あいつはあの子のことが好き。
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#761 [みぉり]
なんで凪がうそついたかわからないけど、後をこっそり付けた私がそこを聞くことはできない


ちょっとした謎ではあったけど"そっか"と私も答えて目線を前に向けた



━━―――………

2時間目の休み時間

選択授業のために12組にむかって凪と歩く

⏰:08/03/04 10:22 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#762 [みぉり]
今泉さんと11組の前で会って一緒に教室に入った



…………席はこの間と同じ

私の席の3席前には"真野篤"が座っている

⏰:08/03/04 14:03 📱:N905i 🆔:nHJ3XvfA


#763 [失礼します]
>>690-750

⏰:08/03/05 00:08 📱:D705imyu 🆔:XXTTG15s


#764 [みぉり]
>>失礼しますさん
アンカーありがとうございます

⏰:08/03/05 11:44 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#765 [みぉり]
>>762から
━━―――…………
恭平side

………またこの時間が来たなぁ


あいつに会えるという嬉しさの反面……




あいつが真野を好きなことを突き付けられる時間

⏰:08/03/05 11:50 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#766 [みぉり]
それが少しだけつらい…


恭「はぁ〜…」


……でもその横顔を見たいと思う



恭「…………ばかだよなぁ」

呟いて自嘲気味にふっと笑った

⏰:08/03/05 12:45 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#767 [みぉり]
授業が始まってからも俺はあいつを見つめながら

時に黒板を写して1時間を過ごす



……なんだかなぁ



一昨日、凪から話を聞く前に受けた授業と今では


少し気持ちに変化があることに気付いた

⏰:08/03/05 14:41 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#768 [みぉり]
俺は"真野には彼女がいるから"あいつは告白もしないだろう、その恋はかなわないだろうと思っていた


でもそれは違う


きっとあいつは真野に彼女がいなかったとしても告白しないだろう


…………誰かと付き合うことなんてしない…したくないんだと思う

⏰:08/03/05 17:03 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#769 [みぉり]
……人の気持ちを信じられないから


そんな自分が誰かを好きになることを


自分自身が許さないのだと思う


……………きっと


あいつの性格ならそう思ってるんだろうな

⏰:08/03/05 17:06 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#770 [みぉり]
だから人から"好き"と言われることを

…………俺があいつを好きなことを


信じてもらえたら少しはあいつの恋愛感が変わるんじゃないかって思う


………まぁ、相原と半端な関係を持っていた俺に説得力はないかもしれないけど

⏰:08/03/05 17:14 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#771 [みぉり]
あいつを想ってきた時間は嘘じゃないから


そこだけは………




信じてほしいんだ

⏰:08/03/05 17:16 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#772 [みぉり]
━━―――………
あかりside


落ち着かない


一昨日と同じように座って同じように授業をうけてるのに……



今泉さんの気持ちを知って、同じ空間に私の好きな人と私を好きな人………


その両方の存在といることが妙に不思議な感じがした

⏰:08/03/05 17:24 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#773 [みぉり]
うーん……

でも気にしたってこの事実は変わらないしなぁ…



私は"真野篤"の後ろ姿を見ながら考える



………それに今泉さんが本気とも今だに思えないし


誰かと付き合うことも付き合うわけもないんだから


あ「………まぁいっか」


呟いて授業に意識を移した

⏰:08/03/05 17:32 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#774 [みぉり]
━━―――……
お昼休み


有希とご飯しながら、今泉さんに告白されたことを話すと、有希は目を丸くして固まってしまった



あ「もしもーし有希さぁん?」



私の問い掛けに有希ははっとした様子で私に向き直った

⏰:08/03/05 17:41 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#775 [みぉり]
有「ごめんびっくりしすぎて…」

あ「ううん、私もびっくりしたしねー(笑)」


有「……………でもあかりの"あの言葉"を知ってたんだよね?」

あ「うん…………」

有「覚え…………ないの?」

⏰:08/03/05 17:46 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#776 [みぉり]
有希の言葉にもう一度記憶をたどる…


でも………



あ「やっぱり思い出せないんだよね」


有「そっか………撮影は続けてるんでしょ?」

あ「うん………なんか変な感じだけど」

⏰:08/03/05 22:34 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#777 [みぉり]
有「変……って?」


あ「なんていうのかなぁ…今までは告白されたら避けてきたし避けられてきたから…その後に話しをすることはあっても今みたいに一緒にいることなんてなかったから…」


有「うーん…確かに、今までのあかりのパターンにはないね」


あ「……信じてほしいって」
有「え?」

⏰:08/03/05 22:40 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#778 [みぉり]
あ「…俺の気持ちだけは信じてほしいって」


有「…………」


あ「そう言われたらどうしたらいいかわかんなくて……」


そう呟いてみつめると有希は黙って何か考えてるみたいだった


あ「有希?」

⏰:08/03/05 22:50 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#779 [みぉり]
有「……………信じる信じないはあかりの気持ちが決めることだけど……変に構えなきゃいいんじゃないかな」


あ「え?」


有「今泉くんはあかりが受けとめてくれなくてもいいっていったんだよね?」


あ「たぶん…意味的には」

⏰:08/03/05 22:55 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#780 [みぉり]
有「じゃあ、あかりは何も気にすることないよ。あかりの性格だと思わせぶりなことはできない、とか色々考えてるんだと思うけど…」


あ「……………」


有「あたりでしょ」




さすがは有希

⏰:08/03/05 23:12 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#781 [みぉり]
有希は"だてに一緒にいるわけじゃないよ"と私のおでこにデコピンしていたずらっこみたいに笑う


あ「………うー…」


私は額を押さえながら有希に"さすがです"と苦笑いした

⏰:08/03/05 23:23 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#782 [みぉり]
有「あかりが話したいように話せばいいし、聞きたいように聞いたらいいんだよ。うじうじ悩むのは…嫌いでしょ?(笑)」


あ「そ………だよね」



そうだよ

ぐじぐじするなんて私らしくないもん!!

聞きたいことは溜め込まないのが私だもん

⏰:08/03/05 23:26 📱:N905i 🆔:qeKWQSP.


#783 [みぉり]
あ「ありがと有希っ!!!!」


私が笑顔で言うと有希は満足そうに"あかりの思うままにね"とにっこり笑った


そのまま有希と別れて教室に戻った私は


気持ちがふっと軽くなんだかもやもやが取れた感じだった

⏰:08/03/06 00:48 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#784 [みぉり]
━━―――………
放課後


恭「じゃあ…席に着いてノート開いてもらえますか?落書きでいいので何か書いてる様子を撮ります」

あ「はいっ!!」


10組で撮影を始めた

私は自分の席に座ってノートをひらく

⏰:08/03/06 09:39 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#785 [みぉり]
恭「んー…瀬戸さんの…好きな食物は?」


この前の撮影と同じように質問を始める今泉さん


私は答えながらも逆に質問するタイミングを伺う


今泉さんがどれだけ私を見てくれてるのか―…きちんと見ようって思ったから

⏰:08/03/06 09:42 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#786 [みぉり]
カシャ…カシャ…

私は落書きをしながら短い文字を綴った


今泉さんが至近距離にカメラを向けた時それに気付くように……


カシャ…カシャ……


今泉さんが私の前の席に座った時、それに気付いて一瞬"ん?"という顔でカメラを下ろした

⏰:08/03/06 09:45 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#787 [みぉり]
"私が好きな飲み物は?"


今泉さんは黙ってしまった
私はドキドキして待っていると今泉さんがペンを拾って文字を書き出す


私はじっとそのペンの動きを見つめた

⏰:08/03/06 10:32 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#788 [我輩は匿名である]
>>328-750

⏰:08/03/06 11:03 📱:D905i 🆔:/k.Sd4ZY


#789 [みぉり]
ペンをおいて私を伺うように今泉さんが顔をあげた

書かれた答えは"グレープフルーツジュース"


……………本当に知ってた

私は半ば驚きながら赤ペンでさっと文字のうえに丸を書いた


今泉さんは"当たった"とにっこり笑う


あ「………次の問題」


私はまた新しく質問を綴っては今泉さんに見せる

⏰:08/03/06 11:19 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#790 [みぉり]
>>匿名さん
アンカーありがとうございます

⏰:08/03/06 11:29 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#791 [みぉり]
>>789から

"1年のクラスは?""癖は?""仲良しの友達は?""家族構成は?"などなど…


今泉さんは私の問題をスラスラ解いていく


クラスも癖も、有希の名前も…お兄ちゃんがいることも知ってた


問題を出しては答えてもらう何回目かで今泉さんがペンを置いて口を開いた


恭「俺……ストーカーみたいだね(苦笑)」

⏰:08/03/06 11:39 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#792 [みぉり]
あ「えっ!?そんなこと思ってないですよっ!!??」


私の質問のせいでそう思わせてしまったとあわてて否定した


あ「…ちゃんと知りたかったの」

恭「え?」

あ「今までは…好きって言われても信じなかったしみんなすぐ諦めてくれてたから…本気に思えなかった」

恭「……………」

あ「でも今泉さんは信じてほしいって向き合ってくれたでしょう?」

⏰:08/03/06 12:00 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#793 [みぉり]
あ「だから私もきちんと向き合いたいと思ったんです……でもどうしたらいいかわかんなくて……」


今泉さんは黙って私の言葉を聞いてくれてる


お互いに目は反らさずまっすぐに見つめあったままで……


あ「考えて…私が聞きたいことを聞いてみようって思って…だからいろんな質問してどれくらい私を見てくれていたのかを知りたくて…」

⏰:08/03/06 14:23 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#794 [我輩は匿名である]
今泉サンかっこいい

⏰:08/03/06 14:32 📱:D705i 🆔:TwifQTAA


#795 [みぉり]
>>匿名さん
かっこいいですかありがとうございますまぁ…ちょいと冷たいとこもありますが(笑)これからもよろしくお願いします

⏰:08/03/06 16:33 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#796 [みぉり]
>>793から

あ「試すようなことをしてごめんなさい」


私は座ったまま机ぎりぎりまで頭を下げた


恭「…………」



今泉さんは何も言わない


私は顔を上げられなくて…怒られるのを覚悟して今泉さんの言葉を待つ



恭「…………ごめん」

⏰:08/03/06 17:29 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#797 [みぉり]
え?ごめんって……?


呟いた言葉の意味がわからなくて顔をあげられないまま私は机を見ていた、すると


ガタンッ…


今泉さんが急に立ち上がった


私は怒って教室を出ていってしまうんじゃないかとバッと顔をあげた瞬間

⏰:08/03/06 17:49 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#798 [みぉり]
あ「……何してるんですか?」


恭「いや…////ちょっと…」

今まで使っていたノートを顔の前で持って、まるで昨日の私みたいに顔を隠す今泉さん


あ「…………あの」


恭「ちょっとまってて」


そういって今泉さんはノートを下ろして私に背を向けてたった

⏰:08/03/06 20:58 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#799 [みぉり]
あ「はぁ…」

わけもわからずそのまま待つ私

すると30秒もしないで今泉さんはくるりと向き直った

恭「………いきなりすいませんでした///」

あ「いえ…あの、…私なんか変なこといいました?」

私が首を傾げて尋ねると今泉さんは一瞬困った顔をして……ふぅと息を吐いた

⏰:08/03/06 21:06 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


#800 [みぉり]
そしてちょっと苦笑いしながら再びカメラを構えて言う

恭「そんなに真剣に考えてもらえるなんて思ってなかったから…嬉しかった……………で、嬉しさのあまり抱き締めたくなったから我慢してたんです(笑)」


さっきの不可解な今泉さんの行動の理由がわかり私は恥ずかしさと驚きで言葉を失った


カシャ…


あ「っ!!??/////」


今泉さんは顔を真っ赤にして金魚みたいに口をぱくぱくさせる私にシャッターを切った

⏰:08/03/06 23:13 📱:N905i 🆔:ngE7KUfg


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