心臓はうるさいくらいドキドキしていて
目の前にいる今泉さんもきっと私がすごく動揺していることをわかってる
今泉さんは私に視線を戻して
恭「ずっと好きだったから…好きな人が誰を好きかなんて……いやでも気付くんだよ」
呟くように言って…悲しそうに笑った
:08/03/10 02:22
:N905i
:7mEijueI
#845 [みぉり]
私はそのまま動けなくて、声もだせなくて……ただ今泉さんを見つめることしかできなかった
どれくらいそうしていたかわからない
本当は10分もなかったのかもしれないけど
私にはすごく長い時間を見つめあっていたように感じていた
そんな中、ふいに今泉さんが口を開く
:08/03/10 02:26
:N905i
:7mEijueI
#846 [みぉり]
恭「…瀬戸さんが俺の気持ちを信じてくれれば………それだけでいいって言ったよね」
あ「…………」
私は言葉がでなくてコクンと頷く
恭「でも……やっぱり無理なんだ」
今泉さんは困ったように笑って続ける
:08/03/10 02:31
:N905i
:7mEijueI
#847 [みぉり]
恭「近くにいたら触れたいと思う…一緒にいればいるほど…苦しくなる」
あ「………ッ」
また……哀しそうな……顔
そんな顔…見たくないよ
目をそらしたい…でもだめだ
それだけはしちゃいけない
:08/03/10 02:35
:N905i
:7mEijueI
#848 [みぉり]
私は今泉さんを見つめてただ黙って聞くしかできない
恭「選択の時間…真野を見てるの知ってた……といっても途中からは………そんな瀬戸さん見てるのがつらくなってきて見れなくなったけど」
ふぅっとため息を吐いて続ける
恭「………朝練見てるのも知ってた」
あ「ッ!!!!????」
うそっ……っそんな…
:08/03/10 02:41
:N905i
:7mEijueI
#849 [みぉり]
今泉さんはそんな私を見ながら"やっぱり俺はストーカーみたいだね"っと笑った
驚きすぎて何も言えなくて黙り込む私に今泉さんはまた真剣な顔つきになる
恭「撮影は…これでおしまいです。今までありがとうございました」
あ「!?」
恭「俺のわがままで始まったことだけど……すごく嬉しかったよ……本当なら撮影おわってもこれからもよろしくって言いたかったんだけど………」
:08/03/10 03:52
:N905i
:7mEijueI
#850 [みぉり]
そこまで言うとまた困ったように笑いながら立ち上がり
恭「もう………苦しいんだ、このまま一緒にいたら…力ずくでも俺のものにしたくなる」
そう言って、今泉さんは私の正面に立った
恭「……知り合う前の関係に…戻ってほしい…わがままでごめん」
呟いて私に深々と一礼するとさっと立ち去ってしまった
:08/03/10 04:00
:N905i
:7mEijueI
#851 [みぉり]
一人、ベンチに取り残された私
え……?今…何が………
あまりに突然すぎた出来事に頭が追い付かない
今泉さんが小さく見えなくなっていくのはわかるのに声がでない
体が動かない
:08/03/10 04:14
:N905i
:7mEijueI
#852 [さくら
]
いつもチェックしてます

今後の展開が
楽しみです

頑張って下さい

:08/03/10 09:24
:SH903i
:lFH/GQQw
#853 [みぉり]
:08/03/10 17:04
:N905i
:7mEijueI
#854 [愛]
更新楽しみに待ってます。
頑張って下さぁいイ
:08/03/10 18:05
:W53K
:h4oCFshI
#855 [みぉり]
:08/03/10 21:39
:N905i
:7mEijueI
#856 [みぉり]
>>851から
そのまま今泉さんの姿は見えなくなっていった
私は全身の力が抜けてベンチにもたれかかる
私が……追い詰めたんだ…
この数週間…どんな気持ちでいたかなんてわからない…
:08/03/10 22:50
:N905i
:7mEijueI
#857 [みぉり]
でも…あの表情からどんなな苦しかっただけは感じ取れた
どうして信じなかったんだろう
"ただの友達"として接したらいい…なんて
私が真野篤を好きなことに気付きながら……
それでも想い続けてくれていたのに
:08/03/10 22:57
:N905i
:7mEijueI
#858 [みぉり]
あ「……ごめんなさい」
呟いて、しばらくそのままグラウンドを見つめていた
━━ーーー…………
恭平side
:08/03/10 23:28
:N905i
:7mEijueI
#859 [みぉり]
ガチャ……
「あれ?今日、休みじゃなかったっけ…って制服のままだし」
俺が入ってきたことに気付いた凪がカウンターから顔を出す
恭「あ……忘れてた」
凪に言われて制服を着たままバーに来ていたことに気付いた
…………無意識にここ来てたな
:08/03/11 00:16
:N905i
:53cYK42s
#860 [みぉり]
"変な恭ちゃん"と凪は笑ってカウンターでの仕事に戻る
俺はその様子をチラリと見て凪にばれないようにふぅと息を吐きだした
そのまま更衣室へと入り、ロッカーに置いてある私服に着替えて店内に入ると
兄貴が凪と開店前の準備をしていた
俺はカウンターの奥に座ってその様子をぼーっと眺める
:08/03/11 00:57
:N905i
:53cYK42s
#861 [みぉり]
「恭平」
恭「ん?」
準備が一段落ついたらしく兄貴がカウンターの中から俺に話し掛けてきた
「しばらく店入れないっつってたのに…急にどうしたんだよ」
"しかも私服か"と少し嫌味をこめて言う
まぁ、これも兄貴なりに俺を心配しての言葉なんだけど
:08/03/11 01:05
:N905i
:53cYK42s
#862 [みぉり]
恭「あー…ちょっとね、明日からはしっかり入れるから」
苦笑いしながら答えると兄貴はふっと笑ってシェーカーを振る
コトン…
兄貴が作ったカクテルを凪がグラスに注いで俺の前に置いた
凪「恭ちゃんそれ好きだね(笑)」
:08/03/11 01:34
:N905i
:53cYK42s
#863 [みぉり]
恭「まぁね…ホントは養命酒かマヨネーズの方が好きなんだけど…。」
兄「まぁ恭平はそないなやっちゃ昔から!アボジ!メッチャイーナ!…凪カレー汁喰うか?」
凪「いらんwwwwサーセンwwwwバロスwwwwタクシーwwww」
充「?」
ラム「だっちゃ!」
のび太「バロスwwww」
終わり
:08/03/11 01:39
:W52CA
:Quiuk7kk
#864 [みぉり]
恭「ん、コレが一番美味いんだよ」
グラスのカクテルを口に運ぶ、その時ふいにある写真が目に止まった
そうだ、あの写真……
恭「兄貴、あの写真さ……さげたいだけどいい?」
俺が示す先の写真を兄貴と凪が揃って確認すると
凪「……………なんで」
凪が呟いた
:08/03/11 01:42
:N905i
:53cYK42s
#865 [みぉり]
>>863さん
いきなりの書き込みでびっくりしました。申し訳ありませんが…そのような書き込みはやめてください、お願いします。
僅かでも読んでくださっている方がいらっしゃいます、不快な想いをされては私自身も悲しく…続けるにあたり気持ちが苦しくなります…
今後はどうか話を乱すような書き込みはやめてください、お願いいたします
:08/03/11 01:50
:N905i
:53cYK42s
#866 [ゆう]
恭「知らねー。まじうぜぇ。」
そういうとシェーカーを投げつけてきた。
更に氷を顔めがけて投げつけてくる。
縄で手足を縛られた後、スタンガンで何度も気絶させられた。
あそこが激しく濡れていて、今すぐに…射れてほしい。
:08/03/11 01:52
:W52CA
:Quiuk7kk
#867 [ゆう]
:08/03/11 01:52
:W52CA
:Quiuk7kk
#868 [みぉり]
>>864から
恭「………なんででしょう」
俺がため息をつきながら笑っていうが凪は真剣な眼差しで俺を見る
凪「あかりとなんかあったの?」
恭「………確信つくなよ」
苦笑いして一気にカクテルを飲み干すと昼休みの事、放課後に瀬戸と話した事をぽつりぽつりと言った
:08/03/11 01:57
:N905i
:53cYK42s
#869 [みぉり]
凪「恭ちゃん…それでいいの?」
恭「いいとか悪いとかじゃねぇよ、もう…近くにいて抑える自信がないんだから………そんなのあいつを傷つけるだけだ、それに……俺が好きだったことをあいつは信じてくれたから………その先を望むなんてできねぇよ」
凪は黙りこんで、兄貴はその傍らでグラスを磨く
俺はゆっくり立ち上がって、壁にかけてあった写真をおろして手に取った
:08/03/11 02:07
:N905i
:53cYK42s
#870 [みぉり]
その写真に写っているのはー…
入学式でみかけたあいつの後ろ姿
まさか同じ高校だなんて思っていなかったから……見つけた瞬間に撮った一枚
兄貴が気に入ってこの店に飾っていた
俺は額から写真を外すと、元あった場所へ
空っぽの額を戻した
:08/03/11 02:13
:N905i
:53cYK42s
#871 [みぉ]
切なくて、苦しいですね(泣)毎日読んでます。頑張って下さい

:08/03/11 02:19
:D903iTV
:GVlmk2Jw
#872 [みぉり]
:08/03/11 03:02
:N905i
:53cYK42s
#873 [みぉり]
>>870から
━━━ーー…………
あかりside
次の日、2時間目は選択授業…今泉さんと顔をあわせなきゃならない時間だ
いつも凪と迎えにいった11組の前を一人足早に通り過ぎていつもの席に座る
少し遅れて凪と………今泉さんが入ってきた
凪は私の後ろに座っていつも通りに話し掛ける
……ただそこに今泉さんがいないだけ
:08/03/11 03:07
:N905i
:53cYK42s
#874 [みぉり]
ただそれだけなのに…ひどく違和感を感じる
凪もきっと同じ感じを受けているはずなのに、そこには一切触れずにいる
……………きっと、今泉さんから聞いたんだね
ずっと前から今泉さんと仲良しの凪だもん……今の私たちの状態を知ってるんだ
:08/03/11 03:12
:N905i
:53cYK42s
#875 [みぉり]
それでも普通にしようとしてくれてる凪に、改めて自分の無神経さを感じずにはいられなかった
私が信じなかったから………凪にもこんなに気を張らせてしまってるんだと思うと申し訳なささえこみあげる
直後、チャイムとともに先生が来たのでいつものように授業が始まった
私はいつも通り………"真野篤"の後ろ姿を見る
:08/03/11 03:17
:N905i
:53cYK42s
#876 [かえで]
一気に読みました*!
すごく夢中になっちゃいました^^
がんばってください!
:08/03/11 13:02
:W43H
:BnMGsvV6
#877 [我輩は匿名である]
ファイトです1
:08/03/11 14:18
:PC
:78opQP6s
#878 [みぉり]
>>かえでさん

ありがとうございます


より楽しんでいただけるように頑張ります

>>匿名さん

ありがとうございますっ


:08/03/11 17:35
:N905i
:53cYK42s
#879 [みぉり]
:08/03/11 17:37
:N905i
:53cYK42s
#880 [みぉり]
>>875から
いつもと同じ、特に何も変わりはない
………私がこうやって"真野篤"を見つめる姿をずっと見てきたんだろうか
見られているなんて気付かなかった
………いや、気付こうともしなかっただけ
"好き"を本気に思えずにいたから"まさか"見てるなんて思わなかったんだ
:08/03/11 17:45
:N905i
:53cYK42s
#881 [みぉり]
どこまでも無神経な自分に嫌気がさす
私は机につっぷして眠りはしなかったがそのまま過ごした
━━ーー………
昼休み
:08/03/11 17:54
:N905i
:53cYK42s
#882 [みぉり]
有「うそ………」
有希はお弁当を食べる手を止め呆然と言う
食べ始めてすぐに昨日の出来事を話して今に至るんだけど……
あ「有希ちゃーん?」
口をあんぐり開けたまま固まった有希
:08/03/11 19:07
:N905i
:53cYK42s
#883 [みぉり]
有「いきなり……すぎだよ」
あ「ん、本当にさ、自分の無神経さと鈍感さと………残酷さに呆れてるよ」
自嘲気味に笑うけど、有希は真顔で黙ったまま
………昨日のことを話したとはいっても"真野篤"に関わる話は一切してない
:08/03/11 19:47
:N905i
:53cYK42s
#884 [みぉり]
有希は知らない、いまさら……いえない
有「これからどうするの?」
あ「……………どうもしないよ」
有「あかりっ………」
あ「だってどうにもできないよっ!!私のせいでこうなったのに………何も…………できないよ」
:08/03/11 21:09
:N905i
:53cYK42s
#885 [みぉり]
有希は黙り込んでしまった
私もうつむいて涙で視界が歪んでいくのを必死に堪えた
私は泣けない、泣いちゃいけない
あ「…好きと言われることを信じられるようになった、信じないことでどれだけ人を傷つけるのかわかった………だから…何もできない…………今泉さんが……知り合う前の関係を望むなら…その気持ちを優先することしかできないよ……」
呟くように告げる
:08/03/11 23:02
:N905i
:53cYK42s
#886 [みぉり]
有希は"わかった"とだけ答えると…そのまま無言でご飯を食べて教室にもどった
次の日から有希は一切、その話しはしなかった
……言いたいことも全部堪えてくれたんだと思う
:08/03/12 01:16
:N905i
:ALNKkoGg
#887 [みぉり]
……ピッ
部屋に帰って携帯の画面を見つめる
そういえば……撮影があった日はいつもメールしてたなぁ
"お疲れさま"って…今泉さん送ってくれてた
:08/03/12 01:25
:N905i
:ALNKkoGg
#888 [みぉり]
あれから………"知り合う前の関係"に戻ってから………何日もすぎた
相変わらず選択授業はバラバラに教室へ行き、たまにすれ違うことがあってもお互い目を合わすこともない
重いため息を吐き出し、携帯を閉じて布団に潜り込む
:08/03/12 01:36
:N905i
:ALNKkoGg
#889 [みぉり]
…"真野篤"を見ることもしなくなった
見ることができなくなったという方が正しいかもしれない
朝もみんなと同じ時間に登校して、授業中は先生を見てるか眠って過ごすかのどちらか…
そんな日々の中……いつものように有希と屋上へご飯を食べに階段を上っていると扉の前に人影を見つけた
:08/03/12 02:20
:N905i
:ALNKkoGg
#890 [みぉり]
誰だろう………
有希と顔を見合わせつつゆっくり階段を上っていると、扉の前にいた生徒が私たちに気付いた
あ「あ…………」
長い髪がサラリとなびいて、こちらを振り向いたその顔はいつかの暗室前でぶつかった女の子だった
:08/03/12 02:28
:N905i
:ALNKkoGg
#891 [みぉり]
有「あや先輩っ!!」
隣にいた有希が驚いた様子で呼んだその名前に
女の子は一瞬、目を丸くしていたがにこっとほほえんで"有希ちゃん、久しぶり"と声をかけてきた
どうやら有希の知り合いみたいで有希も笑って"お久しぶりです"と返事をする
:08/03/12 02:33
:N905i
:ALNKkoGg
#892 [みぉり]
有「あかり、中学の時、お世話になった先輩で絢(アヤ)さん」
私は戸惑いつつも"どうも"とぺこりと挨拶した
絢さんが"こんにちは"と微笑むと有希は"友達のあかりです"と私を紹介してくれた
綺麗な人ー…
暗室前で会った時はこんなにまじまじと見なかったけど
改めて今みると……スラーっと背が高くてロングの髪がよく似合う美人
:08/03/12 04:24
:N905i
:ALNKkoGg
#893 [みぉり]
有「絢先輩、こんなところで何してたんですか?」
有希がふと思い出したように尋ねる
絢「ん?ちょっとね……一人になりたくなってたそがれにきたの(笑)」
有「あちゃ、私たちお邪魔しちゃいましたね」
絢「そんなことないよっ!!久しぶりに有希ちゃんにあえて嬉しいもの」
絢さんはにっこり笑って言う
:08/03/12 04:28
:N905i
:ALNKkoGg
#894 [みぉり]
でも……その笑顔がすごく悲しそうで私と有希はチラッと目をあわせた
有「あの……先輩お昼まだですよね?」
絢「え?うん、まだよ」
有「…………一緒に食べましょっ!!」
有希の突然の提案に絢さんは驚いてるみたいで、有希が繰り返し誘うと、"でも…"と呟いて私のことを気にしてくれた様子だった
:08/03/12 04:32
:N905i
:ALNKkoGg
#895 [みぉり]
あ「絢さんさえよければ…一緒に食べましょう!!」
私が笑って声をかけると絢さんも"じゃあ…"と一緒に食べることになった
私たちが"内緒ですよ"とこっそり鍵を出して屋上の扉をあけると、
絢さんはまたまたびっくりしながらも"秘密基地みたい"と子供みたいに笑って一緒にいつものところに座った
:08/03/12 04:37
:N905i
:ALNKkoGg
#896 [みぉり]
絢さんはお弁当を持っていなかったから"教室に取りに行きますか?"と尋ねると"食欲ないから…あとで食べるわ"とのことだった
有希は久しぶりにあえた先輩と嬉しそうに思い出話をしたりする
同じ高校とはいえかなり生徒が多いため、学年が違えば部活以外の人は顔を会わすことがない
だからこうして絢さんと会うのは絢さんが卒業して以来らしい
:08/03/12 04:45
:N905i
:ALNKkoGg
#897 [みぉり]
有「でも、本当に会えて嬉しいです」
有希はにこにこしながら話す、最近は私のことを気遣ってくれることが多かったから……こうやってはしゃぐ有希が見れるのはすごく嬉しかった
絢さんは本当に綺麗で有希の話をにこにこしながら聞く
あ「…………もてそうだなぁ」
:08/03/12 15:34
:N905i
:ALNKkoGg
#898 [みぉり]
絢「え?」
有「あかり……無意識の独り言やめなさいって(笑)」
あ「えっ!?声に出てた!?」
慌てる私を有希と絢さんがくすくす笑う
有「確かにね〜中学の時からもててたもん!!絢さんは」
有希がいたずらっこみたいに笑うけど絢さんはそんなことないって困った顔をみせる
:08/03/12 15:57
:N905i
:ALNKkoGg
#899 [みぉり]
またまたぁと私も一緒になっておどけて見せると絢さんは"からかわないの"と怒る姿も可愛らしい
有「今は彼氏さんとかいないんですかっ!?」
有希が目をキラキラさせて聞く
有希ってばこの手の話大好きだもんなぁ(笑)
そんなことを思って絢さんを見ると絢さんは哀しげに笑って"いないよ"と首をふった
:08/03/12 16:02
:N905i
:ALNKkoGg
#900 [みぉり]
有「えーっ!!先輩なら絶対いると思ってました」
私も隣で"うんうん"と頷いて驚いてしまった
絢「………いたけど……最近別れちゃったんだ」
その先輩の顔が寂しげで黙ってしまうと絢さんが"聞いてくれる?"と私たちに尋ねる
私と有希は一瞬、顔を見合わせたが"私たちでよければ…"と答えると
絢さんはふっと笑って話しだした
:08/03/12 16:57
:N905i
:ALNKkoGg
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