あいつはあの子のことが好き。
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#900 [みぉり]
有「えーっ!!先輩なら絶対いると思ってました」
私も隣で"うんうん"と頷いて驚いてしまった
絢「………いたけど……最近別れちゃったんだ」
その先輩の顔が寂しげで黙ってしまうと絢さんが"聞いてくれる?"と私たちに尋ねる
私と有希は一瞬、顔を見合わせたが"私たちでよければ…"と答えると
絢さんはふっと笑って話しだした
:08/03/12 16:57
:N905i
:ALNKkoGg
#901 [みぉり]
絢「……いきなりごめんね?あかりちゃんも……初対面なのに……」
あ「いぇっ、気にしないでくださいっ」
"ありがと"と言って絢さんは息を吸い込んだ
絢「彼氏は一つ下でね…去年の夏休み前に告白されて付き合ったの、毎日放課後は部活の様子をみたり休みの日は遊びに行ったり……すごく私のことを想ってくれてた」
絢さんは遠くを見ながらぽつりぽつりと言う
:08/03/12 18:27
:N905i
:ALNKkoGg
#902 [みぉり]
絢「私も幸せで楽しかった……でも…気付いてしまったの……私が好きなのは他の人だって」
絢さんは私たちを見つめて
絢「…これから話すことは……私を軽蔑してもおかしくはないことなんだけど……聞いてくれるかな?」
と言った、私と有希はごくりと息をのみつつもコクンと頷いた
絢「去年の春先………一人のバーテンダーとの出会いがきっかけ」
:08/03/12 18:42
:N905i
:ALNKkoGg
#903 [みぉり]
絢「高校入ってからお姉ちゃんにバーに連れていってもらったりしてて……そこで一番お気に入りのバーのバーテンさんでね、ずっと気になってたんだけど話すタイミングもなくて……そんな時にそのバーテンさんのある秘密を知って……お酒が入ってたのもあって内緒にしてるから遊びましょって声かけたの………それからずっと関係を持ってて……彼氏ができても続けてた」
絢さんは静かに話続ける
:08/03/12 20:32
:N905i
:ALNKkoGg
#904 [みぉり]
絢「バーテンさんは私に対して気持ちがあるわけじゃなかったし、私も遊びのつもりだったから……彼氏がいたのに一年ちかく続けて………最低よね」
私たちは何も言えずに黙っている
絢「最近になって、突然向こうからやめにしようって言われて……おわったんだけど……それからずっと忘れられなくて……彼氏と別れたのよ」
絢さんはそこまで話しきると空を見上げて"言っちゃった"と呟いてから私たちに視線を向けた
:08/03/12 20:50
:N905i
:ALNKkoGg
#905 [みぉり]
私と有希はびっくりしすぎて言葉がでない…
絢「誰にも言えなくて苦しかったから…聞いてもらってすっきりしたわ、ありがとうね」
ふふっと笑って絢さんは私たちに"もう終わったことだから気にしないで"と晴れやかに笑う
その顔を見て有希と私はなんだか緊張が解けて、つられて笑ってしまった
:08/03/12 20:58
:N905i
:ALNKkoGg
#906 [みぉり]
そのまま3人で笑いあっていると有希が突然、切り出した
有「あのっ……ぶしつけで申し訳ないですけど……バーテンって……うちの学年ですか?」
絢「え?どうして…?」
私も不思議に思って有希を見るといつのまにか有希は真剣な顔つきになっていた
有「……名前……若菜……じゃないですか?」
:08/03/12 21:12
:N905i
:ALNKkoGg
#907 [みぉり]
私ははっと思い出した
そうだ、凪……バーテンしてて………セフレを作ってた
私も思わず絢さんを見つめて言葉を待った
絢さんは考えてるみたいで少ししてから口を開く
絢「若菜って………凪…くん?」
!!!!
:08/03/12 21:15
:N905i
:ALNKkoGg
#908 [みぉり]
有「………………そうです」
有希は答えると力なく俯いた
私は何もいえなくて……やっぱり凪だったのかと悲しくなった
ところが次の瞬間
絢「違うよっ凪くんはそのバーで働いてはいるけど」
絢さんは笑って否定した
:08/03/12 21:22
:N905i
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#909 [みぉり]
途端に有希は顔をあげてぱぁっと笑う
私も"良かった"と有希に抱きつくとその様子を絢さんがくすくす笑って見ていた
私たちは慌てて離れ、すいませんと苦笑い
有「凪の働いてるバーの人?年上……ですか?」
あ「有希っ!!そこまで聞くのは失礼だよっ」
:08/03/12 21:29
:N905i
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