あいつはあの子のことが好き。
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#321 [みぉり]
凪「ねー・・・冗談はもうやめにするからさ、本当にことちゃんと教えてよ?」


凪は上目遣いで俺に尋ねる・・・・男にやられてもときめかねーっつの・・・

⏰:08/02/15 04:18 📱:PC 🆔:/js35bgk


#322 [みぉり]
まぁ・・・凪には一応いっとくか


俺は保健室で出会ったこと、

瀬戸がやまとに言われて写真を取りにきたこと

今朝、屋上でばったり会ったことを話した・・・・。

⏰:08/02/15 04:21 📱:PC 🆔:/js35bgk


#323 [みぉり]
・・・・人様に話せるラインはそこまでだと思うから







暗室でのことは・・・・絶対に言えない。

⏰:08/02/15 04:23 📱:PC 🆔:/js35bgk


#324 [みぉり]
俺の話を凪はへぇ〜っとやや驚いた様子で聞いていた。



凪「なんかすごい偶然が続いたって感じなんだねぇ〜」

恭「あー・・・そうだな。・・・・・やまとのは悪意を感じるけどな」



俺が"やまと"というと凪は一瞬、考え込んだがすぐに思い出した

⏰:08/02/15 04:26 📱:PC 🆔:/js35bgk


#325 [みぉり]
凪「あー(笑)石田先生ねvvいーじゃん♪俺あの人のそういうとこ好きだけどねぇ♪」

恭「・・・・あいつは面白がってるだけだっつーの」




石田やまと(27)
2年10組の担任であり・・・・俺の幼馴染ってやつだ

⏰:08/02/15 04:28 📱:PC 🆔:/js35bgk


#326 [みぉり]
俺が生まれたときはすでに10歳で

元々は俺の兄貴と仲が良かったのだが小さい俺の面倒を良く見てくれていたが・・・・


俺の色恋沙汰を面白おかしくしようとする面があるため


かなりの要注意人物となっている・・・俺の中では

⏰:08/02/15 04:30 📱:PC 🆔:/js35bgk


#327 [みぉり]
恭「それに・・・・俺の"優等生"・・・がね。気に食わないらしい」


この猫っかぶりがと家に帰るといつもうるさいんだ本当・・・

あいつだって鬼の生活指導担当とか言われてるけど

タバコも酒も中学からやってんだろーが!!と俺はいってやりたい




凪「でもねー恭ちゃんの優等生っぷりはすごいよ!俺だってバイト先で初めて名前聞いた時、飛び上がるくらいびっくりしたんだからね!!」

⏰:08/02/15 04:36 📱:PC 🆔:/js35bgk


#328 [みぉり]
俺はこの学校では"優等生"でいる。

理由?・・・・まぁ、大学進学に有利だし

色々ともめ事に巻き込まれたりするのも好きじゃないっつーのもあって


大人しめの俺でいるわけ




・・・・凪に素の俺がばれたのは予定外だったけど

⏰:08/02/15 04:39 📱:PC 🆔:/js35bgk


#329 [みぉり]
きっかけはバイト先


俺は中学ん時から兄貴のバーをたまに手伝っていた

高校に進学してすぐ、新入りとして入ってきたのが"凪"だ


まさか同じ高校だと思わずにうっかり名前を言ってしまったのが良くなかった

⏰:08/02/15 04:44 📱:PC 🆔:/js35bgk


#330 [みぉり]
凪が目を丸くして"学年トップの今泉!!"と指を差して言い

兄貴が大笑いして"お前本当に優等生なんだな"と言っちまったもんだから

あっけなくばれちまったってわけ

⏰:08/02/15 04:46 📱:PC 🆔:/js35bgk


#331 [みぉり]
凪にはくれぐれも校内で俺に話しかけんなっって言ったんだけど・・・


どうやって知ったのか、その2,3日後に写真部に入部してきて今の関係に至った




・・・・・・瀬戸のことを知られたのも

凪が突然、暗室に入ってきたとき


俺のファイルから瀬戸の写真を見つけて(漁って)ばれた

⏰:08/02/15 04:51 📱:PC 🆔:/js35bgk


#332 [みぉり]
凪「でもさ〜コレってチャンスでしょ!!恭ちゃんがんばらないと!!」

恭「はぁ?チャンス??」

凪「そうだよ!!やっと恭ちゃんとあかりが知り合いになれたんだから!!」



凪は一人興奮気味で、あれこれ作戦(?)を考えてるっぽい


・・・・本当はもうコンテストのモデルを頼んだと言っていいのだろうか

今告げたら、こいつ絶対大声で叫ぶ気がする

⏰:08/02/15 04:55 📱:PC 🆔:/js35bgk


#333 [みぉり]
凪「それにさ〜この選択で12組入ったとき恭ちゃんいたからさ、もー絶対あかりに紹介して仲取り持たなきゃ!!って思ったのに・・・もう知り合いだったなんて・・・・早く教えてくれればよかったのにぃ」



あ、またいじけた

すーぐいじけんだよなぁこいつ・・・・

⏰:08/02/15 04:58 📱:PC 🆔:/js35bgk


#334 [みぉり]
恭「あー・・・わりぃ」

凪「気持ちがこもってない・・・」


俺は思いっきり頭を落としてため息をついたあと

"優等生"スマイルで顔をあげた



恭「伝えるのが遅くなってすいません。凪」

⏰:08/02/15 05:00 📱:PC 🆔:/js35bgk


#335 [みぉり]
凪「・・・・・・・恭ちゃん。気持ちわるい」

恭「・・・・・・・悪かったなぁ」


凪は寒気がするとおおげさに体をさする





凪「でもさ!本当にチャンスじゃん!!あかりを振り向かせよう大作戦だっvv」

⏰:08/02/15 05:05 📱:PC 🆔:/js35bgk


#336 [みぉり]
・・・・・・それが出来れば苦労しねぇよ





色々、考えている凪に気づかれないように俺は真野篤と瀬戸をチラリと見た

⏰:08/02/15 05:07 📱:PC 🆔:/js35bgk


#337 [みぉり]
瀬戸が真野篤を好きなのはすぐにわかった




あいつが職員室から鍵をこっそり持ち出したのを俺は偶然目撃した


何に使うんだろうって気にはなった・・・・けど

まさか備品室から真野を見つめるあいつを見つけることになるなんて・・・・


思いもしなかったんだ

⏰:08/02/15 05:11 📱:PC 🆔:/js35bgk


#338 [みぉり]
でもそんなあいつを知ってるのはきっと俺だけだ


いつも一緒にいる有希って子もおそらく知らないだろう


あいつは恋愛に対しては一切の無関心でいるし、

それを有希って子も承知のはずだからだ・・・

⏰:08/02/15 05:13 📱:PC 🆔:/js35bgk


#339 [みぉり]
いつからあいつが恋愛に対して冷めた姿勢でいるのか知らない


けど、確実に俺が"初めて"あいつに告白したときには

すでに"好き"に対して疑問を持つようになっていたのは確か

⏰:08/02/15 05:15 📱:PC 🆔:/js35bgk


#340 [みぉり]
・・・・もっともあいつはきっと俺が告白したことなんて忘れちまってるんだろうけど





凪「あっ!!!!!!」


凪の声で俺は時間を"今"に戻された

⏰:08/02/15 05:19 📱:PC 🆔:/js35bgk


#341 [みぉり]
恭「・・・今度はなんだよ」

凪「・・・恭ちゃん、今朝あかりに屋上で会ったんでしょ?」

恭「?ああ、そうだけど・・・」


凪は首をかしげてあれぇと悩んでいる様子


恭「なんだよ?はっきり言え」

⏰:08/02/15 05:20 📱:PC 🆔:/js35bgk


#342 [みぉり]
凪「いや・・・屋上の鍵・・・確かあかりは持ってないはずなんだ・・・あいつどうやってはいったんだろう」




凪にしては鋭いなぁ

俺はちょっと感心してしまった

⏰:08/02/15 05:22 📱:PC 🆔:/js35bgk


#343 [みぉり]
恭「さぁ?鍵閉め忘れてたんじゃないの?」


俺はすっとぼけて返事をする

うぅーんと凪はうなっていたが、そうかもと納得した




単純なやつ(笑)

⏰:08/02/15 05:23 📱:PC 🆔:/js35bgk


#344 [みぉり]
キーンコーンカーンコーン・・・・・



凪「あっ!!昼休みだ〜・・・ね、恭ちゃん今日バイトでしょ?」

恭「んぁ?あぁ・・・」

凪「じゃ!バイトの時に"あかりに接近大作戦"考えようね☆」


凪はまったね〜と笑って席に戻り、あいつを起こして教室を出て行った。

⏰:08/02/15 05:27 📱:PC 🆔:/js35bgk


#345 [みぉり]
あいつは教室を出る間際、俺にぺこっとお辞儀をしてー・・・




真野を見て出て行った。

⏰:08/02/15 05:30 📱:PC 🆔:/js35bgk


#346 [みぉり]
暗室いこ・・・・




俺は教室に戻り、教科書とオートをおくと暗室へ向かった

⏰:08/02/15 05:31 📱:PC 🆔:/js35bgk


#347 [みぉり]
ガチャ・・・


ボードを"入室禁止"にし暗室に入ると鍵を閉めた


真っ暗な暗室を唯一照らす、セーフライトをつけ

俺はソファへと倒れこんだ

⏰:08/02/15 05:33 📱:PC 🆔:/js35bgk


#348 [みぉり]
ふと、凪の"接近大作戦"というフレーズを思い出す。




接近なんて・・・出来るわけがない

⏰:08/02/15 05:34 📱:PC 🆔:/js35bgk


#349 [みぉり]
あいつの中には真野しかいねぇ・・・・・

そんなことは俺が一番よくわかってる






それに・・・

⏰:08/02/15 05:35 📱:PC 🆔:/js35bgk


#350 [みぉり]
触れられる距離に行ったら・・・・自分を抑える自信がない



集会の日、あいつのケガが気になって行った保健室で

ベットに寝かせた後ー・・・・・・キスマークをつけてしまった

⏰:08/02/15 05:38 📱:PC 🆔:/js35bgk


#351 [みぉり]
あんなに近い距離になったのは初めてで

自分の衝動を抑え切れなった。




だから放課後、あいつが暗室の前にいた時

⏰:08/02/15 05:41 📱:PC 🆔:/js35bgk


#352 [みぉり]
俺の中はうしろめたさでいっぱいだった。


でもあいつにとって、俺は"今日知り合った今泉さん"

だったから必死に"優等生"でいようとしたんだ

⏰:08/02/15 05:43 📱:PC 🆔:/js35bgk


#353 [みぉり]
やまとは気を利かせてあいつを遣いによこしたんだろうけど

あのときの俺に、あいつを暗室に踏み入れさせて

手を出さないでいる自信なんてなかった




だから・・・・・金曜の朝・・・・やっちまったんだ

⏰:08/02/15 05:45 📱:PC 🆔:/js35bgk


#354 [みぉり]
事故とはいえ・・・直接触れてしまったら


抑えられなかった。



気づいたら夢中でキスしてた。




あいつの"離して"っていう声を聞くまで・・・

⏰:08/02/15 05:46 📱:PC 🆔:/js35bgk


#355 [みぉり]
俺の中は醜い欲望でいっぱいだった。


・・・・あんなことして泣かせて

・・・・本当なさけねぇなぁ・・・俺

⏰:08/02/15 05:48 📱:PC 🆔:/js35bgk


#356 [みぉり]
それなのに

なんとかあいつに俺を知って欲しくて・・・・


俺を見て欲しくて・・・・


モデルなんて頼んで・・・


誰にも何も言わないで全部黙ってる俺はー・・・・

⏰:08/02/15 05:51 📱:PC 🆔:/js35bgk


#357 [みぉり]
恭「卑怯ものー・・・・・・だよなぁ」







誰もいない暗室の天井に向かって俺はつぶやいた

⏰:08/02/15 05:53 📱:PC 🆔:/js35bgk


#358 [みぉり]
 
 
 
 

お昼休み・・・・

いつものように有希と一緒に屋上へ向かう。


4時間目に眠ったせいかやたら頭がすっきりして目もさえてる(笑)

⏰:08/02/15 06:12 📱:PC 🆔:/js35bgk


#359 [みぉり]
有「ね。あかりなんかあった?」

あ「え?なにいきなり(笑)」

有「んー?なんとなく(笑)今日はいい顔してるなぁって」


お弁当を食べながら有希がふいにそんなことを言い出す。

それって・・・・朝誰かにもー・・・・

⏰:08/02/15 06:13 📱:PC 🆔:/js35bgk


#360 [みぉり]
あ「凪にも同じこといわれたよ朝(笑)」

有「え・・・・あ、そう・・・・」



有希は"凪"と聞くと表情をふと曇らせた。





有希??

⏰:08/02/15 06:15 📱:PC 🆔:/js35bgk


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